「ドームですよっ!ドームっっ!」

中村繪里子さんがこの言葉を発した瞬間、現実がフィクションをオーバーラップした。10周年を迎えた『THE iDOLM@STER』(以下「アイマス」という)が西武ドームでライブを開催した、妄想小説の出だしのようにも思えるのだが、眼前に起こった光景は実際に起こっている現実だったのである。

自分自身、スタジアムライブやフェスにも足を運ぶようになって、何事にも初めての経験ではないのだが、正直、最初の30分くらいは気持ちの上ではフワフワしていた(笑)

〇 アイマスの10年、アイドルの10年

「ドームですよっ!ドームっっ!」はアイマスのキャラクター天海春果の台詞である。

稼働当時の05年、女性アイドルグループでスタジアムライブを実現したものはいなかった。それ以前に、アイドルという存在が世間一般に埋もれていた時期でもあった。

特に歌うアイドルは、代表格だったモーニング娘。をはじめとするハロープロジェクトが、研ぎ澄まされたパフォーマンスで精力的なライブ活動を行っていたものの、世間への露出機会は減少傾向にあり、過去の存在となりつつあった。

アーケード版の稼働当初、「何故、今、アイドルゲームなのか?」と誰しもが思った(当方を含む)。

しかし、アイドルを巡る情勢は10年間で大きく変化した。07年のPerfumeのブレイクに端を発し、AKB48をはじめとする48グループの拡大、アイドル戦国時代の幕開け、ももいろクローバーZのブレイク、さくら学院重音部発のBABYMETALのグローバルな活動、アイドルの市場価値は大きく回復し、再び世間の中で大きく注目される存在となった(注)。

アイマスのアニメ化は、シリーズの人気と併せて、アイドルを巡る状況が大きく変化したことが影響していると思っている。「アイドル」という言葉が持つ意味を回復したからこそ「アイマス」も成長したと双方を見てきた自分は考える。


〇 スピード感の無い成長が持つ重み

10年で辿り着いた約束の地。正直、数年前はたどり着ける場所とは考えていなかったと思う。イベントの締めの台詞であった言葉も、しばらくは「アイマスですよ」と置き換えていたくらいだ。

ただし、小さな1歩ずつだが確実に歩みを止めることなく成長をし続けた。階段で言えば段差を飛ばすことなく、本当に1歩ずつ登ってきた。

08年のGREAT PARTYの頃は消滅してもおかしくない危機感で爆発しそうだった。TDCのライブでは開場前が大混乱で参加したPが自主的に列を形成し、規制入場に対応するという伝説を目撃した。

そんなズンドコ節が止まらないアイマスイベントが、徐々に会場規模を大きくして立派なイベントを開催していく姿を古参のPは経験してきたのだと思う。まるでゲームのプロデュースのように。

近年、アイドル現場に行くと、アイドルグループがオリコン、武道館、紅白のいずれかを口にする場面を耳にする。おそらく、ゴールが不明瞭なアイドルだからこそ、明確な目標を設けることと、そこに向けてスピード感を出すことにも繋がることが良いと思われるからだ。

その点で見ると、アイマス(少なくとも765プロ勢)にはスピード感は全然無かったと思う。だけど、多くのファンを抱えることが出来たのは、その点だと考えたりもする。

こうした側面は、実際のアイドル運営にも一石を投じたくなる部分でもある。バッティングセンターのボールじゃないけど、徐々に速い球に慣れていくことが大事なんですよって話。

〇 最高の景色をありがとう

自分が西武ドームでライブを見たのは5度目だと思う。

今年2月に足を運んだ「乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE」、および映画『悲しみの忘れ方 Documntary of 乃木坂46』で流れた公演の映像を見て感じたが、構図としての西武ドームは非常に良い。

この日もビジョンで撮影された映像を見ながら、良い景色が本当に多かったと思う。最高のロケーションで最高の景色を見せたもらった気がする。

中村・今井が最後に見せた握手と抱擁は、『レッスルマニア20』のクリスベノワとエディゲレロのエンディングにも見えた。長い旅路の末に見えた最高の風景という意味でね。

泣くしかないだろ、という場面だった。終わった直後、アイマス最高と叫んだ後、座り込んでタオルで涙をぬぐった。よくわからないけど「10年って長いよ。重いよ」とか言いながら。

アニマス以降、4年間くらいは全然かわかっていないので、本当にこの日まで頑張って応援してきてくれたPの皆さんに感謝しかない。ありがとう、本当にありがとう。

See you Next Stage, Go for New Stage


ダン・グラッデンP

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注:本件については、2年前に書いたブログの中でまとめている。
〇「2013年におけるTHE iDOLM@STERとアイドルに関する考察」
http://81367.diarynote.jp/201302111832399577/
最近、あの熱心なヲタが自分に見えてきた。
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WUGについて、2回目の考察を書きたいと思います。今回は、近々ソフト版も発売となります劇場版に対して、自分なりの考えを述べておきたいと思います。ご批判等は何なりと。
なお、前回も触れさせていただきましたが、1月時点の劇場版を踏まえた『WUG』に対する感想等は別途、はてなの日記(http://d.hatena.ne.jp/y141/20140119#p1)で取りまとめておりますので、よろしければご覧ください。

今回のテーマ:劇場版のミカタ

○ 劇場版を考える3つの視点

私がWUGに絡めた飲み会での会話、あるいは後輩のネット上の文章を拝見して、「なぜ、このエピソードを劇場版にしたのか?」というニュアンスの意見は少なからず見聞きしました。劇場版は、Wake up,Girls!がユニットとして結成され、そして初めて舞台に立つまでの物語が描かれています。こうしたエピソードは、1つの作品を考えていくうえで、視聴者にアピールする〝ツカミ″となる部分と言えます。より多くの層にアピールできるテレビシリーズではなく、劇場版の公開にしたのか?この点について、3つの視点から考えていきたいと思います。

(1)劇場で観客がアイドルを見るという「構図」

私が考える最初の視点は「観客」が「劇場」(=映画館)で初めてのステージを見るという構図です。前回の試論でWUGの現代性について書きましたが、近年のグループアイドルの主戦場はライブやイベントといったステージです。この流れの源流を辿っていけば、AKB48が企画当初から続けてきた劇場での公演の存在は外せません。劇場に足を運んで本作を見るという行為は、これに近い構図を形成したのではないでしょうか。

秋元康先生は、AKBが打ち出す「会いに行けるアイドル」という考え方について、「会う主導権がファンのほうにある」(『AKB48の戦略!』(アスコム)33頁)と述べています。劇場で映画を見に行く力学もまた、同じだと思います。本作の場合、劇場に見に行くこと=「WUGというアイドルを見に行く」というかたちに置き換えることができる、つまり、彼女たちの物語を「目撃する」共犯関係を形成することに繋がっている、と考えています。

(2)最初から参加しなくてもよい「物語」

次に考えるのは、物語に対する考え方です。本作(原案)を手掛ける山本寛監督は、インタビュー記事(劇場版『WUG!』パンフレット19頁)の中で、テレビシリーズから入ってもいいし、劇場版から入ってもいいというコメントを残していますが、実際に双方を見て考えると、劇場版の出来事を網羅しておかなければテレビシリーズの事象が把握できないと感じる部分はあると思います。

他方、前回の試論でも述べた「アイドルを見る」という視点で考えれば、その意図は理解できる部分があります。例えば、AKB48、ももいろクローバーZは、今や国立競技場や日産スタジアムでライブを行うようにもなりましたが、彼女たちのデビューの瞬間や初ライブを見た人間はどれだけいたのでしょうか。スタジアムライブに駆け付けた中で1~2人いれば良いレベルだと思います。つまり、他の趣味等と同じで、アイドルに関してもファンになる動機やタイミングというのは人それぞれですから、必ずしもスタートに立ち会う必要はないわけです。

だから、本作についても、必ず劇場版を見てからテレビシリーズを見なければならないというニュアンスではなく、テレビシリーズを見て、劇場に足を運ぶ、あるいはその後のソフトでフォローすれば良いという認識なのではないかと思います。先述の通り、彼女たちを見に行く主導権をファン側に委ねられているのです。

ただし、一応、フォローしておくと、山本監督自身は物語を軽視しているわけではないと私は考えています。過去のインタビューにおいても「アイドルは物語だっていうのが僕のテーゼ」であると述べており、物語性があるAKBに強く共感を覚えているとも答えています。劇場版において、事務所の丹下社長が、主人公・松田に対して「アイドルに必要なのは物語だ」と語っていますが、それは監督自身の言葉なのではないかと感じています。

(3)島田真夢をゼロにするための「舞台」

以上の2つは、過去の感想等を含めた、マクロな視点で述べてきましたが、3つ目はかなり細かな視点で述べていきたいと思います。それが、劇場版で描かれた島田真夢です。テレビシリーズも一貫してそうだと思いますが、本作はグループを描きながらも、並行してグループの中の個人を描こうとしています。

劇場版の場合、グループは結成から初ライブに至るまでの過程を映しながら、一方で島田真夢が再びアイドルとしてステージに復帰するまでの葛藤を描いています。私自身、真夢が好きなキャラということは置いておいて(笑)、本作で彼女に焦点を置いたことを改めて考えたところ、彼女だけがゼロからのスタートではないことに気付かされました。

他のメンバーと異なり、彼女は「I-1クラブ」という国民的アイドルグループの1期生にして元センターで、(本作の時点では明らかになっていない)何らかの理由で脱退し、仙台にやってきました。

彼女にとって、「アイドルになる」「ステージに立つ」ということは、ゼロからではなく、実は〝マイナス″からのスタートです。本作は、そんな彼女をゼロに戻すための物語であり、それで初めて物語は全員が1つのスタートラインに立てるのではないでしょうか。グループとしての物語を始めるために、マイナスをゼロに戻すための舞台であったと考えることができるのではないでしょうか。
身内向けのメモレベルではありますが、WUGに関する考察を書いていきます。
(劇場版を踏まえて取りまとめた総論は「はてな」の方に既にまとめてあります)
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<はじめに>

最初に、日々の生活の中でアニメ作品を鑑賞する習慣が薄れていたこと等もあるのですがこれから説明する『Wake up,Girls!』(以下『WUG』と言う)に対する考察は、アニメの感想とは少し異なるアプローチであることをご留意ください。

本作を見るに当たって、山本寛監督が作品内と現実のアイドルシーンを分別して考える必要が無い旨を示唆したことから、「アニメ」という枠ではなく「アイドル」という枠組みで考えていこうと思ったからです。以上の条件整理を行ったうえで、本稿ならびに今後の試論を進めていきたいと思います。

今回のテーマ:WUGの現代性に関する考察

1.2010年代=「アイドル」の復権

昨今、「アイドル」を取扱ったアニメや映画等の作品を見る機会が増えていると思います。
その背景を考察するだけで論文がまとめられそうな内容であると思いますので詳細は割愛いたしますが、ひとつ考えられることは「歌うアイドル」の復権が考えられると思います。

00年代後半から現在に至るまで、アイドルを取り巻く環境は大きく変化しました。AKB48のブレイクにより、従来、メディアをゆりかごに育つことを基本としていたアイドルが、劇場等の「現場」からキャッチアップするという道筋を切り開くことになりました。

そして、2010年を前後して、ももいろクローバー(現在は、ももいろクローバーZ)をはじめ、様々な経緯で新たなアイドルグループが生まれ、空前の「グループアイドル戦国時代」を迎え、現在はその流れが地域を拠点に活動するご当地アイドルにも波及するといった流れを辿っています。

2.WUGという作品が描く現代性

以上のような時代の流れを経て、今回、アイドルを取扱った作品としてWUGがはじまりました。山本監督自身、現実とのリンクを意識した作品作りのアプローチを行っていることもあり、作品の中からも、現代性を感じる要素があると私は感じました。

① グループアイドル

ひとつは、WUGを「グループアイドル」という枠組みで描こうとしている点です。

今般のアイドルブームを支えるのは数々のグループアイドルの存在であることから、WUGもこうした枠組みを強く意識した物語展開を描いています。従来のアニメ作品が、仮にユニットとして描いた場合でも、個人に対する視点がベースになると思います。WUGは、WUGというグループとしての視点をベースにして、グループの中の個を描くというアプローチを用いています(主にテレビシリーズ2・3話のBパートがこれに該当します)。

