昨年、ノーベル経済学賞を受賞したクルーグマン教授が
『ハーバード・ビジネス・レビュー』に寄稿した論文集。
各年代ごとに発表した論文では、通説とされている経済界の
論考に対して、独自の分析と理論から、矛盾を指摘している。

急激に台頭したニュー・エコノミー論をはじめ、国と企業の
経済の違い、第三世界の台頭に対する脅威論についてを論ずる。

かく言う筆者もノーベル賞受賞まで「グーグルマン」だのと
失礼な勘違いをしているほど経済学は素人。しかしながら、
読んでみると非常に単純明快。通説の矛盾を私でもわかる
ような基本的な考え方と多彩な表現を駆使して、説明している。

特に、第三章の「第三世界の台頭が第一世界の脅威となるか」は
目から鱗であった。途上国の発展が第一世界(米国、日本など)の
犠牲の上に成り立つという一般的な見解を、財の種類と賃金格差など
の意見から、丁寧に解説してくれた。

クルーグマン教授の本は邦訳本も多いので、私のような素人にも
お勧めできる内容です。なかなか安価の文庫本なんかもありますし。

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健康診断、入社前に行ったところと同じ会社の近く。メタ坊だった。
行きがけなど、会社1階のロビーや診療所のあるビル周辺に採用試験を
受けにきたと思われる学生がチラホラ。就活生、めげずに頑張れ☆

週末は連休に向けた巣ごもり予行演習。今のところ雨のようだし。
今後の業務に向けて勉強したいことも多いし、日経で読んでない記事が
たまってるし、買ったままの雑誌も多いし、見たい映画のDVDもある。

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サッカー

■ フロンターレ、ACL予選突破

オージーに苦戦したが、レナチーニョが決勝弾を決めた。マジ愛してる。
(今度のアウェイツアーのバス車内で試合は見れるだろう、と信じてる)

次の天津戦に勝てば1位確定。予選後、1位チームのホームで一発勝負と
なるラウンド16を見据えると、やっぱり等々力でやりたいところ。。。

ちなみにAFCの公式サイトを見て、色気を出して、西アジア勢の情勢を
見ていたら、ウズベキスタンとかカザフスタンのチームが上位だ。。。

成田からどれくらいなんだろう、今度代表もタジケント行くけど。
せっかくなんで、いろいろなアジアの地域に行ってみたいぞ(笑)
月曜から飲みがあって帰りの電車で『まだ明日は火曜なのか』
と頭を抱えていたのだが、PerfumeのライブDVDというニンジン
があったので、一日が過ぎるのが早かった。この時期の発売に感謝。
『ワンルーム・ディスコ』といい、Perfumeは新社会人に優しい。
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■ DVD:Perfume 『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』

昨年、11月の日本武道館ライブの模様を完全収録。

昨年末にNHKにてダイジェスト+ドキュメンタリー形式での
放送はあったものの、ライブの名場面・神演出は割とカット。
私もいい年だが、発売日まで指折りで楽しみにしていた。。

私は好きなライブ会場を聴かれて「武道館」と即答するくらい、
日本武道館は思い入れのある会場。剣道、プロレスの大試合で
行ってたりもするので、もう、何回行ったかは定かではない。

そんな筆者だが、このライブは3本の指に入る感動モノ。
(残り2つは奈々さんの最初の武道館、小橋健太復帰戦)

平日にもかかわらず超満員札止めの武道館の壮観さ
開演前、観客の期待でパンパンに膨れた会場の空気、
ダンス、映像、レーザーで表現された幻想的な世界、
ひたむきに取り組む最先端アイドルと観客たちのC&R、

ライブの完成度(=パッケージングのレベル)が観客含め、高すぎ。
5月の代々木も今から楽しみになってきた。また指折りで数えます(笑)
■ 『BRUTUS』611号 特集「ギャルが日本を救う!?」
先日、修了式に出席した際、学部の卒業生の女子の様相に驚いたものだ。
学部時代も(違う大学だが)出席していたので、別に羽織袴は想定内である。
注視したのは髪型、いわゆる「盛り髪」だったからだ(後日、朝日でも紹介)

一般的に雑誌不況と言われる近年において、発行部数を好調に伸ばしていた
ことで話題となっていた『小悪魔ageha』の影響なのかと、ふと思った。


どう過大評価してもA系草食のカテゴリーを脱せないであろう筆者からすれば、
ギャルの文化圏は最も遠距離に位置するだろう。遠いだけに知りたくなるものだ。
ageha風表紙で駅売店を席捲?していた本誌に手が伸びたのは、そんな探究心から。

押井守氏が鈴木敏男Pの時間的不自由さの中にある「自在感」を評したが、
ギャル文化圏の中核を担う人々にもまた、独特の「自在感」があると思った。

「ギャル社長」で名を馳せていた藤田志穂さん(現在辞任、ギャル農業開拓中)しかり、
現在のカリスマの1人である益若つばささんにしろ、最前線で「自分のしたいこと」
を成し遂げている。自分の夢や願望を現実にするだけの実行力を備えていると評せるだろう。

