Q.神をいると思いますか? ⇒ A. さっきゴール裏でダンスを踊っていた
会社で「グラッデン君、今日はサッカーだから早く帰らないの?」
と聞かれたことが何度あったか。。もちろん、さっと帰りました。

試合前にベガルタ仙台の応援歌でもあるカントリーロードが流れた。
ベガルタのチャントは今、どのクラブのサポーターでも歌えるはず。
あれだけ寡黙な小笠原が発した言葉の数々の重み、そして顔を見て、
素晴らしいサッカー人であることを再確認した。

カズさんがキングたる所以は我々の世代ではわかってる方も多いと
思うが、単にゴールをたくさん決めたのではなく、代表のココゾと
いう時に、点を決めてきたからだ。92年のアジアカップ、翌93年の
ワールドカップ予選などが我々に強烈な印象を残してくれただろう。

こういうところで決めるからこそキング。尊敬すべきカズさんだなと。
日本経済新聞のカズさんの連載「サッカー人として」は大好きでして、
そのサッカーに対する姿勢は本当に誇るべき、プロのお手本のようだ。

先日、連載をまとめた「やめないよ」を読んだが、ベテランになっても
なお貪欲であり続けるカズさんの行き様に胸を打たれた。カッコいい。。

あと、後半から登場した中村俊輔。足の調子がだいぶ良くなったのかな。
本当に精度の高い、柔らかいパスやサイドチェンジが何度も見れたのは、
日本が誇るレフティの健在ぶりを感じた、小野もそうだけど、黄金世代
と言われた彼らの世代はスゴイわ。たしかに走力という点では、厳しい
かもしれないが、今の代表にはないタメを作った攻撃を作れる存在だな。

試合内容はともかく忘れられない試合になった。ありがとう日本代表と
Jリーグ選抜。また、明日から頑張れそうだ。早起きして仕事行くよ。。

http://www.frontale.co.jp/info/2011/0325_6.html

2日の川崎の練習試合、横浜FCなんだよね。今から高まるわぁ。
カズさんも出てくるといいな。。23日の仙台戦に向けて超気合入れるぞ。
CS含めて、テレビ編成がまだ通常とは言い切れないところですし、
音楽やラジオを聴いたり、本を読んだりという時間が増えてます。
カッコつけて(笑)たまには音楽を、といってもアイドルですが。

本ブログにおいて、何度か取り上げさせていただいておりますが、
現在のアイドル業界は「アイドル戦国時代」(not仙石時代)でして、
新人アイドルグループが次々と知るところ、知らぬところで生まれて
活動をしております。私自身、何を持ってメジャーデビューなのかも
よくわからないぐらいで、とりあえず○枚目くらいで考えております。

Tomato n’Pine(トマトゥンパイン、以下トマパイ)は3人組のユニットで
今「ゴーカイジャー」にも出演中(らしい)小池唯さんが所属してる
ユニット。元々は2人組でスタートしたユニットが活動休止を経て、
小池さんに2人の新メンバーを迎えた3人組として再始動している。

本作「旅立ちトランスファー」は彼女たちのメジャーデビューとなる。

■ Tomato n’ Pine「旅立ちトランスファー」
http://www.youtube.com/watch?v=CTsJLygp4_U

このグループはYUKI、ファンモン、Superfly等のプロデュースを手がける
agehasprings(アゲハスプリングス)が携わっている。楽曲の完成度の高さ
は以前から取り上げられていて、実際も本作についてもアイドルの枠において
頭一つ抜けたレベルではないだろうか、とバカな私でもひしひし感じるところ。

コミュニケーション、パフォーマンス、ギミックというよりは、純粋に楽曲で
差別化を図っているという点はPerfumeやバニラビーンズ同様、非常に好きな
タイプ。現場に行かねばわからない、ってのはやはり限定された魅力ですし、
Perfumeがそうであるように、楽曲等で魅力が広く伝わるというのが理想的。

おススメです。戦隊シリーズ等をご覧になっている方がいらっしゃれば、頭の
片隅に「この子はこんな歌も歌ってるのか」と記憶していただければ。長続き
する時代にはなりましたが、基本、アイドルユニットの寿命は長くないので。。

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本日は年度明に向けてLOFTに手帳等を買いに渋谷に行ったのですが、
PARCOでホリプロがタレント動員して「あの鐘を鳴らすのはあなた基金」を
実施していたのでついでに覗き、募金してきた。やらぬ善よりはやる偽善。

仕事上、こうしたことに詳しくないといけないのと後々の報告をすることを
見据えて取組を調べているので、為念に記述をしておきます(理論武装用)。

①こうした基金の銀行口座にダイレクトアタックすることが確実ですが、
金融機関で設置した基金口座以外については従来通り、手数料はかかります。
②義援金・募金を語る詐欺等も既に発生しております。基金の宛先がわかり
やすい基金であるほど行き先等がわかりやすいので安心であると思われます。
③大々的に実施されてる基金であるほど、虚偽報告がない限り報告等も確認
できるので、自分が募金したお金の透明性を確保しやすい(これは私見)。

以上3点の理由から私は割り切って募金もします。まぁ、銀行系も含め幅広に
利用してるので「できることをやれるだけ、やれることからできるだけ」精神。

丁度、行ったときはアイドリング25号の後藤郁さんがいらしたのでその箱に。
久々にアイドルに会ったのはいいが、周辺がキラキラしてクラクラした(笑)
かおるん(後藤さん)イイ子杉。親元の大分を離れて、こう頑張ってるんだし、
ヲタ的には頑張れの意味を込めて、これくらいしてやらんとって気持ちもある。

「献身・誠実・尊重」ってジーコも言ってたなぁ(鹿島のジーコスピリット)。
「ソシオ制度」を御存じだろうか。FCバルセロナやレアル・マドリード
といった世界的にも著名なフットボールクラブがマネジメントの中核と
して採用する制度である。仮にレアルが本年のCWCに出場するとすれば、
日テレのアナウンサーが実況中に呪文のように連呼するかもしれん(笑)

本書はこの制度の特徴について規約や日本の法律レベルと照らし合わせて
紹介をするとともに日本のスポーツビジネスにソシオ制度を導入するには
どのような取組みが必要なのかを検証した内容となってる。

法律等の部分は一応、ベースがあったので比較的すぐに理解ができた部分もあるが
現状分析や意外と知ってるようで知らなかったバルサのソシオの細かい制度について
紹介している点からして、実践的ではあったが非常に面白い本であった。。

■ 日本でいう「非営利法人」が運営するFCバルセロナ

この「ソシオ」というのは「仲間」という意味。クラブでいうところの
仲間と考えると私のような観戦者側であればサポーター、ファンという
応援者を連想するし、もしくはスタッフなどを日本では連想しがちだ。
(実際、FC東京等はファンクラブに「ソシオ」を冠していたりする)

本書ないしは制度を導入しているクラブにおいて、ソシオというのは
ソシオ「会員」を指している。何だ、やはりサポータークラブではない
かと思われがちだが、この「会員」はクラブの運営に参画できるのだ。

プロ野球球団やJリーグのクラブの運営といえば会社組織を連想する。
クラブのトップは球団「社長」で球団の「株主」が親会社がもつという、
特に野球者には非常に馴染みのあるフレーズなのでよくわかるだろう。

しかし、バルサやレアルといったビッグクラブではソシオ会員がクラブの
意思決定を決める総会に出席、投票で決めた経営陣がクラブを仕切る
というシステム(=ソシオ制度)
を取っている(もちろん条件を満たし、
会費を支払えば一般の人でも普通に会員になれる)。会社ではなく日本でいう
非営利法人(例:NPO法人、一般社団法人等)が運営をしているのである。

■ 「与えられる」ものではなく「支えていく」という意識

上記の関係性からもわかると思うが、会費を支払い経営に参画する権利を
有することは、クラブに対するアカウンタビリティを有することになる。
極端な例だが、仮にクラブ運営に批判をして、その経営陣等を選んだのはソシオ
の総意であることから責任はそのままソシオ会員にも降りかかる。ソシオ会員は
真の意味でクラブを「支えていく」という立場にあると言えるだろう。

本書のゴールは「日本でソシオ制度を導入する」であるが、本書の著者
が指摘するようにこの制度は理想的であるものの非常にハードルの高いものだ。
本書の指摘は非常に的確だと思ったが最も共感したのが「意識」の問題である。

日本におけるスポーツとは「与えられるもの」という意識が一般的だ。
地域で行政がこしらえた運動公園、スポーツ施設等が充実しており無料ないし
比較的に安価な価格で運動することが可能であり、興行についてもお金を払い
見に行く娯楽である。また、日本では当たり前の体育教育や部活の存在もある。
世界的に「学校」で「無料」でスポーツができることは結構、珍しいことらしい。

また、戦後の企業を軸としたクラブ活動の発展がわが国のスポーツ発展に
貢献してきたことも大きい。私がゆうすけ君と見に行った都市対抗野球が良い
例だと思うが、企業スポーツの軸はスポーツ活動という「福利厚生」の側面が
強く(内野席の模様や当事者たるaero君の話を聞くに社内行事の一環といえる)
プロであれば、大株主たる親会社「宣伝広告」の意味合いが色強くなっている(※)。

もちろん、こうした投資や環境が、五輪での日本選手の活躍等に貢献してきた
ことはまぎれのない事実であるが、本書の著者である谷塚氏も指摘するように
特にバブル崩壊の90年代以降の情勢を鑑みると、経済環境に左右されやすい
日本のスポーツ界の現状を考えると、さらなる発展のためには形を変えていく
必要があるだろう。

■ ソシオ制度導入の考え方は、社会保障制度の発想に近い?