② ステージ

二つ目は、本作の物語がステージを取り巻くエピソードが軸になっているという点です。

今般のグループアイドルはメディアではなく、ライブイベントがメインであることから、ステージの動向がグループの物語を形成しています。山本監督自身、過去のインタビュー記事においてもアイドルの物語性を重要視していることから、本編の物語を描くうえでステージに至るまでの流れを極めて重視しているように感じました。

③ 地域

三点目は、地域発という視点です。近年まで、アイドルとして活躍するためには地域から東京まで上京し、東京にある事務所に所属して、東京を拠点に活動していかねばならないという認識が一般的であったと思います。しかし、近年では特定の地域を活動拠点とするご当地アイドルがその活動を広域化しており、地域から全国へと発信するという流れが形成されつつあります。

本作もまた、仙台という地域を舞台にしています。本作の構想自体は随分と前からスタートしていたと聞いておりますので、結果論かもしれませんが、現在のアイドルを語るうえで「地域」というのは非常に重要な要素であり、この点も現代性を感じるところだと感じています。

昨年の後半から記載していた形式だと書いている時間が膨大な割に
何書いてるのかわからなくなってるので、また元の形式に戻そうかと。
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■ はじめに

前提として、筆者は現在『アイドルマスター』のシリーズから離れた
位置にいる。このタイトルでブログを書くのはダメかなと思いつつも
感じたことを書きたいと思う。

2年前に私は「2011年のTHE iDOLM@STER」と題して、アニマスの
放送開始に前後して、現実のアイドルとアイマスの違いを言及した。
今回、その後のフィールドワークや体験を通じ、その状況の変化に
ついて内容を取りまとめていきたいと思っている。

以下の記載はアイドル側を軸にして、アイドルマスターの世界に
照らし合わせた内容である。アニマス以降の展開であるとか、
昨今のモバイル版の知識はないため、筆者の指摘が乖離している点
があるかもしれないが、その点は適宜ご指摘いただければ幸いである。

■ ももいろクローバーZはアイマス型ムーブメントか?

昨年1年というわけではないが、アイドル界を取り巻く変化として特筆すべき
はももいろクローバーZが驚くべき躍進を遂げたことであろう。特にアイドルに
関心がなかった人がハマっていくという構図は5年前のPerfumeのブレイク時
に共通する点ではあるのだが、異色のスタイルに多くの人が支持したことに
驚いている。

筆者が2011年の夏に言及したAKBとアイマスのムーブメントの差異は
「競争」と「協働」であった(※)。ももクロはこの点で言えば後者つまり
アイマスに近しい部分があると考えている。「~推し」というのはあるが
ももクロの場合はユニット=5人だからこその魅力というのが非常に高く、
ユニットとして成長をファン(=いわゆる「モノノフ」である)が強く願って
いるところがある。

また、路上などの下積みを経て大きなステージや光のあるところへと
向かっていくというプロセスを共有することで、ファンの忠誠心を高める
構図というのも、アプローチ等には違いはあれども、構造的には近いと
私は考えている。

■ 現実化されつつあるアイドルマスターの世界

<街に表れるアイドル>

もう少し広い目で広げてみると、アイドルマスターのゲームの世界で
展開されていた風景に少しずつであるが実際のアイドルでも見える
ようになってきた。

例えば、ゲーム版のアイマスでデパート等でのイベントコマンドが
あったと思うが、あのゲームが始まったころにはイメージにも乏しい
時代であったのだが、現在に至ってはCDショップや首都圏にある
ショッピングモールあるいはオープンスペースでアイドルがイベント
を行っているというのは、当たり前のようになってきたりもする。

アイドル側としてはアクセスも良好な場所でCDを多く売りたいし、
一般の人に名前を知ってもらうチャンスにもなるという利点も多い。
会場提供側としてもイベントとして活用することができるし、トラブル
さえなければ、多くの客を入れ込むことができる点では利点は少なく
ない(また推測であるがCDを売ることからギャランティが発生しない
とすれば、その点も魅力的であろう)。

筆者もCDショップやオープンスペースのイベント会場(東武百貨店とか
サンシャイン)に足を運ぶようになったが、こうした体験はアイマスっぽい
と思ったりもする。

<広がるアイドルフェス・イベント>

また、「アイマス2」で展開されていたアイドルフェスというのも、現在は
急速にその数を増やしている。2010年にフェス形式での一大イベント
「TOKYO IDOL FESTIVAL2010」が開催されて、2011年や2012年と回を
重ねるごとに規模と参加者は増加の一途をたどっているところである。

また、規模はそこまで大きくないが「@JAM」や「アイドル横丁」等のイベ
が定期的に開催されるようになり複数のアイドルが集まって大きなライブ
を実施するというのは、1つのトレンドにもなりつつある。その乱発状態は
危惧される部分でもあるが、合同ライブ・フェスというのも増えつつある。

■ 日常に近づきつつあるアイドル

<メールシステム>

上記の余談であるが、アーケード版で多くのユーザーが悲鳴を上げた?
メールシステムというのがあったが、「アイドルからメールが届く」という
システムは現実のアイドルの世界でも広がりを見せている。

AKBグループは古くからモバイルメールというシステムを展開しており、
月額登録するとメンバーからのメールが届くというシステムがあった。
また、私も先日知ったのだが「生☆メール」というサービスでは複数の
アイドルグループが参加し、登録した好きなグループの好きなメンバー
からメールが届くというシステムが存在している(※2)。

昨今ではGoogle+やtwitter等のSNSアカウントを通じてもアイドル個人が
情報発信が可能となった時代でもあるので、絶対性というのは無くなった
と思われるが、ファンが重要視する(であろう)「繋がり」という観点では、
より直接(風)で親密に感じるものではあるので需要はあるのではないか
と私は考えている。

この点ではアイマスの魅力として私が考えていた、「日常にある非日常」
みたいなものが日々提供されているとも言えるだろうか。その点において
アイマスはあまりに早すぎたのかもしれない(笑)

<SNSの広がりによる「繋がり」>

「日常に近づいている」という点ではブログ以上に上述のSNSの存在と
いうのは極めて大きな作用を与えている。ブログよりも簡単に投稿する
ことができるとともにリアルタイム速報・実況性の高さもあり、日常の中
で「繋がり」を日々感じることができるのである。「非日常の提供」すると
ともに「日常に入り込む」流れが一層強くなりつつあるのも大きな変化
であると思う(※3)

■ アイドルとアイマスの違いについて

また、アイドル世界とアイマス世界の違いの部分についても触れておきたい。
細かいところを含めて色々とあるかもしれないが、自分の考えた部分として
3つ取りあげていきたいと思う。

<ドレス型から制服型へ>

AKB以降の大きな変化はアイドルの衣装が制服がスタンダード化しつつある
ことである。アイマスは企画当初がハロプロぐらいしか歌うアイドルがいない
時期でもあったことから基本的にドレスやワンピ風の衣装が多いと思う(※4)

一方でAKB以降のアイドルは低年齢化や多人数化、学園風のコンセプトが
多いこともあってか、制服風の衣装が増えている気がする。これはAKB以降
の流れをある程度組んでいる点は否定できないであろう。アイドルの衣装の
スタンダードの変容は1つの違いとして考えることができるだろう。

もちろん、AKBより前あるいは同時期に活動を行っていたグループなどは、
アイマスにも近いイメージの衣装でステージに立っていることも述べておく。

<アイドルダンスの発展>

アイマスはモーションキャプチャーによる動画のクオリティが評価されていて
もちろん振付は非常にファンの関心を寄せたところだが、アイドル界はダンス
を重視して、集団によるフォーメーションを形成するパフォーマンスというのが
1つのトレンドとして広がりを見せている。

例えば、先日「IDOL DANCE!!!」(ポッド出版)という著書を発表した振付師の
竹中夏海先生はファンによる振りコピという部分も含めて「アイドルダンス」と
いうスタイルとして語るように、アイドルについて考えるうえでダンスは1つの
重要な要素として捉えられている。

■ 参考:アップアップガールズ(仮)「アッパーカット!」
http://www.youtube.com/watch?v=K-kgRLROihw

フォーメーションダンスという部分はアイマスにはない要素であるとともに、
「歌うこと」に専念していることがよくわかる。良し悪しなどはなく、そこは
大きな違いであると思われる。

<新時代の地方アイドルの出現>

最後に、アイマスの世界には全く考えられなかったご当地アイドルの存在が
現実のアイドルの世界で存在感を増しつつある。ロコドル、地方アイドルという
のは昔からあったが、近年では拠点となる地域を軸にして活動領域を広げると
ともに広く認知されつつあるグループも増えてきた(※5)。

例えば、福岡を拠点にするアイドルグループ・LinQ(リンク)は天神にある常設
会場で定期公演を行いつつ、時期によっては東京や関西でも公演やイベントを
行っている。楽曲、質の高いパフォーマンス、物販におけるファンサービス等が
好評でもあり、先日発売された新曲はウィークリーチャート5位を獲得するなど、
着実に力を付けている。

ご当地アイドルが一般的なアイドルグループとの大きな違いは、グループや
個人の成長とともに、自分たちが生まれた土地や地域について多くの人に
知ってほしいという思いであったり、誇りがある点である(※6)。このような
形のアイドルグループが全国から多く出てきている。これもまたアイマスに
はなかったスタイルのアイドルの形と言えるだろう。

■ さいごに

以上のように、アイドルとアイマスについて考えてきたのであるが、私的には
どちらが良いとか悪いということを言いたかったわけではない。

アイマスが始まった頃には完全に冷凍されていた「アイドル」というジャンル
が大きな盛り上がりを見せている。アイマスで見てきたアイドルが光り輝いた
ステージに立つということが一部が具現化されつつあることは、素直に嬉しい
ことである。個人的には、色々な形でアイドルというジャンルが盛り上がれば
良いのではないかと考えている。

筆者はアイマスではなく、もう少しアイドルを見ていきたいと思う。もちろん、
アイマスPの時と変わりなく「頑張っている子を応援する」というスタンスで。

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※:あの時から1年半が経過し、アイマス側にも大きな変化があったこと
は理解しているがこの点は私も明るくないので今回の記述ではあえて
触れないでおきたい。

※2:「AKS Mobile」(http://www.office48mob.jp/index_s.php?m4a=top
「生☆メール」(http://namamail.com/

※3:例えば、福岡を中心に活動を続けるLinQのメンバー・一ノ瀬みくさん
は日によっては午前3時まで呟きを続けることもあったりする。情報に限らず
日常の出来事を気軽に投稿するアイドルも少なくない。
(一ノ瀬みく@LinQ:https://twitter.com/miku_ichinose

※4:制服などはコスチュームとしてコンテンツ販売されていたのは言うまでもない。

※5:SKE48、NMB48等の立ち位置が少し難しいが、この記述においては
AKBグループの1つ(あるいは視点的位置づけ)として例外として考える。

※6:この点については、栃木のご当地アイドル「とちおとめ25」が良い事例。
■ 「とちおとめ25」公式ページ
http://tochiotome25.com/
■ 「とちおとめ25のテーマ」
http://youtu.be/sITvdyQiN1Y
正直、すまんかった。
なでしこブーム便乗の仕方が正解じゃないと思った自分に剛腕ラリアット。

■ “ハロプロ”真野恵里菜、「仮面ライダーなでしこ」に!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111002-00000001-eiga-movi

皆様、劇場版では美咲撫子こと真野恵理菜をよろしくお願いします。

世の中は広いのだか、狭いのだか、この年になってもわからないもので。
演技関連だと昨年の『SPEC』のサトリ以来のでっかい仕事だな、頑張れ。

18のときに13歳扱いされて、20になってJK扱いか。大体あってるな。。
映画(2本)も舞台(4本)とそれなりに経験値は積んでるし、ドラマも
Webドラマ2本含めて、色々と出ているから、そこまで心配はしてないが。