では、むき出しの欲望で覆われているのかといえば、そこもどこか違うようであり。

キャバ嬢に関する本も出していた三浦展(下流社会の名付け親)などもいうように、
根底にある観念は、どこか演歌的な世界観、一途さがある。そうすると日本の女性
がもつ精神を継承しながらも、時代と共に進化する女性文化の最前線とも捉えられる。

強くたくましく、夢を追いかけ、世間の常識と戦い、自分の我を通そうとする姿勢。
もしかしたら、ギャルの生き方とは猪木イズム=ストロングスタイルかもしれない。
たぶん、日本人の中で「元気です」と胸を張って言えるのは、彼女たちだけだろう。

ちなみに表紙の4人の女性は全員、上戸彩というマジック。なんかすごいものを見た。
Jリーグ第6節:川崎フロンターレ-大宮アルディージャ
Jリーグ第6節:川崎フロンターレ-大宮アルディージャ
当初は2週連続で参戦していたので、浦和戦に備えて休む気だった
のだが、日曜日の清水戦で屈辱的な敗戦を喫し、大宮は好調と聞き、
フロンタ危うしと思い、等々力まで。まぁ、次節はいけないしなぁ。
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■ バナナランド:バナナの画像は色々とアレなので割愛

今週のスタジアム前のフロンパークでは「バナナランド」が開園。
たたき売りの大道芸やらDoleのマスコットやら謎の南国気分に誘われる。
筆者は昼にチョコバナナを食す。花見か祭りじゃないと食べないよなぁ。

■ シリーズ?・フロンパークを食す :ブラジルキッチン編

今日は川崎在住のブラジル人の方々が提供する等々力飯所の老舗
「ブラジルキッチン」でパステウ(画像上)を食す。パイ生地の中に肉。

生地の食感と中の肉の味が謎のコンビネーションを奏でる。
ジュースなどと一緒に食べるといいだろう、これだけだと物足りなかった。

■ 試合雑感:等々力劇場、炸裂

今季負けなし+昨年、川崎は連敗の大宮に逆転勝ち。オレンジ撃破!!
(やよい、ごめんな。負けたらチームが勝ち点貧乏になっちまうんだ)

試合は相当しんどかった。先制されたら相手が引いてくるのが目に見えてたので、
何とか先手を取りたかったが、大宮の石原直樹(今後にも注目)に決められる。
型としては悪くないのに、清水戦から続くいやな流れ。前半は1-0で折り返し。

元々は堅守に定評のある大宮だけに、後半になっても、なかなか相手ゴールを
こじ開けられず。川崎が終始攻め込み、相手はぎっちり守ってカウンター狙い。

ただ、大宮もいっぱいいっぱいだったので得点機はあるのかもと願っていた。
ケンゴのパスを受けたテセのひと振り。あそこで落ち着いてたのは頼もしい。

同点に追いつき、川崎は前線の選手をヴィトールJRとテセのコンビを下げ
矢島、レナチーニョにシフト。前線を再活性化させたのが大きな差を生んだ。

またトレスボランチの一角にいた横山がアクシデントにあり、井川がイン。
これで川崎が枠使い切るも、その井川のクロスに「そこにタニ」な谷口がヘッド。
新婚さんのタニ、流石の決定力。後半40分近く、ようやく川崎が勝ち越した。

ここで畳みかけるのも川崎らしい、直後に切り込んだジュニーニョがダメ押し。
2、3点目が決まった時は、まさに咆哮をあげていた。それ見たか、オレンジ!
結局、終盤の爆発があって1-3で逆転勝ち。いい流れで火曜日のACLに繋げた。


自信のみなぎっていた大宮を撃破。前線の選手が結果を残してくれたおかげだ。
勝ったあとのビールと王将の餃子は美味。ここから這い上がっていくぜ!!
1週間の仕事が終わった。今週は配属も決まって、本格的な業務に入る前段階。
例によって、詳しいことは書かないが、一番入りたいと思ってた部署に行けた。
体系的な勉強の必要性を感じる。改めて、学部時代の不勉強を後悔せざるえない。

こうして1週間働いてみると、社会人の身内の逞しさを改めて実感する。スゴイ。

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マンガ

『べしゃり暮らし』の最新刊、お笑い「ちょっといい話」テイストな内容。
デシタルきんぎょのエピソードほどではないが、今回のねずみ花火もグッと
くるものがあった。話の本筋が全然進んでない感じがするけど、まぁいいか。


あと、フレッシュマンっぽく『ヤング島耕作』を再読。くさじいと以前、
話したんだけど、結構話を改変気味だったり、コジつけたりがあるのが
難だが、新人ながらも島氏らしいライフスタイル、立ち回りというのは
やや共感するものがある。「島耕作」が無駄にテキストっぽくなってきた。

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野 球

イチローさんに今年は何回イカされればいいのやら。
日本最多安打のタイ記録ないし新記録に沸く中、筆者は昨日のノムさんの
「これが楽天野球だ」という、豪快な?ボヤキが一人ツボだったりする。

しかしまぁ、ビール片手に野球を観れる日に限って帰りが遅いとは。。。
今週は全然テレビで試合を見れなかった、ラジオで2試合聞いたくらいか。

徹底抗戦

2009年4月15日 読書
現在、上告中のホリエモンの書き下ろし本。MXの『博士の異常な鼎談』
での彼のゲスト出演を見ていたのがきっかけで本書を読むことにした。
番組同様に本書はニッポン放送株の買収、ライブドア事件からの逮捕、
勾留、訴訟を語る。番組では、意外なほどによく話していたのが印象的。

