久々に本の感想を。先月も手帳の記録を見ると結構読んでたりするが、
面倒くさがりなので。言葉にまとめることは知識の定着に繋がるので
やはり続けていきたいこと。twitterなんかと、ソコは差別化したい。
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著者はジーコジャパン時代から日本代表専属シェフとして働いており、
昨年のワールドカップでも帯同。選手・スタッフとともにアフリカの
地で戦った「24番目の選手」。本書は西シェフのこれまでの奮闘記を
綴ったもの。ワールドカップ本大会の模様は日記形式で細かく書いてる。

本書でもあるように、ワールドカップ本大会ぐらいになると一月ほどの
拘束がある日本代表チーム。西シェフの仕事は遠く離れた異国の地でも
選手たちの栄養状態や体調、そして雰囲気作りのために美味しい料理を
提供することにある。

これは報道でも取り上げられていたが、西さんは特にライブクッキング
という形式で選手の目の前で料理を行い、食欲をかきたてるような工夫
をしていたのが非常に好評だったようだ。。そのためホテルなどでも、
そうした環境が確保できるかどうかをかなり気にしているようである。。

メニューについても非常に気を使われているらしく肉や魚のチョイスや
なごみのメニューとしてラーメンや焼きそばを作ったり、味付け等にも
結構気を使ってるとのこと。南ア大会ではラーメンが大好評だったとか。
1つ1つをとっても、スタッフとしてのプロフェッショナリズムを感じた。

選手・監督たちとの交流も心温まる話。闘莉王、おいしくいただきすぎ。
また、大会に向けた多くのスタッフの尽力について読むと本当スタッフも
含めた団結力による勝利だったのだと実感。本当に日本サッカーの前進に
繋がる素晴らしいチームを支えてくれた西シェフには感謝の念は絶えない。

なお、西シェフは福島のJヴィレッジの料理長を務められているのだが、
今はこうした状況にあるのが寂しい限りだ。これからも代表選手の胃袋
を支えてもらいたいところだ。
隣で「大島優子が・・・」と言う声が聞こえてきたら会社のPCで
総選挙速報を見てる先輩だった件。そして総選挙結果確定とともに
何故か皆帰りだす。何かおかしい、残業切り上げざる得ない展開に。
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好きな映画の一つに「オール・ザ・キングスメン」という作品がある。

血気盛んで正義感あふれる市民が市長に立候補するも金と権力を持つ
現職に勝つことができず。しかし、彼もまた手を汚しながら栄光を
掴んでいく。高い理想の実現のために汚れていくという様が何とも
複雑でそれを取り巻く人々との人間ドラマの濃厚さも含め骨太作品だ。

推しの子をAKBの選抜、キングにするために金という金が注ぎ込まれた。
正直3回目になると「地盤・看板・鞄」のあるメンバーとそうでない子の
格差が酷い。もしかしたらダンスとかボーカルがメチャ上手い子とかがい
てもわからないだろうしね。そもそも、立候補者数が多すぎだろという。。

ゆきりんが3位に入ったからいいか(笑)倉持さんも21位に入ったし、
フレンチキス安泰や。流石、親御さんに紹介したくなるユニットだぜ。

これだけの金まみれで正直CDの売り方とかモラルハザードとも言える側面が
あるのに、あのAKB商法の時のようにどこもロクに取り上げない。何と言うか
弱体するマスコミにとってはAKBは切っても切れなくなっちゃったんだよな。。

このようにAKB48拡大の要因は一連の販売・プロモーション展開もさることながら、
AKBにおける「利権構造」の確立にあると私は考えている。特に旧態依然とした
テレビ・出版のマスメディアとは蜜月関係といえる。本当、コンビニを見れば
週に何誌が表紙においてるだろうかと思うほど。

AKB:マスメディアを通じて、広範に情報発信してもらいたい
メディア:若者層に対する強烈なアピールと売上の拡大を期待

両者の利害が一致していると考えられる。特にメディア側の弱体化が
顕著なことから、以前に比べると安易にトレンドに流れやすい傾向にある。
それに「購買力の高さ」「若者」というキーワードは魅力的に見えるだろう。

新自由主義的政策の末、格差が明確なかたちで見えるようになった今の日本社会
に類似する点に、私はAKBが「時代を映す鏡」の役割を感じている。まぁ今日の
結論は日本で首相公選制を実施するのは難しいということだな。腐っても議会制
民主主義でいいよ。それが一番マシなのかもしれない。。
まさにジャーニー
まさにジャーニー
まさにジャーニー
土・日曜日の話。水樹奈々さんのツアーの石川公演に参加すべく、
金沢まで行ってきた。今回のツアー日程はJリーグと丸かぶりで、
この日しか行けなさそうだったので旅行込みで行ってきました。。

まぁ、ライブの話は千秋楽が終わってからでもするとして(笑)
適当に金沢の話でも。というか、ライブレポ時間かかりすぎて。。

丁度、公演日の4日は「加賀百万石まつり」ということで金沢駅前は
スゴイ人だかり。。予約したホテルが目の前にあるのに行けない。。
ただ、駅前のホテルだったので自分の部屋からパレードが良く見える。
まさに「高みの見物」でした。。

パレードを見た後に腹ごしらえして、会場に直行してライブ完全燃焼。
翌朝、筋肉痛に襲われつつ、電車の時間まではブラブラと街歩きを。。

とりあえず、金沢の基本ということで「兼六園」に足を運ぶ。この日は
お祭りということで無料開放日、ラッキー。午前は天気も良かったので
気持ちが良かった。。カメラ片手に園内をブラブラ。ベタだけど、来て
良かった。。時間があれば、お城も行きたかったけど、まぁいいか(笑)

続いて兼六園の近くにある「金沢21世紀美術館」。考えて見れば東京でも
最近、全然行ってなかったな。これは非常にモダンな建築。。建物自体が
非常に印象に残るもので、作品も会場と一体となって体感できるような
作品が多かった。。常設展+特別展ともども、じっくり見てきた。。