これは流石に見に行こう。あと、そろっと新曲を出してほしいんだ。。

TOKYO IDOL FESTIVAL2011 (8月27日)
TOKYO IDOL FESTIVAL2011 (8月27日)
TOKYO IDOL FESTIVAL2011 (8月27日)
昨日は「TOKYO IDOL FESTIVAL2011」(以下TIF)に参加すべく、
お台場のフジテレビの湾岸スタジオへ。電車越しにお台場合衆国も
最後の週末ということで、かなり人が入っているように見えた。。

全国の様々な規模のアイドルが一堂に会するという本イベントは、
今回で2度目。昨年は品川プリンスホテル周辺を使って行われたが、
本年は「アイドリング!!!」の番組収録等が行われているお台場の
湾岸スタジオを活かして、大小7つのステージ等を設置している。
まさに、サマソニなどのような音楽フェスといった感じである。。

以下、この日、消化したタイムスケジュールを振り返りたいと思う。

■ 10:00~10:35:YGA⇒Dorothy Little Happy(SMILE GARDEN)
まず、スタジオ前の広場に設置された「SMILE GARDEN」(無料)に。
イベントのオープニングを盛り上げるOPENING LIVEが開催されていた。
丁度、私がアイドリングで推している酒井瞳さんが司会なので見てくことに。

YGA(よしもとグラビアエージェンシー)は吉本興業が手がけている。
普段、品川プリンスホテルにあるよしもとプリンスシアターでアイドリングと
合同ライブイベント「品はちライブ」を行うほか、定期公演を行っている。。
ということで、いきなり数少ない見たことのあるアイドル(笑)相変わらず、
ジャンパーが多くて、何だかなぁと。まぁ、曲は割とは好きなんだけどね。

Dorothy Little Happyさんは打って変わって未知との遭遇だ。
お話によると仙台を拠点に活動しており、現在はチャリティライブ等を多く
行われてるとか。「デモサヨナラ」という曲で「好きよ」ってところにヲタ
「俺も~」というコールに笑ってしまった。。イイ曲だと思うが。
(参照:「デモサヨナラ」http://www.youtube.com/watch?v=zToJZ75ojfA

ここで屋外からスタジオ内に入ることに。。

■ 10:40~11:20:SURVIVE ZERO⇒バニラビーンズ(FANTASTIC THEATER)
次にスタジオ1階の多目的ホールに設置された小ステージに移動。椅子があったし
混雑度も緩やかだったので。イベントでこういう場所、絶対大切だと思う。うん。

入ったときにはSURVIVE ZEROさんがパフォーマンス中であった。。
後方に佇むヲタの奮闘を横目に椅子に座って一息つける雰囲気はなかった。
ライブでならしているのは何となくわかった(実際、ライブアイドルっぽい)。

んで、この日の出演者で楽しみにしてたバニラビーンズさんが登場する。
北欧の風に乗ってやってきた清楚でイノセンスな雰囲気のユニット(メンバー談)
私は昨年からアルバム等を買ってて一度見て見たかったので生で見れて良かった。
先日発売されたミニアルバムとアルバム『バニラビーンズⅡ』を中心にセレクト。

◇ バニラビーンズ「ニコラ」
http://www.youtube.com/watch?v=dwNuBaF4FFU

キノコ頭担当のレナさんはドルヲタのアイドル。いや注目株も細かい。
北欧の風を堪能したところで屋上の物販などを見て、他のステージへ移動。。

■ 12:30~14:00:ぱすぽ☆⇒東京女子流(HOT STAGE)

午後はスタジオに設置された大ステージに移動。未知の強豪に挑む。

まず、初戦はぱすぽ☆さん。絶対単独イベ等では行かない系。
弟が以前でイベントでCD数枚買っただけでチェキ等の大盤振る舞いと
聞いてて、なおかつファン層が若いとあって、ちょっと、流石にねぇ。

楽曲もアルバムとメジャーデビューシングルくらいしか知らなかったが、
結構、ガンガン踊ってたり、アテンダントを意識した振りも良かった。。

◇ぱすぽ☆「少女飛行」
http://www.youtube.com/watch?v=nLsjqTGvkdY

ただヲタがMIXだの推しジャンだのやりすぎ。最近はこんなんばっか?
しかし、ファンを「パッセンジャー」と呼ぶのは後述のマノフレに匹敵
するほどのナイスセンスだと思うな。。イベント=「フライト」を含め。

続いて、是非とも見たかった、avexが手がける東京女子流さん。
デビュー曲から聞いてたのと好きな楽曲も多かったし、パフォーマンスも
定評があったので生で見たいと思っていた。いや、踊りにキレだけでなく
キメみたいな部分もしっかりあるし、リップシングじゃないボーカルも、
声がしっかりと出ていた。新曲だけは初見だったが、ぞくっとくるほど。

◇東京女子流「Limited addiction」
http://www.youtube.com/watch?v=X8VX6_mRABs

予算等も限られた中で地道にしっかり取組んでる姿勢も非常に好感持てる。
ちなみに、他のアイドルから「気になる」発言を最も聞いたのも女子流か。


ここで昼飯も食べてなかったので一時離脱。
外に出て、休憩も兼ねて外のステージに移動する。。

■ 14:00~14:30:ECO IDOL TALK(SMILE GARDEN)

ECOを考えるトークショー。MCはアイドリングの遠藤舞(3号)さんと
橘ゆりか(19号)のお二人が務める。。橘さんが観客にマイクを向けて
聞いて回ったり、ビラを配ったりと大活躍。私もインタビューを受ける
恩恵に授かった。。ゆりかる(橘氏)、相変わらず、いいなぁ~。

■ 15:00~17:15:さくら学院→アイドリング!!!→9nine(HOT STAGE)

気にはなるが、絶対単独で行けないであろう枠2・さくら学院
福山雅治さんやPerfumeが所属する事務所・アミューズが手がけている
「成長期限定」ユニット(~中3)。既に棒が必要なくらい高いハードル。

浅からぬ縁といいますか、生徒会長の武藤彩未さんと中元すず香さんは
『絶対可憐チルドレン』で活躍された可憐Girlsの元メンバー。いや、
流石に大きくなりましたね。。あの時のダンスのキレは忘れてない。。

楽曲は何か普通に合唱って感じでしたけど、想像していたよりは全然良く
これはこれで良かったんじゃないかと。

◇ さくら学院『Hello!IVY』
http://www.youtube.com/watch?v=q5oZRwdlJ0w

ちなみに、タオルとかじゃなくてミニフラッグ使ってた。

続いて、私的ホームユニットのアイドリング!!!。この日は春から
休業していた25号・後藤郁(ごとうかおる)さんが復帰ということでファンの
思いも一段と高いというか、出てきた瞬間から「かおるん」コールが凄かった。

◇アイドリング!!!『Don’t think. Feel!!!』
http://www.youtube.com/watch?v=jKRQq2Yj4bI

セトリはアルバム曲等を含め必殺フルコース。
最後は20人揃わないと歌わない『Iのスタンダード』。コレ聞けて満足。

◇アイドリング!!!『Iのスタンダード』
http://www.youtube.com/watch?v=8GEfJJZAbY0

そのまま残って、9nine(ナイン)さんのステージまで拝見する。
9nineは吉川ひなのさん等が所属するレプロエンタテイメントが手がける
ユニット。CMやドラマでも活躍されている川島海荷さんもメンバーの一人。
私はパフォーマンス路線に転換以降、agehasprigsが楽曲を提供されてる
ことから、『CROSS OVER』以降は聞いてる(といっても3枚であるが)。

◇ 9nine『Shining Star』
http://www.youtube.com/watch?v=1ZDWUhXwPCk

Perfumeのあーちゃんさんの妹さんのちゃあぽんさんの煽り方が姉君を
連想されたり、佐武宇綺さんカワイすぎたり(笑)、うん良かったわ。

■ 17:45~18:00:Jewel Kiss(FANTASTIC THEATER)

流石に2時間近くスタンディングにいたので、一度離脱して休憩も兼ね
再びFANTASTIC THEATEの椅子席でまったり、といかない展開に陥る。。
明らかに気合が入ったファンが前列に待機するわ、空いたスペースまで
埋まるほどの賑わい。。それで出てきたのはJewel Kissさん。

後から調べたら、北海道で活動しているユニットだが明らかに小学生が
半分くらいいる。。そして、この日で一番アグレッシブなファンだった。
カルチャーショックが強すぎて、終わってからしばらく思考停止だった。

◇ Jewel Kiss『恋するスナイパー』
http://www.youtube.com/watch?v=nySlay5tQGU

ある意味、一番インパクトが強いステージ。恐るべし、Jewel Kiss..。

■ 18:45~20:45:バニラビーンズ⇒真野恵理菜(HOT STAGE)

休んだような、ある意味ダメージを受けたような感じで最後にメインへ。
バニラビーンズさんのステージを再び拝見。こちらは時間も長いので、
楽曲も多く聞けたので良かった。前にミニアルバムでカバーをされていた
『東京は夜の7時』を披露(アイマスの律子さんもカバーされていた曲)。

◇バニラビーンズ「東京は夜の七時」
http://www.youtube.com/watch?v=VSbAZk_Jq0M

そして、この後に控える真野さんのファン=マノフレをいじり倒すドルヲタ
のレナさんが実に素敵だった。伊達に娘。オーデに受け続けた子だけある。。

そして、トリは老舗・ハロプロからの参戦となる真野恵理菜さん。
アイドルイベントにハロプロが出るというのは基本的に馬場全日本の選手が
他団体に出撃するくらいのレア度である(細かくて伝わりづらいところだが)

何度も公演やイベントでで拝見してるとはいえ、本日色々見てきたなかで、
こ、これぞ「アイドル」と言わんばかりの圧巻のステージだ。セトリは、
10曲構成だったが、完全に春のソロコンサートツアーの内容を軸にして、
上手く取りまとめた内容。かなり挑戦的ではあるが、真野さんの魅力を
引き出すだけには十分な内容だった。。

◇ 真野恵理菜「元気者でいこう!」
http://www.youtube.com/watch?v=I5RLo6KMsPA

この日も「元気者」が楽しすぎた。。超盛り上がった。。

グループ+ダンスパフォーマンスが全盛のアイドルトレンドが色濃く出る
今回のイベントの中で、ソロ+歌唱の真野さんは完全に対極的である。。
だが、私がよく述べるところの「オーラ(雰囲気)で魅せる」ところが
彼女の魅力である。。それをこうしたステージで出したのは印象的。。

「『アイドルはすごいんだぞ』というところを見せたい」という
言葉は実にこの日のトリにふさわしい、素晴らしいものだと思う次第です。


この後もステージやラジオ公開収録等もあったのですが、相当疲れたので
帰宅の途に。。とはいえ、1日遊び倒せた気がするので大満足の内容だった。

<感想>

昨年の同イベントと比較して1日通し券がお求めやすい価格(4800円)。
野外込みで多くのステージが見れたのはショーケースとしては、非常に
良かったか。私みたいに色々とみたい人はともかく、好きなユニットだけ
見たい人も各ステージを回れば3回くらい見れるし、物販の握手会等も
参加できるし。楽しみ方はそれぞれあって良いと思った。

本当、いい勉強になりました。是非とも来年も開始してほしい。。
bump.y LIVE+舞台 「恋したい夏~Kissまでぜんぜん届かないっ!~」
bump.y LIVE+舞台 「恋したい夏~Kissまでぜんぜん届かないっ!~」
日曜日(14日)。お盆の最中に2日連続でイベントで渋谷に行く筆者。
まぁサッカーが無ければイベントと我ながら酷い休日の過ごし方だ。。

この日、私が参加したのは堀北真希さんなどが所属する芸能事務所の
スウィートパワーの若手女優5人組のアクトレスシンガーグループ・
bump.y(バンピー)のCDリリースイベント。ゆうちょ銀行のCMで
お馴染みの桜庭ななみさんが所属している。筆者も初めて生で見る。

会場はマウントレーニアホール渋谷。渋谷の「109」の裏に位置する。
ホールと言えばホールだが、イメージとすれば映画館みたいな雰囲気。
整理番号制による自由席で不安だったがシートも映画館のそれに近く
快適そのもの。。空調もしっかりきいてて、終始心地よい空間だった。