谷塚氏が本書でソシオ制度を紹介したのは、日本のスポーツ環境の現状を
背景とした、新たなスポーツ運営のモデルを提示するためであるといえる。

すなわち企業や行政のバックアップによって「与えられる」という形から、
参加者の負担で「支えられる」形を通じて、地域全体の財産を築き上げる
形に変えていくことが、今後のスポーツ発展に求められるということである。

そのために、著者はまず「意識改革」を促している。。
与えられていたものを負担するというのは、なかなか難しい。

丁度、私が昨年末に会社のレポートで書いていた税と社会保障制度の事例
にも通ずるところがある。社会保障制度の手厚い保護を訴える声が高まって
いるが、これまでの制度は高度経済成長期の人口構成・経済環境をベースに
していることから、今の少子高齢化社会・経済停滞の現状を鑑みると苦しい。
だからこそ、今更ながら応益者負担・年金引上げ等の話になっているのだ。

こうした点を踏まえると、私も今の日本のスポーツビジネスのモデルでは
厳しいという認識を早い段階で持つところから始めるべきだと考えている。
親会社・スポンサーが離れた=活動停止という悲劇はJであればフリエ、
野球では近鉄だけでも周知の事実なはず。すぐには難しいかもしれないが、
徐々に広まってほしい。

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※:この点については、昨年発売された「国鉄スワローズ1950-1964」
(堤哲、交通新聞社新書)が非常に参考となる。現在のヤクルトの元となる
国鉄は、職員の福利厚生という側面から球団を立ち上げ2リーグ移行時の
セに参入した。実際、各地鉄道団の野球部は活躍をしていて野球熱も高く、
当時の職員たちによる応援も熱烈であったという記録が伝えられている。

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Jリーグ再開が決まった。川崎フロンターレの初戦の相手はベガルタ仙台。
再開日程を見て「もしや」と思って確認したらそうだった。ズーンときた。

昇格やタイトルのかかった試合は何試合を経験してきたけど、それ以上に
重みのある試合だろう。等々力陸上競技場の近くにあるとどろきアリーナ
には福島県から避難されている方もいらっしゃるし、川崎フロンターレの
スポンサー様にはJA全農福島様が名を連ねている。ただ、応援すること
だけが仕事なんだけど、でも、気持ちを込めて最高の雰囲気を作り出して
仙台、日本が元気なんだということを世界に発信していく気概で行きたい。

もちろん福島の人たちにも勇気を与えたい、フロンターレがついてます。
TEPCOマリーゼも何とかならないかなぁ。

http://www.youtube.com/watch?v=6df25r1mqKs

明日のために、今、走り出す。今年のJリーグのテーマが妙にフィットする。

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鈴木愛理しかり、YGA(春日さん)、SUPER☆GIRL、スフィアとチャンピオンが
ようやく本来のグラビアにおける「トリッキーさ」を取り戻してきて嬉しい(笑)

2週前の巻頭「バチバチ」+横綱・白鵬インタビューという相撲へのリスペクトと
グラビアはチャンピオンマスコットガールというセレクトが絶妙すぎて最高だった。
来週はアイドリング!!!9号の横山ルリカ嬢なので買おう。。
テレビ番組もこのペースだったので最近は読書に専念できる環境だった。
残業も少なめで済んでるので、家でも読む時間を作れたので消化率高い。
せっかくなのでたまには感想を書こうと思う。これも駄文にならぬよう。
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本書はたしか水道橋博士が紹介していたもの。ギャンブル関係の書籍に
置いてあるはずが、なかなか見つけられず先日ようやく手に入れた本だ。

内容はタイトルどおり、アニメ作品を起用したパチンコ機種がこれほど
までに増加したのか?というもの。時折、飲み会でも話題になるテーマ。

私、実際のところギャンブルはtotoぐらいなので「CR」の意味もロクに
わからなかった(三店制度は知ってた)のですが、本書では自分のような
パチンコ童貞のアニヲタにもわかるよう丁寧な解説もあるので助かった。
噂レベルでの証言もありながらも、粘り強くメーカーとアニメ会社の関係者
インタビューを数多く行っており非常に力作といっていい渾身の内容だろう。

■ 私の勘違い:エヴァパチンコのヒット要因が「エヴァ」ではないこと

本書を通じて最も理解が高まった点はブームの呼び水ともなったエヴァの
パチンコの持つ大きな魅力が、実はパチンコ機種における革新的なシステム
が搭載されているという点。本書によれば、エヴァパチンコで発動する暴走
モードは『突然革変』というシステム(何でも革変してないのにリーチ演出が
発生するという仕掛けらしい)で、これを広く普及させたのがエヴァだとか。。
時と場合によっては、エヴァじゃなくてもヒットしたのかもしれない。。。

同じように「牙狼」のパチンコも「革変なし連チャン」という独特のシステム
を搭載したことでヒットしたとのこと。このシステムの演出に一役買ったのが
ギラギラとしたボディで、インパクト大のアクションをした牙狼であったと。

つまり、結局のところは「パチンコ機種のヒット=パチンコ台の出来」という
部分が最も大きいわけで、コンテンツの魅力というのは微々たる貢献でしか
果たせてないということになる。本書での指摘を参考にすれば、時折言われる
「アニメファンの動員力がヒット要因」という説はかなり疑い深いものとなる。

■ 我々の見解との一致:アニメの救世主となるパチンコマネー

飲み会の席で話になるようにアニメとパチンコの関係性は「マネー」という
橋でつながれる。先輩方のほうがより明るいと思うが、90年代後半以降の
アニメーション制作は主に製作委員会方式を採用し、複数のスポンサーが
共同出資で出した資金をソフトコンテンツ等で回収することとしていた。。

しかし、知っての通り、とにかく今は記録メディアや動画コンテンツの
充実等もあって主力であったはずのソフトコンテンツがとにかく売れない。

そうした中で、パチンコのライセンス料は大きな魅力でもあることは
誰でもわかるだろう。また、本書でジーベックの社長が話していたが、
ナデシコのように一度終わったコンテンツを再度注目されるリバイバル
効果が期待できる点も非常に大きいだろう(これはエヴァが最たる例だ)。

■ 新たな視点:パチンコ業界を取り巻く環境による部分

アニメコンテンツがパチンコ業界にとっても魅力的なものであるというのは意外。
しかも、昔のヤマトや北斗の拳ならまだしも、エヴァやマクロスが貴重がられる
理由はよくわからなかった。そのカギに著者は「CR機」の台頭を指摘している。。

私はよくわからなかったのですが、カードを使った「CR機」が導入されて以降、
機種の画一化が進んだことが、結果的に差別化を目的としたタイアップ路線へと
進んだという指摘をなされたとか。。そうなると、液晶演出に力を入れることに
なるがオリジナルには限界があることから、映像コンテンツとりわけライセンス
が安価で一括管理をなされているアニメ作品が非常に大きな魅力であるらしい。

この理論はなかなか納得のいくものだが、実際のところはどうなんだろうか。

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アニメ業界の現状は大まか理解している筆者ではあるが、このパチンコタイアップ
の背景にはパチンコ業界の抱える様々な問題点も浮き出てくるとともに双方の理解が
深まる内容であった。双方ともに苦しい現状を何とか相互扶助でしのいでいるといった
ところであろうか。求められるのは、構造改革?さらなるアンダーグラウンドの拡大か。
英国王のスピーチ
一昨日は外出して映画+買い物+同期飲みで経済に貢献し、
昨日は家で引き籠って年明けから積んでいた本とHDDの消化。
本日は早起きしたのはいいが、これといって何も考えていない。
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一昨日は「英国王のスピーチ」を見てきた。聞いてるラジオ番組で
評論家の町山智浩さんが紹介していたので気になっていたのですが、
丁度、アカデミー賞を受賞したこともあって映画館も混んでるとの
話も聞いてたので、ここはサッと行こうと思い参戦(立ち見出てた)。

【予告編】:英国王のスピーチ
http://www.youtube.com/watch?v=uS3SWKfQZh0

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物語の舞台は第二次世界大戦前の英国。主人公は英国王たるジョージ5世
の次男であるヨーク公(物語の後半に王位に就き、ジョージ6世となる)。
彼は吃音(きつおん)に悩まされ、人前で上手くスピーチができないこと
に大きなコンプレックスを抱いていた。数々の医者を訪れるも克服できず
にいたが、妻であるエリザベスは異端の専門家であるライオネルを訪ねる。
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非常に面白かった。私は選択教科が日本史だったこともあって、世界史の
知識が明るくなかったのですが、それでもしっかり分かるようにできた。。
また、時代背景(ラジオの普及、ヒトラーの台頭と世界大戦の始まり)も
物語の進行とともに把握することができるので、物語のハイライトとなる
彼のスピーチのもつ重要性というのが非常に大きいものであるとわかった。

内容はいたってシンプル。吃音に悩まされた英国王が人々の支えを受けて、
大きなスピーチに挑むというもの。原題も含めてタイトルそのままの内容。
丁度、午前中に「新鉄人兵団」を見てシナリオのシンプルさについて考えて
いたところだったので、まさにこれぞシンプルと感じさせられた気がします。

スピーチに関しても徐々に大きなハードルとなり、最後のスピーチが世界
的にも注目される内容であったことから、まさにハイライトとなっていた。
コンプレックスの克服に向けた診療師と王の努力の過程を経て、全く成立
しなかったスピーチが最後はしっかりとしたメッセージとして伝えられた
ことの重みが良く伝わった(もちろん最後のスピーチは全文流された)。

出演者も重みのある演技で非常に雰囲気が伝わってきました。余談だが、
王様の娘2人が実にかわいらしかったのですが、考えてみると1人は今の
エリザベス2世なんですよね。まさにそれこそ不謹慎というか不敬、うん。

最後に今年のアカデミー賞で「ソーシャルネットワーク」とコレが争った
というのは、実に対称的な内容であることが非常に興味深い。もちろん、
双方とも抜群に面白かったので作品賞がどちらであっても異論はナイが。