歩き回って腹が減った。金沢B級グルメ、そして奈々ツアーならばと
金沢カレーに挑む。。昨年、フロンターレの試合で開催されたカレー祭
でNo.1に輝いた「加賀カレー」。その源流にあるのが金沢カレーである。
特徴は濃厚なルー、カツ+ソース、ステンレス皿、フォークスプーン。。
私は老舗の一つである「ターバンカレー」の本店。。Lセットを完食する。

日曜夜に東京帰還。翌日の会社が大変でしたが、ライブ含めて楽しい2日。
何か、学生さんなんかはライブ行って、さっと帰る人も多いそうですが、
私はその土地の街を歩くことが好きなので、それ込みで楽しみたいですね。

旅はいいですね(ライブ遠征だけど)。夏にまたどこか行きたいなぁ。。
Jリーグ第13節:川崎フロンターレ-ガンバ大阪 -拝啓 ザッケローニ様-
Jリーグ第13節:川崎フロンターレ-ガンバ大阪 -拝啓 ザッケローニ様-
日曜日の試合の話。第13節でJ1は一時中断となってカップ戦に突入。
その間、日本代表はキリンカップサッカー、五輪を目指すU-22代表は
オーストラリア代表との強化試合を行う。川崎では柴崎選手が初選出、
五輪代表は安藤・実藤・登里が選出。川崎代表として頑張ってほしい。

■ トピックス:スタジアムシートに座ってみた

この日は川崎の新パートナーであるRECARO様のエキサイトマッチ。
RECARO様は等々力のベンチに特製のスタジアムシートを配置している。

レアルのベルナベウや岡崎のいるシュツットガルトのメルセデスベンツ
アレーナ、もしくは楽天のKスタにあるシートを作成されている同社が
初めてJリーグのクラブで作成したのが我が川崎。欧州の試合を見てて、
カッケーと思ってたので嬉しい限り。この日は特別に座ることができる
ということで恐る恐る座ってみたが(笑)姿勢が良くなるフィット感。。

■ スタメン:4-4-2

GK:安藤駿介
DF:田中裕介、井川祐輔、菊池光将、小宮山尊信
MF:柴崎晃誠、中村憲剛、山瀬功二、登里享平
FW:小林悠、矢島卓郎


前節とセレッソ戦で相澤とジュニが怪我を負ったため、安藤と小林が先発。
安藤はプロ初先発、そして川崎フロンターレのアカデミー出身選手として
初めてのリーグ先発となる。サポーターが一体となりそんな安藤を鼓舞した。

■ 試合雑感:これぞ“等々力劇場”!

強い雨が降りしきる。等々力のピッチには水たまりこそないが、
芝がスリッピーであること、視界が悪いことには変わりがない。。

川崎は高い位置からのプレスをかけ、奪ったらショートカウンターという形で
相手陣内に攻める。そのため、ボールを奪ってから相手陣内に入り込むまでの
時間は最悪だった神戸戦等に比べると格段に早くなっている。左右のサイドで
切り込むシーンが目立った。

対するガンバさんは普段よりはロングボールを多用し、前線にいるイ・グノ、
宇佐美、アドリアーノへとボールを送り込む。何度か危ない場面があったが
菊池・井川のCBコンビが何とか抑えれた。この日、特にキャプテン井川の
1対1の強さも光ったことで相手の時間帯も凌ぐことが出来たのが大きい。。

前半は一進一退の攻防で0-0で折り返す。後半に入ってすぐ川崎は
田中裕がPKを与えることに。アドリアーノに決められて先制はガンバ。。
しかし、ココから川崎は一気に猛攻を畳みかける。セカンドボールを拾い、
前線の山瀬・登里・小林・矢島に素早く送り込み、相手ゴールに迫っていく。

同点弾を決めたのは我らの中村憲剛。ペナルティエリア外の位置で持ったまま、
そのままミドル弾。。「ゴラッソ!」と言わんばかりの素晴らしい同点ゴール。

こうなると等々力のボルテージが一気に高まる。雨にもかかわらず駆けつけた
熱心なサポーターたちの声がスタジアムを覆う。コアゾーンから聞いていたが、
今年一番の声援だった。同点後も川崎の猛攻は続くが、ネットを揺らすことが
できず。このまま終了かと思われたが、カウンターで走りこんだ選手を加地が
倒して、少し遠いながらも良い位置でFKゲット。

90分を過ぎて残りワンプレイといったとこ。キッカーはもちろん中村憲剛。。

http://www.youtube.com/watch?v=xq-O6-B9Mco

ケンゴのFKは綺麗な弾道を描いてゴールへ吸い込まれる。逆転ゴール。。
等々力大爆発(3連続)。アドレナリン出すぎて、何と発したか忘れたわ(笑)
ゴールとともにホイッスル、憲剛の劇的サヨナラFKで勝利!ケンゴ、最高!!

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ザッケローニ監督の御前試合だったわけだが、ウチの「14番」どうすかね?
「おっさん」枠で是非とも(笑)憲剛はまだレベルアップしそうな気がする。
相馬さんも攻めの姿勢を最後まで崩さず、闘いぬいて結果を残したのも良い。
このチームはまだまだ進化できる。いやぁ、これからも楽しみだ。頑張れ川崎。
Jリーグ第11節: 川崎フロンターレ-鹿島アントラーズ  -回りだした歯車-
2勝3敗、アウェイ未勝利。実に川崎らしいスタートかなと。
と、いいつつも前節の神戸戦は自滅に近い失点を犯し、攻撃は
無得点。サポーターに「堪える」敗戦。流石に私も凹みまくった。
そんな中、ポジティブになってチームを鼓舞するのもサポーター。

この日、午前中はアイドリング!!!のイベントに参加していて、
新橋から横須賀線に飛び乗って等々力へ。横須賀線が接続して
良かった。結構、早くついてブラジルキッチンの弁当を買って
応援ゾーンに滑り込み、遅い昼飯を食ってたら、キーパー練習。

この日、サポーターグループの発案でフロンタの練習が始まると
川崎側の観客が全員立ちあがり、拍手で迎えるという光景を見た。
等々力劇場といわれる我がホームだが、まさにスタンディング
オベーション。この光景を見て、私も勝利への思いも強くなる。