イベは「LIVE」⇒「舞台」⇒「ゲーム」の三部構成とでもいうべきか。

<LIVE>

リリースイベントと聞けば、4曲くらいやれば大奮発レベルであるが、
流石はプレミアムイベント。あれよあれよと6曲も歌ってくれた(笑)

筆者はユニットデビュー直後にMJ(MUSIC JAPAN)に出た時に披露した
『VOICE』のイメージが強かったのだが今回の新曲『Kiss』はかなりの
イメージチェンジというか、路線を転換してきた1曲と言えるだろうか。

■ bump.y『Kiss』
http://www.youtube.com/watch?v=jE6v_zzJ_UE

この曲はKARA等を手掛けたプロデュースチームが絡んでいると聞いてて、
どんな感じに仕上げてくるか気になっていたのだが素晴らしいフィット感。
bump.yのユニットの色を消すことなく、むしろ引き出してるのがグッド。。

余談だが、KARAと言うとどちらかといえば『ミスター』や『ジャンピン』
のようなダンスナンバーを連想しがちなんだが、私が輸入盤で最初に曲を
聞いたのは、むしろゆったりとした『Honey』という楽曲で『kiss』なんか
もそちらの系統に近いかも(筆者的にはKARAもこちらの方が好みなのだが)。

(参照) KARA『Honey』
http://www.youtube.com/watch?v=XNRSLyMz2Rk

他には、CWの『NewDays』等を披露。1年もやってることもあって、歌う姿は
なかなか堂々たるもの。そして、スタイル抜群だ。まぁ、メンバー最年少である
宮武祭さんはリアル亜美真美くらいの年代なのでカワイイというか元気だなぁと
いう印象でした(例によって保護者目線)。

<舞 台>

舞台コーナーは彼氏ができてないのに携帯アプリで流した音声に合わせて
彼氏と会話してるフリをする姿を演じるというもの。。どうみても美少女
5人組なのに。。。メンバー全員の浴衣姿と桜庭さんのやさぐれ感が良し。
何でもこうした舞台コーナーは毎回行ってるとのことでアクトレスという
拘りを強く持ってるユニットならではの色ではないかと思ったりもする。。
(以前、教えてもらったスフィアの舞台パートみたいなのに近いかもなぁ)

<ゲーム>

ゲームコーナーは「大喜利」。あいうえお作文、流石にお題はその場での
発表ということで結構苦戦していたが。なかなかの良作も出ていたりする。

実は、こうしたゲームコーナーが素の表情が見えるので面白かったりする。
お題が「夏の恋」と「Kiss」だけど、全然お題と絡んでなかったりとか、
一生懸命考えて被ったり、バラエティなれしてないからこそ見れる姿かも。

<ライブ+アンコール>

後半のライブコーナーでは客席の方まで降りてきたり。これぞ降臨か。
桜庭さんはじめ、本当に大人びてるな。普通に、20代前半に見える。
アンコールではもう一度『Kiss』を披露してくれた。本当良いダンス。
KだろうがJだろうが、私は「良いものは良い」なスタンスではあるので
こうした良い形の交流というかコラボってのはあっても良いと思うなぁ。

◇ 雑感

2時間の充実したイベント。彼女たちの場合、こうしたユニット活動は明確に
「経験」という側面が強くて、それぞれが「個人」の「女優」としての活動を
主眼に置いている。それは、私個人の考えだが非常に良いことだと思っている。

若いからこそ、色々なことにトライすべきだし、ユニットが「個」の将来像を
模索するためのステージとしての役割を果たしてもよいはず。ゴールではなく、
通過点としてのユニット、そういうのもアリだと思う。とはいえ、意外と今回
の曲もそうだし、かなりテコ入れしてる感もあるので、はたしてどうなるかね。

まぁ、普段とは違ったところに行くと勉強になります。。
筆者が7月でバンダイナムコユナイテッド765からレンタル移籍して、
2年が経過した。アイマスPでありながら、アイドルへの見識の浅さを
危惧していた身として、来るべき論争に適切に対処すべく、理論武装が
必要なのではないかという意識から移籍した。

近くアニメが始まり、以前よりも一般メディアに取り上げられる可能性が
高まる。筆者としては、アイマスPの防波堤として論争に対して立ち向かう
次第である。せっかくアニメも始まるということで「アイマスと今」という
テーマで、本日は少し考えてみたい。。

■ 同じ「アイドル」に対する全く違う「思想」

筆者が移籍した09年以降、アイドルという言葉が再びマスメディアで
踊るようになる。前年(08年)にPerfumeの本格ブレイクもあったが、
何よりAKB48の勢いが本格化してきたからだ。

ただし、アイマスPからすれば、AKB48グループ(AKB,SKE,SDN,NMB)
のムーブメントは「別物」の意識があると考える者が多いのでないか。
AKBに関してはメンバーが雑誌やテレビで目に入らない日が無い状態で
まさにアイドル=AKB(的なモノ)といってもいい、アイコン的存在だ。

ただ、何と言っても「個別握手会」や「劇場公演」が主な活動であり、
ファンの愛着や忠誠は現場で培われている部分が非常に大きいと言える。
ここが、まずアイマスというムーブメントとの違いであると指摘できる。

そして、何よりの違いは、AKBのファンが「個人」推しを軸とするファン
思考をベースにしているのに対し、アイマスPはアイマスという「箱」を
ベースに応援している姿勢が大きいことである。現在のグループアイドル
シーンにおいて前者の思考は主流である。これが決定的な思想の違いだ。

極端な言い方をすればAKBはメンバー間の「競争」をベースに成長してきた
ムーブメントである。競争の結果、勝者と敗者は生まれ、メンバー間格差も
生まれることもある。一方、アイマスは全体による「協働」で這い上がった
ムーブメントである。好きなキャラや演者はいるが、ムーブメント全体での
上昇を願っている。だからこそ、アイマスPは格差が生まれることに対して
強烈な嫌悪感を抱くのではないだろうか。

■ 「日常の中の非日常」ではなく「日常の中の時々ドキドキ」

改めて、アイマスというムーブメントの魅力について考えてみたい。
コレは何度も私は言及してきたが、アイマス最大の魅力はこの手の
コンテンツでは珍しい「成長を実感できる」構造にあることが。。

アイマスというムーブメントはゲーム・ラジオを中心としたコンテンツを軸に
動画サイトを中心としたソーシャルメディアの草の根の普及を経て、拡大して
いったものだと私は考えている。また、キャストを含めたコンテンツの成長
(=ワシが育てた感)を経験することでユーザーの忠誠度を高めるというのも
大きな特徴ではないだろうか。「俺が支えてあげなければならない」という、
マインドこそ、まさにアイドルとファンの間にある関係性の基本中の基本となる。

そして、私見ではあるが、他のアイドルにはない、アイマス固有の魅力とは、
アイドルの存在を日常生活の中にフィットしていくことが可能なことだと思う。

多くのライブアイドルは、ステージという「日常の中の非日常」を提供すること
で支持を得てきた(AKBの原点も振り返ればそこにある)。アイマスは少し違う。

「アイドルのいる風景」を日常にする、日常生活の中で時々ドキドキすることを
与えてくれることが、彼女たちの存在ではないだろうか。会えそうで会えない、
会えないけど会っているような、そんな絶妙な距離感が生みだした関係こそが、
私を虜にしたアイドルマスターというムーブメントの魅力だと考えている。。

■ アイドルマスターはアイドル版「ジャスミン革命」を起こせるか?

ハッキリ言えば今のアイドル力は「資金力」が全てだ。ある意味では徹底した
資本主義の世界である。ファンが資金力を振りしぼれば、形骸化したとはいえ、
オリコンランキングという名誉を与えることも、総選挙である程度の順位まで、
好きな子を押し上げることができる。悔しいけど、グループ間のコンセプトや
パフォーマンス能力は、決して評価対象として、絶対的な価値を見いだせない。

アイマスが紡いでてきたクロニクルは「奇跡」に近かった。一瞬で吹き飛びそうな
崖っぷちに何度も立たされてきた。それでも、限られた環境とファンの知恵と愛で
ここまで伸ばしてこれた。何もない、ところから、ここまで辿りつけたことは、
そうしたハンディを乗り越えてきた経験として、何よりも代えがたい経験だった。

願わくば、荒涼としたAKB帝国と戦国時代のアイドル業界にアイドルマスターという
風を吹かせたい。アイドル版「ジャスミン革命」に筆者は、少しだけ期待したい。。
『ミュージックマガジン』をはじめ筆者は音楽雑誌をそこそこ買うが、
買うときはいつもアイドル関連であることは言わずもがな。真面目に
文献収集である(笑)本誌は表紙を見た瞬間、即買ってしまった。。

第1特集にキャンディーズ。「スー」こと田中好子さんが亡くなられて、
スポ新各紙が大きく取り扱うほど、このグループの残した大きな足跡と
いうのを再確認させられた。本誌はレコードや楽曲を通して、70年代に
燦然と輝いたキャンディーズのムーブメントを振り返るといった内容だ。

78年に後楽園球場で開催されたコンサート「ファイナルカーニバル」の
レポートが再録される等、当時の熱まで伝えんとばかりの熱さがあった。

■ 「奇跡の9カ月間」

キャンディーズの最大のインパクトは、本書でも大きく取り上げられている、
ステージ上での「解散宣言」から後楽園球場のファイナルコンサートまでの
9か月間の熱狂であるだろう。流行語になった「普通の女の子に戻りたい」の
突然の発言から、最後の舞台に向けてメンバー・関係者・ファンが同じ方向に
向かって進んでいった。。それが日本中を巻き込んでいったのだからスゴイ。

ネットもない時代から考えたら、末恐ろしいムーブメントである。

常々、私がキャンディーズ関係の文献を読むとセットのように出てくる
「全国キャンディーズ連盟(全キャン連)」なる組織の強固な組織力に
驚かされるものだ。。最近、彼らが蔵前国技館コンサートを仕切ったり、
後楽園球場の開催を進言したとか、主催者側じゃないかと、思わされる
ほどの内容を目の当たりにして、スゴイ時代だなぁと感心させられる。。

■ ライブアイドルの先駆けとして。。

というのも、これはマクロな視点で考えると彼女たちが当時のアイドル
では珍しくライブアイドルだったことが背景にあることも考えることが
できる。特に70年代の頃はアイドルはテレビから作り出され、多くが
テレビでの歌番組と言うのがメインな時代である。組織力のある熱狂的
なファン層が形成されたのも、ファンとの距離にも大きく影響している
ことが非常によくわかる。ある意味、今のAKBファンのルーツのような
ものだろうな。

また、ライブ活動を1つの軸にしていたことからも、いかに彼女たちの
パフォーマンス力が周囲を魅了していたのがよくわかる。考えてみれば
後楽園球場のステージを3人だけで4時間ひたすら歌い、踊り続けたのだ。

それだけでも凄いことだ。実際ベスト盤などでライブ音源などを聴いた
が、とにかくコーラスワークがとても綺麗で聞き入ってしまうことも。。
それに重ねるような軽快なバンドサウンド、ファンの絶叫などもまた、
現代の熱狂的なアイドル現場にも全然引けを取らない熱い現場だろう。。

そして、楽曲の多様性もまた目につく。カバーを含めて洋楽色の濃い楽曲も
あれば歌謡曲ど真ん中もある。ピンクレディの阿久悠先生のような作詞家が
世界観を作り出すようなかたちでもなければ、後のTKやつんく氏のような
プロデューサーが出てくる前で、そうした多様性が本誌のような音楽誌でも
評価されるような楽曲を残してきたということになる。。

■ 青春の光

そうした彼女たちに若者たちが熱狂していった。70年代の若者といえば
60年代の学生運動が落ち着きを見せ、今とはまた違った形で停滞感が漂う
時代のいわゆる「しらけ」世代。そうした時代を生きた当時の若者にとって
キャンディーズの明るさは元気を与えてくれた存在だ、という証言をよく目
にする。まさに「青春の光」だったのかもしれない。