本編が終わり、スタッフロールで流れるクラシックが実に心地よかった
ことが満足度の証拠だろう。またすぐに見に行きたい、と思う1本です。

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遅ればせながら、同期会はお疲れ様でした。aeroさんも忙しい時にサンクス。
話のタネは尽きぬというか、まぁよくも店に滞在していたなぁと今更に思う。
できるだけ間隔をあけすぎない程度に、適度に開催していきませう。

あと、ゆうすけ君は「もしドラ」を読破するとともに感想を書くように。
ベガッ太さんと2ショットしたいんだよな
ウチの会長が久々に顔を出したらコレだよ。セ党員の皆さまには
ご迷惑をおかけします。にしても、流石に老いたなナベツネよ。。
まぁ、夕刊紙なんかは、官邸の記者会見には入れませんからねぇ。
そもそも記者クラブがどうとか言ってる場合じゃねぇと思いますよ。
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私が普段買ってるサッカー専門紙「エルゴラッソ」の最新号の表紙。
「行くぞ仙台 俺たちと共に」を見て、何か朝から目に汗がね。。

■ ベガルタ仙台応援風景2
http://www.youtube.com/watch?v=WBTPxDq8FTM

ユアテックスタジアムはもちろん、Perfumeや奈々様のコンサートを
見に仙台サンプラザホールにも行ったし、青葉城址の伊達政宗像とか
光のペーシェントとか、気がつくと毎年のように行ってる街なんです。

落ち着いたら絶対行く!まだ、クリネックスタジアムとZEPPにも
行ってないし!あと、もっともっと牛タン食いたいぜ!待ってろよ。

地球よ、日本人なめんな!
カウント2.9からだって肩を上げるんだぜ。四天王時代の三沢クラス。

テレビの報道で参ってるのならラジオを聴くのがいいかもしれない。
DJの会話に参加してる気分になるしね。やっぱり音楽聴くと落ち着く。
私も普段聞いてる「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」
が特別編成で放送してて、久々に素直に笑えた。こういう感覚、いい。

家の懐中電灯は1つしかなかったが、家に備蓄してあるサイリウムと
ペンライトが何とも頼もしくも。。

サッカーのことも少し。

長友・槙野および所属クラブが見えてくれた姿勢は本当に嬉しかった。
槙野のインナーシャツのメッセージを見てジーンときた。ありがとう。
日本人選手が一生懸命プレイしてくれる姿は、本当励みになりますよ。

そして、Jリーグのサポーターとしてはスタジアムで街や地域の名を
高らかと叫び大きな声で歌いたい。普段以上に力こめて強い気持ちで。
バルサではないがこういう時こそ「クラブを超える存在」になるんだ。
この苦難や災害にだって「挑」、地域密着とは地域とともに歩むこと。

キタキング

2011年3月12日 日常
丸の内の騒ぎを見て即座に帰るのを断念し、会社で一泊。 
大手町から川崎までは無理だし、学生の頃に100キロウォーク
した経験もあったので。珍しくだけど、冷静に対処したと思う。

会社ではtwitterで情報を仕入れ、USTREAMでニュース視聴。
会社の食堂にて炊き上げをいただき、毛布を床に敷いて上着と
コートをまとって寝て5時間くらいガッツリ寝て、朝4時半ごろに
復旧したメトロに乗って帰宅。実家リフォームして正解だったよ。
まぁ、前の家だったら、確実に危険がいっぱいだったはずだ。

とにかく、じっとしていよう。神奈川ダービーもなくなったしね。
打ち合わせ中の地震で、結局どこまで決まったのかよくわからないのと
業務に関係する国会法案が閣議決定どまりだったことが気がかりだがな。


Jリーグ第1節:川崎フロンターレ-モンテディオ山形 -挑-
Jリーグ第1節:川崎フロンターレ-モンテディオ山形 -挑-
ブログで試合レポを書きだして3年目。本当、誰得の長文と自己満足の
一途を辿っていたので今年はコンパクトかつ平易な表現を心がけたい。
チラシの裏ではなく「ブログ」を名乗っている以上、読みやすさを!
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昨日(3月5日)、Jリーグの2011年シーズンが開幕した(19年目)。
私が応援する川崎フロンターレは、本拠地である等々力陸上競技場に
山形さんを迎えた。毎年、本拠地で開幕を迎えられるのはありがたい。

■ TOPIC:相馬直樹新監督率いる新生フロンターレの船出

今シーズン、川崎は新監督に相馬直樹氏を迎えた。相馬監督といえば
私年代(20代後半)ではフランスW杯出場時の日本代表メンバーでの
印象、あるいは鹿島の最初の黄金期に活躍した選手の印象だろうか?

指導者のとしての経験は昨年、JFL(注1)の町田ゼルビアの監督のみ。
OBとはいえ、あまりに異例の抜擢。フロントの攻める姿勢に非常に驚きを
感じるも、このチャレンジ精神もまたフロンターレらしさ。

■ スタメン:4-4-2

GK:杉山力裕
DF:田中裕介、井川祐輔、横山知伸、小宮山尊信
MF:稲本潤一、柴崎晃誠、中村憲剛、登里享平
FW:楠神順平、矢島卓郎


引退選手や主力級選手が移籍・退団し、新規加入選手は新人含めて9人。
新戦力の最大の注目は元日本代表の山瀬功治は、この日ベンチスタート。
エースストライカーであるジュニーニョは負傷のため、ベンチに入らず。

また、杉山・登里・楠神といったクラブの生え抜き若手が初開幕スタメン。
移籍選手が注目されがちだがやはりこうした若者たちの台頭は嬉しい限り。

■ 試合雑感:新しいスタイルに「挑む」

昨年までの川崎の武器はカウンター攻撃に代表されるリアクションサッカー。
①前線に強力な攻撃陣を残し、②残りの選手がしっかり引いた守備で攻撃を耐え、
③ボールを奪えたところで中村憲剛等が長いボールやスルーパスを前線に送り込み
④前線の選手の個の力で得点を奪う
、といったものである。

しかし、昨年が顕著であったのだが、こうしたサッカーの最大の欠点として
個人のパフォーマンスの質でチームに大きく左右されるというものがある。
「前後分断サッカー」とか「~頼みのサッカー」は良く言われてきたものだ。

相馬監督は、こうしたリアクションのサッカーから、自分たちから仕掛ける
サッカー
への転換を標榜している。つまり、自分たちからボールを保持した
状態から選手間の連動性において相手を崩し(あるいは敵からボールを奪う)
攻撃をしていくサッカー。よくオシム元日本代表監督がジェフ等で仰っていた
「人もボールも動くサッカー」とでもいうべきだろうか、大きな変化である。

この日の試合。序盤は動きが硬かったものの、これまでのインタビュー等で監督や
選手が述べていたとおり、次第にフリーの選手がボールを持つ選手を追い越すという
動きが目立ってきた。もちろん、これまでも試合では見られた動きだがより意識を
もって、チーム全体で取り組んでいることがよくわかった。

山形さんのシステムは4-3-3。昨年の経験からも感じられるがサイドの選手が
高い位置にいると中盤の底とサイドの部分にスペースが発生しやすくなる。川崎は
中央突破こそ屈強な山形ディフェンスに阻まれたものの、サイドの突破に成功する。

先制点もやはりサイドから矢島が突破⇒そのままゴール前まで持ち込んでゴール!
ほとんど角度のないところからGKの僅かな隙間を抜ける難しいゴール。スゲー!!

先制点を取ると体も気持ちもほぐれてくる。前半の終わりまで、川崎の動きは
非常に軽快になり、山形さんの陣内でプレイする時間帯が非常に長かったか。

2点目は相手キーパーのゴールキックから奪ったところで素早く反応し、奪った
柴崎?⇒憲剛⇒登里と上手く展開していき、そこから登里がドリブルで持ち込み
シュート⇒ゴール。選手の動きが上手く連動したゴール。相馬色の片鱗を見せた。

後半は山形さんに押し込まれる時間もあったが、全体としてはシュート3本に
抑えることができ、開幕戦で早くも無失点試合!!こんな早くに無失点試合を
達成するとか、何年振りだろうか。

また、途中交代で負傷明けの田坂と山瀬を使うことができたのは大きい。
特に山瀬はプレイ1つで湧かせ、最後のドリブル突破からのシュートは
軽い挨拶代わりといったところ。。今後へのスゴイ期待と夢を感じさせる。

試合は2-0で勝利。2年連続で開幕戦白星スタート。

■ 感想

課題も散見はされたものの、非常に良いスタートを切れたのではないか。
新戦力や登里は手にしたチャンスをしっかりと結果を残したことも含め、
相馬さんも初白星で安堵したのではないのだろうか。いや本当良かった。

次節は横浜Fマリノスの本拠地・日産スタジアムに乗り込み神奈川ダービー。
川崎には小宮山・田中・山瀬、横浜には谷口とサポーターの思い入れのある
選手がそれぞれ移籍しているため、例年以上に盛り上がることは必至である。
昨年は2敗した相手だけに今年はリベンジを期したいし、タニには負けない。

■ 余談

・行軍用セットリストを作成。スローガン繋がりでKREVA「挑む」がいい。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=KGXwgfixOjo

・今季初の等々力。昼飯は定番の塩ちゃんこ、ブラジルソーセージ決めた!
・デジタル一眼を久々に持ち出す。足立梨花さんを撮影して以来だった件。
・イヤーブック、タオマフ等。開幕戦が一番買い物するかもしれないな。。
・売店周辺に颯爽と現れたスーツ姿、誰かと思ったら川崎の武田社長だ。。

・選手バスの入り待ち。ブルーフラッグで青一色。2回目だけどやっぱすごい。
・応援番組の新MC、早くもサポーターの心を鷲掴み。沖樹莉亜さんが素敵杉。
・始球式に小森純(川崎市川崎区出身)。「もってる」な、勝ったし。

