サーバーがダメになって一日メールが見れない+使えない大惨事。
昨日・今日とさらっと帰ってきたのが逆に怖くなってきたりする。
普段はまっすぐ帰ってるのだが、逆に寄り道したくなったりも。。
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先般のPerfume公演で方言女子が素晴らしいという説が再浮上
したわけだが(笑)トヨタのパッソの長崎弁トークも非常に良い。

◇仲里依紗 川口春奈 CM トヨタ パッソ でんでらりゅうば篇
http://www.youtube.com/watch?v=uTV4zFXYBBM
◇パッソCM 撮影裏仲里依紗×川口春奈 「でんでらりゅうば」とは?
http://www.youtube.com/watch?v=jTEEEFQTBLM

Yahooニュースでも取り上げてたけど「でんでらりゅうば」ってのは
長崎では有名らしい。ウチの母親も熊本でその手の歌はあったと思う。

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■ 最近読んだ本・雑誌等

◇『Number』796号「GMに学べ」

ナンバー最新号。メインは「GM(ゼネラルマネージャー)」特集。

本誌の内容から考えるに表紙セレクトおよび構成は割と大失敗かと。
昨今のナンバー誌は欧州サッカーや日本代表の特集に偏ってるとして
揶揄されることが多い。。私も小遣いを投げ捨てる思いで買っていた
中学時代から好きな雑誌だが、たしかにバラエティさが減っていると。

んで、本特集の表紙および冒頭にジョゼ・モウリーニョ氏を据えたのは
今般の本誌の購入層を意識してのことだろうが、ズレを感じたりもする。

個人的に本誌を一番読んでもらいたいのは野球ファンなのである。
本誌でも取り上げているようにGMという役職は米国スポーツで定着して
いるものであり特にMLBでは『マネーボール』のビリー・ビーンであり、
キャッシュマン(ヤンキース)のような名物GMがいるくらいである。。

日本の野球界でも俄かに注目浴びている(清武の乱とか…)GMについて
色々な角度から学べるなかなか面白い特集であったと思う。また高田繁
インタビューで生島淳氏が述べていたようにDeNAベイが日本のGM制度の
未来を握っていると思う。その点ではベイスターズの動向は気になったり。

日本でGMだったのは落合が言うように故・根本陸夫氏くらいかもな。
ああいう寝業師みたいな人はもう出てこないかな~。いたら厄介だが。

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■ 気になったニュースとか

最近やってなかったので。。

◇「GKB47」撤回
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120207-00000612-san-pol

昨年無駄に多く使われた言葉だがこういうのを「不謹慎」というんだね。
蓮舫さんはいうなればKYR43(空気読めない蓮舫さん)だったというわけ。
どうしてこう官がやると酷くなるのかな。クールジャパン戦略室とかさ。。

◇スカイツリー、29日完成
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120207-00000155-jij-bus_all

いよいよ。。1回くらいは見に行ってみたい。。こないだ東京タワーに行ったの
だけれど、やはり結構休日だと人だかりがスゴイ。スカイツリーはなんだかんだ
で当面は大フィーバーになりそう。。

◇ 中畑監督、復帰!いきなり“絶口調”でおまた~♪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120207-00000000-ykf-spo

我が家は空前の「キヨシ」ブームである。父親はまさに中畑氏の在学時を
知るOBであることから、あの明るさにベタ惚れである。私もまた感化された。
スポーツ紙的には大歓迎なんだろうな、拾いやすくわかりやすいネタを提供
するわけなのだから。。海外報道を後追いして、ガセ書くよりはずっと健全。

KOGOERU!!!

2012年2月1日 読書
更新がまた開いてしまった。家帰ってぐったりパターンが続く。
色々と書こうと思って残していたのも今更書いておこうかと。

電車が混んでた。2月1日ということで中学受験の初日。
私も経験者とはいえ、春香もとい遥か昔のようなもので。。
(自分の場合は行ってた塾の都合で受験したという適当な理由)
中学入試の頃がピークって子さえいるからね。世の中わからん。

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◇イベントの話

オフということもあってイベントに行きやすいということで、
アイドル戦国時代ウォッチしてます。。

1/21:アイドリング!!!「MAMORE!!!」発売記念イベント

21日は東京ドームシティのラクーアで開催されていた
アイドリングの17thシングル『MAMORE!!!』発売記念イベントへ。
まぁ、この時期に雨が降る中で屋外イベント。流石に凍える寒さ。。
足とか手の指の感覚が少しずつ失われていくのがもう。

■ アイドリング!!!「MAMORE!!!」
http://www.youtube.com/watch?v=HgTffGbduWA

最近の曲は高音を綺麗にユニゾンさせる楽曲だったりで、歌うときは
声量が足りなくて、定期公演なんかで聞いてる時もパワー不足だなと
感じてた(そもそもこの人数だと綺麗なユニゾンそのものが難しい)。

なんで、今回のようにシャウトする感じで歌う曲の方が見ている側も
見栄えするというか、勢いがあって、その人数を含めて圧倒させるな。
あと、秋元先生風にワンフレーズではないが、耳に残りやすい曲かと。
CW2曲はいい変化球で何気に楽曲の質は高いぞ、なところも顕在かと。

握手会はメンバーとブワっと一斉するのは何気に大変だ。割とブログ
とかで一言を練りだすタイプなのだが、肝心の推しのところで大した
ことを話せず終わるという、いつものへっぽこクオリティでした(笑)

あと、個人的には普段からtwitterで交流のあったフォロワーさんと
お会いすることができて色々お話ができたのが本当に楽しかった。。。

ポニキャの人の熱き思いと咆哮のおかげかオリコン2位到達、ココまで
営業して個別握手会をバンバン打っても、今のところ6万枚が限界かな。

1/14,17,29:バニラビーンズ「トキノカケラ」インストアイベント

4会場もイベントに足を運んでいたのが「北欧の風に乗って」やってきた
「清楚でイノセンスな雰囲気」の女の子ユニット(設定)のバニラビーンズ。
元々楽曲が好きだったのに加え、今回の大型インストアイベントにも日程的に
参加しやすかったのもあり、行けそうだったらとりあえず参加してるくらい。

■ バニラビーンズ「トキノカケラ」
http://www.youtube.com/watch?v=a3P3uDnhlSI

今月、一番のオススメ楽曲。あと、バニビさんというと秋月律子カバー
でもある「東京は夜の7時」をカバーしているので、毎回聞けるのが、
実は結構楽しみにしている。

■ バニラビーンズ「東京は夜の七時」
http://www.youtube.com/watch?v=VSbAZk_Jq0M

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◇ 最近読んだ本とかマンガ

■ 能田達規「サッカーの憂鬱~裏方イレブン」(実業之日本社)
『おまかせピース電機』『オレンジ』の能田先生が「週刊漫画サンデー」
の不定期連載が単行本化されたもの。サブタイトルにあるとおり主役は
裏方さんたち。審判、コーチ、クラブ広報、芝の管理者などプロサッカー
に関わる色々な人たちに視点をおとした作風は、流石は能田先生と思う。

個人的には第3GKとターフキーパー(芝の管理者)のエピソードが好き。

能田先生といえば、コミックバンチで連載してた『オーレ』という漫画が
ポテンシャルを最も感じた作品だった。フロント側視点から捉えたのは、
かなり面白かっただけにもったないなかったな~と思う。

■ 藤井哲夫,かわぐちかいじ「僕はビートルズ(7)」(講談社)
1961年にタイムスリップしたビートルズのコピーバンド「ファブフォー」が
本家よりも先にビートルズの楽曲を歌い出したらという本作。何と世界初の
スタジアムライブを敢行…。歴史オーバーラップ感とビートルズという題材が
何ともいいバランスで結構楽しく読めてる。モーニングだとジャイキリの次に
好きかもな。
応援翌日らしく、グダグダして過ごす1日。HDD消化したり、借りてきた
DVDみたり、本読んだり、ゴロゴロしたり。勝ったので気分良かったけど。

最近、椅子の座高をめちゃ高くし、椅子の上に胡坐をかいて座る形に開眼。
背もたれを思いっきり倒して固定してるけど。。何か、前にテレビで見た
室井祐月の座り方みたいな。。。

平日の消化が適当なCS版「アイドリング!!!」を立て続けに3本分見た。
対決企画「ドッジボール2011」(前後編)と「予防接種ング」だったが、
予防接種受けるだけでコレだけ笑いを取れるのか、というくらいに笑った。
最近のアイマスがアレだけ内容がイイのに裏番組のアイドル番組がコレで
良いのかと不安になったりもしたり。。

夜はU-22代表戦。危なかったけど、大津決めてくれたね。。
関塚監督は元フロンターレの監督なので愛着も特に強いのだが今日の展開は
実にフロンターレっぽい内容(失点含む)。でも、関塚フロンターレもまた、
こういう劇的展開を経て少しずつ強くなってきたわけで、代表も少しずつ、
強くなってきていると信じたい。。川崎の選手も1人くらいは出てほしいな。


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◇ 最近読んだ本とか

■ 落合博満「采配」(ダイヤモンド社)

落合氏が選手および監督として経験を通じて勝負、人材育成、
リーダーやチーム作りといった点に関する考え方を言葉にして
伝えるといったもの。コレは非常に面白い内容であったと思う。

書籍の構成は大ヒットとなった長谷部誠「心を整える」形式かと。
時系列でまとめずカテゴリー別に集めた「言葉」+エピソードな
感じなので、例えば、ちょっとした話題等で引用したり話すのも
楽な感じで重要な部分は太字になってたりする。実用要素が高い。 

私は、落合氏の代表的な著書「野球人」を学生の頃に拝読してて、
王・長嶋とは違った意味での天性の素質をもつ人物である落合氏
の存在に感服した。一方、私が監督である落合氏の言葉や考え方に
触れたのは実のところ本書が初めてであり、非常に楽しみであった。

感想は「強い」の一言に尽きる。現役時代に積み上げてきた視点や
経験をベースにしたうえで、プロの監督として、プロの選手に接し、
プロのコーチたちとともにプロのチームを率い、「勝つ」ためにも
最大級のファンサービスを果たすために戦い続けた。実にシンプル。