■ スタメン:4-4-2

GK:相澤貴志
DF:田中裕介、井川祐輔、菊池光将、小宮山尊信
MF:柴崎晃誠、中村憲剛、山瀬功二、登里享平
FW:ジュニーニョ、矢島卓郎


前節と同じメンバー。ただし、登里と山瀬の左右のポジが前節と逆。
ベンチには怪我から戻ってきた楠神・園田。ようやっと戻ってきた。

■ 試合雑感:圧巻の前半、乾坤一擲の後半

前半は川崎が鹿島を圧倒した。前節の神戸戦は何だったのだろうか。。
高い位置からボールを奪って、あっという間にゴールまで持ち込む。
前節で感じたスピード感の無さは皆無。とにかく早く、前に進む意識が
強く感じた。そして、積極的な攻撃が得点を生まれたのも理想的だった。

10分に憲剛のコーナーキックからの混戦をジュニーニョが押し込み先制。
31分。憲剛の縦のボールを矢島が繋ぎ、山瀬が角度のないからゴールへ
ぶち込む。。ジュニ・山瀬はともに今季初得点、いずれも憲剛が絡んだ!
前半は2-0で折り返し。ドキドキが止まらない、素晴らしい内容だった。

しかし、後半は川崎の運動量が低下し、鹿島のロングボールの対応に苦しむ。
最終ラインの伊野波のフィードから、野沢・遠藤康が川崎陣内に押し込むと
いう展開が続き、我慢の時間が続いた。後半の早い時間帯に1点を返されて、
危ないシーンも多々あったが、相澤の好セーブで何とか同点は阻んだ。。。

川崎の選手交代は登里を下げて横山、矢島に代えて小林悠(not画伯)を
入れて再活性化。小林が入ったことで再び前線に力を取り戻すことに成功。
苦しい時間を乗り切り、憲剛のスルーパスにドンピシャで抜けた小林シュート
⇒ボールはコロコロと。。⇒そのままゴールに吸い込まれ追加点⇒等々力爆発!

欲しい時間に奪えた追加点。これで再び2点差。等々力も最高の雰囲気となり、
勝利をほぼ確信した、と思ったらロスタイムに1点差に追い寄られる反撃を。。
何とか何とか乗り切って勝利。ACL疲労もある鹿島とはいえ、この勝利は大きい。

小林悠様は素敵。。またも途中交代で決勝点はスゴイな。

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ブシロードプロレスの話を少しだけ。私もプロレス者だったので。

個人的には、今、全日本で参戦してる船木のスタイルなんかはいい
参考になると思うのでしたが。。なんか、無理にレスラーっぽい
動きをしていた感が。。まあ、わかりやすさという点ではいいけど。

自演乙はそれこそ例えば「自演砲」みたいな超一撃必殺技を用意して
おけば良かったと思うんだよなぁ。観客の関心と見所がわかりやすい。
良い例は「天空元彌チョップ」とか「ゆずぽんキック」みたいなの。

あと、シングルで10分近くするのはキツイ。大谷あたりとタッグ
マッチにしておいた方がベターだったかと。もしくは5分くらいで
終わる展開にすればね(クロマティがそんな感じだったような気が)。

ZERO1は今は亡き「ハッスル」はじめ、この手の興業は慣れてるし、
DDTも野外含めてイベントプロレスに長けてるからな。協力団体は
間違ってない。男色ディーノは好きです、前に会場で襲撃されたが。

いやまぁ、あんな時間にプロレス見れたのなんて久しぶりだったし。
ブシロードマネー、落としてくれないかね。。


女の子ものがたり
前に書いたネタと前後するが、もう一つGWの出来事について。
5日、赤坂レッドシアターで舞台「女の子ものがたり」観劇。

舞台を見に行くのは昨年末以来(舞台「ケータイ刑事銭形結」)。
相変わらず素人目線だが、映像作品との対比も含め勉強になるし、
何よりも生の演技は面白い。映画同様、定期的に足を運びたい。

本作品はアイドリング!!!の森田涼花さん、河村唯さんの二人が
参加。森田さんは今年2本目、河村さんは3本目の舞台となる。
両者とも「女優」としての活動も以前から気になっていたので、
こうして見にいけて非常に良かった。

この日は連休中+舞台後にトークショーも行われるということで
大盛況。私も発売日直後に購入してたが、ほとんど最後列だった。

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物語。なつみはありきたりの恋愛物と潜入レポートを題材とした
作品を手がける漫画家。気がつくと、彼女の部屋には同じクラブ
で働くヒモ男と捨てネコが居座るようになる。捨てネコとの交流
を通じて、彼女は子どもの頃の思い出を思い出すようになる。。。
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原作は西原理恵子の同名コミック。舞台後に購入して拝読したが、
舞台では本作品の姉妹作にもなっている「上京ものがたり」の内容
を合わせ、田舎で過ごした学生時代までの出来事を回想という形で
語られている。まだ未見であるが、深津絵里主演の映画版もこの
形式なのだろうか(主演の森田さんは回想のなつみ役を演じてる)。

なつみのモデルは西原さん本人だ。院生の頃、西原さんをゲストに
招いて話を聞くという講義に参加したことがあったので、舞台を見て
彼女が話していた故郷(高知)の話を思い出しながら観劇をしていた。

非常にインパクトに残る舞台だった。演出もスペースを感じさせない
思い切ったものが多く、特に舞台前に設置された用水路・水ためでの
演技は役者がずぶ濡れになりながら演じていて、口開けっ放しだった。

また、クラブのステージシーンでは河村さん熱唱。アイドリングでも
ボーカルの上手さが光るが、東京事変の独特の歌い回しを非常によく
歌われていた。カッコよすぎて、普段のおふくろっぽさが皆無(笑)

とんでもエピソードが多いが、綺麗ごとを並べずにさらけ出す姿勢は
西原作品の大きな魅力である。ぶっ飛んでいるけど、これもまた現実。
生きることだけでも大変だがそれでも何かを見出そうとする人たち。。
切ない気持ちにもなったけど、それ以上に力強さ・逞しさも感じたか。
物語を含めて、本当に印象に残った舞台だった。行って良かったと思う。