・試合に勝利⇒帰宅後の一番風呂⇒風呂上り+勝利のビール、は最強コンボ。

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注1:Jリーグ準加盟チームとアマチュアの強豪チームが集うカテゴリー。
準加盟チームは一定の順位をあげることが成績面でのJ2加入の条件となる。
ついに『アイドルマスター2』も発売されるということで、
筆者が関心を寄せてる5人組アイドルを取り上げたいと思う。

ハロープロジェクト所属のアイドルグループ・℃-ute(キュート)の15枚目
となるシングルが発売された。以下のとおりYoutubeの公式でMusicVideo
が配信されている。是非、楽曲の内容を一度、聞いていただければと思う。

◇ ℃-ute『Kiss me 愛してる』 (MV)
http://www.youtube.com/watch?v=4l_jiJu4Lfg

09年にメンバーが離脱および卒業が行われたことで5人体制へと移行。
昨年序盤は、ユニットの方向性を見出すことができずファンとしては
心配された部分もあったが、昨夏発売の『Danceでバコーン』(注1)
および夏秋ツアー『ダンススペシャル 超占いト』においてダンス色
(注2)を前面に打ち出し、非常に充実した内容となった(注3)。

■ ダンスナンバー、再び

前作は季節性を際出せた曲がゆえにその路線からは離れてしまったが、
短いスパンで出してきた本作は再びダンスナンバーへと仕上げてきた。

編曲を担当されたのは平田祥一郎氏、ハロー編曲家陣の中でも大好き
な方で℃-ute楽曲では久々ではないだろうか。つんくPがブログでも
仰っていた(注4)が、楽曲のビートの強さだけが目立つことなく、
つんくPらしい(実は私も好きな)強さとか寂しさみたいな感情的な
部分が伝わってくるのは絶妙のバランス。1発で来るインパクトも良。


■ 私論:Pride of “Made in Japan"

先述のアイドル戦国時代の書評においても取り上げることとなったが、
現在のアイドル業界はユニットアイドルブーム。モーニング娘。こそ
前時代の象徴ないし比較対象として取り上げられるものの、℃-uteや
Berryz工房あるいはアイドリング!!!といった00年代中盤に誕生した
ユニットは、「谷間の世代」扱いで取り上げた機会はかなり少ない。

加えて、AKB48や少女時代等のK-POPアイドルの露出に到底かなわない。
そもそもハロプロでのIT革命(Blog開始、youtube進出)も09年以降で
ネットメディアに対する取組もまだまだ。かなり改善点も多いといえる。
そう思うと困難であるが、上手い受け皿がないかと思わないでもない。

本来の知名度は信頼と実績の積み重ねによるもの。例えば、メイドイン
ジャパンという幻想にも近いブランドもまた、無名からスタートしたが
今では事実とは異なる部分もあると思うが、多様な部分で評価されている。

秋本康先生が昨今、AKB48のモデルを世界に売り込もうとしているとか、
『SAPIO』(何故?)では最強のメイドインジャパンなんていってたが、
果たしてこれが我々の親世代が誇りにした「メイドインジャパン」か?

Made in Japan。それはガムシャラに働き「豊かな生活」を手にすると
思う人々の「渇望」に溢れた繊維にはじまり、世界へと勝負を仕掛けた
人々の「情熱」が生んだ自動車へと続き、そして世界中で折り紙がついた
「品質」のこだわりから作り出された、ブランドではないだろうか。。

℃-uteの5人には渇望、情熱に溢れ、誰もが納得させられるような内容
を提供できる力を持った国産最高峰のアイドルユニットの1つだと思う。
℃-uteに限らず、こうした高いスキルを持つアイドルの逆襲に期待したい。
秋本AKB帝国が繁栄を極めている今こそ、勝負を仕掛けるべきではないか。

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注1:参照・13thシングル「Danceでバコーン!」
http://www.youtube.com/watch?v=BEL6LyDnHgk


注2:参照・夏秋ツアーより「スペシャルダンスメドレー」
http://www.youtube.com/watch?v=8Z4UzqtdSNs

注3:ただし℃-uteがハロープロジェクトの中でダンススキルが突出して
いるわけではなく、他のユニットもダンススキルは高い。Berryz工房は
℃-uteとは異なる、コンビネーションダンスの連動性が大きな武器だし
スマイレージも脚の長さを活かした独特の振りを難しいボーカルパート
と両立しているあたりは、ひいき目を抜きにしても驚かされるところ。

<モーニング娘。:気まぐれプリンセス>
http://www.youtube.com/watch?v=vmtNeHcPEI8

<Berryz工房:青春バスガイド(アニメ「イナズマイレブン」ED)>
http://www.youtube.com/watch?v=FknEX3KZXZU

<スマイレージ(2010年日本レコード大賞最優秀新人賞):夢見る15歳>
http://www.youtube.com/watch?v=hpBi79Hl4qk

注4:オフィシャルブログにおけるライナーノーツより
http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-10789025115.html
本書はアイドルライターとして広範に活躍されている岡島紳士氏と
サッカーコミュニティサイト「サポティスタ」の岡田康宏氏の共著。
双方とも関連する文献や記事を読んできたこともあって、早くから、
本書の発売を知っていたので早々と購入し、一気に読みこんでいた。

新書では先見性とトレンドをいかに早く察知し、提供していくかが
非常に大きな要素であることから、PerfumeやAKB48のブレイクの
原点たるムーブメントであり、気がつけば大きな動きを見せている
女性アイドルグループの力学・構造をこのタイミングで発信すると
いうこと自体、大きな意味があると思われる。

ただし、双方とも現場主義者的な側面が強いことから、評論とまで
にはいかず、レポート的な内容であることは否めず、実際のところ
意外と音楽系の書籍では図表やジャケット等のビジュアルの重要性
が大きいと感じていることから、ただ淡々と情報が羅列されている
意味では「物足りなさ」もあるか(先日読んだ「AKB48の経済学」
もやや似た感覚だった)。

もちろん色々と考えさせる内容だったのはたしかである。本書の感想
ついでに、サブタイトルにもなっている「アイドル戦国時代」について
考えるとともに、私の長年のフィールドワークであるプロレス・アニメ
的な見方から考えていきたいと思う(そのせいで4000字近く。。。)。

■ 「アイドル戦国時代」とは何か?

<何をもって「戦国時代」とするか?>
わが国における「戦国時代」とは一般的に15世紀末から16世紀にかけ
下剋上等によって台頭してきた新たな武士勢力(=戦国大名)が乱立
していった時代、という見方で一定の理解を得られると思われる。。

つまりアイドル“戦国時代”とはグループアイドルの「新たな勢力」が
「次々と台頭した」時代(正確には時期)であると読み解くべきだろう。
勢力争い、いわゆる天下統一のような方向性以上に「新勢力の台頭」と
いう部分を解して、戦国時代と称すべきではないだろうか。

<何が「戦国時代」へと導いたのか?>
戦国時代以前における、わが国のアイドルシーンはハロープロジェクト
という“幕府”が徐々に力を弱めながらもアイドルの代名詞たる地位を
築いており、アイドルファン≒ハロプロファンの構図も定着していた。

00年代後半に入り、既にメディアへの露出も減少傾向にあったことに加え、
ハロプロのお家騒動(卒業、スキャンダル)という「応仁の乱」的な混乱、
公演中心の活動の内部化が進み、規模・影響力の低下は顕著となる(注)。

その一方、07年~08年にかけてのPerfume、09年以降のAKB48のブレイクが
起こった。双方ともメディアに取り上げられることで知名度を急速に高め、
テレビに登場する新たなアイドルグループとして注目されるようになった。
前者はNHKのポリリズムであり、後者は雑誌メディアでの圧倒的な支配率が
大きな影響力を与えた、というのが決定的なモノとなったといえるだろう。

<何故、新勢力が発生したのだろうか?>
双方の共通点として捉えられるのは、メディアからのトップダウンでスタート
しておらず、いわゆる「ステージから這い上がった(=ボトムアップ)」ことで
トップシーンに上り詰めたことである。本書の著者もページを割いてた部分だが、
従来までのアイドルは、番組企画等のメディアからのトップダウン型であるのに
対して、パフュにしてもAKBにしても、元々は路上や劇場がスタート地点となる。

だから、これらのアイドルグループが必ずしも先行的な人気ではなく、言い方が
悪いかもしれない(最近、演歌に関する文献も読んだため)が、かつて演歌歌手が
引用していた「苦節○年」のグループが着目されているのも環境の変化を物語る。。

<本書を読んだうえでの私見>
アイドル戦国時代はボトムアップ型のムーブメントによる先行事例が背景となり、
メディアから離れたところで次々とグループが結成され、AKBからSKE・SDN・NMB、
ハロプロからはスマイレージ、韓国グループの日本デビューした時期が重なった
ことで、異様な競争環境を生み出したのではないか。

■ 私論:90年代のプロレスシーンとの類似と相違
私の大学時代の専攻は行政法、アイドル声優学およびプロレス史(笑)
であったが、アイドル戦国時代の流れは90年代のプロレスシーンに似て
いると感じている。特にメディアから現場へと発信の主体が変化した点。

<テレビからライブエンタテイメントへ>
丁度、ワールドプロレスリング、全日本プロレス中継の深夜帯への移行に
よってテレビ主体のプロレスは80年代で区切りを迎える一方、新日プロは
ドーム興行、馬場全日本は武道館興業を軸に大きな興業に力を入れだした。
ファンはテレビから会場に足を運んでプロレスを見るという形に移行し、
ライブエンタテイメントとしてのプロレスを楽しむようになったと言える。

<インディ団体の躍進>
一方、マスメディアの目にあたらず、マットの闘いから一気にメジャーシーンへと
広がっていった団体も台頭していく。代表例は大仁田厚のFMW、グレート・サスケ
率いるみちのくプロレスの2つの団体である。両団体とも公演内容(デスマッチ、
地域密着+ルチャリブレ)で話題を呼び、メディアへの露出を契機として知名度
を高めることでメジャーシーンへと這い上がったボトムアップ型のモデルと言える。