AKBのファンにとって、彼女たちがそうした青春の光となりえているのなら、
改めて、我々のような外野が騒いではいけないのかもしれない。

■ 1つの理想としてのキャンディーズの姿

私はアイドルの話をするとき、キャンディーズを理想のグループにあげる。
理由は2つある。1つは人気絶頂の時に華やかなかまま終焉を迎えたこと、
もう1つは解散しても多くの関係者・ファンの記憶で鮮やかに生き続けて
いること、そして愛され続けていること。本当に素晴らしいことだと思う。

出会いあるもの、形(グループ)あるもの、いつかは何らかのかたちでの
別れが来てしまう。だからこそ、綺麗なまま、そして記憶の中で残ってて
ほしいわけだ(その点では売上では到底及ばなかったピンク・レディと、
彼女たちの大きな違いではないかと思う)。

NHKがかつて製作したキャンディーズの軌跡をおったドキュメンタリーが
「わが青春のキャンディーズ」であったが、そう、あの時代の若者
の青春の1つの結晶がキャンディーズを巡るムーブメントなのかもしれない。。


隣で「大島優子が・・・」と言う声が聞こえてきたら会社のPCで
総選挙速報を見てる先輩だった件。そして総選挙結果確定とともに
何故か皆帰りだす。何かおかしい、残業切り上げざる得ない展開に。
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好きな映画の一つに「オール・ザ・キングスメン」という作品がある。

血気盛んで正義感あふれる市民が市長に立候補するも金と権力を持つ
現職に勝つことができず。しかし、彼もまた手を汚しながら栄光を
掴んでいく。高い理想の実現のために汚れていくという様が何とも
複雑でそれを取り巻く人々との人間ドラマの濃厚さも含め骨太作品だ。

推しの子をAKBの選抜、キングにするために金という金が注ぎ込まれた。
正直3回目になると「地盤・看板・鞄」のあるメンバーとそうでない子の
格差が酷い。もしかしたらダンスとかボーカルがメチャ上手い子とかがい
てもわからないだろうしね。そもそも、立候補者数が多すぎだろという。。

ゆきりんが3位に入ったからいいか(笑)倉持さんも21位に入ったし、
フレンチキス安泰や。流石、親御さんに紹介したくなるユニットだぜ。

これだけの金まみれで正直CDの売り方とかモラルハザードとも言える側面が
あるのに、あのAKB商法の時のようにどこもロクに取り上げない。何と言うか
弱体するマスコミにとってはAKBは切っても切れなくなっちゃったんだよな。。

このようにAKB48拡大の要因は一連の販売・プロモーション展開もさることながら、
AKBにおける「利権構造」の確立にあると私は考えている。特に旧態依然とした
テレビ・出版のマスメディアとは蜜月関係といえる。本当、コンビニを見れば
週に何誌が表紙においてるだろうかと思うほど。

AKB:マスメディアを通じて、広範に情報発信してもらいたい
メディア:若者層に対する強烈なアピールと売上の拡大を期待

両者の利害が一致していると考えられる。特にメディア側の弱体化が
顕著なことから、以前に比べると安易にトレンドに流れやすい傾向にある。
それに「購買力の高さ」「若者」というキーワードは魅力的に見えるだろう。

新自由主義的政策の末、格差が明確なかたちで見えるようになった今の日本社会
に類似する点に、私はAKBが「時代を映す鏡」の役割を感じている。まぁ今日の
結論は日本で首相公選制を実施するのは難しいということだな。腐っても議会制
民主主義でいいよ。それが一番マシなのかもしれない。。
昨日はナギPさんのご厚意でアイドルマスター2のコンサートに
参加してきました。筆者がアイマスについて言及するのは昨年の
カオス(笑)以来で、本当にご無沙汰ではあるのですが、時間も
時間ですので、後々、先輩方が詳細について記述していただける
と思いますので私的に感じた点、気付いた点について取りまとめ。
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<総論>

詳しい曲目は後の先輩方に任せるとして、大まかな構成は

① OP+ヒット曲コレクション(キラメキラリ等)
↓(欠席メンバーよりビデオレター)
② 新曲(マスア2中心)の初披露リレー
↓(告知:アニメ化決定)
③ ED+アンコール(ゴマエ、アイマス)


といったところか。実にテンポ良く進んだと思うし、私も含めて少し前までの
ライブイベントでは恒例の“ズンドコ感”は皆無で逆に怖いくらいだったり。。

実際のアイドルのライブやイベントに行き出して以来、アイマスに対する基本的
な見方も大きく変わったと思う。ただ回数を重ねるごとに公演の質が高くなって
いるのは確かで説得力のあって、何よりも見応えのある内容に仕上がっていた。

せっかくなので、私らしさを出すという意味でもアイドルライブを見たことで、
気付いた点をあげたい。

■ 職業的アドバンテージとしての“声量”
1つは声優としてのアドバンテージでもこれは言えることだが、声量の大きさだ。
とにかく、会場ではよく通る。当たり前に感じていたが、何だかんだで大変なこと。
おそらくバンドサウンドでも負けないだろう。外を見て、初めて気づいた強みだった。

■ アイドル戦国時代とは間逆を行く徹底的な“歌唱”勝負
アニメ声優系全般に言えることだが、振りやダンスの負担を最低限に抑えてて、
とにかく歌に集中させる体制であること。。実際、現在のアイドルがどちらかと
いえばダンスパフォーマンスに力を入れてる傾向にある野に対して、アイマスは
徹底的に歌唱で勝負してる点。まさに、今では珍しい“歌唱系アイドル”なのだ。

■ 持ち歌主体にした構成内容の妙
上の内容とも被ってくるが、全体曲がとにかく少なくして、持ち歌とソロ曲主体の
構成にした点がやはり大きく、ズンドコになりがちなMCもできるだけ短くして(笑)、
テンポ良く進めたことが今回の公演内容の好感触に繋がったかと。コンビネーション
的な部分はあまり気にすることなく(大変といえば大変だが)個人パフォーマンスの
向上=公演内容の向上に直結するという意味で、過去の各個人の積み重ねが生きたか。


以上3点がまず内容全般に感じた点であり、本公演に感じる手応えの要因だと思う。

<各論>

次に演者について、何点か気付いたところ。

(1)沼倉愛美の抜群の存在感
過去のイベント等で何回か取り上げたが、公演の度に沼倉愛美のパフォーマンスレベルの
向上にはいつも驚かされる。今回もそうで、総合的には一歩抜けていた感じさえする。

もちろん歌唱に限定すればミンゴス、ダンスのキレはまやまやの方がいいし、盛り上げの
点では若林ネ申の方がぬーより上だと思うが、各要素を高いレベルで全部持っていたという
点では評価は高く、正直鳥肌すら立った。。トリオ楽曲で先生、あっきーを抑えての堂々の
センター。少し前では考えられなかったし、このままいけば「どこまで出来るんだ?」と
思わせるくらい、そんな期待さえ抱く。アイマス育成機関の最高傑作?になるのかもしれん。

(2)キングのポジションに入り、大役を果たしたミンゴス
樹里様、たかはし嬢が不参加。律子の立ち位置的にネ申はやはり全面的に前にとは
いかないなかで、大役を果たしたのはミンゴスだったと思う。ミンゴスのハードルは
千早イメージもあって常に高いものを要求されるが、今回の「眠り姫」はなかなかの
難曲。「青い鳥」と同じようにじっくり聞かせるというスタンスで拍手を呼ぶ内容に。
キングが「隣に・・」で皆の感動を呼んだあの奇跡を思い出す、見事な内容だったか。

(3)浅倉ちゃんが秘めるポテンシャル。。
筆者は仕事の都合で幕張2連戦2日目を欠席したので初浅倉杏美であったのだが、
アーツが送り込んできた第3の刺客(笑)ということもあって流石といったとこ。

過去にネギま等で活躍をされていたことから、原・沼倉といったゼロベース育成と
いう形ではないが、殊に集団でありながら個の存在も際立つアイマスという中では
どのように頭角を出していくのか?実に関心になる事項だろう。

全体的に個のパフォーマンスは向上の一途をたどっていることもあって、これまた
怖いくらい(笑)安心して見れた部分もあったので、良かったという印象強。

<アニメについて>

アニメ化決定。昨年の2発表に続き、長年のファンの目標であったところだったので
嬉しいところ。テレビアニメとなれば、アニメ・ゲーム業界全体に対して発信できる
こともあるし、メジャー化への一歩といえる。

また、アイドルというジャンルを扱うことに対しても、企画のスタート当初に比べれば、
AKB48を起点とするアイドルへの世間の関心事高くなっているので、ある意味では良い
タイミングではないかと思う。むしろ、今だからこそ背中を押しだせた企画ではないか。

いずれにしても、過度な期待はしなくとも楽しみな事実であることは楽しみ。響・貴音は
(ゼノグラ含めて)初のアニメ化なのも嬉しい。ここは引き続きフォローしていきたい。

<まとめ>

以上のように公演内容は納得できるもので、今回はこれといった波紋を起きることなく
(変態コールこそ起きましたが)、いい年明けを迎えたといったところでしょうかね。
攻めの姿勢というのは、ここ何年か言い続けておりましたが、本当の攻めとなるのは
2発売とアニメ企画始動という点でも今年なんでしょうね。

ちょっと、昨年のジュピターだのなんだのという騒ぎが、まるでリセットされたような
気さえして、何かそこが怖いような。。今回のLIVEの内容とアニメ化発表でチャラなの
かといえば何か違う気がするし。。そこがゲームの設定=フェイクな部分の強みかも
しれない。どうなんだろう、そこはなんとも言えない。。

ただ、アイドルゲームというフェイクの中にもこうしたリアリティがあるという事実。
そこを支持する人たちもまた、まだまだ熱はあるのだということ。まだまだアイマスは
終わらないし、止まらない。。どこまで行くか、少なくとも見守っていきたいところだ。

明日から仕事も始まるので、その前に総括も締めておきたいところ。
最後はライブ・イベント編。どのイベントも思い入れはあるのだが、
昨年を振り返って、特に印象深かったものを3つ取り上げたいと思う。
==========================

■ 3/14「NANA MIZUKI LIVE ACADEMY2010 Lesson.5」

横浜、大阪、名古屋と参加した奈々さんの春ツアーでしたが、思い返すと
私が声ヲタをはじめるにあたって大きな影響を受けたPrits(プリッツ)の
パフォーマンスを拝見することができたことは、何とも感慨深いものだった。

シスプリが良いも悪いも駆け出しの私に知名度の低かった若手声優を多く覚える
契機となったわけだし、その中で生まれたPrits(プリッツ)というユニットに
魅せられたことは事実。幻のようで、夢のようなひと時だった。10年目にして、
自分の中で「区切りがついた」と思うこととなった、1つの転換点だったと思う。

■ 4/17 キバコの会第二回公演「フォトジェニック」

昨年に引き続き、真野恵理菜さんの応援を続けていた。ただし、昨年の歌中心の
活動とは一転して、本年は舞台やドラマといった演技中心の仕事にシフトした。
年初、彼女は「地上波のドラマ出演」という目標を掲げていた。その結果として
11月にTBS「SPEC」においてゲストキャラ・サトリ役として好演を果たしている。

サトリのキャラを思い返すと、4月に堤氏がプロデュースした「フォトジェニック」
で彼女が演じたハテナにその原型を見たような気もする。この舞台、堤監督らしさ
が十二分に生かされており、役者さんたちも本当に味のあるいい演技をしていて、
ファンの間でも非常に好評だった。堤さんは映画だとなかなか厳しい評価を受ける
けど、このへんの枠組みならオマージュやネタっぽさも生きるんだなぁと実感した。

■ 9/19 ℃-uteコンサートツアー2010夏秋~ダンススペシャル!!「超占イト!!」~

夏の終わりから秋口までは℃-ute(キュート)ツアーに参戦。初日、収録、千秋楽
と全部関東だったので行きやすかったですがJの兼務で体が悲鳴をあげそうでした。。

AKB48という身近でファンとの距離感の近いアイドルが揺るぎない地位をメディアと
ともに確立し、一方でメディアは少女時代やKARAという美形でダンススキルの高い
韓国からの女性グループを多く取り上げられた。ハロプロにとって厳しい現状は続く。