西原さんがモデルとなってるなつみを演じた森田さん。最初はどうか?
と思ったがマイペースでいつでも前向きな姿勢は何だかんだでフィット
したと思う。あと、高校も出たという年齢にもかかわらず、何と言うか、
違和感のないランドセル姿。。すぅちゃん(森田さんの愛称)はやはり
ファンタジスタだな。
Jリーグ 第10節:ヴィッセル神戸-川崎フロンターレ -加速せよ-
Jリーグ 第10節:ヴィッセル神戸-川崎フロンターレ -加速せよ-
Jリーグ 第10節:ヴィッセル神戸-川崎フロンターレ -加速せよ-
5月7日。歓送迎会の二日酔いもそこそこに2週連続で新幹線に乗る私。
この日は神戸に遠征。神戸には叔母の家があるので、毎年のように、
叔母と従兄に顔を見せに行く(神戸戦が土曜開催なのは都合が良い)。

昨年の遠征ではスタジアムに行く前に中華街に立ち寄り、食いすぎて
大変な思いをするという大惨事に陥った(笑)ので、今年はスタ直行。
とはいっても、お腹がペコちゃんだ(孤独のグルメの五郎風)。

■ アウェイグルメに「挑む」:ヴィッセルサンドを食す

筆者はこの日、ソーセージダブルでヴィッセルサンド(600円)をセレクト。
ナン風の生地がモチモチしてて、野菜もたっぷりでボリューム満点の内容で
ソーセージダブルでもらった時は「なんだかすごいことになっちゃった」感。

■ スタメン:4-4-2

GK:相澤貴志
DF:田中裕介、井川祐輔、菊池光将、小宮山尊信
MF:柴崎晃誠、中村憲剛、山瀬功二、登里享平
FW:ジュニーニョ、矢島卓郎


負傷退場した田坂に代わり登里が先発に入った以外は前節と同じ。
ジュニーニョの状態が心配されたが、無事この日も先発に名を連ねた。

■ 試合雑感

川崎はこれまで同様、ショートパスとサイド攻撃を主体に相手陣内に切り込む。
神戸さんはロングボールを前線のCF都倉に送り込み、中盤では大久保が仕掛け。

ヴィッセルさんは序盤にクロス⇒都倉のヘッド、という形があったものの川崎の
菊池・井川のコンビに抑え込まれていた感。川崎は何度かゴール前の混戦になり
惜しいシーンがあったが得点ならず。前半はそのまま0-0で折り返すことに。。

筆者だけではないと思うが、川崎の攻撃を見てて惜しいシーンこそあったものの
得点が遠いと感じてしまうものであった。これは何故か?1つに「遅攻」にある。
フロンターレは連動制を重視しているが、これがビルドアップの段階で「探す」
という動きに時間を取られ、相手はその間にブロックを形成して待ち構える。。

流石に突破力のある選手がいたとしても、しっかりと守られてしまえば厳しい。。
また、矢島の動きだしも良いとは言えずジュニもクロスやシュートの精度が低い。

とはいえ、相手も決定機が少なかったことから、後半の我慢対決かと思われた。

後半、フロンターレは中村や山瀬が攻撃を組み立てに入るが、リズムが悪い。
パスミスも多く相手にボールを奪われるシーンが見られた。そして、川崎は
田中の判断ミスから神戸の朴に押し込まれて失点を許す展開に。悪い流れに。
流石に点を取れれば、相手はしっかりと守ってくる。終了直後に、ようやく
相手ゴール前に押し込む展開になったが、ゴールネットを許すことができず。

試合はそのまま1-0で敗戦。。GWは1勝2敗、実に序盤戦の川崎らしい。

■ 感想:鹿島戦に求められる攻撃のスピード、加速せよ

次節は王者・鹿島。序盤こそ苦しんでいるが、やはり鉄壁の守備と屈強な
勝者のメンタリティをもってる。川崎は等々力で無類の勝率を誇ってるが、
それは川崎の勢いがもたらす勝利が多い。勢いをもたらすためには、今の
川崎に足りないスピード感が必要だ。個の突破と集団的な仕掛けをいかに
組み合わせていくか、言うのは簡単だが、やるのは実に難しい課題だ(笑)

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NHKで始まった「スタンフォード白熱教室」が面白い。院時代思い出した。
ハーバードのサンデル教授は政治哲学だったが、こちらは起業家育成講座と
いうことで問題解決に対するアプローチをユニークな手法で行っている。。

個人の思考力、着眼点とともに、何よりコミュニケーション力が求められる。
考え方についても、かなり柔軟性が求められる。あとブレストをはじめとした
ビジネスの基本的なスキルを実践しながら、授業を進めていくというのが良い。
というか、マインドマップの書き方、はじめて知ったわ。。

個人的には「ハーバード白熱教室」よりも見やすいかもしれない。


Jリーグ 第9節:川崎フロンターレ-ジュビロ磐田 -等々力劇場-
Jリーグ 第9節:川崎フロンターレ-ジュビロ磐田 -等々力劇場-
昨日は等々力陸上競技場にてJリーグ。前節から中3日となる。
フロンターレは仙台に逆転負け、名古屋に完敗と連敗となって
本節を迎えた。流石に3連敗だけは避けたい、特にホームでは。。

■ トピックス:福島と相撲を救え

この日のメイン“イベント”は「イッツ・ア・スモウ・ワールド」。
4年目を迎えた川崎唯一の相撲部屋・春日山部屋さんとのコラボ企画だ。
等々力スタグルのエース「塩ちゃんこ」も力士がついた餅が入った特別版。
餅最高!きなこ+あんこの餅も食った。ついでに、某スレでも取り上げてた
シュラスコも決めた。シュラスコの味って、男の子だよな(孤独のグルメ風)

この日はフロンターレのご支援を長年行っていただいている「ふくしまの米」
やアスパラガス等の福島物産展を開催。私も米2キロ購入。スタジアムで米が
買えるのは、おそらく等々力くらいだろうな。コメどころでも流石にねぇ。

試合前に例の騒ぎの中で引退することとなってしまった春日王関の挨拶に涙。
川崎サポも皆、春日王が大好き。幕内復帰したばかりだっただけに残念な気持
でいっぱいだ。本当、これからも頑張ってほしい。色紙はずっと大切にするよ。