近鉄球団の買収騒動から、ライブドア事件にいたるまでの約2年間、
ことあるごとにホリエモンは話題を振りまえてきた。権力を握る長老
たちから見れば、彼みたいな人間は非常に嫌な存在に思われただろう。

本書で堀江氏自身も述べていたが、彼にはナチュラルヒールの素養が
あると思った。(番組前に本書を読んだ水道橋博士も同意見だった)

だが、ヒールらしく?彼がこの事件の無罪を主張し、検察に対して
徹底抗戦をする姿勢にはタフさを感じた。ここらの不器用さ、図太さ
は意外な一面を垣間見た気がする。

本書や番組を見ていて、彼は「時代が早すぎた」という見方だけでなく、
その人格面から、戦後直後の混乱期、もしくは昭和の初期に出てくれば
と「遅すぎた男」とも考えるようになった。

だから、もう一度だけ表舞台に放り込んでみたい。真価はまだ早いかも。
でも、再挑戦しても日本的な根回ししなくて、また捕まりそうだが(笑)

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サッカー

リーグ戦はイマイチだけど、ACLでグループ首位をひた走るフロンターレ。
そんなACLのプロモーション映像がとっても良かった。ジーンときた。

http://www.jsgoal.jp/acl/news/article/00080183.html

戻ってきた関さんと栄冠をつかみたいなぁ。

プロ論。

2009年4月14日 読書
様々な業界のプロフェッショナルのインタビュー集、第1弾。
前に立ち読みにて、吉田豪氏が出ていた最新刊を読んだので。
本書で取り上げられている多くの人が、最初に勤めた会社を
辞めたり、転職を経験している。動機はかなりバラバラだった。

ただ、多くの人が共通して述べたのは、客観視することの重要性。
特に、客観視した上で自分を全否定することから始める人が多い。
自分は駄目だ、負け犬だと思う。もちろん失敗を素直に受け止める。

最近、私も思うのだが成功者ほど失敗をしっかり受けとめているのだ。
一方で、日本ならびに日本人は成功談を神格化する傾向があると考えて
いるので、自分や弟に「失敗を振り返れ」と言い聞かせている。

「失敗を糧にできる人は強い」は私の最新の持論である。

あと、社会人になっても勉強すること、読書することが大切だと
述べているのが印象的。やはり、日々是勉強なのだとしみじみ。。

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巨人戦を楽しみにしていたのに、テレビの前でゆっくりした結果がこれだよ。
翌朝が怖くてビールも飲めない平日ののささやかな楽しみを奪わないでくれ。
祖父の遺灰をまくべく、総祖母の指示でドイツに向かった孫兄弟。
しかし、案内人に導かれて向かった先は地下で秘密裏に行われる
謎のビール早飲み大会の会場であった。大会の渦中に巻き込まれ
た兄弟は、曽祖父の親戚に酷い仕打ちにあわされて、帰国する。
雪辱と祖父の名誉を守ることを誓った二人は特訓を始めるのだが。。


予想を上回る出来。ウチの代には『ドッジボール』くらい酷かった
といえば伝わると思う。ああ、スウェーデン代表が無駄にエロかった。

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日焼けのせいで、今日も風呂に入るとヒリヒリする。まだ4月なのに。
この痛み、いつか倍返しにするぜエスパルス(何か勘違いしなながら)


GWは遠出は控えるつもりなので、相変わらずのスポーツ観戦を画策中。

奈々さんライブの下見(笑)も兼ねての西武ドームで楽天―西武だとか、
横浜スタジアムで横浜―中日とか。せっかくなのでデーゲームあたりか?
(ちなみに、サークル関係者で「GW、野球行きたいよ」な方はいます?)

サッカーは例によってフロサポライフ。2日に日産スタジアムで横浜F戦。
地元駅からバスで1本なので、なんだかんだで最も近いアウェイといえるか。
Jリーグ第5節:清水エスパルス- 川崎フロンターレ
Jリーグ第5節:清水エスパルス- 川崎フロンターレ
日焼けで顔面と両腕がヒリヒリする。いい天気だったしなぁ。
明日、会社で何事かと思われるだろうな(土産をカバンに入れつつ)
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■ 持ち物、魂のみ
今日はバスツアーでアウトソーシングスタジアム日本平(静岡県・清水)へ。
朝方、スッキリとしない空模様で心配したのだが、高速乗る頃には晴れ間が。
ということで、足柄PAでは富士山がバッチリ(上写真参照)いいものを見た。

川崎しては日本平はビッグスワン、九州石油ドームに並ぶ鬼門の1つ。
上昇気流、目指すべく頂点に向けて、苦手会場とはいえ負けられない。
私はアウスタ初観戦。歴史ある専スタ、当たり前だがピッチとの距離が近い。