自主性を重んずる監督や指揮官は最近では珍しくないが、落合監督の
場合はそれはプロとして「出来て当たり前」の前提においてるからで、
結果として言わずとも規律や練習への積極性に繋がっているのだと。。

私はノムさんの見方はどちらかといえば「教師型」であると思うのだが、
落合氏は言うなれば「経営者型」かもしれない。その点では広岡さんや
森さんの80年代~90年代の西武に近い雰囲気がある。本当、こういった
考え方を持つ彼であるならば、今回の退任ほど解せない理由はないか。

川崎の開幕戦起用、アライバコンバート等のエピソードなんかもあって、
野球ファン的には一見の価値の内容かと。これは素直にオススメです。

■ あずまきよひこ「よつばと!(11)」(メディアワークス)

うどんとピザが食いたくなった。

■ 「花のズボラ飯 うんま~いレシピ」(主婦の友社)

「花のズボラ飯」のレシピ本。カレーと肉が食いたくなった。。

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◇ 最近聞いたアイドルソング

■ フレンチ・キス「最初のメール」
http://www.youtube.com/watch?v=UXuVNRgdyIk

AKB発“親に紹介したくなる3人組”=実家訪問系ユニ(筆者考)。
冒頭で膝枕からスタートするのが何とも斬新。楽曲的には、割と
好きなメロディライン。前作から少しずつ好きな方向になってる。

itunes以外でAKB系統の楽曲は数年ぶりに買ったけど、
A,B,Cでカップリング違うのか。何てかファンの人は大変だ。

■ 東京女子流「liar/」
http://www.youtube.com/watch?v=9JAnvRCp0J0

avex発5人組ユニット。最近ずっと「スゴイ」と言わされてる。。
パフォーマンスは先日、歌番組で拝見したのだが奥行きの感じる
ダンスと連動制のある動きが素晴らしかった。ゾクゾクする(笑)

グッと大人っぽい楽曲内容とルックスを単にギャップと考えさせず、
しっかりと表現するだけ、ユニットとして成長していることが伝わって
くるのがまぁ。ジワジワ系だけど、何かそれがまた色としてあって良し。

今度、サッカー検定2級試験(現在3級)に挑むために勉強を再開する。

著者のミケルス氏(故人)は1974年のW杯においてヨハン・クライフを
擁するオランダ代表を率いて一躍「オレンジ旋風」を巻き起こし、88年
欧州選手権でオランダに栄光をもたらした20世紀を代表する名将の一人。
クラブチームにおいてもバルセロナ等、数々の有名クラブを率いている。

本書では、ミケルス氏の経験をベースにして「チーム作り」に何が必要か
という論点を技術・心理・育成・トレーニングといった点から述べたもの。
著者は監督だけではなく協会の人間として関わっていた経験を持っている
ことから、あくまで体験談だけではない、客観的な側面も多く有している。

74年のオランダ代表は「トータルフットボール」として語り継がれるチームであり、
攻撃的なフットボールを展開し、そのスタイルは現在のサッカー界において多大な
影響を及ぼしているといっても良いだろう。

ボールの受け手でなく出し手に対してプレスをかけていくスタイルは、
後の「ゾーンプレス」に組織化されて普及しており、あるいは自チームが
ボールを保持することでゲームを支配して優位に試合を進めていくという
「ポゼッションサッカー」の形もクライフ擁する74年のオランダ代表の
時代を経て、現代のドリームチームことFCバルセロナ等に受け継がれてる。

私が本書を読んでいて、非常に関心を持ったのは次の2点であった。

1つはミケルス氏は「ポゼッション」と「カウンター」という2つ異なる
チーム戦術を採用するチーム作りを行う際のガイドラインを示しているが、
彼が採用したポゼッションに比重したチーム作りはカウンターに比べると
難しいことを述べている点にある。

というのも、堅守速攻のカウンターのと比較すると、ポゼッションに比重を
おいたパスサッカーはトレーニング戦術的な熟成を要するからであるとした。
選手たちにおいてもコーチング、リスクを冒して攻めるというメンタルの強さ
を要求される。ミケルス氏はそれを育成年代の頃から積み重ねることを再三
主張しユースプログラムの発展が必要不可欠であるとした。

近年バルサの成功もあって、日本でもポゼッションサッカーを志すチームが
増えてきているがこうした指摘を踏まえるとたしかに足りない基盤の部分で
難しい部分はあるのかもしれない(川崎もまたパスサッカーへの変貌を志し
今シーズンを望んでいるが、難しさに直面している)。。

もう1点は先述の内容とも重複してくるが、育成に関して示した年代別ガイド。
ミケルス氏はサッカーを習得する最も最適な方法として路上サッカーを出して、
この「路上サッカーに代わるもの」を限られた時間の中でいかに作りだすかを
テーマにガイドを提示している。

よく、子供の頃(10歳以下)から戦術を学ぶべきか否かという話があるが、
ミケルス氏が紹介したガイドでは5歳のころに小さいコートでキーバーなしの
4VS4で基礎を磨き、徐々に人数とピッチを広げ戦術を少しずつ理解させている。
そこから14歳以降から「勝つ」ことへの思いやメンタルの強化も視野に入れて、
最終的には成人サッカーに繋げていこうとする。そして、最後段階であり成人
サッカーへの第一歩としての18~21歳までの年代についても考察している。

最近12歳までの大会で8人制が採用されたり、欧州強豪クラブのスクールが
日本でも開かれる等、環境も変化してくる。日本サッカーの発展において、
A代表だけでなく、幼年期からの育成方針・環境を充実していかねばならぬ。
そうした意味で私も育成関係の本を読んでたりしてこれもまた勉強になった。

解説のディティールが細かさに加え、多くの経験談も盛り込んで充実した内容で、
非常に面白かった。
『エスをねらえ』『11回目のプロポーズ』『エコエコサマラク』…。
バラエティ番組のコーナー、パチンコのサービスデーを連想させる名前が
羅列するが、いずれも私が応援する川崎フロンターレの企画の数々である。

Jクラブの熱心なサポーターから見ると、川崎はチーム成績とともに、
奇抜な企画の数々で注目されてきた存在として妙に認知されていると思う。
本書の著者である天野氏は、こうした川崎のプロモを仕掛けてきた人間で
企画発表のたびに「天野乙」と言われてきたわがクラブの名物スタッフだ。

■ 「フロンターレのある生活」を広げていくための努力

川崎市は地理的に東京と横浜に挟まれた典型的なベッドタウンである。
人口は150万人を超える大都市だが、私や父親も含め、昼間は東京で
仕事している人も少なくなく、休日もその気になれば都内のレジャー
施設、鎌倉・湘南等の県内の観光地等にも足を運ぶことができるのだ。

暮らしの空間、それ以上でもそれ以下でもない。それ故「地域への愛着」
というのが生まれづらい(長年住んでる私でさえそう感じる)。天野氏
は、そうした川崎に「郷土愛」を感じさせる存在としてフロンターレの
方向性を進めている(注)。地域密着することで市民にとって気になる
存在であり続けようとする。これが、地域内外の競争相手(スポーツ、
レジャー等)に立ち向かうための徹底した戦略であることがよくわかる。

■ コラボレーションと行動力

本書の序盤において08年に始まった川崎フロンターレ算数ドリル(注)
という事例を通じて、天野氏がどのようにクラブに関するプロモーション
を仕掛け、どのようにアイディアを実践していったのかを紹介している。

この点で重要なのはプロモの実践に、彼は多くの人たちを巻き込みながら
進めているという点だ。実際、現在もそうだが多くのプロモーションは、
スポンサー様をはじめとした様々な人物・企業等とのコラボレーションに
よって実現してきた。それも全く接点のないところから、ほぼ体当たりで
仕掛けているパターンも多々あることから、天野氏の行動力が垣間見える。

先述の地域への働きかけ、コラボレーション、クラブの行動力が実を結んだ
数々のプロモーション・企画が本書では数多く紹介されている。その多くに
参加してきた身としては、懐かしさと初めて知ったことも色々と。。

■ 一番「強い」クラブ<一番「面白い」クラブへ!

近年、トップチームはタイトル争いに絡めるだけの成績を収めている。
クラブは頂点を目指しているし、そのために私も熱く応援し続けてる。

ただし、個人的な目標はタイトルをたくさんとることではなく、川崎に
暮らす誰もがフロンターレを誇りに思える、「川崎=フロンターレ」に
なってもらいたい。郷土愛の1つの受け皿になるような存在であってほしい。

単に「強い」チームだけでなく「面白い」チームであってほしいな。
天野さんにスタジアムで会うと、とりあえず「お疲れ様です!」

注:川崎市には公害・工場地区・風俗等、あまりプラスとは言えない
印象が強い。また、スポーツの面においても過去に大洋・ロッテ等の
チームが本拠地を移転した経緯から「スポーツ不毛の地」という印象
(特に珍プレー好プレー恒例の川崎球場の風景が象徴的)もあるのだ。

注:「川崎フロンターレ算数ドリル」は天野氏が英国視察に出掛けた際、
プレミアリーグの「アーセナル」の選手が登場する語学の教科書を発見し、
思い立ったもので、地域別・学校別で利用の裁量を与えられる算数ドリル
にフロンターレの選手たちが写真や問題の中に登場している。現在では、
川崎市の協力を経て、川崎市内の小学6年生に配布されるまでに拡大した。

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会社帰り。ビールが飲みたくなったので東京ドームでナイター観戦。
巨人の連敗止まったよ!借金完済むけて頑張ろう(坂東英二の形相で)

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アイマス

はじまりましたね。普段、録画して見てる「フジテレビからの~」の
『アイドリング!!!』(地上波版)と丸被り。。腕相撲でドヤ顔してても
彼女たちも『職業:アイドル』なんですよ(ちなみに本当にそういう歌ある)

1話はフェイク・ドキュメンタリー形式。またアイドル+ドキュメンタリー
という組合せが、映画「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued」を
(もしくはNHKで放送された「1ミリ先の未来 AKB48ドキュメンタリー」)
連想させたりもした。個人的には、このアプローチは非常に良かったと思う。

登場人物が多い作品の場合、その説明等をいかに捌くかは課題になるわけで。
特に、本作のアイドルは「765プロ」という「箱」を軸に描いていくだけに。
その点では、第1話の事務所全体像をぼんやりと映したというのは良いと思う。。
具体的にキャラを知るのではなく、まずその空気感を伝えてきたと考えるべき。