こうした成功事例もあり、後のプロレス団体の旗揚げラッシュに繋がったと
いう流れは先述のアイドル戦国時代にある程度通じるものがあるだろう(注)。

<相違点:マスメディアへの定着>
ただし、相違点もある。FMW、みちのくはブレイク以降も現場のマットシーンを
中心に活動を続けたのに対し、AKBやPerfumeは主戦場をメディアに移した(注)。

Perfumeは08年~09年にかけて日テレ、10年からはNHKの「MUSIC JAPAN」での
レギュラー枠を確保し、定期的な露出を続けていて、AKBは深夜の「AKIBINGO」
だけだった冠番組が各局でレギュラー番組を獲得し、一方で選抜メディア組を
中心とした露出も毎日のように扱われている。実際、こうした転換がある意味、
一定のブレイク後の知名度を広めることに貢献しているといえるだろう。

世間に対して定期的に発信していくことが、ジャンル発展には不可欠であり、
現在のわが国においては、地上波のテレビや雑誌等の紙媒体のメディアで大きく
取り上げられないとその意味をなさない。プロレスにおける総合格闘技の台頭で
主導権を奪われたことが停滞の要因になったのに対し、アイドルの世界において
はマスメディアへの定着によって、ステップアップを果たしていったと言える。

■ 私論2:アイドル声優の位置づけ

本書の興味深い点の1つは、流れの中に僅かながらアイドル声優グループを
組んでいる点である。昨今のアイドルに関する文献および特集記事等にも、
少しずつアイドル声優の位置づけを組み入れようとする傾向も見受けられる。

<まずはアニメ、ゲーム>
私的な見解であるが、現在のグループアイドルのムーブメントにスフィアや
アイドルマスターの一団を組みするのは非常に複雑であり正確さを欠くもの
にあると考えている。というのも、スフィアのように先鋭化したグループの
誕生は、80年代初頭のアイドルシーンの延長線(例えば、旧パイオニアLDC)
や現代化(キングレコード三嶋氏が担当する水樹奈々・田村ゆかり)から、
一線を画すモデルであるが、実際のアイドルシーンとの相違点も大きい。

特に、ファンにとって個人、メンバーおよびグループ自体よりも出演アニメや
ゲーム作品の存在が絶対的な価値観を生まれる。メンバーやグループの存在を
先行して売り出すというモデルは既に試みられたものの、なかなかの成功とは
言えず、まずは各個人がアニメ等によって露出され、知名度が稼がなければ、
活動そのものが成り立たない(水樹奈々のモデルは先行事例であるがゆえに、
成功したモデルであり、現在同じようなスタイルでいっても困難ではないか)。

つまり、活動そのものはボトムアップではあるものの、応援するファンに対しての
アプローチはトップダウンで行われている。マクロス等をはじめ、武道館・アリーナ
クラスの公演が恐ろしいまでのスピードで実現し、スフィアもグループアイドルでは
異例の早さで日本武道館公演を実現したのは、この力学による部分が大きいと言える。

<アニメファンの拡大、声優ファンとの地続き>
また、若年層をはじめアニメファンの絶対数が増加傾向にあるとともに、従来は熱心
な声優ファンでなければ聞くことがなかったラジオ番組もネットメディアによる配信
が主流となったことから、アニメファンと声優ファンが地続きに近い環境になりつつ
あると思う。特定の層に熱心に働きかければ、それなりの数のファン層を捻りだせる
というのは大きな強みであり、先述の大規模興業が実現するもう1つの理由である。。

以上のことから、一見として似通ったモデルのように見えるが、やはり構造的にも
異なる側面が大きいことから、個人としては「別物」と考えることが無難だと思う。

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注:正確にはモーニング娘。からはじまった一連のムーブメントが10年
近いサイクルを続いていること、それ自体が珍しいことだと考えるべきだ。

注:もちろんプロレス団体のそれは大抵の場合、分裂による再編成⇒新団体
という縮小再生産的な側面も多かったため、必ずしも当てはまるとはいえない
だろう。しかし、元々は大仁田氏の「5万円で作った」(これは拡大解釈だが)
団体が成功をおさめなければ、やはり旗揚げラッシュはなかったと思っている。

注:そもそも興業団体とグループアイドルを同一視で語ることに無理はあるが、
ムーブメントという側面を重視して考えていきたい。また、正確にはFMWは新井
社長時代にディレクTVの放送が始まって、杉作J太郎氏が関わるなどして一足早い
エンタテイメント路線を打ち出したり、みちのくもローカル局を中心に現在も放送
は続いている地域もある。これもまたメディア進出あるが、ここでは地上波放送の
大手テレビ局や雑誌を指している。
Buono!ライブツアー2011 WINTER  「Re; Buono!」
昨日から書いていた書評が4000字突破してしまったので整理して後日。
アイドルのことを言葉で伝えるって難しいと思う、今日この頃ですね。
とか書いてたら、これはこれで大長文になってしまったのは反省。。。
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昨日は『しゅごキャラ』の歴代主題歌も担当していたロックアイドル
ユニット・Buono!(ボーノ)のライブを見に横浜に行ってきました。
(今年、参加のパシフィコ・横アリと横浜が続く。何たる偶然。。)

会場は横浜BRITZ(ブリッツ)。駅近でファミレスも複数あったりして、
コンビニも近くにマリノスのクラブハウス周辺のファミマがあったりと
立地が良い反面、客を並べるスペースがないなど不利なところもあるか。
すると結果的に路地に晒されるように並ばされるという危険な状況(笑)
この日は雪で本当、早く中に入りたかった。物販は直ぐ買えたのは良し。

■ 公演概要

今回からバンドメンバーがフル参戦、何かでっかいビジョンある。。
それだけでも何か違うものを見せてくれそうな予感がする開演前。

<前半戦>

01.ゴール
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=UIpsxhypNl4]
02.Independent Girl~独立女子であるために
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=Pj4cloza5A8]
03.雑草のうた
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=qzcktJ2gi6w]

新曲が公演まで加わった場合、先頭にもってくるのがお約束(キリッ
と思ったら1曲目はゴール。ビジョンを使った演出も何か新しかった。
次の2曲目の独立少女でテンション上げられたところで新曲が初登場。
「雑草のうた」は割と落ち着いた曲だから、この配置は絶妙だった。

04.ガラクタノユメ
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=cNQtXAX_taU]
05.ロッタラロッタラ
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=vb2fwk-3inE]

いつもながらロッタラは良かったなぁ(夢枕獏先生風にしみじみ)。
ここでもうロッタラ聞いちゃっていいのかと、ちょっと贅沢な気分。

06.co・no・mi・chi
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=7-12TwF8R-s]
07.キライスキダイキライ
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=7lrMLRA-4YM]

07.はシングルカップリング曲だったのだが音楽サイトか何かで
洋楽の有名曲のオマージュ楽曲ということで話題になったのだが、
夏の曲とはいえ、軽快なリズムが良かった。バンド演奏あっての魅力。

08.You’re My Friend (アコーステックバージョン)
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=SsMkJwGWK-w]
09.星の羊たち (アコーステックバージョン)
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=RHgFyq0pAbw]

ここで落ち着く。09は筒美京平先生が書かれた曲、素敵です。
最近はミニライブとかで忘れつつあったけど、公演の中で観客の
テンションに緩急をもたせることは大切だと思う。ハロプロは2時間
公演の中でメリハリをしっかり作ってくる。集中力の点でも良いかと。

<後半戦>

10.ガチンコでいこう!
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=yN4oakdF-9U]
11.うらはら
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=evqNkzUuxoQ]
12.カタオモイ。
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=8eSz3IQQcbw]

大好き楽曲が3連続キタ。ガチンコは2番の♪ドキドキドキ、ところで
リーダーの嗣永桃子(つぐながももこ)さんが倒れそうになるとこが好き(笑)
あと、観客のコール&レスポンスもいい。一気にテンションが上げられた。

「うらはら」と「カタオモイ」も3rdアルバムで1、2番くらいに好きな曲。
前者は今日の感じだと歌わんと思ってだけに嬉しかった、ダンスもしなやか。
後者はパワフル、カッコいい。。ここで私的なテンションギアが5速入った。

13.JUICY HE@RT
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=sBneab6okdY]
14.ロックの神様
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=SGXTuxSYtu8]
15.泣き虫少年
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=PKCy-ZC2L-s]
16.MY BOY
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=ZiJlj6FYJic]

ここの畳みかけがヤバすぎて、アドレナリンが体中に分泌されていくのが
伝わる(笑)こういう感覚になるとき=年間ベスト級だな(笑:2月だが)

13は新曲のCW、新曲の3曲で一番好き。弟が『THE iDOLM@STER』をロック調に
直したらこんな感じではないか何て言ったけど、ピンとこないな。現場で化けた。
Buono!の楽曲でもハードなナンバーなので生バンドでパート分けすればと思って
いただけに思った通りだった。この激しさ、今のBuono!だからできるんだろうな。

14,15,16は語るまでもなく盛り上がる曲。ロックの神様は夏のツアーでは
なかったので聞けてよかった。MY BOYは使う場面によって破壊力満点だな。
そこまでダンスが激しい曲がなかったから、さらに煽られたような感じが。。

17.れでぃぱんさぁ
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=VTL0x2CZZFo]
18.恋愛ライダー
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=zulYVhLPZ3w]

17はいつもガオレンジャーを思い出す(回数見てなかったけど)。
アンコール前の締めは恋愛ライダー。相変わらずこれも飽きぬ良さ。

<アンコール>

19.One Way = My Way(タオル)
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=Ho-1pl9feeA
20.ラナウェイトレイン
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=QgQkmszLoWM]
21.タビダチの歌
[参照:http://www.youtube.com/watch?v=fAcFQIh7CT0]