■ スタメン:4-4-2

GK:相澤貴志
DF:田中裕介、井川祐輔、菊池光将、小宮山尊信
MF:柴崎晃誠、中村憲剛、山瀬功二、田坂佑介
FW:ジュニーニョ、矢島卓郎


負傷の杉山、稲本に変わって相澤・田坂が先発。ジュニーニョも初先発。
中村憲剛をボランチに配置、山瀬もセカンドストライカーから2列目へ。
移籍組を除くと、昨季後半の布陣にかなり近いメンバー構成とはいえる。

■ 試合雑感

磐田は駒野選手、前田選手といった代表クラス選手を中心に若手も積極的に
ボール絡んでいる。ここまでは失点も少なく、崩れてはいない。ここ数年の
序盤の出遅れを感じない、着実なスタートを切っているという印象を受ける。

序盤はやや押しこまれた雰囲気が強い。前田選手がゴール前に飛び込んだり
してくるとやはり怖い。前半にコーナーからの高い打点のヘディングが襲う
が、相澤のナイスセーブで助けられる。昨季後半のザワの名シーンが蘇る。。

攻撃は名古屋戦に比べると個の意識が少しずつ垣間見える展開。なおかつ、
サイドへの意識も強く、2列目の田坂・山瀬は非常にサイドから積極的に
相手陣内へと攻め込むシーンが見れた。そんな田坂の飛び出しがファウル
を誘い、退場者を出すこととなる。人数での優位を早い時間帯に作れた。。

それだけに、田坂が負傷交代したのは痛かった。負傷明けでいよいよ本領を
発揮し出したという実感があっただけに、軽傷であることを願いたいところ。

前半の途中で11対10となり、磐田さんは守備に重きを置きしっかりブロックを
形成してきた。特に0-0で折り返したこともあり、確実に勝ち点1を取りに
いく意識も見えた。

後半は川崎が圧倒し、記憶ベースだが磐田さんのシュートは後半では1本のみだった
と思う。川攻めども、攻めども、壁を崩せず、無情にも時間が過ぎゆく。。よくある
①数的優位を活かしきれずドロー、②相手にカウンターorロング一本で得点を許す、
という負のスパイラルが頭によぎるほど、応援しながら次第に不安度があがる一方。

相馬監督は後半途中投入の登里に代えて、小林悠(not画伯)を投入。中盤の選手に
変えてフォワード投入に?に感じたが、これが功を奏す。投入直後からサイドからの
クロスボールに反応し、ゴール前での飛び出しを見せるなど、クロスを受ける人数を
増やすための投入であったことは、試合後に改めてわかった。

後半45分近く、粘り強く攻めた形が結果となる。

左サイドの小宮山からのクロス⇒ジュニーニョがシュート⇒DFに弾かれる
⇒そこに詰めてた小林!⇒ゴール!!⇒スタジアム大爆発、これぞ“等々力劇場”!


悠様素敵杉、流石はアンパンマン(愛称)。。正義のヒーローは最後に必殺技を
持ってるんだもんな。。残りわずかの時間をしっかりと守り、連敗を脱出した。

■ 感想:スタイルへの挑戦は続く、その成長を見守ろう

高速カウンターからポゼッションサッカーというスタイルの転換を掲げた相馬監督。
実際のところ、連敗によって「川崎には無理ではないか」をはじめ、早くも暗雲が
立ち込めてる。今日もいくらか改善されたものの、23本のシュートで1得点という
のは何とも厳しい。。

とはいえ、名古屋戦後も考えたが、やはり過去のサッカーの限界が09年、憲剛抜きの
脆さを知った10年を見れば、未来と進化を見据えた模索はいずれ必要だと思っていた。
ダメになってからでは遅いというのは様々な分野において言えることだ。この挑戦を
私は見守りっていきたい。今年だけではなく、もっと先を目指して。。

あと、等々力の雰囲気はスゴイ良かった。サポーターゾーンの熱も新チャントがフィット
してきて力強さが出てきたし。天気は微妙だったが、スタジアム全体も良い雰囲気を作れた
と思う。やっぱ、愛すべき等々力。大好きだわ。

次節、少し安心して次の神戸戦を迎えられそうだ。。
エンジェルウォーズ
昨日は元々会社に行くつもりだったのですが、あまりにも私が
有給休暇の消化率が悪いということで、プレッシャーに負けて休む。
んで、午前中に新宿ピカデリーで映画「エンジェルウォーズ」鑑賞。

◇参照:「エンジェルウォーズ」予告編
http://www.youtube.com/watch?v=WAyJZQCRle8

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母親を失ったベイビードールは、襲いかかる継父の手から逃れるため、
銃口を向けるものの、誤って妹が犠牲となってしまう。精神が錯乱した
という扱いで彼女は精神病院に入れられ、医師のロボトミー手術により、
記憶が消されることが決められてしまう。そんな中、ベイビードールは
空想世界の中に引き込まれていくのだが。。。
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■ ザック・スナイダー版「セーラームーン」?「アヴァロン」?

本作は『300』や『ウォッチメン』の監督で知られるザック・スナイダー監督の
初のオリジナル作品となっている。原案・共同脚本・製作と幅広く携わっており、
元となる構想や発想からは、相当の年月をかけているとのこと。。

見終わった後、私は正直なところ、何とも形容しがたい気持ちになった。
おそらく、監督のアイディアやイメージがとにかくノーリミットに詰め
込まれたイメージの洪水に襲われたかからだと思う。

現実と空想で多層化された世界観、音楽のタイミング・使い方、アクションでの
スローモーションやアングル、細かなディティールといった部分は随所にザック
監督の「色」が滲み出ているので、過去に彼が手がけた作品を見たことがあれば
わかってくるような質感ではある。

さて、本作をザックリと表現すれば何が良いのか?「美少女戦士アクション」
というのが、近からず遠からずであろうか。主人公のベイビードールたちが、
空想世界でバトルを繰り広げるといった点ではそうだろうし、おそらくは、
本作の大きな見どころであることには異論はないだろう。