試合前の幼女ダンスやらパルちゃんショーをアウェイながらも楽しんだあと、
戦闘モード。屋根もない2階自由席だけ、アウェイゾーンの日差しが強かった。

■ 試合感想

清水(の守備)、かてぇ。カップ戦含めて、今季初の無得点で敗戦。
名古屋戦、セントラルコースト戦のいい流れを継続できず。日本平の連敗更新。

序盤は川崎のペース。相手陣でのプレスも早かったし、自分たちのリズムで攻撃。
しかしながら、アンカーに入ってた横山が足を滑らせた?クリアミスを契機に失点。
また、岡崎にヘッドで決められた。川崎戦の岡崎といえば、ヘッドな気がする。

とはいえ、攻撃展開は良かったと思う。右SBの森のオーバラップで走り込むなど、
サイドを効果的に使って、ピッチ全体を使ってワイドに展開できていた気がする。
ただ、センターラインへのマークが厳しく、フィニッシュまで結べなかったのが痛い。

後半、完全に清水は守ってカウンター態勢。時間もじゅんぐりと回されていた。
川崎は田坂佑介、矢島卓郎、レナチーニョと攻撃陣を次々投入したがこじ開けられず。

ただ、レナチーニョの球離れがよくなり、流れに参加するようになったのは良かった。
矢島も少しずつプレイ時間が伸びてきたし、そろそろ先発起用でフルで見たいところ。
(前清水とあり、ホーム側からのブーイングが大きかった。今度はゴールで恩返しだ)

試合内容は決して悪くなかった。しかし、決められなかった。一番悔しい負け方だ。
日本平ではエスパルスが勝つと花火を打ち上げるのだが、それを見た私は先日の
マラドーナ監督の言葉ではないが

「オレンジの花火が上がるたびに、心臓をひと突きされた。これ以上、言葉がない」


といった心境。あぁ、今年も鬼門突破ならず。

次節は昨年ダブル(2敗)された大宮(またオレンジかよ!)。心配だ。。。
学生時なら敗戦を火曜日くらいまで引きずるのだが、気持ち切り替えないと。


タイトル曲は『SOUND OF DESTINY』、ゲーム版のカバー(らしい)。
サビのメロディラインが妙に懐かしい。90年代初頭のPOPナンバーっぽい。
流石は歌姫様といった完成度。

作中世界において、理奈さんのメディア向けのキャラ付けなどを理解した
とは言い難いが、クールそうな一面とは、何となく異なった印象を残した。

CWの『ガラスの華』は奈々さんのレパートリーに入ってそうな楽曲。
2ndアルバムの『あの日夢見た願い』っぽいかも。

結局、2枚とも買ってしまった。

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翌日の気兼ねなくお酒飲めるってのはいいですね。
入社後、初めて同期と飲み会。幹事だったので終ってひと安心。

しかしながら、宿題・課題がたくさん出ているので土日は勉強しないとな。
当分、時間をかけて勉強できる日は土日くらいか。平日はまだ疲労困憊の日々。
うーん、法律を真面目に勉強しとけばよかった。今になって反省する今日この頃。

飯の種は頭の中身だけなんだ。しなやかなインテリジェンスを磨け。


99年に新人王を獲得した上原浩治の両親が息子を語る。
当時の野球ファンならご存知だと思うが、アマ時代の上原は
必ずしも順風満帆とは言えない、苦労の連続であった。

中学時代は陸上部に所属し、軟式クラブチームで野球を続けた。
高校時代といえば外野手兼控え投手(エースは建山(日ハムなど)
大学は浪人後、関西ローカルリーグに所属する大阪体育大学に入学。

しかし、キューバの連勝記録を止めたことで高く注目された上原。
大リーグからの声がかかるなど、動向が高く注目されたが巨人に。

巨人のドラ1=野球エリートの象徴のように思われるが、上原は
このように、鈴木啓二さんのような「雑草魂」の持ち主だったのだ。

当時、私は高校受験を控えた中学生で、上原選手の活躍に励まされた。
日記などを読み返すと、幾度となく雑草魂という言葉を引用している。

以来、どんなに厳しい結果になっても、上原選手を巨人のエースとして
応援してきた。今年、マウンドに19番がいないのは、やはり寂しい。。。


でも、19番は海の向こうで頑張っている。初勝利、おめでとう。
上原がメジャーで投げている姿、生で見に行きたいなぁ。。。。。

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野 球

うーし、巨人3連勝。痛打された投手もある程度、立ち直ったか?
春の上昇気流に乗れるか否か、週末の阪神戦にかかってる気がするぞ。
カープが金本に火を付けて、間接的にまで巨人を苦しめるとはな(笑)

まぁ、残り140試合ですから。一喜一憂せず、焦るべからず。
『P.S.プロデューサー』。樹里さん、今週も自由すぎる。
どうもありがとうございました(樹里さん風)5月が楽しみ。
来週からヌーヌー。出来ればMS話聞けるといいのだが、うん。
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横浜を応援しに行った弟が心配だ(スコアを見ながら)

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サッカー

川崎、アウェー豪州でバカ勝ち。
ACLグループリーグ突破が見えてきた。

私のユニ番号でもある谷口博之選手が結婚、メデタイ。
CM美女をゲットするとは!公私ともに素晴らしい決定力。

音楽評論家の著者が中森明菜が40歳になったことを知ったことを
契機に、彼女がデビューから1年間の休業という転機を迎えるまでの
80年代の足跡を女性の価値観の変容などとともに、取り上げている。