20のラナウェイトレインも新曲CW。Buono!の曲を長らく書かれている
AKIRASTAR先生の楽曲ですが、何となくアンコール向きの上がる楽曲を
提供してくれる。これも本当、気にいってます。

最後の「タビダチの歌」は昨年の冬ツアーラストと同じ。エンディング
らしい壮大さ、徐々に「終わっていくんだ」という感覚が伝わってきて、
しんみりする。。

■ 感想:ジョグレス進化、そして究極体へ

まず、しゅごキャラ終了とともに活動が不透明だったBuono!がこうして
大復活したことを素直に喜びたい。加えて、最高のライブに大感激だ。。

何よりもボーカルに力強さがあって、ハロプロではあまり感じることのない
パワフルさが非常に際立つ。今回バンドがフル参戦なのも、3人のボーカルが
バンドのパワーに負けないことが実証済みであるからだろう。Buono!もまた
継続性によって、進化をしている。色々あったけど、続けてきたことが大きい。

ツアータイトルのReは「Revolution」の意図もあるそうだが、正確には
これまで以上の「Evolution」を感じる内容だったと思った。

次に新曲のフィット感が良かった。既存曲とのバランスを考慮しての配置も
絶妙だったかと。「雑草のうた」が定例的に頭にもってきたり、「JUICY」が
本当にラスト近くに入ったらまた違ったものになる感じるだろう。改めてだが
セットリストの配置って大切だ、と思わされる内容だったかと思います。

最後に私見。私はBuono!をハロプロにおけるジョグレス進化と考えてる。
2つのユニットから選ばれたメンバーが普段とは異なるロックコンセプト
の中で違う成長形態を描いてく。16歳の鈴木愛理(すずきあいり)さんは、
℃-ute(キュート)でも拝見しているが、また違った顔を見せてくれる。

さらなる進化≒ハロプロキッズ世代の「究極体」が垣間見えるのかもしれない。
基本、私は高評価でまとめるタイプですがこれだけ激推しするのは理由がある。

最高Buono!。。
ウォールストリート
昨日は早起きして新宿ピカデリーに映画を見に行ってきました。
3月からJが開幕するので、こうして行けるのではないことと、
とにかく見に行きたい作品がゴソっと出てきているので行く。
この映画のコピーではないが「この2時間は資産になる」と思う。
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物語はインサイダーで刑務所に収監されていた、かつての大物投資家の
ゴードン・ゲッコーがNYの刑務所から出所してきたところから物語は始まる。

月日は流れて、舞台は2008年の米国金融界の中心・ウォールストリート。
老舗投資会社に務めるジェイコブ・ムーア(シャイア・ラブーフ)は彼女、
仕事にも恵まれ充実した生活を過ごしていたが、急激な業績悪化と風説の
流布により窮地に追い込まれたことから、親同然だった会社の社長が自殺。
会社は吸収合併にあわれ、ジェイコブは失意のどん底に。そんなときに、
彼は婚約した彼女の父親でもあるゲッコーと出会う。。

■ 「金融」をテーマにするという難しさ
本作はオリバー・ストーン監督作品(tennbinnさんのほうが詳しいかと)。
近作は『ブッシュ』や『ミルク』といった社会派の作風に戻っているという
評論があるとおり米国社会をある視点から描いた作品に戻りつつあると思う。

仮にも金融業界に身を置いていることもあり、米国金融危機については
マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』やNHKスペシャルで放送された
『マネー資本主義』も結構よく見ていたので、関心の高いテーマでした。
面白い、というよりは見応えのある作品ですね。スルメ的な魅力が強い。

とはいえ「金融」という数字には表れるが躍動感が伝わりづらいジャンルを
映画で取り扱うことは難しいと改めて感じたが、脚本等で工夫を感じたし、
最終的に知識を要らずとも感情を読み取ることで作品のイメージは掴める。
そういった意味では、決して知識前提でなくても見れる作品でもあると思う。

■ 20年以上経過した第2作として
本作は1987年に同監督の『ウォール街』という作品の続編となっている。
私も本作を見るにあたって正月中に見たのですが、日本でいうところの
00年代序盤に堀江さんや村上ファンドが出てきた頃にちょっと似ていて、
ゲットーのような大物投資家が巨大なマネーを動かして、企業の買収や
合併を行って巨万の富を描いていたという模様を描いたとの作品であった。

ゲットーが『ウォール街』で語っていた「欲望は善である」という発言は
強烈なだけでなく簡単に是非を問えないような言葉の重みを感じたりする。
本作はそれを「欲望は合法となった」というかたちで言い表しているのが
80年代と00年代の大きな相違であり、現在を端的に表す言葉だったと思う。

■ 強烈なキャラクターであるゲッコー
ゲットーは本作でも野心のある主人公に寄り添う立場にあるが、存在感が
徐々に増していく様は見ていてゾクゾクした。終盤でゲットーがかつての
大物投資家の姿に様相を変えていく様は、正しい例えではないけれども、
エピソード3でアナキンがダースベーダーに姿を変えていくような感じ。。

また、本作のゲットー健在さを大きく感じたのは大学での講演の様子だ。
先日見た『ソーシャルネットワーク』でマーク・ザッカーバーグたちを
圧倒し、強烈なキャラクターを推し出したショーン・パーカーの存在も
そうであったように、プレゼンの描写がインパクトを与えるってのは
アクション等の派手さのない映画において、重要な表現の一つと思った。

マイケル・ダグラス、マジカッコいい。

見終わって、大きく「ふぅ」と言ってしまった。それくらいの見応えです。

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最近、立て続けに写真集を買ったり、人からもらったりしたので活字を
読みたくないときはペラペラと見てる。撮影場所が海外だと旅行気分で
行きたくなる(単純)。元・シンケンイエローでもある森田涼花さんの
写真集「natural 18」はパタヤビーチ(notへようこそ)だったのだが、
彼女の表情の豊かさもあり、いい雰囲気だった。

アイドルなんて最近は特にそうだけどハードワークで大変だな、と思う
ことはあるので、羽伸ばし含め撮影とかで海外に連れてってほしいなぁ。

余談。チャンピオンの今年のマスコットガールってどこかで見たことあると
思ったら品はちライブで見てるYGA(よしもとグラビアエージェンシー)の
春日さんだった。。現場が最初で、こういうのが後って何か不思議だよな。。
ナイスショルダー!
個人的に長友インテルよりもインパクトが大きかった出来事について。
BS「Jリーグタイム」で筆者をはじめとした全国のJリーグサポ男子の
ハートを鷲掴みして絶大な人気を得ていた山岸舞彩さんが番組卒業、
NHK「サンデースポーツ」と「サンデースポーツ」に移られることに。

長くブログや番組でチェックしていた人なのでステップアップは嬉しい。
ただ、早野さんとの華麗なギャグパスサッカーが見れなかったり、スタで
肩さん(肩幅が広い山岸さんの愛称・本人認識済)にお会いできなくなる
のは寂しい限りだ。。本当、アイドルとファンの定型的な構図であろう。

「サカつく6」なんてオシム爺と肩さんが出るってだけで買ったくらい。
肩さんが秘書になった時は気合入って、アジア王者獲得したもんなぁ。。
(参考動画:http://www.youtube.com/watch?v=EgxraxFXFVA

頑張れ山岸さん。全国のお父様方のハートにショルダータックルを。
ちなみにおススメ肩さん動画はアニメ版「ジャイキリ」の放送最後で
流れていた「BS見てない?もったいない!」の数々。youtubeで要検索。

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映 画

先日、日本映画専門chでたまたま見た「GSワンダーランド」がなかなか面白かった。
石田卓也、水嶋ヒロ、栗山千明をはじめキャストがなかなか豪華だったが、物語や
ディティールはまぁまぁ。グループサウンドブームを描いたのは興味深かったか。。
何より良かったのは音楽で筒美京平先生なんかが書かれていたり。。

■ 石田卓也×ザ・タイツメン 【湾岸線のホテル】
http://www.youtube.com/watch?v=NhNLiSWfHQg

あと、ちょっとしかなかったけど栗山千明のソロがカッコよかった。
以前、スポーツライターの生島淳さんがラジオで推薦してた本。
現役のトップスケーターである村主さんがフィギュアスケート
に関する素朴な疑問について、自身の経験等を踏まえたかたち
で応えていくという内容。非常に読みやすく、面白かったです。

村主さんの経験込みのお話で特に関心深かったのは年間活動費。
丁度、村主さん自身が支援がなければ引退の瀬戸際にあったので、
実際のところ、どこにどれだけお金がかかってるのかという疑問
はあった。そこを活動費の内訳について明細書のような形で解説。

意外だったのは曲の振付のコスト。1曲100~150万円とはスゴイ。
人気振付師の人は予約待ちだったりで、プログラム作るだけでも
思ったよりも苦労するもんだなぁ。

あとは試合までの過程の話。追い込みとか、試合までのピークの
持っていき方とか、まぁ現役最前線で戦っている人だけに説得力
が大きい。順番の話とか、たしかにあるよなぁ。メンタル含めて
タフさが求められるスポーツなんですよね。

3月には東京で世界選手権もありますからね。ココで得た知識をもとに
見方を変えていければいいですね。武田奈也ヲタ止まりにならないで。
ああ、今注目してるのは今井遥選手です。シニア初戦のカナダGP
とかで力強いスケーティング+ジャンプで鷲掴みにされました。。

こういうチェック、最近はすぽるとのリアルビーナスに先取りされる。
体操の田中理恵(not声優)も密かに応援したかったのに(残念だ)。

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アジアカップの決勝戦全部+表彰式まで全部見て眠い頭でTOEIC受験。
会社に提出しなければと思いつつ、海外出張はちょっと気が引けるし
今の水準をキープしてたいような気がする。それはそれで一種の怠慢
と思ったので、3年生になる弟に強制受験させるため自費で申し込むか。