とにかく、口をポカンとしてしまったのはベイビードールの装備である。。

セーラー服+日本刀+短銃って。。。どこのブラッドだよ(笑)と思わん
ばかりの(間違った意味での)ジャパンナイズドされたデザインに唖然。
日本資本がどれだけ絡んでるんだよと思わされるくらい(実際は全くない)。
どうやら日本の映画やアニメのデザインのイメージが大きいんだなと察した。
実際、好きが高じて寺田さんに書いてもらったらしいし(じゃあ、そうなるな)。

最終的にベイビードールをはじめ5人の少女が空想世界でともに闘うのだが、
ある意味では戦隊(≒セラムン)的構図でもないことはない。米国ヒーロー
だとファンタスティック4はともかく、殊に個人事業主か「組織」という感
のあるものを連想するだけに、妙に日本風でもあるなとは思わんでもなく。。
(すいません、ここは浅い知識がベースなので何かしらご指摘があれば)

とはいえ、ベイビードールを除くと残り4人の掘り下げはあまり行われず。
スイートピー・ロケット姉妹以外は何とも印象が薄かったか、といいつつ
物語の核心的にはそれでよかったのかどうか。シナリオとしては必ずしも
上手い、とは言えない部分が結構あったかと思われますな。

映画館で見なくても、とは思いつつ、音楽がメチャ良かったので臨場感を
劇場の音響で聞くとテンションの上がり方は違ってくるかも。もちろん、
アクションシーンなんかも大画面で見るとやはり迫るものを感じるかと。

ザック監督好きなので、個人的にはどういうイメージを持っているのかを
垣間見ることができて良かったですね。あと、吹替は察してください。

遠征から川崎に戻ってきました。
体内時計が完全に壊れてしまった。調整しないといかんのう。
=============================

私ぐらいの年のアイドルというと、95・96年頃の広末涼子・SPEEDで
始まって、大体、98・99年の娘。で大まかに取りまとめられると思う。

今のAKBのコアファンと推定される中高生あたりの頃の私がこの辺だった
とザックリ言える。だから、稼働当初のアイマスの衣装がハロっぽい
デザインが多かったので何かイメージがハマったし、今も娘。感強い。

昨年「午後のご褒美ブレイク」なるコーヒーを発売がした際に、
元娘。のメンバーが「アフタヌーン娘。」という名義でCMに登場。
今もそうなのですが、会社で積極的に購入を続けている次第です
(その昔、キーホルダー欲しさにサントリーのお茶を買っていた
記憶が蘇るわけで。。中澤姐さんがなかなか手に入らなくて)

また、歌番組の懐かし思い出企画なんかで現役メンバーとOGメンの
コラボ出演などが何回かあって、やはり需要があるのかなと思った。
気が付いたら、ドリームモーニング娘。が結成されていたという話。

そんで、何とドリームモーニング娘。名義でアルバムまで出ちゃった
という予想外な展開、しかもライブツアーまである。本格的リバイバル。
ついつい思い出に浸ってしまい(笑)、手を出して、遠征中聞いていた。

よく、私が考える最大級のアイドルの価値というのはファンの「記憶」
の中で輝き続けることだと思う。先日、元キャンディーズの田中好子さん
(スーちゃん)が亡くなって、大きな話題となったのも、私の父親ほどの
世代のアイドルであり、彼らの青春の1ページに深く刻まれたからだと思う。

他にも、ハロヲタで知られる柳原可奈子さんが話してたけど、辛いことがあった
ときもアイドルたちの輝きが自分に元気や希望を与えてくれたという話を聞いて、
こういう存在もアイドルの力なんだと思った(だから柳原さんは「アイドルらしさ」
について、よく造詣が深いんだなと思ったりする)。

流石に皆若くはない。このメンバーで私より若いのってミキティー、小川さん、
久住さんしかいないもん。でも、昔の記憶が錯綜するのか、何となく雰囲気が
変わってないせいか、妙にしっくりする。でも、それ以上に「オーラ」がある
んじゃないか。。アルバムも「らしさ」はあって、パワフルさが伝わってきた。

私的には「女子かしまし物語(2011ドリムス。ver)」が過去と今が垣間見えて
良かった。。姐さんがやっぱり姐さんでいてくれて、やっぱり今も好きだな。。

■ ドリームモーニング娘。「女子かしまし物語 」
http://www.youtube.com/watch?v=tMcf79lHaXw

秋本先生、やっぱ記録より記憶だと思いますよ。
Jリーグ第8節:名古屋グランパス-川崎フロンターレ  -カイゼン-
Jリーグ第8節:名古屋グランパス-川崎フロンターレ  -カイゼン-
Jリーグ第8節:名古屋グランパス-川崎フロンターレ  -カイゼン-
名古屋のホテルにて更新。最近のビジネスホテルはPCレンタル
とか無線LANが走ってたり、いい環境にある。。

浦和と新潟のアウェイが潰れたため、比較的コストをかけること
ができたので1泊アウェイ遠征敢行。相手は昨季王者の名古屋。
前日の新人歓迎会で遅くまで飲んで、帰ってきたらスーツのまま
寝ていた私。朝風呂決め、朝7時の新幹線に乗り込み、名古屋へ。

昼過ぎまでは時間があったので同期の歴女が話していた清洲城へ。
信長の居城のひとつであることはもちろん知っていたのですが、
まさか復元された城があるとは。非常に周辺部も含め、清洲は
のどかな場所でした。。ドラマ館を見たけど、大河見てない。。

あと、信長つながりということで熱田神宮も見てきたりする。
城はもちろんのこと、意外とこういう神社や仏閣を見るのも
好きだったりする。一応、お守りは仕事のものを買いました。

昨年度の遠征は栄に拘った挙句、監獄感丸出しのホテルで酷い
思いをしたのですが、今年は名古屋駅前ホテルで快適にすごす。
装備をある程度、整えたところでスタジアムのある、瑞穂へと
進路を向ける。昨年、豊田スタジアムは行ったが瑞穂は初だ。