これは何の書籍で読んだか忘却してしまったが、中森明菜は山口百恵の進んだ
道と比較されることがある。それは、百恵さんは最終的に共演した三浦友和氏
と出会い、結婚し、芸能界を若くして去っていたのに対して、中森明菜さんは
近藤正彦氏の自宅で自殺未遂をした。つまり、百恵さんと同じ道を歩めなかった。
(同じケースは90年代初頭の宮沢りえにも言える、と同じ書籍にあったと思う)

中森明菜が80年代に活躍した(アイドル)歌手であるということに異論はない。
しかしながら、本書でも取り上げられているが、同時期にデビューし、活躍した
松田聖子と比較すると、現在の立ち位置は大きく異なる。著者の小沼氏の観点は、
中森明菜の生き方が、その違いを生んでいると指摘している。

小沼氏の意見を要約すると、聖子さんは非常に上手く全体芸能界を生きている。
一方で、明菜さんは不器用に歌を歌い続けることを選んでいるということだ。

上っ面ではなく、より本質的な深い部分を求めていった純粋さというのは私も
楽曲を聞きながら、新しい解釈として知ることができた。

しかしながら、時代を踏まえた検証の浅さと著者の感覚的なものが中心が残念だ。
元ネタが大学のゼミの話だから仕方ないか。ソフトカバーとはいえ、深さが欲しい。

中森明菜関連書は、できれば他にも何冊か読んでみたいところ。

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TBSラジオの『ストリーム』が終わって残念な思いをしていたが、
後番組の『小島慶子 キラ☆キラ』(notゲーム)が割と好感触。

宇多丸さん、ピエール瀧さん、水道橋博士の日替わりパーソナルティ陣が熱い。
『ストリーム』と同様にpodcastに前日分を入れて聞くことに。オススメです。

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あの言葉がよみがえった。

明日、巨人横浜戦を観戦する弟が前哨戦としして今日の試合を見ていたのだが
「見ているだけでも“生き地獄”だ」と言いきった。大丈夫、明日はなんとかなる、、か?


■ 第1戦 野村克也『負けに不思議の負けなし』(完全版)
http://81367.diarynote.jp/200903301553209607/
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明日、MLBも開幕。私としては世界一を目指すヤンキースを今年も応援。
そして、復活を期す松井元師匠、大リーグ挑戦の上原の動向は目が離せない。
ということで、野球書評10番勝負の第2戦は大リーグものをチョイスする。

本書の筆者は松井の大リーグ挑戦の際に、松井がヤンキースに連れてきた人物。
読売新聞の元記者である筆者は、球団の広報職員となり、松井の取材を目的と
した日本のメディア対応を担当することになる。3年(出版当時)の経験の中で
筆者の施した取材対応の工夫、ヤンキースで知った様々な広報・イメージ戦略に
ついてを記してある。

丁度、日本の各球団がファンサービスに力を入れ始めたのは05年のロッテ優勝
あたりからだと思う。というのも、ボビー・バレンタイン監督の肝いりで設置
された「企画広報部」の活躍がチームの優勝とともに、非常に光ったからである。

こうした上り調子のときに対して、ジャイアンツは成績の不振と観客動員に伴ってから、
急にサービスに力を入れ始めた感は否めない。母数が減ってから、やってるようでは
正直な話、手遅れなのだ。(もちろん、現在の取り組みもなかなか手が込んでいるが)

余談を挟んでしまったが、ロッテの日本版ボールパークの発想は球界の価値観を変えた。
もちろん本場はアメリカ。本書がケースとして挙げているのは、大人気球団・ヤンキース。
作中には、そのヤンキース球団の人気の秘訣・工夫が随所で取り上げている。


感心すべきは、球団の多岐にわたる社会貢献活動。企業で言うところのCSRか。
どんな人にも愛される球団の在り方をフロント・選手が一丸となってとり進めてる。

もちろん、チケットをもって訪れた観客を勝っても負けても楽しませる球場づくりの工夫も。
特に、メジャーは子供に対する意識が高い。日本の球場にも子供がもっと増えるといいのだが。
前から海外にあって日本にないスタジアムの特色は、社交場としての側面だと改めて感じたり。


そして、広岡氏を通じてわかる、松井選手の人間の大きさ、人格者としての側面。
イチローさん同様、松井は野球選手としてだけでなく、一人の人間として尊敬できる人物だ。

そう、私達(20代後半)はイチローと松井に魅せられた世代なのだ。

アイアンマン

2009年4月5日 映画
パワードスーツ、カッコいい。私は年代的にジバン、ウインスペクター
ソルブレインに影響を受けているので、こういう強化スーツに憧れてた。
それだけに、スタークスがテストを重ねているシーンも胸が弾んだりする。
私的に戦うべき相手などに疑問は残るなど、ストーリー的にはアレなとこ
があるけど、童心に帰れただけで満足。メカ(ロボ)好きにはオススメです。
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読書はともかく映画は週末しか見れないな。見れて週2本くらいだ。
映画館に行くとなると、うーん。GWに『グラン・トリノ』だけでも。。。

Jリーグ第4節:川崎フロンターレ-名古屋グランパス
Jリーグ第4節:川崎フロンターレ-名古屋グランパス
Jリーグ第4節:川崎フロンターレ-名古屋グランパス
これまでの2試合はアウェイ観戦。ようやく今季初ホーム。
陽気で桜も咲いていた。サッカー観戦には非常にいい時期です。