===================

昨日はお疲れ様でございました。話し合いから始まり非常に充実した
1日となりました。常に新しい発見といいますか、業界の最新事情を
キャッチできたという点で勉強になりました。

アニメ声優系の観客スタイルはもうガラパゴス化しつつあると思うので
色々と奥深くなっていますが、胸を張って、どこの現場も熱く、面白い
と思います。というか、結局のところいかに楽しめるかが大切ですから。

アジアカップの表彰式でもJAMが流れてるんですから世界標準(たぶん)。


そろそろ見せてくれ内田。。
ラウルやフンテラールじゃないと駄目なのか。。

手元にある資料を見るとボール支配率は日本が上回ったものの、
走行距離ではに韓国だったようだ(長友は14キロ以上走ったのか)。

ただ、ドヤ顔数は圧倒的だったわな。。エイジ、相変わらずいい顔。
楢崎さんみたいにポジショニングの上手いGKの方が絶対いいんだけど、
まぁこういう激しい試合だと生きるよね。川口タイプの選手はねぇ。。
早く権田君なり、西川君なり、ナラさん型の後継者も育てんとね。

日本の1点目の連動性は素晴らしかった。BSで時折やっている長友の
チェゼーナの試合では見られないような、オーバーラップであったり
中へ切り込んでくるところであったり、長友デラックスゴリラさんの
本領発揮といったところ。あと本田さんがポジションチェンジを頻繁
に繰り返したことで相手選手を翻弄していたのが、功を奏したようだ。

前田さんはJサポにお馴染みの素敵なワンタッチゴール。相変わらず
ああいうのあわすの上手い(昨年、川崎が浴びた苦杯を思い出しつつ)。

あとは岩政さん。普段、鹿島のCBとして対戦する時は嫌で嫌で仕方ない
相手だった。大きさもさることながら、相手を自由にさせない粘りとか、
読みの上手さとか。鹿島アントラーズの鉄壁を支える人材ですからねぇ。
結構危ないシーンも1対1に強い今ちゃんさんとともに結構防いでくれた。

普段、やりあっていたり、散々痛い目にもあっていたプレイヤーも多いので
仲間になると何と頼もしいこと!開幕が楽しみなようなそうでないような。。
オージーでもウズベクでも怖いけど、歓喜に向かって驀進ししてもらいたい。

さぁ、寝るぞ。。の前に、今ちゃん誕生日おめでとー!
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
そういえば某氏はもしドラの感想を書いてくれないですね。仕方ないので
彼が書くまで、ドラッガー本を読んで感想を書いていくしかないですね。。
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本日は角川シネマ新宿で映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」を
見てきた。原作未読ながら、『メイちゃんの執事』の準レギュラー以降
陰ながら応援を続けていた大政絢(おおまさあや)さんが主演とあって
足を運ぶ。声ヲタの頃から「作品をキャスト目当てで見る」ってのは、
辛いものでテレビアニメ等は大方途中で断念していただけに不安も大。。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
高校生の御園マユはクラスでも浮いた存在で、いつも机に伏せたまま。
そんな彼女を尾行する1人の少年。マユの前に現れたその少年は彼女の
子供時代に事件に巻き込まれた幼馴染のみーくんであった。10年ぶり
のみーくんとの再開を心から喜ぶマユ。だが、みーくんは彼女が家に
二人の子供を誘拐していたことに気付き、彼女からの強い要望もあり
マユの家で同居を始めることになるのだが。。
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少し前に原作を割と知ってる「マリみて」の映画版を見た際、かなり
原作知識の補正で乗り切ったため、原作を読まないと危険ではないか
という観念はあった。しかし、本作はそんな私もすんなりとわかった
こともあって、まずは「原作付映画をちゃんと見れた」という点では
安心した。そのうえで本作の印象は、なかなか悪くなかったという感。

舞台挨拶のときに瀬田監督が述べた言葉を引用すれば、本作の特徴
は「残酷さ」と「軽やかさ」が同居している点。さらに作品の持つ
“重さ”の調整をまーちゃんことマユが担っていたのではないか。

さらなる私見を述べれば、まさに残酷さと軽やかさを兼ねた存在こそが
マユであったのではないか。そのまーちゃんの壊れた加減を演じるという
ことは大政さんにとっても大変だと思ったが、よい壊れ加減だった(笑)

伊達に「ケータイ刑事銭形海」や「東京少女」等でBS-TBSの暴走Pこと
丹羽多聞アンドリウ氏が手がける冒険あふれるリスクチャレンジに対して
取り組まれたことはある。モデルというより女優感が強いのはそのせいだ。
「もっとやれ!」的な、さらなる壊れぶりを見たかったような気も(笑)

また“重さ”もある中で実に良いテンポで物語が進んだのは、タイトル通り
の「壊れた」まーちゃん、「嘘つき」みーくんというシンプルなキャラ二人で
軸となって展開されたことも大きかったのではないだろうか。そうした点で、
この「みーまー」は個人的に非常に見やすかったし、内容も集中できたと思う。

残念だったのは、何個かある映像がゆえに見えるしょぼさ空中から飛び降りる
シーンであったり、車道を二人が立ち止まったがゆえに大混乱してるシーン。
何とも言えない中途半端さがあった、というか絵で魅せると微妙なのは確か。
(これは「七瀬ふたたび」の空中移動シーン等の微妙さにも近いかもなぁ)

あと、流石に「太陽と海の教室」や「メイちゃんの執事」に出演していた時に
比べて大政さんの制服がコスプレ感が。。今の「美咲ナンバーワン」は衣装の
妙でごまかしている感じはするけど。大人っぽさが出てJKっぽさが消えたな。

まぁ全体としては猟奇的な部分等、苦手な分野だったのですがそれでも結構、
見れたので期待値比では良し。瀬田監督は初メジャー作品でこの原作ってのは
相当のハードルとも感じるが物語の展開や細かな演出等も含め良かったと思う。

原作者含めて、関係者の今後の伸びしろも気になってくる作品でもあるかも。

ああ、こういうときは是非原作を知ってる人間、願わくば熱心な読者がいれば、
さらに面白いのだが(いれば教えてください)。そこらへんの感想は聞きたい。

あと、1年半ぶりに拝見した生大政さん。相変わらず素敵女子を再確認しました。
公開待機作は「ケータイ刑事MOVIE3」。。また、すごいサイドチェンジだなぁ。

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2週連続で中村屋(notえりりん)でインドカレー。今週はルーを一気に
どばっとかけて食べるプレイ。チビチビかけるとルーがあまり、ドバっと
プレイをするとライスがあまるのが常。どちらがメジャーなスタイルか?
次回はオムライスにしよう。インターバル的な意味で。


ソーシャルネットワーク
ソーシャルネットワーク
昨日、フォフォフォさん主催の飲みの前に新宿バルト9にて公開初日の
「ソーシャルネットワーク」を見てきた。今年は映画館での目標20本を
目指してアグレッシブにいきたいところです。

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物語。2003年、ハーバード大学の学生であるマーク・ザッカ―バーグは自らの
言動が原因で彼女との口論になり、彼女から一方的に別れを告げられてしまう。
腹を立てたマークは酔っ払った勢いで怒りをブログに書き散らしただけではなく、
仲間たちとハーバードの女学生全員の画像データをハッキングし、画像を並べて
競わせる「フェイスマッシュ」を公表し、その日のうちに大学の回線をパンク。

話を聞きつけた富豪の子息でボート部のウィンクルボス兄弟は彼にハーバードの
学生プロフィールを一覧し、男女の出会いの場になるサイト作りを依頼される。。
その話を快諾したマークだったが、彼は密かに友人のエドゥアルドに声をかけ、
彼の出資でサーバーを借りて、SNSサイト「ザ・フェイスブック」を立ち上げた。
サイトの登録人数を増やし、順調に規模を拡大させていくのだが。。
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昨年のタイム誌の顔、おそらく世界で最も利用されているであろうSNSサイト
「フェイスブック」(http://www.facebook.com/)の創設者の一人である
マーク・ザッカ―バーグが「フェイスブック」に関する訴訟に立ち会いつつ、
サイトの創設から現在に至るまでの道程を回想していく物語。実に面白かった。

コミュニケーション能力や性格は破綻レベルに近い、コンピューターオタク
ど直球のマークが情熱を持って向かって作り上げた「フェイスブック」という
サイトは世界で大きな広がりを見せる(日本は本人名義での登録等まだまだ)。

見方によれば形を変えた青春映画といえる。彼女にフラれた腹いせでサイトを
立ち上げ、大学のリア充であるファイナルクラブの連中には力を貸さずに友達
とサッさと立ち上げ、友人を皮肉る。映画の中のマークは極めて感情的な側面
に左右されている。パンフレットで荻上チキさんが書かれてたように、たしか
に20歳そこらの青年の青春でもあるのかと。そこもまた物語の魅力かもしれん。

監督は『ファイトクラブ』のデヴィット・フィンチャー監督。相当のテーク数
をかけてとったシーンもあるそうで、ど素人の私でも明らかに音楽も凄かった。
監督の拘りも随所に見えた。アカデミー賞でも食いこんでるってのは、わかる。

年初から見応えのある作品を見れた。今年もいっぱい映画見るぞ。。

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昼はインドカレーin新宿中村屋。来週の見にいく映画の舞台挨拶は新宿だから
2週連続はほぼ確定だな。。Jリーグの開幕までは結構、行けそう。アイドリング
の品はちライブに行く時は品川プリンスだけどね。そろそろ品川も行かないと。。

飲み会はお疲れ様でした。色々と話題が尽きないのは流石は先輩方、久しぶりに
お会いした方も多かったので楽しかったです。機会があれば、今後もぜひ参加を
したいところです。色々とTo be continuedなお話についても少しずつ。。


「ダイアモンド」なんかはそうだけど、評判のいいビジネス書の
ネタをそのまま特集にするパターンが多いかな。ドラッカー特集
はまさにそうだったし、少し前の『FREE』なんかもそうかな。。