■ スタメン:4-4-2

GK:杉山力裕
DF:田中裕介、井川祐輔、菊池光将、小宮山尊信
MF:稲本潤一、柴崎晃誠、中村憲剛、登里享平
FW:山瀬功二、矢島卓郎


CBに菊池。豪州代表でもあったケネディとの空中戦に備えての
対応と前節での横山の出来から交代されたと思う。名古屋さんは
玉田が復帰、玉田・ケネディ・永井の3トップを形成するとは。。

■ 試合概要:ポゼッションサッカーの魅力と幻想

毎年、ウチと名古屋さんの試合はいつも激しい展開になることが多い。
というのも双方が前線に強力な攻撃陣を擁しており、激しいカウンター、
ロングボールによる空中戦が繰り広げられるからである。

この日の試合は序盤から激しい競り合いが展開され、早い時間帯で
負傷退場者が出る始末。川崎も中盤の稲本が下がり田坂が入った。

名古屋さんはケネディの高さに加え、復帰した玉田選手とルーキーの
永井選手の速さが大きな脅威となって襲い掛かる、対ケネディ専用に
開発された(嘘)菊池やキャプテン・井川が体を張って止めにいくが、
かなり手こずっていることはよくわかった。。

結果的に先制点、そして追加点もケネディの粘り(タメ)に玉田選手の
早い寄せで反応したことで生まれたもの。ケネディがペナルティエリア
で張ると、流石に倒せないわけだし、彼に繋ぐ前にボールを奪うなり、
前を向かせないことが重要なのは、初登場時から変わらんが、本日は
上手く持っていかされたのと、玉ちゃんさんのキレが非常によかった。

対する川崎。中盤から連動性によって切り崩しにかかりたいところ
だが、上手くバイタルエリアに切り込むことができず相手のブロック
を突破できずにいる。。ゴール近くまで攻め込むプロセスはあるが、
得点を取るプロセスはわかってない。丁度、岡田ジャパンの低迷期に
似ているかもしれないね。

1点リードを許した川崎は後半頭にジュニーニョを入れ、山瀬を中盤
に配する超攻撃的布陣を組み、勝負に出た。実際、後半10分ごろまで
の川崎は相手陣内を幾度となく脅かしたが、決めきれずに逆襲にあい
前がかりになったところで追加点を献上する。いつもの負け方、と
いえばそうなのだが、少し攻めあぐねて、焦りすぎた感もなくはない。

■ 試合を見終えてぼやき:問われるカイゼン

私見だが、結局のところは縦の推進力がない。ケンゴとジュニーニョの
黄金ラインも不発、セカンドストライカーの山瀬はサイドに流れてて、
小宮山・田中の両サイドバックもエグるような攻めはなかった。前半の
登里はサイドから中央に切れ込んで、という流れが効果的だったわけで
前線からのいいプレスも含め、後半下がってしまったことがマイナスな
気がしなくもない。。

また、守備構築も昨年までに逆戻りの感覚もする。組織的な守備という
開幕戦で見られたメソッドが影を潜み、結局追いかけっこのような形で
相手に引っ張られる展開が多く見られた。タレント軍団たる名古屋さん
とはいえ、相馬監督が言われていたようなコンパクトな陣形作りを望む。

上手くいかないとこうなる、というのはポゼッションやショートパスを
主体としたチーム作りを目指す方向性が掲げられた時点で予測できた。
また、広島、柏、FC東京といったチームがそうした理念を実践を掲げ、
降格してきたという現実、もちろん岡田ジャパンがそうであったことも
記憶に新しい。

下位に低迷すれば、チーム経営は苦しみ、降格だってある厳しい世界だ。
監督は結果を残さねば駄目。理想だけを語ることが許されるのは一部の
ライターや解説者だけでよく、多くのサポーターも現実的な修正を望む。

私個人としては、超高速カウンターを駆使した最大級の結果が09年で、
駒が不足した際の弱さや脆さを昨年の夏場以降、ナビスコ杯の準決勝
で身をしみていた。それだけに、クラブのサッカーのスタイルを確立
することは大きな挑戦であるとともに、将来性も踏まえた取り組みと
思っているので支持する。フロンターレのスタイルを確立するために。

と、同時に相馬さんにとっては理念の中で修正を行い、結果の伴う形を
希望する。丁度、相手が相手なので有名な「トヨタ生産方式」の中核に
人が関わる自働化であり、工夫こと「カイゼン」を行っていくことで、
他社と差をつけたように、知恵を絞り、改善を行うことで重要だと思う。
監督経験2年目の相馬監督にとって、1つの大きな試練となることだろう。

次節は磐田。サックスブルー対決、苦手相手のひとつだけに等々力で
倒してやるぜ。そうなんだよね、下を向いてる場合ではないんだよ。。
魔法少女を忘れない
皆のタイトルの流れで書くと、誤解されそうで怖い。。
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仙台戦の翌日、ボロボロになった足腰を引きずりつつ(笑)
池袋テアトルダイヤにて、映画「魔法少女を忘れない」を
見てきた(何でも5月末で閉館らしい、ココでしか見れない
映画も多かっただけに残念だ。昔、皆でパプリカとか見たな)。

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物語。主人公・北岡悠也のもとに半年前、妹・みらいがやってきた。
母親が突然連れてきた妹、唯一知りうることは彼女が元・魔法少女
であること。最初、悠也もみらいに対して、どのようにふるまえば
よいか戸惑ったものの、幼馴染の千花、友人の直樹や担任の希美も
交え、交流を深めていくことになるのだが。。。
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◇予告編:「魔法少女を忘れない」
http://www.youtube.com/watch?v=0MYD8QaQVRQ

■ 個人的には色々と「惜しい」気がする作品

原作は同名のライトノベル。約半年でラノベ原作の映画3本見たことに
なるのだが、ラノベ原作の実写映画化はトレンド?実写化そのものは、
割と見る気がするけどね。「みーまー」に続いてまたも未読でトライ。

元々、千花役で森田涼花さんが出演されるということで気になってた
のと、主演の谷内里早さんも我らが富士通様のCMに出演されてるので
見に行ったという微妙な動機(公開劇場が圧倒的に少なかったことも)。
女性客がそれなりにいたのも、男性陣がD-BOYSの人だったからなのか

本作は大きく分けて前半・後半の2パートに分かれていると思う。
前半は悠也・みらいの兄妹に千花・直樹を加えた4人の送るひと夏の
思い出を明るく描き、一転して後半部はタイトル通り人々の記憶の中
から消えゆく妹・みらいの存在を忘れないようにする必死になる4人の
姿を何とも切なく描かれていた。

見終わった直後の感想としては「惜しい」という気持ちでいっぱい。
青春もの、SF(すこし不思議)作品として、物語のポテンシャルは
すごい感じた。

■ 極私見:何が足りないのか?≒5W1H?