℃-uteは4年目を迎え、メンバー卒業を経て本格的な5人体制となった。春先に出た
シングル「Shock」やアルバム「ショッキング5」の低調な内容で不安が増大した。
しかし、夏に発売したシングル「Danceでバコーン!」、夏秋ツアーが転機となった。

彼女たちのダンススキルを全面に押し出した公演内容は、驚かされるレベルでもあり、
クールさではない、文字通りのキュートな若さの弾ける内容だった。エース鈴木さん
に頼らずとも、5人がそれぞれの武器をもって闘える、フォーメーションとは異なる
個の力を見せつけられた。。その点で、改めてハロプロの恐ろしさを実感した公演。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

それ以外にも色々ありまして、アイマスの第二次UWFのような幻想の終焉であった
幕張のステージであったり、真夏の夜の夢となった奈々二連戦、スフィア武道館に
みた未来、品川プリンスに垣間見たアイドリング!!!とYGAのストーリーだったり。
久々にイベンターとして、中身の濃い1年だったと思います。。

元々「アイマスのPとはいえど、アイドルについては詳しくない」との批判が出た際に
理論武装すべく立ち上がろうと思った機運と真野恵理菜のデビューが重なったことで、
バンダイナムコ・ユナイテッド765からレンタル移籍したのですが、今もレンタル期限
を延長している感じです。

丁度、AKB48の変革期とアイドル戦国時代というアイドル全体の転換期にも立ちあう
こととなったことで視野を広げることにもなりました。情報をただ受けることなく、
自分の発想からアイドルに対する持論を展開できるようにもなったかなと思います。

まぁ、今年も自分なりに、ぼちぼちフィールドワークは続けたいと思います。。

品はちライブ in よしもとプリンスシアター(11月3日)
品はちライブ in よしもとプリンスシアター(11月3日)
iPhone用のジョギングバンドを買おうか悩む。というか久方ぶりに
走ることに真面目に取り組みたい。今度、色々と教えてください。。
=============================

文化の日の話。早慶戦、ナビスコ決勝をそこそこにアイドリング!!!が
出演している「品はちライブ」に行ってきた。アイドリング!!!について、
筆者はCDこそ(ときめも4等もあって)聞いていたのですが、具体的な
メンバー等の知識が備わったのは最近。

というのも、アイドリンガー(アイドリングファンの総称らしい)の
弟から猛烈にお薦めしてて、HDD等に累積したCS番組を見て覚えた。。

何となくなんですが、巷の中高生のAKBブームってこういうハマった
友達の影響が伝染して広がったりしてるのではないでしょうか。。。


会場の「よしもとプリンスシアター」というのは品川プリンスホテル
にある周辺施設の一角で吉本興業が管理?している常設型会場です。
品プリはステラホールで一昨年、May’nとかを見に行って以来かな?
プリンスホテルはもちろん駅からも近く、立地としては最高クラス。

■ 公演概要等

品はちライブは、アイドリング!!!と吉本興業が手がけております
YGA(よしもとグラビアエージェンシー)というユニットが出演して
おりまして、以下の2部構成が基本フォーマットとなっているようだ。

YGAライブ ⇒ 合同トークコーナー ⇒アイドリング!!!ライブ

YGAについては弟が「(私は)谷さんという人が好きになるはず」と
いうことを述べていた点を除き、全く知識を持っていないという状態。
最初はもう少しパロディ的な方向性かと思ったら、ごく普通のアイドル
ユニットなので、その直球勝負ぶりに逆に驚かされました。。

舞台(ステージ)で場数を踏ませ、徹底して鍛えている印象を受ける
あたりは流石といったところでしょうか、ある意味で芸人さんと同じ
構造ですね。何曲か見てて、ダンスあたりは粗削りさも感じましたが、
下手するとアイドリング!!!よりも踊れていたような印象もありました。

さて、アイドリング!!!ですが現在は20人いるそうなのですが、公演では
日替わりで参加メンバーが変わっている。この日参加したのは以下の面々。

<システム:2-4-2-2>
1期:外岡えりか(6号)、フォンチー(8号)
2期:河村唯(12号)、酒井瞳(14号)、朝日奈央(15号)、菊池亜美(16号)
3期:橘ゆりか(19号)、大川藍(20号)
4期:倉田瑠夏(22号)、後藤郁(24号)


YGAもそうだったのですが、アイドリング!!!は大体7曲程度を披露。
リクエストによるカバー曲もあるそうで(この日は「全力少年」を披露)。

観客は凄い熱狂的でも傍観者を気取るというわけでもなく、程よい熱がある。
よくアイドルとか、アニメ声優系でもそうなんですけど、気になっていても
行くのはちょっと怖いなぁ、大変そうだなぁ、と思って足踏みしてしまった人
には丁度良い盛り上がり。何せ現場は安全だし、席はあるし、距離も近い。。

ちなみに披露した楽曲の中で筆者が好きなのは以下の3曲。

■ 機種変エクスタシー(11thシングルCW)
http://www.youtube.com/watch?v=B2ipNRd78wY

■ S.O.W センスオブワンダー(11thシングル)
http://www.youtube.com/watch?v=Ww4oGTkv2FY

■ 無条件☆幸福
http://www.youtube.com/watch?v=AUaa_ArdmUI

チケット定価もかなりお得で結局YGA+アイドリング!!!で2時間の公演を堪能。
+CD等購入者は握手会に参加できる。まぁ、握手会ってのはこれくらいのファン
サービスの一環が普通で、握手会だけで大会場を使うってのは異常だってことだ。

色々と手探りな感じでしたが、投下資本(チケ代)に対して満足度は図りしえぬ。

AKBのよくわからないブレイクをする前の劇場とかの雰囲気もまたこんな平和な
感じだったんじゃないかな。ファンにとっては「品はち」の規模が一番おいしい
んじゃないかと。もっと上のステージに行ってほしいと願う半面、自分の犠牲も
あるというジレンマを抱えて、アイドルファンってのは存在しているんですよね。

まぁ、映画館が劇場のすぐ隣にあるので、映画見た後にフラっとアイドル見るって
のも面白いですよね。。まだ発見が多そうなので、ちょこちょこ行ってみよう(笑)
真野恵理菜池袋イベ⇒アウェイ湘南戦遠征の最中に起きた激震に驚く。
ナギーさんや何故か弟の発言等で少しはフライング情報は耳にしては
いましたが、流石にアイマスチームも馬鹿ではないだろうと思ってた。

今回、考え方をまとめるにあたって、旧ブログ時代からのアイマス関係
の文章を見直してみた。もう4年くらい、アイマスについて様々に考え、
何かを見出し、魅力を広めるために文を書き続けた。その間、世界観は
広がり、ライブ興業も素晴らしい内容にまで仕上がり、プロデューサー
の数も拡大を続けた。誰もがその上昇に大きなやりがいを感じたはずだ。

今回のような賛否を巻き起こすような事態が初めてだったわけではない。
08年のSP発表の美希移籍、09年のDSの内容発表だって激震が走っていた。
ただ、今回の発表内容はその比ではない。

何度かアイマスの魅力を『ワシが育てた感』の共有であると記してきた。

『ワシが育てた感』とは、アイマスならば「アイマスという
コンテンツを(自分も含めた)皆で育ててきたんだ」という感覚である。

アイマスの場合、この意識が支持層の間で、ヲタク文化圏においても強いのではないか?
コアユーザーがコンテンツの二次創作や動画サイト等で広めてきたことが、ジャンルの
知名度、内容の充実に積極的な役割を担ってきたという意識があるからである。制作側
やメーカーも扉をある程度、開いてくれた。この距離感も、私はなかなか良かったと思う。
(2009.5.31 更新「アイマス最高」より)


アイマスは支えあってきたコンテンツであったはず。ユーザーの献身性、アイマスチーム
の誠実さの双方がなければ、とっくに消えてた。奇跡にも近い5年間はそうして作られたと
先日の幕張でも感じたはず。それなのに、どうして過去の歴史を繰り返すようなことを。。

■ ディレ1が見逃している足元のユーザーの考え

ディレ1は今回の仕掛けを世界観の拡大のため、と言ってるけど現実は全然違う。
美希移籍のときにプロデュースできない人が出たことでどれだけ波紋を呼んだことか。
また、DSで765プロのアイドルが使えないことを、どれだけもどかしく思ったことか。
そうした部分を全て解消してくれるという期待が「2」に全てかかっていたわけだ。。

今回提示したことは強いて言うなら、もっと先にやるべきテーマ・方向性であると思う。
その優先順位を飛ばしてしまったことは、はっきり言って賛成することはできない。。

■ ファンの一体感を奪わせかねない「選抜制度」という愚行

そして、私が何よりも辛かったのは選抜制度。競わせるといえば響きは悪くないが、
各キャラクターと応援するプロデューサーの間に格差を生みだすシステムは自明の理。

アイマスユーザーの誰もがそれぞれ好きなキャラがいながら、それ以上に何よりも
「アイドルマスター」というコンテンツ・グループそのものを愛しているわけなんだ。

こうした流れは、もしかしたら昨年のAKB48の成功が遠因なのかもしれない。
私はCDが売れればそれでいい、何でもいいという一連のシステムには否定的な
意見を続けてきた。人気投票によるメンバー間格差、ファンに浪費を強いる仕組、
過度な露出によるイメージ戦略、アイドル業界全体がこの流れを組みだしてる。

そうした状態を嘆いている身としては、アイマス(ゲーム)の世界だけは、
関わる人たちが「献身」「誠実」「尊重」の精神から健全なかたちでアイドル
たち(コンテンツ)を育んでほしいという思いが強かった。

アイマスファンは少なくともAKB48ファンとは違う。こんな選抜制度をしたって
アイマスファンは誰も喜ばないし、ノッてこないんだ。実際の現場に足を運んで
いる私だが、それは確信をもっていえる(そのどっちが良いか、悪いかではない)。

■ せめて、できることを

イエスマンにならず、ダメなものには厳しくノーと言うことが大切である。
これでイエスといった結果、間違って成功を収めれば、これを模倣する流れ
に拍車が一層かかる。そんなのは絶対許してはいけないし、止めないといけない。

今回の内容ははっきり言って暴走。最低でも暴走を止める努力はしなければ。。
しかし、何ができるんだろうか?それがまた難しいから、考えなければならん。

とにかく、今度のCDは買うのを控えるよ。せっかく楽しみにしていたのになぁ。
℃-uteコンサートツアー2010夏秋~ダンススペシャル!!「超占イト!!」~(2)
昨日は℃-ute(キュート)のコンサートツアーの渋谷公演に参戦した。
先日、遠征したツアー初日の座間公演の内容が非常に良かったこと等も
あったりして、細かいところもじっくり見たいということで。

手違いでチケ2枚確保してたので、dj.negireo先輩に来ていただいた。
いつも、すいません。少しでも楽しんでいただければ幸いでございます。
渋谷2連戦の2日目の夜公演ということで、歴戦の勇者揃いといったとこ。

・女性客、少し増えている気がする。いい傾向、もっと増えてほしい。
・フロンタユニの人発見。FW矢島卓郎のコンフィットTシャツだった。
いや、その矢島違うから(卓郎も舞美も両方好きな筆者的には複雑)。

■ 公演概要

01. Danceでバコーン!
02. ディスコ クイーン(メンバー紹介)
03. 都会っ子 純情


「Danceでバコーン!」はやっぱ楽し杉。ヲタも相当ノリノリだし。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=0OXW4N2kEDk
1曲目にしてはコレ以上にない、快調な滑り出しとなっている感じ。
あと「都会っ子」の時点でリーダー矢島さん汗だく(デフォルト)。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=rJWgWlX0F7A

MCの絶対当たる占いは「テンションが上がるとビートたけしモノマネ」
⇒所々、コマネチ祭。。DVDで見るのが楽しみなようなそうでないような。

04. これ以上 嫌われたくないの
05. Bye Bye Bye!
06. 即 抱きしめて


「バコーン」のCWである04は結構好き。下げ調子のメロがいい。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=vHgqivJ-a-c