また、本作の回し方はわからないけど、おそらくは何か軸となる「事件」を
推進力に物語を進ませるのではなく、どちらかといえば事務所のアイドルたちの
「日常」を描いていくという進め方だとしたら、ボーイミーツガール的に登場を
させるよりは今回のような紹介の方法で良かったと考えている。

んで、キャラの掘り下げはどうするんだ?という端的な課題については、御察しの
とおり、Pが登場してくることで、1人ないし複数のメンバーとのエピソードを
オムニバス形式で展開していけば問題ない。それがライブなり、オーデだったり、
その接点は色々作ることは十分に可能だ。

本作で、全体を動かす「大きな物語」を展開することはリスクが高い。ならば、
各キャラに焦点を当てた「小さな物語」を紡いでいく方が現実的であり、長年
育まれてきたキャラの魅力を引き出すことができるだろう。あとはその「物語」
を魅力的に紡ぐことができるのかどうか。。

キャラ全体を活躍するための舞台装置としては「ライブ」というイベントを用意
すればできるだろうし、もしくは何かしらのイベントを設ければ可能だろう。。
フラットに考えると、それなりに形として取りまとめれる方向性は見出せる。
スタッフの考え方次第だが、なかなかのモノが期待できるのでは思ったりする。

最後に、ファンとしての課題は「もしドラ」ではないが喜びや楽しみをいかに共感、
共鳴させていくかだな(=アイマス最大の武器)。その点で今回のニコ生のような
仕掛けは面白かった。毎回同じことではないが、仕掛けはどんどんあってもよい。
使えるインフラ・環境は十分生かそうではないか。

多くの人たちに「接近」し、そこからキャラ等について「展開」して伝えていき、
その魅力を様々な形で「連続」して仕掛けていく。この動きを続けてほしいな。。
「接近 展開 連続」なんて、まるで岡田ジャパンだな。。
久々に本の感想を。先月も手帳の記録を見ると結構読んでたりするが、
面倒くさがりなので。言葉にまとめることは知識の定着に繋がるので
やはり続けていきたいこと。twitterなんかと、ソコは差別化したい。
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著者はジーコジャパン時代から日本代表専属シェフとして働いており、
昨年のワールドカップでも帯同。選手・スタッフとともにアフリカの
地で戦った「24番目の選手」。本書は西シェフのこれまでの奮闘記を
綴ったもの。ワールドカップ本大会の模様は日記形式で細かく書いてる。

本書でもあるように、ワールドカップ本大会ぐらいになると一月ほどの
拘束がある日本代表チーム。西シェフの仕事は遠く離れた異国の地でも
選手たちの栄養状態や体調、そして雰囲気作りのために美味しい料理を
提供することにある。

これは報道でも取り上げられていたが、西さんは特にライブクッキング
という形式で選手の目の前で料理を行い、食欲をかきたてるような工夫
をしていたのが非常に好評だったようだ。。そのためホテルなどでも、
そうした環境が確保できるかどうかをかなり気にしているようである。。

メニューについても非常に気を使われているらしく肉や魚のチョイスや
なごみのメニューとしてラーメンや焼きそばを作ったり、味付け等にも
結構気を使ってるとのこと。南ア大会ではラーメンが大好評だったとか。
1つ1つをとっても、スタッフとしてのプロフェッショナリズムを感じた。

選手・監督たちとの交流も心温まる話。闘莉王、おいしくいただきすぎ。
また、大会に向けた多くのスタッフの尽力について読むと本当スタッフも
含めた団結力による勝利だったのだと実感。本当に日本サッカーの前進に
繋がる素晴らしいチームを支えてくれた西シェフには感謝の念は絶えない。

なお、西シェフは福島のJヴィレッジの料理長を務められているのだが、
今はこうした状況にあるのが寂しい限りだ。これからも代表選手の胃袋
を支えてもらいたいところだ。
院生時代に「二郎はラーメンではない、二郎という食べ物だ」という
台詞を何度聞いてきたか。例外にもれず、高田馬場周辺もジロリアン
は多数生息し、私の研究科にもエンバジェスト(伝道師)がいたのだ。

本書で題材に扱っているのは、そんな熱狂的なファンを多数抱える
ラーメン二郎である。ジロリアンにして元コンサルタントの著者は、
この熱狂の源泉の分析について、経営学の視点から読み解いている。。

この手の構成は何気に昨今のトレンドにも合致。マイケル・サンデル
教授の名を広く知らしめた「ハーバード白熱授業」の面白さの1つは、
サンデル教授が哲学の理論を我々にも馴染みのある日常の出来ごとに
置きかえることで、学生たちを対話に引きずり込んでいる手法である。

また、ゆうすけ君が一向に感想を書いてくれない「もしドラ」でも、
ドラッガーのマネジメントの理論を高校の野球部の運営という形式に
置き換えて物語を展開したことが話題を呼んでいる。このように、
一見難しいと思われる理論・考え方を具体的な事例に落とし込む形が
身近に楽しめるということで、ビジネス書籍のコーナーで異彩を放つ。

ジロリアンにして経営学者の著者は、ラーメン二郎の魅力を分析すべく、
外食産業・ラーメン屋という市場レベルからスタートし、そこから具体的な
ラーメン二郎の事業展開・組織体制、そしてラーメンそのものの部分にまで
視点を降ろしている。二郎の解説を行いつつ、同様のモデルを展開している
具体的な事例を並行して紹介している。事例がバラエティ富んでいるので、
非常にイメージをつかみやすく、なおかつ難しい言葉もほぐしながら書いて
いるので、経営学やコンサルティング手法に馴染みのない人も読めるだろう。

■ ラーメン二郎の武器は「尖り」にあり。。
本書を読んで、ラーメン二郎の魅力として大きな強みはその比類なき
強烈な「尖り」であるということを改めて実感した。冒頭に私も書いた
「二郎は二郎という食べ物」という強烈な個性こそが最大の武器となる。

数あるラーメンの中において、部分的には似通ってくるかもしれないが、
二郎は特殊すぎてどこにも括ることができない=競合相手がいない状態だ。
本書の言葉を引用させてもらえば「唯一無二のポジショニング」を確保する。
この既存の競争ルールから離れる戦略=ブルーオーシャン戦略を展開できる
のが、二郎の強みであり、「二郎は~」とは最大の金看板なのだとわかる。。

独自路線はともかく、それに対して顧客がいなければ意味がない。二郎がもつ
もうひとつの武器こそ二郎をこよなく愛する「ジロリアン」を抱えていること。

著者による分析は、二郎の作りだす「世界観」と「価値観」がジロリアン発生
に大きな影響を与えているようだ。先述の「尖り」がそのコアにあることは、
言わずもがな。あの二郎なる食べ物は、店舗近くの大学に通う大学生たちの
ニーズを満たしてきたことで形成されており、その二郎という食べ物を食する
(=攻略する)というミッションに挑むことが忠誠心と一体感を生むと著者は
指摘している。なるほど、二郎とは1つの参加型ムーブメントなのかもしれん。

■ 日本に足りないのは二郎的な「尖り」なのか?

著者の指摘の中で非常に納得したのは、こうした「尖り」がグローバル経済下の
日本の映像作品・モノづくり・政治家等に足りない部分ではないか。最近10年が
特に顕著かもしれないが、マーケティング分析が広く利用されることになって、
何となくトレンドや流行に徹したもの、もしくは総合性を重視して万能なモノが
増えてきて、正直なところ色が薄まっている気がする。悪く言えば、媚びている。

だが、例えば、Appleは量販店に媚びることなく、自社製品に絶対的自信を持ち、
スティーブ・ジョブスという最強のセールスマンがそれを自ら伝道しているのだ。
また、メガマックを思い出してもらいたい。今よりメタボだ何だのという言葉が
大きく話題になっていたのに、突き抜けた結果、話題を呼んで成功を収めた。。

日本製品には品質の良さというブランドイメージはあるが、逆に色はみえてこない。
世界という幅広いフィールドでモノづくりが活路を見出すためには「尖り」を出す
ことが重要なのかもしれない。ガラパゴス化とは異なる良い意味での逸脱、脱却を。

よくアイドルを見ていて思うことが「突き抜ければ、それは個性となる」ではないが、
政治家も含めて「突き抜ける」勇気を持てるかどうかなのかもなぁ。それがブレのない
姿勢につながると思うだけに。


それ以外にも、本書では二郎の規模拡大や経営体制等についても書かれていることから
「二郎」を通じて、非常に様々な知識等を得ることが楽しめる。これは本当、おススメ。
「ソシオ制度」を御存じだろうか。FCバルセロナやレアル・マドリード
といった世界的にも著名なフットボールクラブがマネジメントの中核と
して採用する制度である。仮にレアルが本年のCWCに出場するとすれば、
日テレのアナウンサーが実況中に呪文のように連呼するかもしれん(笑)

本書はこの制度の特徴について規約や日本の法律レベルと照らし合わせて
紹介をするとともに日本のスポーツビジネスにソシオ制度を導入するには
どのような取組みが必要なのかを検証した内容となってる。

法律等の部分は一応、ベースがあったので比較的すぐに理解ができた部分もあるが
現状分析や意外と知ってるようで知らなかったバルサのソシオの細かい制度について
紹介している点からして、実践的ではあったが非常に面白い本であった。。

■ 日本でいう「非営利法人」が運営するFCバルセロナ

この「ソシオ」というのは「仲間」という意味。クラブでいうところの
仲間と考えると私のような観戦者側であればサポーター、ファンという
応援者を連想するし、もしくはスタッフなどを日本では連想しがちだ。
(実際、FC東京等はファンクラブに「ソシオ」を冠していたりする)

本書ないしは制度を導入しているクラブにおいて、ソシオというのは
ソシオ「会員」を指している。何だ、やはりサポータークラブではない
かと思われがちだが、この「会員」はクラブの運営に参画できるのだ。

プロ野球球団やJリーグのクラブの運営といえば会社組織を連想する。
クラブのトップは球団「社長」で球団の「株主」が親会社がもつという、
特に野球者には非常に馴染みのあるフレーズなのでよくわかるだろう。