今年はスタジアムまでの一帯をフロンパークとして開園。
試合までの時間を楽しく過ごすため、選手は様々なアトラクションを配している。

筆者が嬉しかったのは、フロンパークによって、飯所が賑やかになったとこ。
本日、私がチョイスしたのは「春日山部屋の塩ちゃんこ」(右写真)
プロレスラーや大相撲の力士の手が入ったちゃんこ鍋は、一味違って好きです。

さて、肝心の試合。相手は同じACL組であり、快調なスタートを切った名古屋。
昨年は秀樹カンゲキで最高潮の市制記念試合での対戦。真夏の夜に激しい
削り合いを展開した。今日の試合も厳しい試合になると、誰もが予想していたか?

前半、名古屋のサイド攻撃、ダヴィの縦の動きに苦しめられるも耐える川崎。
川崎も、両サイドの森と村上、ウイングに配置した田坂がサイドから攻めた。
両サイドは名古屋のサイドに足枷を掛けるべく、よく走り、止めてくれた。

しかし、先制は名古屋。小川のサイドにマギヌン(昨年から川崎戦は全得点)。
浦項、千葉戦に続き、またも相手にリードを許す。しかし、今日の川崎は違う。
1分後に森がサイドから切り込み、クロスにヴィトールが合わせ、同点に!!

川崎の猛攻が続き、今度は谷口が頭であわせて勝ち越し。ようやく今季初の2点目。

後半、川崎は横山を入れてアンカーを置く。ケンゴはボランチからサイド寄りに配置。
名古屋の攻撃に川崎が耐える展開が続く。しかし、川崎も得意のカウンターで応戦する。
追加点は谷口のプレスで奪ったボールをチョン・テセが受けて、ドリブルで運んで直接。
テセはいいペースで加点している。狙えるか、得点王?

リードしてからも猛攻を耐える時間が続く。名古屋の攻撃を川崎も必死の守備で耐える。
昨年の最終盤に見せたような、粘り強さ+川島のセービングで何とか、何とか耐え抜いた。


2万超えの大観衆の前で大量得点+リーグ戦初勝利。いいアピールになればいいが?
私としても久々のホームで初勝利を奪えたのは嬉しい限り。次週は清水戦でアウェイ。
筆者もアウトソーシングスタジアムまでバスで粛々と向かいます。今年こそ勝つぞ。





お祝いですよお祝い
4月3日は春香のバースデー+09年日本プロ野球開幕。
立憲マーメイ党にして野球ファンの筆者としては、ダブルにめでたい。
マッハで帰宅して奇跡的に1回表に間に合う。まぁ、来年からは無理だが。
==================

ということで、相変わらず評論家ぶって開幕戦雑感。

■ 開幕戦:東京読売巨人軍―広島東洋カープ(テレビ観戦)

開幕カードの対広島、対ヤクルト戦というのは、私的にいい思い出がない。
何故かと言えば、負けたインパクトの強い試合がイメージに残っているからだ。

広島といえば近年でも、巨人ファン以外に大人気のミセリの救援失敗など、
序盤のリードをひっくり返されて敗戦という、痛い敗戦のパターンが多かったり。

ヤクルトは野村監督時代の嫌な印象が強い。筆者の記憶に痛烈に残ってるのは、
97年開幕戦の斎藤雅から放った小早川の三連発。まぁ、昨年も負けているしねぇ。

さて、本日の試合を見て、今シーズン中に多く想定されうる試合展開だと私は考えた。
つまり「早い回で先発投手が崩れた場合、いかにしのぎ、逆転に結びつくか」なケース。

特に、今季は上原を欠いているだけに、計算不能・未知数の先発候補が名を連ねているのだ。
昨年のスターターでも、昨年は出来杉のグラやWBC組で不安の残る内海、高橋尚にしても、
各々に不安は残っている。チームをけん引する「絶対的エース」を欠いていることのが今季
巨人の最大のウィークポイントであると筆者は考えている。

そのため、筆者は当面の巨人は中盤までリードを許すケースが多くなってしまうのでは?
と考えている。巨人は伝統的に「先行逃げ切り」のチームであるため、こうした体質
も含め、戦力の底上げと様々な状況に応じた戦い方が、求められるだろう。


投手に関しては、従来の形でいえば「逃げきる」ための、筆者が想定する試合であれば
「しのぐ」ため、リリーフ陣の安定は絶対条件であるが今日は各投手、上々の立ち上がり。
(もちろんクルーンなどは怖い)となると、今シーズンは先発の踏ん張りが勝敗に大きく
かかっていると言えるだろう。


打線に関しては、亀井・タカヒロの1・2番は想定していた。悪くはないかなと。
タカヒロの足は魅力的だが、依然、出塁率に関していえば安定感に欠くと思われる。
塁に出るという意味では亀井の方がいいかと。しかしながら、今日の1回の走塁判断
などもそうだが、もう少し亀井にいやらしさ、クレバーさを強く求めていきたいと思う。