MCのおみくじトークネタでスマイレージネタ。スマメンの3人と
年齢が同じはずなのに、フレッシュさが皆無の鈴木愛理さん。。

07. The Party!
08. ほめられ伸び子のテーマ曲
09. スペシャルダンスメドレー
 黄色いお空でBOOM BOOM BOOM ⇒ 宇宙でLa Ta Ta ⇒
青春のカスタード ⇒ SHALL WE LOVE?⇒ CRAZY ABOUT YOU
⇒ GET UP!ラッパー


ルルが好きだった私がリアル中学時代に買った「黄色5」、懐かし。。
(原曲参照:http://www.youtube.com/watch?v=bC79qHtB8yA
ごまっとうの「SHALL WE LOVE?」はキメのあるダンスがカッケー。
(原曲:参照:http://www.youtube.com/watch?v=cd301QroFLk

10. SHOCK!
11. まっさらブルージーンズ
12. 立ち上がれ 乙女達
13. FOREVER LOVE


「まっさら」位置が昨年夏秋・今年春と結構序盤の配置だったが、今回は
ど真ん中に配置。まぁ、ギアチェンジにはもってこいの楽曲だと思う。
ナギさんも仰っていたが、たしかにジャンルの壁を超える盛り上がる楽曲。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=EpIm-gXGEHg

14. One’s LIFE
15. めぐる恋の季節
16. 大きな愛でもてなして
17. 青春ソング(タオル曲)


15,16の客席との一体感は圧巻。いわゆるヲタの熟練度がうかがい知れる。
17はソロ(原曲)⇒グループ⇒タオル楽曲と確実に楽曲として進化してる。
掛け声も入れるので、たしかにタオルは回すくらいのシンプルでいいかも。
(17参照:http://www.youtube.com/watch?v=dGfCQR_BmnY

18. キャンパスライフ~生まれて来てよかった~
19. 夏DOKI リップスティック


春発売の「キャンパスライフ」は公演の締めに向いている感じがする。
奈々楽曲でいえば「New Sansation」のような立ち位置に近いかなと。
バコーンとともに、どんな公演内容でも軸にできる楽曲であると思う。
(18参照:http://www.youtube.com/watch?v=fh2nY4YPAYU

アンコール前はリーダー矢島さんのソロ楽曲をグループ楽曲にアレンジ。
座間の後に話をした愛理ヲタの人が言ってたけど「少し前だったら違和感
があったかもしれないけど、今回は良かった」といってたが、個々の成長
があったから、こういうかたちに楽曲を昇華できたのではないかとした。
(19原曲:http://www.youtube.com/watch?v=mRhJWdxy2Us

EN1.JUMP
EN2. 忘れたくない夏


JUMPは個人的は稲葉ジャンプ+ジャンプだと思っている。
1発目ってのは定例だが、上記までのセトリをこなした後だとハード。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=JZt2nfY1jQs

忘れたくない夏はシングルCWでアルバム未収録曲ながらも人気楽曲だ。
昨年の夏秋、梅田えりかさんの卒業コンでラストで歌った楽曲だった
ということでヲタの人たちにとっても、一段と特別な楽曲だった。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=84R0cPTgdZY

EN3.通学ベクトル

ラストは鈴木愛理さんのソロ楽曲を全体アレンジ。これまた盛り上がる
曲であると同時に、座間で聞いたときは意外なセレクトでビックリした。
ラストとあって、ヲタも超全力だった(筆者含む)。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=HT0SSFOAW2g

■ 感想:イノベーションと課題

3連休の真ん中って素晴らしい。本当良かった(夢枕獏先生風にしみじみ)

座間のときは楽しかったものの、中島さんが負傷したことが何より気がかり
でそれどころではなかった。。その点、今回はポイントは割と抑えた状態で
盛り上がったから楽しかった。楽しすぎて、もっと行きたいと思わせてくる。
春コンも悪くはなかったが、今回はそれだけ内容が充実してて良かった証拠。

ダンスはメドレーのところがやっぱ見応えがある。個々の動きに説得力があり、
+集団としての一体感を出すと部分は強みであり、特色として押せる内容かと。

また、コア曲(になりえる)として「Danceでバコーン」が加わったことで、
公演に広がりが見えてきたと言える(奈々ライブならチュルパヤが加わった
感覚に近いと言っていい)。公演内容の伸びしろを様々な点で感じることが
できた。今回は新曲ということで一番頭だったが、今後は終盤起用だろう。

課題といっては何だが、興業的な側面でいえば動員。2chの「モ娘。(狼)」
には「一人で行く~」スレというのがあるように一人客の割合が多いことだ。

これは客層の大半が社会人、おそらく30代以上が多い現場ということで、
いわゆるアニメ声優系にあるような「お友達数珠つなぎ」の動員パターンが
成立しないことが遠因といえる。また、個人の自主性に頼られる動員であった
としても世間に認知してもらえる発信力に欠けることだ。タイアップ等、楽曲を
含めた露出が少ないというのは、現在のハロプロのユニットが抱える問題かと。

ただ、一連のAKBバブルの余波か、アイドル業界全体に若年層が目を向けている
傾向にあることは指摘できる。ここはアニメ声優系が動員が伸びたときの流れに
も似ている。その限られた伸びしろはあると思われるが、あくまで限定的だろう。

少なくとも年齢的・体力的・金銭的な部分を除けば(笑)今来ているお客さんは
「また行きたい」と思えるような内容であったことはたしか。まずは、コレ大切。

あと、私事で恐縮ですが、友達と9年前に初めて見に行ったのが旧渋谷公会堂
こと、渋谷C.C.レモンホールなんですよね(飯塚雅弓の夏ツアー千秋楽だった)。
今年はこの会場3度目なんですが、夏を過ぎたせいか、その頃を思い出したり。。
私にしては、よく飽きないなぁ。。。たぶん、今後もライブ通いは続けますよ。
℃-uteコンサートツアー2010夏秋~ダンススペシャル!!「超占イト!!」~
℃-uteコンサートツアー2010夏秋~ダンススペシャル!!「超占イト!!」~
℃-uteコンサートツアー2010夏秋~ダンススペシャル!!「超占イト!!」~
少し前の話なのですが、せっかく書いてたので出しておこうと思う。
最近、メモを書きためたものの、捨てちゃうパターンが多いなぁ。
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土曜日は℃-ute(キュート)の夏秋コンサートツアーの初日に参加。
筆者は昨年夏、今春に続いて3回目の参戦となる。少し慣れてきたか。
(本当、なんか年とってから海外挑戦するサッカー選手みたいな心境)

・今回の会場はハーモニーホール座間。駅から徒歩15分、途上日陰なし。
・会場キャパは1300人。コンパクトで見やすいので、丁度見やすい規模。

・普通にポスターが欲しかった、サイン入りポスター抽選会が早々にオワタ。
今回の岡井千聖さんのソロ写真が平田宏美さんにしか見えん。。

・1曲目は新曲「Danceでバコーン」。今、かなりハマってます。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=mhDPmiRGG6s
⇒ 会場が一気に高まる。ジャッジャッジャーのエアギターでヲタノリノリ。

・ダンススペシャルということでメンバーのソロダンスとともに自己紹介。
何となくだが、先日の奈々ドームのチームヨーダのコーナーを思い出した。

・3曲目で℃-uteのエタブレ級楽曲「都会っ子純情」。ヲタ殺し?
(ダンス参照:http://www.youtube.com/watch?v=rJWgWlX0F7A

・ダンスメドレーが鬼。言葉で言えるか、それくらいスゴイ。
国産最強のダンスアイドル!どこまで天井知らずなんだ、恐ろしすぎる。
んで、あまりにハードすぎて中島さんが怪我してしまった。心配すぎる。。。
⇒ このパートだけでも一見の価値あり。公演後に高揚感ジワジワとくる。

・ステージモニターが二台体制で表情が見やすかったという評判を聞く。
ハロプロ特有の「オフ ザ ボーカル」の表情などがしっかりと見えたし。

・平田さんに何となく似ている岡井ちゃんの歌声が本当に安定している。
いい味を出している。他のメンバーにはない音程、色というのが効果的。

・前回のツアーに続いて、メンバーソロ曲をグループ曲に転用するかたち。
矢島舞美(まいみ)さんが歌ってる「夏DOKIリップスティック」
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=_rVzDikneJg
鈴木愛理(あいり)さんの「通学ベクトル」はいずれも人気曲だ。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=yq-pckYP1Qk
⇒5人で歌うことで違和感が起こる可能性もあるが、ピッタリはまった。
ヲタの人が言ってたが“グループのレベルアップ”、この一言に尽きる。

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日本に続々進出中の韓国の女性アイドルグループの傾向はダンスが売り。
一方、わが国のダンスアイドル筆頭といえばPerfumeと言えるだろうか。
いずれも、グループでのコンビネーションダンス、動きの連動性という
のが魅力といえるだろう。Perfumeは3人だから、良い魅力が出ている。。

℃-uteのダンスは、もちろんグループとしてのコンビネーションや
連動制もあるが、個の力で魅せるというオプションを持っていること。
ダンス色を前面に押し出したセットリストは、本当に見ごたえがあった。

特にダンスメドレーの所なんかは、他の人にも見てもらいたいなぁと。
ここら辺の部分だけで銭を払う価値がある。それくらいの説得力でした。

また、この日の公演はダンスマスターの中島さんが怪我してしまったため、
やはり5人でのフルセットを見たいので、東京公演はどこかには行こう。。
初日に行って良かった。ツアーの公演がいっぱい残ってるからねぇ。。

Berryz工房「本気ボンバー」発売記念イベント:「会う」のではなく「見る」
Berryz工房「本気ボンバー」発売記念イベント:「会う」のではなく「見る」
昨日昼、電話番のため机でぐったりしながらtwitter見たら
急きょ発表になったこのイベントを知り、会社帰りに参加する。
会場も丁度、会社と自宅の中間にある渋谷のタワレコだったので。

しかし、久々に無茶リブレ炸裂の行動力。忘れていたはずの
イベンターの血がそうさせたのか。現場主義の魂は死なず(笑)

Berryz工房(ベリーズこうぼう)の単独イベント参加は初めて。
現在「イナズマイレブン」EDの担当をしていて、今回の新曲の
「本気ボンバー」も新作ゲームやアニメの主題歌になっている。
ちなみに、よくフットボールアワーの岩尾さんがテレビ等で好き
だって言ってるのが、Berryz工房の最年少メンバーの菅谷さん。

20時スタートとあって、私のような会社帰りのサラリーマン風も。
告知が当日朝のゲリライベント扱いも、なかなか人が集まっていた。
スタンディングスペースとあってヲタがフリーダムすぎて怖かった。

ミニライブは「雄たけびボーイWao」→「本気ボンバー」2曲披露。
(雄たけび:http://www.youtube.com/watch?v=8v8LNNojEEY)
(本気:http://www.youtube.com/watch?v=cCE_DEWHcjs)

「雄たけび」が始まって、はじめて「あ、振りわからんじゃん」と
極めて基本的なことに気付いた(もちろん曲はしっているわけだが)。
結構、「雄たけび」は振りとしてトリッキーな感じなんですけども、
ヲタもその振りにしっかりできてるんだから、流石の一言である。

新曲の「本気ボンバー」はこうしたトリッキーさはなく、シンプルな
ロックナンバー。菅谷さんという力強い低音が出せるボーカルがいる
ので、女性アイドルユニットとは思えぬパワーを感じさせたりする。。
これは普通に良曲なので、オススメ。

MCでは①夏にやりたいこと、②初めて買ったCD、③ハマってること。
初めて買ったCDに「だんご三兄弟」あたりが出てくるあたり、一回りは
年齢が離れているんだなぁ、と今さらしみじみ。

◇雑感

ステージ後方からまったり見ていたので、ちょっと見づらいところは
あったのですが、長身(本当デカイ)熊井友理奈さんだけ視界良好(笑)
まぁ、熊井さんみたいな美少女は見ているだけでも幸せになります。

パフォーマンスに関しては、ある意味、ハロプロで一番安心して
見れるのがベリと思うくらい。この日も安定感のあるパフォだ。。

以前から本ブログで言及してきたが、パフォーマンスによる「説得力」
というのは、現在のハロプロのユニットに関しては、どこも持ちえてる。
だから、私は下手な握手会なんかよりもミニライブ等でその部分として
“伝えていく”ことが大切だと思っている。