しかし、バルサやレアルといったビッグクラブではソシオ会員がクラブの
意思決定を決める総会に出席、投票で決めた経営陣がクラブを仕切る
というシステム(=ソシオ制度)
を取っている(もちろん条件を満たし、
会費を支払えば一般の人でも普通に会員になれる)。会社ではなく日本でいう
非営利法人(例:NPO法人、一般社団法人等)が運営をしているのである。

■ 「与えられる」ものではなく「支えていく」という意識

上記の関係性からもわかると思うが、会費を支払い経営に参画する権利を
有することは、クラブに対するアカウンタビリティを有することになる。
極端な例だが、仮にクラブ運営に批判をして、その経営陣等を選んだのはソシオ
の総意であることから責任はそのままソシオ会員にも降りかかる。ソシオ会員は
真の意味でクラブを「支えていく」という立場にあると言えるだろう。

本書のゴールは「日本でソシオ制度を導入する」であるが、本書の著者
が指摘するようにこの制度は理想的であるものの非常にハードルの高いものだ。
本書の指摘は非常に的確だと思ったが最も共感したのが「意識」の問題である。

日本におけるスポーツとは「与えられるもの」という意識が一般的だ。
地域で行政がこしらえた運動公園、スポーツ施設等が充実しており無料ないし
比較的に安価な価格で運動することが可能であり、興行についてもお金を払い
見に行く娯楽である。また、日本では当たり前の体育教育や部活の存在もある。
世界的に「学校」で「無料」でスポーツができることは結構、珍しいことらしい。

また、戦後の企業を軸としたクラブ活動の発展がわが国のスポーツ発展に
貢献してきたことも大きい。私がゆうすけ君と見に行った都市対抗野球が良い
例だと思うが、企業スポーツの軸はスポーツ活動という「福利厚生」の側面が
強く(内野席の模様や当事者たるaero君の話を聞くに社内行事の一環といえる)
プロであれば、大株主たる親会社「宣伝広告」の意味合いが色強くなっている(※)。

もちろん、こうした投資や環境が、五輪での日本選手の活躍等に貢献してきた
ことはまぎれのない事実であるが、本書の著者である谷塚氏も指摘するように
特にバブル崩壊の90年代以降の情勢を鑑みると、経済環境に左右されやすい
日本のスポーツ界の現状を考えると、さらなる発展のためには形を変えていく
必要があるだろう。

■ ソシオ制度導入の考え方は、社会保障制度の発想に近い?

谷塚氏が本書でソシオ制度を紹介したのは、日本のスポーツ環境の現状を
背景とした、新たなスポーツ運営のモデルを提示するためであるといえる。

すなわち企業や行政のバックアップによって「与えられる」という形から、
参加者の負担で「支えられる」形を通じて、地域全体の財産を築き上げる
形に変えていくことが、今後のスポーツ発展に求められるということである。

そのために、著者はまず「意識改革」を促している。。
与えられていたものを負担するというのは、なかなか難しい。

丁度、私が昨年末に会社のレポートで書いていた税と社会保障制度の事例
にも通ずるところがある。社会保障制度の手厚い保護を訴える声が高まって
いるが、これまでの制度は高度経済成長期の人口構成・経済環境をベースに
していることから、今の少子高齢化社会・経済停滞の現状を鑑みると苦しい。
だからこそ、今更ながら応益者負担・年金引上げ等の話になっているのだ。

こうした点を踏まえると、私も今の日本のスポーツビジネスのモデルでは
厳しいという認識を早い段階で持つところから始めるべきだと考えている。
親会社・スポンサーが離れた=活動停止という悲劇はJであればフリエ、
野球では近鉄だけでも周知の事実なはず。すぐには難しいかもしれないが、
徐々に広まってほしい。

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※:この点については、昨年発売された「国鉄スワローズ1950-1964」
(堤哲、交通新聞社新書)が非常に参考となる。現在のヤクルトの元となる
国鉄は、職員の福利厚生という側面から球団を立ち上げ2リーグ移行時の
セに参入した。実際、各地鉄道団の野球部は活躍をしていて野球熱も高く、
当時の職員たちによる応援も熱烈であったという記録が伝えられている。

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Jリーグ再開が決まった。川崎フロンターレの初戦の相手はベガルタ仙台。
再開日程を見て「もしや」と思って確認したらそうだった。ズーンときた。

昇格やタイトルのかかった試合は何試合を経験してきたけど、それ以上に
重みのある試合だろう。等々力陸上競技場の近くにあるとどろきアリーナ
には福島県から避難されている方もいらっしゃるし、川崎フロンターレの
スポンサー様にはJA全農福島様が名を連ねている。ただ、応援すること
だけが仕事なんだけど、でも、気持ちを込めて最高の雰囲気を作り出して
仙台、日本が元気なんだということを世界に発信していく気概で行きたい。

もちろん福島の人たちにも勇気を与えたい、フロンターレがついてます。
TEPCOマリーゼも何とかならないかなぁ。

http://www.youtube.com/watch?v=6df25r1mqKs

明日のために、今、走り出す。今年のJリーグのテーマが妙にフィットする。

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鈴木愛理しかり、YGA(春日さん)、SUPER☆GIRL、スフィアとチャンピオンが
ようやく本来のグラビアにおける「トリッキーさ」を取り戻してきて嬉しい(笑)

2週前の巻頭「バチバチ」+横綱・白鵬インタビューという相撲へのリスペクトと
グラビアはチャンピオンマスコットガールというセレクトが絶妙すぎて最高だった。
来週はアイドリング!!!9号の横山ルリカ嬢なので買おう。。
テレビ番組もこのペースだったので最近は読書に専念できる環境だった。
残業も少なめで済んでるので、家でも読む時間を作れたので消化率高い。
せっかくなのでたまには感想を書こうと思う。これも駄文にならぬよう。
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本書はたしか水道橋博士が紹介していたもの。ギャンブル関係の書籍に
置いてあるはずが、なかなか見つけられず先日ようやく手に入れた本だ。

内容はタイトルどおり、アニメ作品を起用したパチンコ機種がこれほど
までに増加したのか?というもの。時折、飲み会でも話題になるテーマ。

私、実際のところギャンブルはtotoぐらいなので「CR」の意味もロクに
わからなかった(三店制度は知ってた)のですが、本書では自分のような
パチンコ童貞のアニヲタにもわかるよう丁寧な解説もあるので助かった。
噂レベルでの証言もありながらも、粘り強くメーカーとアニメ会社の関係者
インタビューを数多く行っており非常に力作といっていい渾身の内容だろう。

■ 私の勘違い:エヴァパチンコのヒット要因が「エヴァ」ではないこと

本書を通じて最も理解が高まった点はブームの呼び水ともなったエヴァの
パチンコの持つ大きな魅力が、実はパチンコ機種における革新的なシステム
が搭載されているという点。本書によれば、エヴァパチンコで発動する暴走
モードは『突然革変』というシステム(何でも革変してないのにリーチ演出が
発生するという仕掛けらしい)で、これを広く普及させたのがエヴァだとか。。
時と場合によっては、エヴァじゃなくてもヒットしたのかもしれない。。。

同じように「牙狼」のパチンコも「革変なし連チャン」という独特のシステム
を搭載したことでヒットしたとのこと。このシステムの演出に一役買ったのが
ギラギラとしたボディで、インパクト大のアクションをした牙狼であったと。

つまり、結局のところは「パチンコ機種のヒット=パチンコ台の出来」という
部分が最も大きいわけで、コンテンツの魅力というのは微々たる貢献でしか
果たせてないということになる。本書での指摘を参考にすれば、時折言われる
「アニメファンの動員力がヒット要因」という説はかなり疑い深いものとなる。

■ 我々の見解との一致:アニメの救世主となるパチンコマネー

飲み会の席で話になるようにアニメとパチンコの関係性は「マネー」という
橋でつながれる。先輩方のほうがより明るいと思うが、90年代後半以降の
アニメーション制作は主に製作委員会方式を採用し、複数のスポンサーが
共同出資で出した資金をソフトコンテンツ等で回収することとしていた。。

しかし、知っての通り、とにかく今は記録メディアや動画コンテンツの
充実等もあって主力であったはずのソフトコンテンツがとにかく売れない。

そうした中で、パチンコのライセンス料は大きな魅力でもあることは
誰でもわかるだろう。また、本書でジーベックの社長が話していたが、
ナデシコのように一度終わったコンテンツを再度注目されるリバイバル
効果が期待できる点も非常に大きいだろう(これはエヴァが最たる例だ)。

■ 新たな視点:パチンコ業界を取り巻く環境による部分

アニメコンテンツがパチンコ業界にとっても魅力的なものであるというのは意外。
しかも、昔のヤマトや北斗の拳ならまだしも、エヴァやマクロスが貴重がられる
理由はよくわからなかった。そのカギに著者は「CR機」の台頭を指摘している。。

私はよくわからなかったのですが、カードを使った「CR機」が導入されて以降、
機種の画一化が進んだことが、結果的に差別化を目的としたタイアップ路線へと
進んだという指摘をなされたとか。。そうなると、液晶演出に力を入れることに
なるがオリジナルには限界があることから、映像コンテンツとりわけライセンス
が安価で一括管理をなされているアニメ作品が非常に大きな魅力であるらしい。

この理論はなかなか納得のいくものだが、実際のところはどうなんだろうか。

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アニメ業界の現状は大まか理解している筆者ではあるが、このパチンコタイアップ
の背景にはパチンコ業界の抱える様々な問題点も浮き出てくるとともに双方の理解が
深まる内容であった。双方ともに苦しい現状を何とか相互扶助でしのいでいるといった
ところであろうか。求められるのは、構造改革?さらなるアンダーグラウンドの拡大か。
本書はアイドルライターとして広範に活躍されている岡島紳士氏と
サッカーコミュニティサイト「サポティスタ」の岡田康宏氏の共著。
双方とも関連する文献や記事を読んできたこともあって、早くから、
本書の発売を知っていたので早々と購入し、一気に読みこんでいた。

新書では先見性とトレンドをいかに早く察知し、提供していくかが
非常に大きな要素であることから、PerfumeやAKB48のブレイクの
原点たるムーブメントであり、気がつけば大きな動きを見せている
女性アイドルグループの力学・構造をこのタイミングで発信すると
いうこと自体、大きな意味があると思われる。

ただし、双方とも現場主義者的な側面が強いことから、評論とまで
にはいかず、レポート的な内容であることは否めず、実際のところ
意外と音楽系の書籍では図表やジャケット等のビジュアルの重要性
が大きいと感じていることから、ただ淡々と情報が羅列されている
意味では「物足りなさ」もあるか(先日読んだ「AKB48の経済学」
もやや似た感覚だった)。

もちろん色々と考えさせる内容だったのはたしかである。本書の感想
ついでに、サブタイトルにもなっている「アイドル戦国時代」について
考えるとともに、私の長年のフィールドワークであるプロレス・アニメ
的な見方から考えていきたいと思う(そのせいで4000字近く。。。)。

■ 「アイドル戦国時代」とは何か?