主軸はガッツ、ラミ様にまず1発。1・2番コンビもそうだが、これでまずひと安心。
スンヨプはオープン戦バカ当たりだった記録が逆に怖いが、案の定バットが湿ってた。
打線は当分、これでいいかな。とりあえずは、アルフォンゾの耐久力次第といったとこ。


ともかく、例年通り春先は厳しいと思います。4月は借金2くらいで済めばいいかな。

今年も各球団のファンの皆様、時には勇ましく、時には謙虚に
贔屓チームを大いに盛り上げていきましょう。


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アイマス

春香さん、誕生日おめでとう。この日に合わせてフリープロデュースで
クリアとか狙っていればいいのだが、そこまで機転が利かないのはダメPな筆者。

そこで、やや強引に関連付けた話をば。先日、遅ればせながらSPの攻略本を購入。

しかしながら、筆者は「敏腕」の称号を獲得し、精度も含めて、戦えるだけの技術
はある程度、身につけてきた。つまり、攻略情報云々への興味はさほど湧いてない。

柔道の山下泰裕選手がロス五輪決勝にて「出したことのない技が体から自然と出た」
という無意識に出したことのない技を出したように、筆者も日々のプロデュース業
から「考えたことのない行動で自然と手が出た」のである(笑)(ここまで言い訳)

率直にいえば、最新インタビューを読みたかっただけ(笑)その中で、下田あさぽん
が述べていた「自然とキャラクターがひとり歩きして、皆さんの中で彼女たちの
人生が始まっている」
というコメントが印象に残った。

この文面を読み返して、筆者はこうして1キャラの誕生日を祝えるのも、歳月を重ねた
「アイマス」というジャンルが、ファンや演じ手の中で「成熟」してきたからだと感じた。

ヲタク的だと思うのだが「(自分も含め)皆で育ててきた」という実感
(私はこれを『「ワシが育てた」感の共有』と仮称したいと思う(笑)
が、ここ1年くらいのモチベーションになっている。

春香さんの誕生日を祝いつつ、関わったジャンルの到達点を改めて噛みしめたいと思う。



攻める姿勢

2009年4月1日 音楽
会社に入った。とはいえ、試用期間だし、当分は研修があるし。
何となくだが、個々の実力が求められる組織であることもわかった。
資格も語学も向上していかないと道が開けない。

ある意味で学生以上に勉強しないと。
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■ 『WHITE ALBUM』キャラクターソング 森川由綺

MS03とともに購入。紙ジャケット+レコード風ディスクに三嶋Pの拘りを感じた。
平野綾は昨年のアルバム発売以降、提供される楽曲の振り幅が大きいように思える。
そのため、さしてファンとも言えない筆者であるが、ケースとしても聞いてて面白い。

タイトル曲、彼女名義の楽曲ではまず珍しいスローテンポの楽曲である。
どちらかといえば、彼女は力強く歌うことを求められる楽曲が多いだろう。
それだけに、優しく歌うこの曲調は由綺っぽく、平野楽曲とは違った一面を垣間見た。

ただ、私見であるが、彼女は高音が不得手な感じを受けた。そのため、サビは微妙に
しっくりこない。そこがやや残念なところだが、悪くない出来だと考えている。

CWは再び三嶋Pの拘りか?70,80年代に数々のアイドルソングを提供している
筒美京平+松本隆(筆者も大絶賛した『綺麗ア・ラ・モード』もこのコンビ)の
二人が手がけた中山美穂の『ツイてるねノッてるね』のカバー。これは私的にツボ。

時代らしくディスコでブイブイいわせているような内容なのに、歌っている由綺は
縁もないというギャップがいい。カワイく歌ってるピントずれ感が何かよかったり。


突き抜けて良いわけではないが、作品を追ってきた人ならいいかもしれん。
来週の理奈はもちろん期待。



仕事に勤しむ同期に恨まれそうなほど、手広くやっていた2年間の院生生活。
モラトリアム延長を終える。気持ちを新たに、会社から支給されたお金で
新区間の定期券も購入。しかしもって、夜型生活からの改善が悩みの種だ。
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最近読んだ漫画

■ 読了:青木雄二『ナニワ金融道』

文庫版で読破。自分が進む業界と被っているので読み始めたが、面白かった。
終盤のエピソードは船舶権利の事例は複雑なテーマで、特に読みごたえがあった。
法律系の「カバチタレ」も読もうかな。

■ 読中:美内すずえ『ガラスの仮面』(ワイド版)

亜弓とマヤのダブルキャストによる『奇跡の人』から、マヤの母親の死まで。
二人のヘレンを読んで、弟が先日、指摘していた役者の「上手い」の定義に
ついて考えさせられた。つまり、役者の「何を」もって演技力がある考えるのか。

亜弓のように役としての作り込みができているのか、マヤのように強烈な印象を
残すことなのか、実は私たちが判断できるのは漠然とした部分だけなのかもしれない。

ここら辺は、特訓、対決というバトル要素が非常に如実に出ていて、興奮もの。
金のかからない娯楽施設としてのIKEA
金のかからない娯楽施設としてのIKEA
金のかからない娯楽施設としてのIKEA
父親(春休み中)と新横浜方面にあるIKEAに行ってみた。
巨大な家具屋というより、店舗の構成などは、ちょっとした娯楽施設。
フードコートは珍しい料理が並んでいた(サーモンを調理したものが多かった)