これも人気のビジネス書『ストーリーとしての競争戦略』がベース
になっていて、魅力的な戦略ストーリーを展開する企業や人物を
紹介。サンリオ、仮面ライダー、品川女子学院、鹿島アントラーズ
モウリーニョ等。。事例がジャンルに富んでいたので面白かった。

戦略をストーリーにすることで、どのような立ち位置に置いている
のかがわかりやすくなる。『ストーリーとしての~』の著者が言う
ようにビジネスモデルではわかりづらい「流れ」や「動き」を把握
するには良い手段。実際、本誌でストーリの流れを図示してみると、
実に理解しやすいし、ヒットにおける因果関係が見えてくるかも。

あまり馴染みのない方にも各ジャンルに関心があればニヤリと出来る
ネタではないかと。カッコつけなしで、素直にお薦め。。

ビジネス書って使えるかわからないんですけど、面白いんですよ。
様々な事象を色々な見方で分析するってのが。それを吸収すること
で自分も様々な捉え方を思いつくことができる。知的な探究心の
延長みたいなもので。。

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シリア戦、残業および飲み会で疲れて借りてきた明日花キララの
DVDも見る気力もなく寝落ち(そもそも借りてきた記憶がアレだ)。
金曜日の付加価値は社会人になって相当高まった、と思っている。

改造内閣。与謝野氏は麻生政権時の経済財政担当大臣兼財務大臣の
ありえないリリーフ登板をしていた時に国会答弁を拝見していたので
「出来る人」という評価はブれないが、政治家として駄目だよなこりゃ。

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アジアカップ

ワールドカップ三次予選のアウェイ戦あたりから見てきた馴染みのある
対中東戦だった。ワールドカップで代表の試合を見るようになったという
会社の同期の女子は「ツマラナカッタ」というが、まぁこんなもんでしょ。

基本スタンスとしてしっかり引いて、とったら縦ポン+カウンター速攻。

そこにヨルダンは組織的な守備であって、シリアには前からのプレスと
10番の個人技があった。日本のアレもそもそも「緩いバックパス」から
ミスが始まっていたことを忘れるなかれ。サウジ戦も全力でぶつかれ。。

まぁ、ザッケローニ監督には良い研修となったのではないか。対中東戦の
危険予想ディスカッションみたいな感じで。戦術、笛、雰囲気全部あった。
どうせ1チームくらいは最終予選で当たるんだしね。

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GARAXY Tab

Youtubeをちょっと大きな画面で寝ころびながら見るツールからは脱却。

電通が手を出す「MAGASTORE」と12日よりはじまった「2Dfacto」から
読んでる雑誌の電子版・電子書籍等をクレジット決済で購入し始めて見た。

ダイアモンドや東洋経済はフル版なので価格がさほど変わらないという点で
一般的に紙媒体でほしいと感じることもあるが、基本スクラップが捗らない
のが経済紙系統なので、電子書籍の利点である情報整理という点では良いか。
AERAなどは一般的な価格より安いかたちで内容を絞って提供しててこれは良。

ただ、私的にタブレット型端末で本領を発揮しそうなのは、有料メルマガでは
ないかと考えることも。私も以前からホリエモンとかサッカーライターさんの
配信しているのを何個か買っていたものの、携帯とかPCで読むのが面倒だった。
タブレット型端末の大きさだとそれこそ雑誌などの感覚でペラペラ見れるので、
画像付きのものなんかは特にいい。
昨日はナギPさんのご厚意でアイドルマスター2のコンサートに
参加してきました。筆者がアイマスについて言及するのは昨年の
カオス(笑)以来で、本当にご無沙汰ではあるのですが、時間も
時間ですので、後々、先輩方が詳細について記述していただける
と思いますので私的に感じた点、気付いた点について取りまとめ。
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<総論>

詳しい曲目は後の先輩方に任せるとして、大まかな構成は

① OP+ヒット曲コレクション(キラメキラリ等)
↓(欠席メンバーよりビデオレター)
② 新曲(マスア2中心)の初披露リレー
↓(告知:アニメ化決定)
③ ED+アンコール(ゴマエ、アイマス)


といったところか。実にテンポ良く進んだと思うし、私も含めて少し前までの
ライブイベントでは恒例の“ズンドコ感”は皆無で逆に怖いくらいだったり。。

実際のアイドルのライブやイベントに行き出して以来、アイマスに対する基本的
な見方も大きく変わったと思う。ただ回数を重ねるごとに公演の質が高くなって
いるのは確かで説得力のあって、何よりも見応えのある内容に仕上がっていた。

せっかくなので、私らしさを出すという意味でもアイドルライブを見たことで、
気付いた点をあげたい。

■ 職業的アドバンテージとしての“声量”
1つは声優としてのアドバンテージでもこれは言えることだが、声量の大きさだ。
とにかく、会場ではよく通る。当たり前に感じていたが、何だかんだで大変なこと。
おそらくバンドサウンドでも負けないだろう。外を見て、初めて気づいた強みだった。

■ アイドル戦国時代とは間逆を行く徹底的な“歌唱”勝負
アニメ声優系全般に言えることだが、振りやダンスの負担を最低限に抑えてて、
とにかく歌に集中させる体制であること。。実際、現在のアイドルがどちらかと
いえばダンスパフォーマンスに力を入れてる傾向にある野に対して、アイマスは
徹底的に歌唱で勝負してる点。まさに、今では珍しい“歌唱系アイドル”なのだ。

■ 持ち歌主体にした構成内容の妙
上の内容とも被ってくるが、全体曲がとにかく少なくして、持ち歌とソロ曲主体の
構成にした点がやはり大きく、ズンドコになりがちなMCもできるだけ短くして(笑)、
テンポ良く進めたことが今回の公演内容の好感触に繋がったかと。コンビネーション
的な部分はあまり気にすることなく(大変といえば大変だが)個人パフォーマンスの
向上=公演内容の向上に直結するという意味で、過去の各個人の積み重ねが生きたか。


以上3点がまず内容全般に感じた点であり、本公演に感じる手応えの要因だと思う。

<各論>

次に演者について、何点か気付いたところ。

(1)沼倉愛美の抜群の存在感
過去のイベント等で何回か取り上げたが、公演の度に沼倉愛美のパフォーマンスレベルの
向上にはいつも驚かされる。今回もそうで、総合的には一歩抜けていた感じさえする。

もちろん歌唱に限定すればミンゴス、ダンスのキレはまやまやの方がいいし、盛り上げの
点では若林ネ申の方がぬーより上だと思うが、各要素を高いレベルで全部持っていたという
点では評価は高く、正直鳥肌すら立った。。トリオ楽曲で先生、あっきーを抑えての堂々の
センター。少し前では考えられなかったし、このままいけば「どこまで出来るんだ?」と
思わせるくらい、そんな期待さえ抱く。アイマス育成機関の最高傑作?になるのかもしれん。

(2)キングのポジションに入り、大役を果たしたミンゴス
樹里様、たかはし嬢が不参加。律子の立ち位置的にネ申はやはり全面的に前にとは
いかないなかで、大役を果たしたのはミンゴスだったと思う。ミンゴスのハードルは
千早イメージもあって常に高いものを要求されるが、今回の「眠り姫」はなかなかの
難曲。「青い鳥」と同じようにじっくり聞かせるというスタンスで拍手を呼ぶ内容に。
キングが「隣に・・」で皆の感動を呼んだあの奇跡を思い出す、見事な内容だったか。

(3)浅倉ちゃんが秘めるポテンシャル。。
筆者は仕事の都合で幕張2連戦2日目を欠席したので初浅倉杏美であったのだが、
アーツが送り込んできた第3の刺客(笑)ということもあって流石といったとこ。

過去にネギま等で活躍をされていたことから、原・沼倉といったゼロベース育成と
いう形ではないが、殊に集団でありながら個の存在も際立つアイマスという中では
どのように頭角を出していくのか?実に関心になる事項だろう。

全体的に個のパフォーマンスは向上の一途をたどっていることもあって、これまた
怖いくらい(笑)安心して見れた部分もあったので、良かったという印象強。

<アニメについて>

アニメ化決定。昨年の2発表に続き、長年のファンの目標であったところだったので
嬉しいところ。テレビアニメとなれば、アニメ・ゲーム業界全体に対して発信できる
こともあるし、メジャー化への一歩といえる。

また、アイドルというジャンルを扱うことに対しても、企画のスタート当初に比べれば、
AKB48を起点とするアイドルへの世間の関心事高くなっているので、ある意味では良い
タイミングではないかと思う。むしろ、今だからこそ背中を押しだせた企画ではないか。

いずれにしても、過度な期待はしなくとも楽しみな事実であることは楽しみ。響・貴音は
(ゼノグラ含めて)初のアニメ化なのも嬉しい。ここは引き続きフォローしていきたい。

<まとめ>

以上のように公演内容は納得できるもので、今回はこれといった波紋を起きることなく
(変態コールこそ起きましたが)、いい年明けを迎えたといったところでしょうかね。
攻めの姿勢というのは、ここ何年か言い続けておりましたが、本当の攻めとなるのは
2発売とアニメ企画始動という点でも今年なんでしょうね。

ちょっと、昨年のジュピターだのなんだのという騒ぎが、まるでリセットされたような
気さえして、何かそこが怖いような。。今回のLIVEの内容とアニメ化発表でチャラなの
かといえば何か違う気がするし。。そこがゲームの設定=フェイクな部分の強みかも
しれない。どうなんだろう、そこはなんとも言えない。。

ただ、アイドルゲームというフェイクの中にもこうしたリアリティがあるという事実。
そこを支持する人たちもまた、まだまだ熱はあるのだということ。まだまだアイマスは
終わらないし、止まらない。。どこまで行くか、少なくとも見守っていきたいところだ。

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