<何をもって「戦国時代」とするか?>
わが国における「戦国時代」とは一般的に15世紀末から16世紀にかけ
下剋上等によって台頭してきた新たな武士勢力(=戦国大名)が乱立
していった時代、という見方で一定の理解を得られると思われる。。

つまりアイドル“戦国時代”とはグループアイドルの「新たな勢力」が
「次々と台頭した」時代(正確には時期)であると読み解くべきだろう。
勢力争い、いわゆる天下統一のような方向性以上に「新勢力の台頭」と
いう部分を解して、戦国時代と称すべきではないだろうか。

<何が「戦国時代」へと導いたのか?>
戦国時代以前における、わが国のアイドルシーンはハロープロジェクト
という“幕府”が徐々に力を弱めながらもアイドルの代名詞たる地位を
築いており、アイドルファン≒ハロプロファンの構図も定着していた。

00年代後半に入り、既にメディアへの露出も減少傾向にあったことに加え、
ハロプロのお家騒動(卒業、スキャンダル)という「応仁の乱」的な混乱、
公演中心の活動の内部化が進み、規模・影響力の低下は顕著となる(注)。

その一方、07年~08年にかけてのPerfume、09年以降のAKB48のブレイクが
起こった。双方ともメディアに取り上げられることで知名度を急速に高め、
テレビに登場する新たなアイドルグループとして注目されるようになった。
前者はNHKのポリリズムであり、後者は雑誌メディアでの圧倒的な支配率が
大きな影響力を与えた、というのが決定的なモノとなったといえるだろう。

<何故、新勢力が発生したのだろうか?>
双方の共通点として捉えられるのは、メディアからのトップダウンでスタート
しておらず、いわゆる「ステージから這い上がった(=ボトムアップ)」ことで
トップシーンに上り詰めたことである。本書の著者もページを割いてた部分だが、
従来までのアイドルは、番組企画等のメディアからのトップダウン型であるのに
対して、パフュにしてもAKBにしても、元々は路上や劇場がスタート地点となる。

だから、これらのアイドルグループが必ずしも先行的な人気ではなく、言い方が
悪いかもしれない(最近、演歌に関する文献も読んだため)が、かつて演歌歌手が
引用していた「苦節○年」のグループが着目されているのも環境の変化を物語る。。

<本書を読んだうえでの私見>
アイドル戦国時代はボトムアップ型のムーブメントによる先行事例が背景となり、
メディアから離れたところで次々とグループが結成され、AKBからSKE・SDN・NMB、
ハロプロからはスマイレージ、韓国グループの日本デビューした時期が重なった
ことで、異様な競争環境を生み出したのではないか。

■ 私論:90年代のプロレスシーンとの類似と相違
私の大学時代の専攻は行政法、アイドル声優学およびプロレス史(笑)
であったが、アイドル戦国時代の流れは90年代のプロレスシーンに似て
いると感じている。特にメディアから現場へと発信の主体が変化した点。

<テレビからライブエンタテイメントへ>
丁度、ワールドプロレスリング、全日本プロレス中継の深夜帯への移行に
よってテレビ主体のプロレスは80年代で区切りを迎える一方、新日プロは
ドーム興行、馬場全日本は武道館興業を軸に大きな興業に力を入れだした。
ファンはテレビから会場に足を運んでプロレスを見るという形に移行し、
ライブエンタテイメントとしてのプロレスを楽しむようになったと言える。

<インディ団体の躍進>
一方、マスメディアの目にあたらず、マットの闘いから一気にメジャーシーンへと
広がっていった団体も台頭していく。代表例は大仁田厚のFMW、グレート・サスケ
率いるみちのくプロレスの2つの団体である。両団体とも公演内容(デスマッチ、
地域密着+ルチャリブレ)で話題を呼び、メディアへの露出を契機として知名度
を高めることでメジャーシーンへと這い上がったボトムアップ型のモデルと言える。

こうした成功事例もあり、後のプロレス団体の旗揚げラッシュに繋がったと
いう流れは先述のアイドル戦国時代にある程度通じるものがあるだろう(注)。

<相違点:マスメディアへの定着>
ただし、相違点もある。FMW、みちのくはブレイク以降も現場のマットシーンを
中心に活動を続けたのに対し、AKBやPerfumeは主戦場をメディアに移した(注)。

Perfumeは08年~09年にかけて日テレ、10年からはNHKの「MUSIC JAPAN」での
レギュラー枠を確保し、定期的な露出を続けていて、AKBは深夜の「AKIBINGO」
だけだった冠番組が各局でレギュラー番組を獲得し、一方で選抜メディア組を
中心とした露出も毎日のように扱われている。実際、こうした転換がある意味、
一定のブレイク後の知名度を広めることに貢献しているといえるだろう。

世間に対して定期的に発信していくことが、ジャンル発展には不可欠であり、
現在のわが国においては、地上波のテレビや雑誌等の紙媒体のメディアで大きく
取り上げられないとその意味をなさない。プロレスにおける総合格闘技の台頭で
主導権を奪われたことが停滞の要因になったのに対し、アイドルの世界において
はマスメディアへの定着によって、ステップアップを果たしていったと言える。

■ 私論2:アイドル声優の位置づけ

本書の興味深い点の1つは、流れの中に僅かながらアイドル声優グループを
組んでいる点である。昨今のアイドルに関する文献および特集記事等にも、
少しずつアイドル声優の位置づけを組み入れようとする傾向も見受けられる。

<まずはアニメ、ゲーム>
私的な見解であるが、現在のグループアイドルのムーブメントにスフィアや
アイドルマスターの一団を組みするのは非常に複雑であり正確さを欠くもの
にあると考えている。というのも、スフィアのように先鋭化したグループの
誕生は、80年代初頭のアイドルシーンの延長線(例えば、旧パイオニアLDC)
や現代化(キングレコード三嶋氏が担当する水樹奈々・田村ゆかり)から、
一線を画すモデルであるが、実際のアイドルシーンとの相違点も大きい。

特に、ファンにとって個人、メンバーおよびグループ自体よりも出演アニメや
ゲーム作品の存在が絶対的な価値観を生まれる。メンバーやグループの存在を
先行して売り出すというモデルは既に試みられたものの、なかなかの成功とは
言えず、まずは各個人がアニメ等によって露出され、知名度が稼がなければ、
活動そのものが成り立たない(水樹奈々のモデルは先行事例であるがゆえに、
成功したモデルであり、現在同じようなスタイルでいっても困難ではないか)。

つまり、活動そのものはボトムアップではあるものの、応援するファンに対しての
アプローチはトップダウンで行われている。マクロス等をはじめ、武道館・アリーナ
クラスの公演が恐ろしいまでのスピードで実現し、スフィアもグループアイドルでは
異例の早さで日本武道館公演を実現したのは、この力学による部分が大きいと言える。

<アニメファンの拡大、声優ファンとの地続き>
また、若年層をはじめアニメファンの絶対数が増加傾向にあるとともに、従来は熱心
な声優ファンでなければ聞くことがなかったラジオ番組もネットメディアによる配信
が主流となったことから、アニメファンと声優ファンが地続きに近い環境になりつつ
あると思う。特定の層に熱心に働きかければ、それなりの数のファン層を捻りだせる
というのは大きな強みであり、先述の大規模興業が実現するもう1つの理由である。。

以上のことから、一見として似通ったモデルのように見えるが、やはり構造的にも
異なる側面が大きいことから、個人としては「別物」と考えることが無難だと思う。

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注:正確にはモーニング娘。からはじまった一連のムーブメントが10年
近いサイクルを続いていること、それ自体が珍しいことだと考えるべきだ。

注:もちろんプロレス団体のそれは大抵の場合、分裂による再編成⇒新団体
という縮小再生産的な側面も多かったため、必ずしも当てはまるとはいえない
だろう。しかし、元々は大仁田氏の「5万円で作った」(これは拡大解釈だが)
団体が成功をおさめなければ、やはり旗揚げラッシュはなかったと思っている。

注:そもそも興業団体とグループアイドルを同一視で語ることに無理はあるが、
ムーブメントという側面を重視して考えていきたい。また、正確にはFMWは新井
社長時代にディレクTVの放送が始まって、杉作J太郎氏が関わるなどして一足早い
エンタテイメント路線を打ち出したり、みちのくもローカル局を中心に現在も放送
は続いている地域もある。これもまたメディア進出あるが、ここでは地上波放送の
大手テレビ局や雑誌を指している。
以前、スポーツライターの生島淳さんがラジオで推薦してた本。
現役のトップスケーターである村主さんがフィギュアスケート
に関する素朴な疑問について、自身の経験等を踏まえたかたち
で応えていくという内容。非常に読みやすく、面白かったです。

村主さんの経験込みのお話で特に関心深かったのは年間活動費。
丁度、村主さん自身が支援がなければ引退の瀬戸際にあったので、
実際のところ、どこにどれだけお金がかかってるのかという疑問
はあった。そこを活動費の内訳について明細書のような形で解説。

意外だったのは曲の振付のコスト。1曲100~150万円とはスゴイ。
人気振付師の人は予約待ちだったりで、プログラム作るだけでも
思ったよりも苦労するもんだなぁ。

あとは試合までの過程の話。追い込みとか、試合までのピークの
持っていき方とか、まぁ現役最前線で戦っている人だけに説得力
が大きい。順番の話とか、たしかにあるよなぁ。メンタル含めて
タフさが求められるスポーツなんですよね。