長々と店を回ったにもかかわらず、私は読書灯用の電気スタンド購入のみ。
父親にいたってはスウェーデンの食料品を購入。何だかなぁ。。。
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読 書

■ 管賀江留郎『戦前の少年犯罪』(福地書店)


「昔に比べて、今は凶悪な犯罪が増えている」「今の若者はキレやすい」
「ニート犯罪は現代の象徴である」という、偉そうな人たちの意見をよく耳にする。

この意見に対して、筆者は、以前から疑問に抱いていた。
例えば、学部時代に読んだ、藤原新也『東京漂流』(朝日新聞出版:絶版)で
80年代初頭に田園調布的な住宅街で少年が両親をバットで撲殺したという事件
が取り上げられた。

少年犯罪の残虐性は90年代後半に特異的に発生したわけではなく、
どんな時代にでも何らかの形で起こっていたのではと考えていた。
こうした漠然とした仮説をある程度、強化してくれたのが本書。

著者の管賀氏は、ネット上にある「少年犯罪データベース」というサイトを主宰している。
彼は本書で戦前の新聞記事から、現在のメディアで取り上げられているような(それ以上の)
少年による凶悪犯罪を取り上げている。その内容は嘘のような本当の出来事だから、驚く。

事例を挙げるとキリが無いので、論評との大きな差異がある事実で印象に残ったもの。

1.昔の少年少女のほうがキレやすく、しかもナイフや日本刀が飛び出す

昔の子供にとってナイフは必須アイテムだったらしく、携帯率も高かったらしい。
事例を見ると、今風に言えば「ついカットなって」刺殺にいたるケースが多すぎる。
これが小学校低学年レベルでも起こっているんだから、バイオレンス極まりない事実。

下手すると日本刀、銃、毒物まで出てくる。下手なサスペンスか何かです。


2.ゲームが悪いというならば、昔だって探偵小説と映画はそれである

今は「ゲームが悪い」と仮想敵を簡単に作りますが、昔にもそういうのがあったわけで。
事例で本当に多いのが探偵小説、映画の類。まぁ、どんな時代にも影響を受けるものはある。


3.貧困よりも裕福な家庭の人間ほど犯罪に走る

戦前の犯罪は昭和恐慌などの貧困によるものが大きいと考えがちだが、そんなこともなく。

親の仕送りの大半などをカフェーの女給に貢いだとか、芸者遊びにハマって金がないとか、
開いた口がふさがらない。カフェーの女給ってのは今で言うメイド喫茶の従業員とかでは
なく、むしろage嬢的な何かなのか。。。今の金銭目的の少年犯罪がカワイイものにさえ
見えてきた。まぁ、だから、犯罪に走る少年少女は裕福な家庭に育ったドラ息子が多い。


これだけでも、ワイドショーで雄弁に語る論者の口を防げそうですね。
他にも「戦前は幼女レイプ殺人事件の時代」「戦前はニートの時代」
「戦前は桃色交遊の時代」
など、エキセントリックなトピックス多数。

世間の懐古思想がいかに歪んでいることを一般的なデータの下、さらけ出している。
本書を読み終えて、率直に「現代に生まれて良かった」とわが身を案じてしまった。


■ 野球書評10番勝負/第1戦:野村克也「負けに不思議の負けなし」(朝日文庫)

筆者が野球についての未熟な見識を高めていくために、野球関連本を読んでいく企画。
第1戦はやはり、野球本の代名詞といってもおかしくはない、著作数ダントツの野村本。
近年は過去の著作の復刊も多く、本書も原本は83、84年のコラム集である。

野球ファンはご存知の通り、80年代は野村氏が現役引退、解説者として活躍していた時期だ。

野球界全般を見渡すと83年は、広岡監督率いる西武が巨人を倒し、盟主の座が交代した年だ。
また、選手をみても山本浩、衣笠、田淵、江夏といったその時代を彩った選手が引退間近で、
落合が揺ぎない実績を残し、新たに吉村(巨人)や小早川(広島)が台頭してきた転換期だ。

一方で監督に目を移すと、広岡監督だけでなく、広島は木葉監督、中日は山内一弘監督、
ロッテは稲尾和久監督、阪急は復帰した上田監督など、個性的な監督も勢ぞろいしている。
ケーススタディとして見ると、興味深い年代だろう。


野村氏の視点として、当時としては非常に珍しかったと思われえるのは、監督のあり方である。
これは湯浅健二氏が『サッカー監督という仕事』(新潮文庫)でも述べていたが、選手という
個人商店(個人事業主)をいかに生かしていくかという「運用」の発想
である。

特に、野村氏のコラムからは、選手との心理的な駆け引きを重要視しているように見える。
これは、いわゆる監督本のビジネス本としての側面を有していることにも繋がっているか。

もちろん、後の野村ID野球にも繋がる「考える野球」や「情報戦の重要性」についても、
実際の試合や選手を取り上げながら何度も強調している(特に原さんの指摘が多かった(笑)
野村野球の基本理論は、この時期に積み上げられ、形作られたのではないだろうか。


上下巻ですが、あっという間に読み終わった。最近のノムさん本は発刊ペースもあって、
似たり寄ったりでオススメできないのですが、この復刊本は非常に面白かったです。

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