また、ファンもまた「会いに行く」のではなく、歌や演技を「見に行く」
という意識が強いと私は考える。そういう意味では、大人のファン?なの
かもしれない。

◇この日のまとめ

・本気ボンバーは普通に良曲。ロック仕様だが、Buono!とはまた違った感じ。
・レンタル移籍1年を過ぎても、ヲタのフリーダムさ加減にはついていけない。
・熊井ちゃんはランドマーク美少女。

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ああ、ちなみに2枚目はタワレコ渋谷店で見かけた超美人店員。
「秦組」vol.3 『らん』:二刀流で斬られたいと思わせるアイドル
「秦組」vol.3 『らん』:二刀流で斬られたいと思わせるアイドル
昨日はハロプロ所属のアイドルグループ・℃-ute(キュート)の
リーダーである矢島舞美さん主演の舞台『らん』を観劇してきた。
場所は六本木にある俳優座劇場(歴史や威厳も感じる劇場でした)。

私は演劇経験が皆無なので、相変わらず観劇の際の視点というのは
浅いのですが、単純に楽しむことはできる。そんな印象重視の感想。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

物語。豪族(大名?)の強権支配に苦しむ極貧の村から遣わされた
村の若人・正太郎は、赤谷?(あかだに)と呼ばれる盗賊が暮らす
場所で「救世主」と予言で示された少女・らん(矢島)に出会う。
らんは10年前に会った正太郎との再会を喜び、正太郎からの頼みを
快諾し、村を救うべく、仲間とともに、豪族に立ち向かうのだが。。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ジャンルとしては時代物、というよりはアクション時代劇。
全編を通じて殺陣シーンが多く、見ている側としてはドキドキ。
流れがやり直しなし、通しの演技が行われているところがあるから、
何というか、緊張感が伝染してくるし、1つ1つの動きに集中する。

また、ここ何年かで見に行った舞台と比べると本当に大所帯の舞台で
舞台に何十人もの人たちがドタバタと出てくるだけでも迫力というか
圧倒されますね。ダイナミックとでも、言うべきなのでしょうか。

矢島さんは天然っぽいマイペースなところがあるといわれているが、
運動神経が抜群なのも有名。こうしたシーンでも男性にも負けない
躍動感のある殺陣を見せてくれた。帰りのときに「舞美、すごいねぇ」
としみじみと語っていた矢島ファンの声もちらほら(笑)

かく言う筆者も、舞美無双とでも言うべきか、二刀流でバサバサと相手
を斬りまくる矢島さんを見て、ふと「斬られたい」と思った次第です。。

物語をじっくり見るというタイプではなかったですが、エンタメ要素が
強い舞台というのも面白いですね。また勉強になりました。
「しゅごキャラ」楽曲を担当していたロックアイドルユニット
Buono!(ボーノ)の2010年2月のライブの模様を収録したDVD。
ちなみに、筆者は前日の同公演を見に行ったり(今年初ライブ)。

ファンの間では2009年12月開催の初ツアー『Winter Festa』が
ベストアクト扱いされながら(実際、私も昨年行った数々のライブ
でも3強に入ると思った)、まさかの「DVDリリース無し」という、
まさかの事態があったため、待ちに待ったリリース。

公演に行った時の感想にも書いたのですが、ハロプロ系であって
ハロプロっぽさが無いのはBuono!の長所(ハロ=短所ではない)。

具体的には、普段馴れた環境(楽曲・メンバー構成)とは違う部分
と触れ合うことで、彼女たちが長年培ってきたモノを一歩進めてく
≒イノベーションの契機となる、と私的に考えられるからである。

DVDで見直していて、3rdアルバム収録曲は癖のある楽曲ばかりで
結構難しいし、バンドが入った後半戦はバンドサウンドに負けずに
歌いきっていたし、3人でやりきることも含めて、結構大変に感じる。

悪い意味でアイドル的に「カワイイ」とか「頑張った」とか、そういう
ところでも逃げたりもしない(これはハロ全体にあるんだと思うけど)。
改めて、見ごたえのある公演だった。行ってよかったなぁ(しみじみ)

DVDの話に戻るとポニーキャニオン制作ということでUFA(事務所)系列
の良いも悪いも淡々とした内容にならず、カメラワークなんかも含めて
素晴らしい仕様でした。本当、ただ出せばいいわけじゃないんだって。。

Buono!は新曲未定ながら、夏にライブも決まったそうなので楽しみ。。
このまま消滅したら、もったいないよ。

=============================

来週のMJはアイドル大集合。よくもここまで集めたものだ。
http://www.nhk.or.jp/mj/tokuban/contents/t_100530.html

私的注目はスマイレージ(s/mileage)。真野恵里菜のイベントではBDだった。
名前ついたころから1年間見てきたし、デビュー曲だからね。頑張ってほしい。
「夢見る15歳」は悪くはないけど、デビュー曲にしては取っ掛かりづらい曲だな。


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サッカー

UEFA チャンピオンズリーグ決勝 インテルVSバイエルン

今年は土曜日になったことで次の日のことを心配せずに見れた。。。
昨年も生で見ようか悩んだが諦め、泣く泣く録画で見直したので嬉しい。
代表もそうだけど、深夜のサッカー中継はテンションが上がるから好き。

試合ですが、インテルのモウリーニョ監督のプラン通りのような試合運び。

戦前から、試合展開としてバイエルンは先制点を取らないと厳しいと
思っていたら、インテルが先制。インテルはカウンター気味でいって、
ディフェンスはしっかり残して来るだろうと思ったら、案の定でした。

ロッペンをもってしても、ディフェンスがバイタルエリアに何人も
構えられていたら難しいでしょうね。また、インテルの守備陣の集中
であるとか冷静さというのは、今季の修羅場をくぐってきたからこそ
わき上がる自信というべきでしょうか。まるでチェスのような締め方。

このままモウリーニョ氏はサンチャゴ・ベルナベウのチームを指揮する
かわかりませんが、仮にそうだとしても結果以外で色々と言われるかも。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一方、そんな両チームの攻撃陣がいる代表チームと日本がやるんだから
頭痛いですよね。しかも、守備陣の崩壊を目の当たりにしてるわけだし。

そこのところ、最近ボロ儲けのトルシエが言ってた3-6-1ってのは、
CB3枚(釣男・中澤・岩政)+SH(長友と長谷部)で5バックというのを
意識してると考えているのだろう。応急処置だとこれくらい極端でないと
1点程度で抑えるのは難しいのかなぁ(こっちが1点取ることを含め)。
(最初記事読んだときに「フラット3」がよぎったけど、全然違う3だ)
筆者がバンダイナムコ・ユナイテッドFCからレンタル移籍で
ハロプロに行って1年が経過する。かつて私が声ヲタとして
熱心に活動してた頃、ハロプロ勢力というのはライバルであり
仮想敵としていた存在。まぁ、時間は色々と人を変えますね。。

アイマスでのP活動の開始以降、広くアイドルについて理解を
深めようと思っていたことと、アニメ・声優系現場については
これからの人達の時代=世代交代(キャリア年数的に)が必要
と思っていたので、一歩引くつもりではいたので良かったかと。

アイマスライブに向けて、1年間の経験を生かしていくべく?
最近の気づきと技術的(というほどでもないが)私論について
書き残したいと思う。

■ 総論:観客のスタンスの違いについて

まず、各現場の観客スタンスについて。ハロプロの観客といえば、
ヲタ芸の発信地として広く知られていることから、現場でもヲタ芸
ムーブが乱舞するという印象を受けるのではないだろうか(私もそう)。

実際のところ、現在のハロ現場は(おそらく)一般の方々が想像される
ムーブメントは行われてない。現在のハロプロにおける観客については

振りコピ+PPPH+C&R

という3点で構成されていると考えてよいのではないか。

(参考)℃-ute「まっさらブルージーンズ」(2009.11)
http://www.youtube.com/watch?v=m0W9rIwXteo

よみうりランドでの℃-uteのイベントを取り上げる。この曲の場合、
前奏、サビ前、曲間のときは「オイ」で繋いでいるが、残りの部分、
映っている観客がメンバーの振りと同じような動きをしているのが
わかるのではないか?(例えば1分20秒頃)これを振りコピという。

コレはこれで一般の人から見ればドン引きするのかもしれない。。
ただ、これはアニメ声優系におけるサイリウム色の統一における
思考と同様で、一体感を振りコピで作ろうとしているということ。

また、光りモノはもちろん使うこともあるが、重きを置いてない。
重きを置くのは生誕祭もしくは卒業イベント。流石にその時だけは
色の統一とタイミングについて念入りな根回しが行われるようだ。

近年のアニメ・声優系のライブイベントが光りモノとPPPHによる
一体感というかたちで独自の進歩を遂げてきたように、ハロプロ
もまたヲタ芸という部分から、独自の変化を遂げているようである。

■ 各論:PPPHのタイミングの取り方

(参考)真野恵里菜「はじめての経験」(2009.6)
http://www.youtube.com/watch?v=Wd2Xfn4qyRE
(参考)水樹奈々「POWER GATE」(2007.7)
http://www.youtube.com/watch?v=77V1sQOwahU

少し視点を変えて、PPPHの話をしたいと思う。最近、少し気付いたのが
PPPHのタイミングが少し違うのではないか。上のまのえりと下のパワゲ
の該当箇所を比較すると、何となくわかるのかも?文字化をしてみると、

ハロプロの場合:Pa--n,Pa,Pan → Oi!
アニ声優の場合:Pan,pa,pan → Oi!

微妙であるが、最初のPの取り方がハロ系の方が少し長いと思う。これは
ハロの場合、名前を入れることがあるから。先日、私も奈々ライブの連戦
から変わって入って戸惑った。まぁ、この仮説には検証度合いが浅いので
確信はまだしていない(例えば、奈々さんでもNew Sensationなんかは
上に近いところがあるかもしれん)。ただ、ハロが上記のタイミングで
打っていることは確かである。

■ 各論:ジャンプ方法の工夫

飛び方について。ライブで何度も飛ぶというのは、普段しない動きなので
疲れやすいといえば疲れやすい。あと、飛ぶとリズムがずれることが多々。
ハロ現場を通じて、ある意味、飛び方の工夫というのを学んだ。

初心者向け:フェイクジャンプ≒広島型

ハロだと2時間程度とはいえ、飛ぶ曲をフルにこなすと流石にシンドイ。
そこで連続ジャンプ対策も兼ねて、つま先を床(地面)につけたままで
膝だけを屈伸させるという「フェイクジャンプ」を織り交ぜていたりする。
私はこの動きをスクワット応援をイメージするので「広島型」と名付けてる。。

私もそうだったが「飛ぶのはちょっと恥ずかしい」と思う人は少なくない。
でも、他の人が飛んでるから浮きたくはないと思うことも。私もそうでした。
そこでオススメなのが、このジャンプしてるようでしていない動きである。

屈伸といっても過度に曲げるわけではないので、疲労もそこまではこない。
ちょっと飛んでみたいなという人への、第一歩としてオススメの動きである。

中級者向け:ジャンプ=背筋を伸ばすイメージ?

http://www.youtube.com/watch?v=b8J0pGhrijo

普通の飛び方について、自分の飛びやすい方法がよいと思います。
腰への負担を考えたりすると、背筋を伸ばすイメージをもったほうが
良いのでは。周囲への迷惑を考えると、真上に飛ぶようなイメージを
持った方がよいだろう。姿勢が良いと綺麗に飛べるというのが持論だ。

上級者向け:連続ジャンプ≒稲葉ジャンプ型

http://www.youtube.com/watch?v=jIHe0D2MDIw

サビの部分でノッてる時、サイリウム+小刻みに飛ぶことがある。
小刻みに飛ぶ場合、膝を曲げずにつま先だけで飛ぶイメージをもつ。

すると足への負担も軽微なかたちで、軽快に小ジャンプができると思う。
サポ活動で飛ぶ場合はこのかたちが多いので、一番多用するパターンだ。
コレを私は札幌ドーム名物である「稲葉ジャンプ型」と勝手に名付けてる。
足への負担はともかく、単純に疲れます。体力に自信がある方にはオススメ。

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