3月には東京で世界選手権もありますからね。ココで得た知識をもとに
見方を変えていければいいですね。武田奈也ヲタ止まりにならないで。
ああ、今注目してるのは今井遥選手です。シニア初戦のカナダGP
とかで力強いスケーティング+ジャンプで鷲掴みにされました。。

こういうチェック、最近はすぽるとのリアルビーナスに先取りされる。
体操の田中理恵(not声優)も密かに応援したかったのに(残念だ)。

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アジアカップの決勝戦全部+表彰式まで全部見て眠い頭でTOEIC受験。
会社に提出しなければと思いつつ、海外出張はちょっと気が引けるし
今の水準をキープしてたいような気がする。それはそれで一種の怠慢
と思ったので、3年生になる弟に強制受験させるため自費で申し込むか。

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昨日はお疲れ様でございました。話し合いから始まり非常に充実した
1日となりました。常に新しい発見といいますか、業界の最新事情を
キャッチできたという点で勉強になりました。

アニメ声優系の観客スタイルはもうガラパゴス化しつつあると思うので
色々と奥深くなっていますが、胸を張って、どこの現場も熱く、面白い
と思います。というか、結局のところいかに楽しめるかが大切ですから。

アジアカップの表彰式でもJAMが流れてるんですから世界標準(たぶん)。


「ダイアモンド」なんかはそうだけど、評判のいいビジネス書の
ネタをそのまま特集にするパターンが多いかな。ドラッカー特集
はまさにそうだったし、少し前の『FREE』なんかもそうかな。。

これも人気のビジネス書『ストーリーとしての競争戦略』がベース
になっていて、魅力的な戦略ストーリーを展開する企業や人物を
紹介。サンリオ、仮面ライダー、品川女子学院、鹿島アントラーズ
モウリーニョ等。。事例がジャンルに富んでいたので面白かった。

戦略をストーリーにすることで、どのような立ち位置に置いている
のかがわかりやすくなる。『ストーリーとしての~』の著者が言う
ようにビジネスモデルではわかりづらい「流れ」や「動き」を把握
するには良い手段。実際、本誌でストーリの流れを図示してみると、
実に理解しやすいし、ヒットにおける因果関係が見えてくるかも。

あまり馴染みのない方にも各ジャンルに関心があればニヤリと出来る
ネタではないかと。カッコつけなしで、素直にお薦め。。

ビジネス書って使えるかわからないんですけど、面白いんですよ。
様々な事象を色々な見方で分析するってのが。それを吸収すること
で自分も様々な捉え方を思いつくことができる。知的な探究心の
延長みたいなもので。。

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シリア戦、残業および飲み会で疲れて借りてきた明日花キララの
DVDも見る気力もなく寝落ち(そもそも借りてきた記憶がアレだ)。
金曜日の付加価値は社会人になって相当高まった、と思っている。

改造内閣。与謝野氏は麻生政権時の経済財政担当大臣兼財務大臣の
ありえないリリーフ登板をしていた時に国会答弁を拝見していたので
「出来る人」という評価はブれないが、政治家として駄目だよなこりゃ。

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アジアカップ

ワールドカップ三次予選のアウェイ戦あたりから見てきた馴染みのある
対中東戦だった。ワールドカップで代表の試合を見るようになったという
会社の同期の女子は「ツマラナカッタ」というが、まぁこんなもんでしょ。

基本スタンスとしてしっかり引いて、とったら縦ポン+カウンター速攻。

そこにヨルダンは組織的な守備であって、シリアには前からのプレスと
10番の個人技があった。日本のアレもそもそも「緩いバックパス」から
ミスが始まっていたことを忘れるなかれ。サウジ戦も全力でぶつかれ。。

まぁ、ザッケローニ監督には良い研修となったのではないか。対中東戦の
危険予想ディスカッションみたいな感じで。戦術、笛、雰囲気全部あった。
どうせ1チームくらいは最終予選で当たるんだしね。

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GARAXY Tab

Youtubeをちょっと大きな画面で寝ころびながら見るツールからは脱却。

電通が手を出す「MAGASTORE」と12日よりはじまった「2Dfacto」から
読んでる雑誌の電子版・電子書籍等をクレジット決済で購入し始めて見た。

ダイアモンドや東洋経済はフル版なので価格がさほど変わらないという点で
一般的に紙媒体でほしいと感じることもあるが、基本スクラップが捗らない
のが経済紙系統なので、電子書籍の利点である情報整理という点では良いか。
AERAなどは一般的な価格より安いかたちで内容を絞って提供しててこれは良。

ただ、私的にタブレット型端末で本領を発揮しそうなのは、有料メルマガでは
ないかと考えることも。私も以前からホリエモンとかサッカーライターさんの
配信しているのを何個か買っていたものの、携帯とかPCで読むのが面倒だった。
タブレット型端末の大きさだとそれこそ雑誌などの感覚でペラペラ見れるので、
画像付きのものなんかは特にいい。
【短期連載】2010年総括:読書編
レコ大の最優秀新人賞にスマイレージが選ばれて少し泣いてしまった。
まぁメジャーデビューしてからは、なかなか見る機会はなかったけど、
インディーズから知ってただけに感慨深い。福田さんの涙にもらい泣き。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=BqyUa714Hjk

去年、真野恵理菜さんのバックダンサー4人組にユニット名がつき、
曲をもらい、真野さんのイベントで一緒に回りながら、真野さんや
Buono!のコンサートの合間やオープニングアクトで歌っていたのも
ずっと見てた。。あとは今年の春のコンサートでメジャーデビュー曲
「夢見る15歳」聞いて、自分のことのように喜んだし。。

春には℃-uteとの合同コンサートがあるので、久々に見たいね。

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年内最後は読書編。皆さん同様、ライフワークみたいなものなので。

昨年に比べれば色々と本が読めた気がします。生活のリズムにも慣れて
きたので。何冊か難しい本を読んで停滞したこともありましたが、通年
本か雑誌は毎日のように読んでいたと思います。来年はもっと本を読む
ことを意識して、様々なモノに触れていければと思います。。

一応、一般書籍とコミックの2部方式で。

<一般書籍3選>

・「ゴールは偶然の産物ではない」(アチーブメント出版)
・「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」(日経BP社)
・「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」(太田出版)


実は今読んでる「NASAのチームビルディング」もかなり面白いんですが、
読み終わってないので。ワールドカップの時はサッカーの本ばかり読んで
いた気がする。。本棚と書庫に大分サッカー関係のムックと本が増えた。

「ゴールは~」はFCバルセロナというフットボールクラブを題材に取り上げ、
00年代初頭の銀河系軍団・レアルの後塵にはいしていたクラブをいかにして
筆者たち経営陣が収益を上げ、世界的な知名度をより高めていったのかという
過程を描いたもの。組織のマネジメント改善、グローバルマーケティングという
ことで経営的な側面を述べていたこともあって、春先に読んだ本ではスポーツと
いうよりビジネスコーナーに置いてあったこともあった。

まぁ、最近になってラポルタ前会長時代の負債の話も出てきたから、必ずしも
全てが上手く行ったことはないんだろうけど。ソシオ関係の話や胸スポンサー
の話、あとはグアルディオラとモウリーニョの面接の話なんかは面白かった。。


「スティーブ・ショブス」はyoutubeで映像を見て内容を確かめながら本書の
解説を聴くという面白いスタンスを取りながら夏ごろに読んでいた。文書での
精度=文章力が特に求められる私の会社からすれば、かなり発想の違いもある。
まぁ、iphone4のとauのレディーガガ使ったCMでも端的に発想の違いが何となく
わかる気がしますね。。しばらくプレゼンなんかしてないので、ちょっと久々に
やりたくなった、と思ったら今度、自分の会社の入社説明会であったという罠。。

「ゼロから~」は先日読んだ本。都市に暮らす路上生活者のサバイバル術や工夫を
取りまとめたもの、家に引きこもってるより遥かに物資が潤沢しているのでは?と
思わんばかりの狩猟ぶりには驚かされた。真冬でも工夫次第でダンボールハウス
でも寝汗をかくほど温かくなるとは。

<コミック3選>

・遠藤浩輝「オールラウンダー廻」(イブニングKC)
・森 恒二「自殺島」(ジェッツコミック)
・藤井哲夫・かわぐちかいじ「僕はビートルズ」(モーニングKC)


「オールラウンダー廻」は前から格闘技ブログさんでお薦めされていて、
読もう読もうと思ってたところ、丁度「kamipro」で格闘マンガ特集が
あったので読みだしたら、すぐハマった。。アマチュア修斗という舞台
から、どういったところまで主人公が辿りつくのか。。それも含め期待。

「自殺島」は先日書いたので。。これも今後の展開が気になる。

「僕はビートルズ」は期待込み。やはり、音や彼らが飛ばされた時代の雰囲気
をいかに描いていくのか。それが読者の中でフィットしてくれば本当に面白い。
原作そのものはあるだけに、かわぐち先生の力にかかっている部分が大きいか。

なお、継続して読んでいるものは比較的内容も含め安定していた感。
モーニング系で読んでるジャイキリ、宇宙兄弟は本編もさることながら、
関連のムック本(GIANT KILLING extra、We ere 宇宙兄弟)を作り
読者に対して作品の世界観を広げていく取組はなかなか面白いと思った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ちなみに、某氏は書くといった「もしドラ」の感想を拝見させていただいて
いませんので、是非、年末年始にページを進めていただいてアニメが始まる
までには感想を書いていただければ幸いです。。よろしくメカドック。


『ホーリーランド』の森恒二先生の最新作。『ホーリーランド』は
しっかり読んでなかったけど、本作はサバイバル系作品なので。。。
(格闘技好きには押さえておくべきなんですけどね。今度、読もう)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
物語。主人公・セイは自殺を繰り返す“常習指定者”として認定され
病院のベッドから謎の島へ送り込まれる。そこには彼と同じ常習者達
が送り込まれており、政府は彼らを戸籍上では「死亡」している。。
生きることを放棄しようとした者たちが「死ぬため」のサバイバルを
開始することになるのだが。。。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ジャンルでいえばサバイバル系。つい先日、路上生活者たちの取材を
まとめた『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』読んで、人の逞しさ
というのを改めて強く感じたが、本作のテーマはまたなかなか絶妙だ。

自殺を繰り返す自殺未遂者が集団で孤島に送り込まれサバイバルをする
≒生きることを投げ出そうとする者に「生きる」ということを迫る構図だ。

実際、物語の序盤から身を投げるものも首を吊って楽になろうとする者も
出てくる。しかし、その中で主人公のセイはサバイバルの中で「生きたい」
という意識に目覚めてくる。この辺の覚悟は「ホーリーランド」の流れにも
近いかもしれない。この点、自殺未遂者というある種の“精神的な弱者”たる
主人公の心情描写を含めて、非常に丁寧に描いていて、かなり読み応えあり。。

彼の仲間に当たる人物もまた、それぞれの過去を背負って島にいるということで
物語の経過とともに少しずつ明らかになってくる。彼らたちも様々な思いを胸に
生きることを選択している。

また、これからというところですが集団にある小さな社会がどのような様相を
映していくのかがサバイバル系の面白いところですが、本作でも少しずつ見える。
まさにアナーキーな状態なので、モラル崩壊と秩序の維持がせめぎ合うあたりが、
作品に何ともいえない緊張感を与えてくれています。こういうのは好きですね。。

何というか「生き残る」的な作風は、近年も宇野常寛(ゼロ年代の想像力等)
っぽくいえばサヴァイブ系の作品に該当すると思うし、同氏のいうゲーム的な
ルールに支配されてる感はある。それはそれで面白い、とは思ったりもする。。
でも、何か妙な「軽さ」が気になってしまう。軽いから楽だけど、楽なんだ。。

鹿を射止め、解体し、一部を地中に埋めたシーンでセイが「生きよう」と胸に誓う
重みが伝わってくると嫌ってほど響いてくる。たぶん、僕はこういう「重さ」が好き
なんだなとわかった。テーマには、テーマなりの重さって大切なんだと思うんだわ。

ということで、森先生の作品読んだ人やサバイバル系好きな人にはおススメです。
ただ、難点をあげれば、サバイバルがサラッとできてるあたりが物足りないかも。。
主人公、弓できるとかチートっぽい、と突っ込みたくなったり(笑)

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昨日、有休で家にいたのでUSTREAM中継の宇多田ヒカルの横浜アリーナ公演を
見たけど凄すぎて口あけっぱなし。人間生活に入られるのが惜しい。お金落とすよ。。
「Automatic」って15歳の時に作ったんだもん、どんだけ化け物なんだよって話。。

あと、アンコールでBuono!のバンドメンバーの潤子さんが宇多田と二人でギターを
弾いててビックリした。。潤子△。てか、潤ちゃんとか言ってゴメンねゴメンね。。

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こないだ、てんびん君が書いてた最近の若者の完璧超人憧れをインスパイアして、
「最近の若者はブルーザー・ブロディ憧れ」って話を若手飲み会で話したら、
やっぱりプロレス者が釣れただけ。後輩女子「えっ、誰ですかそれ」な流れ。。

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名鑑号にはじまり記録号に終わる。野球ファンとして1年が終わった感じがする。
あんまり野球見に行かなかったからな、来年はもうちょっと頑張ろう。。



私は小学校に入る前に読んだ『エルマーのぼうけん』が大好きだった。
何が好きだったのかといえば、おそらく冒険そのものではなくエルマーが
どんな装備を取りそろえて冒険に出掛けるのか、という展開が好きだった
のだと今思ったりする。だからなのか、サバイバルものは意外と好きだ。。

サバイバル、といえば過酷な自然環境や孤島といった舞台をイメージする
かもしれないが、いやいや我々が暮らす街でも日々サバイバルをしている
人たちがいるというのが本書の登場人物である。まさに「自然の幸」ならぬ
「都市の幸」で暮らす一流都市型狩猟生活者たちの暮らしを取り上げたもの。

一流の路上生活者はスゴい。冬場に寝汗をかくくらい温かいダンボールハウス
だって作れるし、発電機を利用して電化製品を利用する。しかも、生活を営む
ための仕事さえすれば自由そのもの。それはそれで少し羨ましい気がする(笑)

都市で餓死することはまずないという前提で、ある程度の知識と知恵があれば
可能性無限大。日本の路上生活者のスキルって世界でも群を抜いているのでは
ないかというほど、アイディアと創意工夫に満ちてる。なんかすごい世界だなぁ。

ソフトカバーサイズなので、かなり読みやすかった。おススメです。。

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最近、いいペースで本を読んでるので、感想書いてる時間も確保したいとこ。
twitterでの感想は所詮メモレベルなので、考えたことをある程度活字化する
ことが大切で、本をちゃんと理解したかどうかを確かめるにはいいことだ。。。

あと、会社の年齢の近い人だと意外と読書者がいなくて寂しい。院生のころは
読書馬鹿ばかりだったから、楽しかったんだけどね。

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WWEヴィンテージコレクションで02年のサマースラムでレスナーVSロック様の
試合を久々に見た。WWE統一王者のベルト⇒旧WWE王者のベルトって結構好きだ。

個人的に好きなベルトはフレアーモデルになる前のNWA世界ヘビー級王者とか、
最近だと小橋建太がピカピカに磨いていたGHCヘビー級王座ベルト。いわゆる
楕円形のベルトが好きだな。フレアーモデルの世界ヘビー級とかジャンボ鶴田
のしたAWA世界ヘビー級はバックルがでかすぎて、あまり好きではないかなぁ。

来たるべくWWE飲みに備えて、RAWだけでも見ているが最近のNEXUSはウザい。
私の大好きなランディ・オートンが王者なだけマシだが。オートン、マジ大好き。

NHKでアニメ化まで決まったらしい通称「もしドラ」。今年の春ごろ、日経の
広告欄でひときわ異彩を放った表紙イラストを見て、関心はあったんですが、
逆に話題になりだすと関心が薄れるタイプだったので。。
先日、ゆうすけ君と感想を書くという話になり契機を得て購入。
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今更なんですが物語。公立高校の野球部のマネージャーに
なった主人公・みなみがとマネージャー関連の書籍として、
何故かドラッカーの「マネジメント」を読みだしたことから、
野球部にドラッカーの理論を取り入れることになるという話。

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難しい理論や学説にしても、出来るだけ噛み砕いて説明することで
暗記モノの世界を飛び越えた、着実な理解へと繋がっていくと思う。
例えば、池上彰さん「高校生からわかる『資本論』」もそうですし
今流行のマイケル・サンデル教授「ハーバード白熱教室」もそうだ。

サンデル教授の虜になってる私もそうですが、難しい哲学の理論を
身近な事例と学生との対話を使って理解を深めていく手法というのが
非常に高い評価と関心を呼んでるようですね(いつか取り上げたい)。

本書の場合、これを経営の神様とも言われるドラッカーのマネジメント
理論を高校野球部という事例を用いて、紹介をしているというものだ。
具体的には弱小の都立高校の野球部を甲子園に導くために、マネージャー
のみなみが“マネジャー(管理者)”として組織の強化を図るというもの。

率直な感想ですが、資本論や政治哲学と比較すれば、マネジメント理論の
紹介は簡単なモノに感じる。というのも、ドラッガー「マネジメント」は
『組織で働くすべての人たちの道しるべ』(週刊ダイアモンド11月16日号)
と言われているように、私も含めて誰しもが何かしらの組織に所属(経験)して
いるわけで、そこには少なからず疑問や課題というのに直面をするからだ。

本書はそれを普通に会社等に置き替えず、高校野球部と女子マネで説明した
という変化球が、やはりヒットにつながる面白いアプローチだと感じている。
野球部という組織と活動の中でマーケティング、イノベーション等の理論を
いかには当てはめていくのか?みなみとともに考えていく過程も面白かった。

特に「マーケティング=顧客創造」「イノベーション=新しい価値の創造」の
「マネジメント」の根幹をなす部分を高校野球という純然たる体育競技の世界
において定義づけていくのか、といった序盤から中盤の流れが興味深かった。。

また、ひたすら組織力の向上に徹した強化方針というのは、趣向は違うかも
しれないが「大きく振りかぶって」で本格的な科学的トレーニングの導入を
描いた際に感じた、ある種の新鮮さもあった。ここら辺、アニメ化した際には
地味にも映るかもしれないだろうが、是非ともしっかり描いてほしいと思う。

ただし、ドラッカー入門ないし入口的書籍としては非常に面白いとは思うですが、
一方で野球小説という点においては物足りなさ、説得力には欠ける点はあります。

組織の問題解決と練習内容の改善において、組織の活性化に成功したという部分
はわかるのですが、チームとしてのポテンシャルや個人能力の向上という部分の
描写は、作者が野球に詳しい人物ではないため仕方ない点がありますが残念かなと。
そこがノンフィクションとの差異といえばそうなんですが、ちょっともったいない。

まぁ、ストーリーに拘らず、何度も読み返せるライトさを選んだのであれば、本書の
趣旨からすれば正解なのかもしれない。私も何度かパラパラ読み直してますしね。。

少し前まで私が『プレイボーイ』を立ち読みして真っ先に読む
コーナーはAVでも「キン肉マンⅡ世」でもセルジオ越後コラム
も飛ばして落合博満氏の息子・落合福嗣さんの連載コラムである
「落合福嗣の腹式呼吸」であった。私、隠れフクシファン(笑)

以前から弟とも「コラム書籍したら買ってサインが欲しい」と
いうほどリスペクトしていた結果か、単なる手違いか、何と既に
兄弟で1冊ずつ購入していた件。どんだけフクシさん好きかと。。

ということで本作は彼のコラム連載終了記念に発刊されたのだが、
肝心のコラム再掲載がほとんどなく(笑)、完全にフクシさんの
ファンブックであった。。フクシさんの写真の数々、フクシ史を
はじめ、落合ファミリーによる人生相談まで、あまりに破天荒な
内容すぎて、口をあけっぱなしにして読んだ(決してうたた寝を
しながら読めるほど内容がないよう、というわけではない。。。)

それはともかく、読み応えのある部分は父・落合博満氏との対談で
どちらかといえば、今の福嗣氏と同じころの博満氏のエピソードが
実に面白かった。野球ファンはご存知だが博満氏はプロ選手になる
前の逸話としてプロボーラーになろうと思っていたり、普通に大学
や社会人時代に野球をしていなかった時期が何年もあったりする。

だから、そんなフラフラしていた経験が長かった父だからこそ息子に
対しても「成人は25歳」「(両親が息子の面倒を見ていられるうちに)
じっくりとやりたいこと探しておけ」ということが言えるのだと思う。
あまりテレビでは見れない父親としての落合博満の一面を垣間見れたか。
こういうことをサラリといえるのだから、やはり流石だと思ってしまう。

そういう他に囚われない部分≒オレ流はボク流というかたちで継承を
されていくのだろうね。バカバカしくて笑いが絶えない本ですけど、
なんかこの部分だけは胸が熱くなった。

なお、日本野球ファンの夢の空間である落合博満記念館の福嗣さんの
解説付き紹介という素敵すぎるセクションもあるので、いつかは行く
ことを胸に秘めている筆者のようなファンにはたまらない内容だった。
信子さんの絵まで見れるんだから、2000円なんて安いね(バチーン)。
私は何だかんだでプロレス・格闘技が見るのが好きで、会場こそ
あまり行かなくはなりましたが、今でも中継なんかは見てます。。
私ぐらいの年代はゲーム・マンガの影響を受けたファンが多いが、
自分自身、直に深夜中継でハマった口なので格闘マンガとかは全然
詳しくないです。まぁ「キン肉マン」だけは何度も読みましたけど。

そんな私ですが、珍しく格闘技マンガを読んでいます。

本書は総合格闘技のアマ部門を取り上げた作品(正確にはアマ修斗)。
総合格闘技ジムに通う高校生の主人公の廻(めぐる)がアマチュアの
試合や大会に出場して経験を積んでいくという話。アマチュアなので
プロ格よりも安全性や競技性が重視されていて、格闘技マンガでは、
あまり見られないような「スポーツマンガ」感があるのは新鮮かも。

主人公が試合経験が浅く、何か得意技をもっているわけではない状態
から、様々な経験と練習を通じて技術を習得していく過程がじっくり
描かれている。今の4巻になって大きな大会に入ったことで登場人物
の試合が連戦描かれているが、そこまでの流れは結構地味かもしれない。

ただ、自分の部活経験のイメージからすれば、劇的に強くなることって
早々にないことで、地味な基本と技の修練があって、技を上手くつかむ
と急に勝ちだしたり、上手くいかなくてドツボにはまったりするものだ。
部活ではないのだけど、なんか、そこはシンパシーを感じた。

ああ、ちなみに最近DREAMの菊野選手が使って話題の「三日月蹴り」が
現実に先駆けて出てきたり、柔術や打撃の細かい技術解説なんかもあり、
格闘技見ているならニヤニヤもののネタが満載ですね。プロ格好きには
オススメです。。

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改編期のドラマで1話を見たのが菅野美穂好きで見た『ギルティ』と
明日花キララが出ると聞いて見た『嬢王3』だけだったのだが大失敗。
(しっかし、明日花キララはh.m.pの頃が絶対良かった。プレステージ
移籍してからメイクがアレすぎて。。と、新作借りるたびに思ってる。)

年末の『坂の上の雲』まで待つか。
野村本について覚えてる限りでは6冊は読んでいるが、今回は
野村さん以外の書かれた野村本。大手町の本屋で結構売れていた。
日文新書って初めて聞いたけど、かなり読みやすい仕様になってた。

野村さんといえば「野村スコープ」のち「野村ノート」が有名だ。
これについては何冊も本が出ているし、前者については野村さん
の解説時代の数々の書籍(近年では再販されているものもある)、
後者も数々の作品で登場してるし、野球ファンは大かた知ってる。

本書はズバリ元選手・コーチの視点から見た野村野球について。

特に橋上さんといえばヤクルト、阪神で野村監督の教えを受け、
楽天ではヘッドコーチを務めていた方なので、説得力もある。。
野村さんの指導方法について客観的な視点で語った作品が何冊か
出ているが、こうした立場の人から出ると重みが全然違うかと。

そこそこの野村本フリークの筆者としては、知っている情報も
数々あったが、印象に残っているのは「変化」というところだ。

ノムさんは結局、指導やボヤキを通じて何を求めているのかと
いえば「変化」を求めている。選手たちに、人生を語ること、
考えさせること、ボヤキを発信することも意識や姿勢に対して
変化を与えるためのプロセスなのである。

本書でも出てくるが阪神での失敗は、この変化を与えることが
できなかったことに尽きるのではないか(少なくとも野村流)。

そして、野村監督自身も年齢とキャリアを重ねるにあたって、
変化をしていることを橋上氏は指摘している。これは昨年の
NHKの「追跡AtoZ」(2009.10.17)でも取り上げていたが、
マー君との接し方が最たる例で、年齢差や現在の選手たちに
あわせた対応で上手く選手たちに接している姿が印象的だ。
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んで、本書を読んでいて、尾花ベイのことが頭に浮かんだが、
尾花氏に求められるのは意外とこういう技術外の部分もあるかも
しれない。まぁ、はたから見ても足りないところは多いんだけど。

ただ、選手たちの意識を本気で変えるためには、もっと根っこ
の部分から変えていく必要があるかもね。コーチ以上監督未満に
終わってしまうかどうか、尾花さん「変化」が必要ではないかね。

~~~~~~~~~~~

90年代・00年代と時代をまたいで活躍できた秘訣こそ、
野村さん自身の変化の力が大きいと感じすにはいられなかった。

野村本ないし野村野球に覚えがある人なら、すんなり読めます
のでオススメです。実際、結構売れているらしいんですけどね。

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長時間のPC作業から生じる肩こり解消のため。体幹を動かす
ストレッチの本を買ってみて試してみたら結構、効果がるかも。
背中のところの伸ばせない部分を動かすことがい大事らしい。

一番わかりやすいのがイチローが、バッターサイクルでやってる
しこの態勢で肩を捻ってるやつ。私も剣道部時代、カッコつけて
試合前のスタンバイ時にやってた。もう防具つけているのにね。。

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10月に公開される「七瀬ふたたび」は小中和哉監督だったのか。。
(私もケータイ捜査官7、ケータイ刑事銭形海あたりは見てるぞ)

脚本・伊藤和典氏(パト、うる星等)だし、意外にこっち方面の人が
揃っているのか。我らが川崎の名優・平泉成さんも御出演か、見ねば。

仲里依沙主演の「時かけ」も良い感触だったし、早い段階で見に行こう。
ここは一つ、筒井ファンのとち君あたりの講釈もぜひ聴きたいとこだが。。

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管内閣、筆者の業務上は金融・郵政改革と総務大臣が気になるところだが、
総務相に前鳥取県知事の片山さん起用というのは地方自治の観点からいえば、
悪くないんだろうけど、原口氏が抱えていた郵政とか光の道構想とか大変だ。

まぁ、個人的に「国民新党=銀河帝国正統政府説」を唱える身としては、
まさにど直球・自見大臣のマジックのようなすり替え答弁を何とかしてほしい。
こういうのを話が上手い、といえばそうなのかも(元はお医者さんらしいし)。
土曜日に3杯もカレーを食っておきながら普通に昼飯に社食で
カレーを食う私。何というか、あまりにもワンパターンすぎ。
湘南には何が食べられるんだろう(ヨネスケばりの突撃精神)。
アウェイスタ飯こそアウェイ遠征の醍醐味(勝利は当たり前)。
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多くの人を魅了するアップルのスティーブ・ジョブスのプレゼン
について、18のキーワードから紹介・分析をするといった本書。

実際に会社に入るとわかるが、わが国では圧倒的にプレゼンが
試される場というのが限られており、強いて言うなら報告書等
の構成の方が評価されるのではないか(私の会社はそんな感じ)。

■ Macworld 2007 - Steve Jobs Keynote Speech
http://www.youtube.com/watch?v=gO420B02Q84

本書でも幾度となく語られる点だが、ジョブスのプレゼンはパワポの画面
を見るだけでもわかるとおり、とにかくシンプルで簡潔さに徹底している。

出来る限り、言葉を使わず、写真やイラストを多用し、平易な言葉を使って
ユーモラスに話す。上動画はiphoneを初めて紹介した時のプレゼンだけど、
今わかってるとはいえ、聞くのは苦手な私でもわかる。単語が平易だから。

報告書等の書面重視の日本の場合、コレと間逆で、情報がタイムセールの
ビニール袋のようにびっしり詰まった資料をよく見たり(主に霞ヶ関方面)。

会社で報告事項があったりするとき、ついつい調べたことを漏らさず伝える
ことを意識してしまったりするけど、何だかんだで必要な情報をセレクトし、
シンプルに繋げて、伝えていくことが良かったりする。改めて、そう感じた。

面接なんかもそんな感じで、メモに取りまとめ、色々話そうとすると上手く
いかないだろうし、何も考えないのはもっとダメだろう。キーワードベース
で言葉を取りまとめたり、何度も何度も練習する(ジョブスは練習しまくる
らしい)とか。意外とビジネスパーソンというより、学生にも向いてるかも。

なので、今はアイドリンガー(≒アイドリングファン)の弟に読ませてます。

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『サッカーダイジェスト』の今週号がJリーグの資産価値等についての
データが取りまとめられていたので購入。サッカーを語ることを偉そうに
語っている身としては、こうした資料は定期的に買うようにしている。。。

世界の主要リーグと比較して考えると、とにかく資産規模が違いすぎる。

前に読んだ『ゴールは偶然の産物ではない』にも書いてあった内容から
言葉を借りれば、サッカークラブの収入源の3つの要素であるところの
「ゲート」「放送権」「マーケティング」のうち、Jは入場のウェイト
がほとんどで、テレビは分配かつ細分化だし、マーケティングもたかが知れている。
その差は大きいんだな、とマジマジと分かったり。

まぁ、逆に私が勝っているシーズンチケットなんかがクラブの収入源と
して貢献できているのかな?、なんて変なやりがいも生まれてくるのも
あったりする。一種、そういうアイドルベクトル(俺が支えてあげないと
いけないというベクトル)が、固定層が多いと言われるJらしさなのかも。

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