(クオリティや予算面はともかく)本作において何が足りなかったのか?
原作未読での私見ではあるが、おそらく「5W1H」が曖昧なのではないか。

特に1番不可解だったのは「元・魔法少女」の定義付けが曖昧だった点だ。
みらいが何故やってきたのか、魔法が使えなくなったのか、そして消えて
しまうのか。本来であれば核心部になってもおかしくもない部分なのだが、
語り手ないしはキーパーソンが不在のまま、設定だけが横たわっていた感。
インパクト、というより、基本的な?が取れないまま終わってしまったか。

前半部の友人たちとの交流なんかもそうで、イベントが唐突に発生しては
終わるという流れ。海に行ったりと夏休みが挟まったと思うが、その点も
何となく過ぎ去ったという感じだ。後半部の切なさ・もの悲しさとの対比
でも前半部の「楽しい思い出」の描写をしっかりと繋いで描いてあれば、
「忘れる」ことの衝撃もまた、短い上映時間の中でも与えられたと思う。。

■ 地方+絶対的ヒロイン+SFの融合が醸し出す「角川映画」っぽさ

個人的には上記のようにいいつつも、実は結構好きな作風なのはたしか。
まぁ、地方ロケーション+ヒロイン+SFという式が作り出す「角川映画」
感ではないだろうか。。

特にみらい役の谷内里早さんは「萌キャラ」なるものを演じたというか、
実写作品の感覚では納まらないキャラクターの側面を演じていたような。
いかに暗い映画館の中でニヤニヤしていたか、そんな私を自己批判する。

森田さんは普段か知るところでもあるが、表情の豊かさが何よりの魅力で
本作でもそのバリエーションを見せてくれた。凛とした表情なんかも普段
のフリーダムな彼女とは打って変わって(笑)、何とも素晴らしかった。。

割とここら辺の相性もあって、内容の割に満足度とかも大甘な感じがする。
妙に納得してしまおうとしているような、何か大切なことを見落としている
ような。とりあえず、原作読んでみて説明不足なのか否かは確かめよう。。
Jリーグ第7節:川崎フロンターレ-ベガルタ仙台 -共闘-
Jリーグ第7節:川崎フロンターレ-ベガルタ仙台 -共闘-
J再開、わが国にもサッカーのある日常が戻ってきた。

川崎の初戦の相手はベガルタ仙台。流石に今回ばっかりは、
どのような姿勢で応援すればよいのやらと考えたりもしたの
ですが、答えはやっぱり「全力で応援するしかない」と。。

昨日の天候はあいにくの雨模様。豪雨・台風・積雪等、過去に
あらゆる環境下での応援を経験してきた川崎にとっては想定内。

■ トピックス:Mind-1ニッポン

・牛角とのコラボで牛タン募金。コショウが聞いててうまし。。
・復興支援ブックを購入。「キャプ翼」の高橋陽一先生にサインもらった。
(何だかんだで私もキャプ翼を通じて、多くを学んだ人間なので超嬉しい)

・復興支援チャリティー前座試合。OB選手が応援しだした頃の面々勢ぞろい。
(芸能人チームが普通に上手くて驚いた。マラドーナ芸人が無駄に芸細かい)

・前座試合の後、ベガルタサポさんに「FORZA仙台」を送り、エール交換。
初めて他チームのチャント歌った。この日の風景や応援は一生忘れない。。
(⇒参照動画:http://www.youtube.com/watch?v=S5xwHidCLl0

・先発選手の紹介。川崎の発表前、PRIDE「煽りV」風のVTRが流れる。
川崎・仙台のサポに愛された岡山のコメントなんか見て、涙がぶわっと。。

◇ 【川崎フロンターレ】2011年4月23日 煽りV
http://www.youtube.com/watch?v=YG6l3vCwTHo
BGMの森山直太郎「さくら」のセレクトが絶妙。

■ 先発:4-4-2

GK:杉山力裕
DF:田中裕介、井川祐輔、横山知伸、小宮山尊信
MF:稲本潤一、柴崎晃誠、中村憲剛、登里享平
FW:山瀬功二、矢島卓郎


山瀬をセカンドストライカーとして起用。ジュニーニョもベンチ入り。
練習試合で失点がやや目立ったことから守備のリスクマネジメントが
出来るかどうかがポイント。開幕戦同様、良い守備から良い攻撃へ。

■ 試合雑感:不屈の「東北魂」、炸裂

序盤、川崎はGKとDFの細かい連係ミスや一定距離のパスが通らないなど、
雨の状況下とはいえ落ち着かない状況が続いた。仙台さんが、中盤での
激しいチェイスを繰り返したこともあって、チャンスもなかなか作れず。

それでもサイドからの仕掛けは比較的良好。左サイドの小宮山であり、
前線にいる山瀬のキレは炸裂、良いクロスなどが入るもののゴールに
至らず。なかなかゴールをこじ開けられなかったが、前半の終りに、
山瀬が深くに入って、切り返したところを詰めていた田中裕がゴール。

仙台にペースを掴まれる前に得点を取って優位な状態になれたことは
かなり良かった。勢いが出てきたか前半はこのまま川崎ペースで終える。

後半も川崎が優位に立ち、ボールを取れば鋭く中央から、サイドから
ベガルタ陣内に持ち込む場面が増えた。しかしながら、追加点奪えず。
しかも川崎は山瀬を下げてから、仙台さんの逆襲の場面が目立ち始める。

そして、ゴール前の混戦から太田(磐田時代から川崎強し)に決められ
同点に追い付かれる。。「これはヤバい流れだ」と誰しも感じたはずだ。
切り札のジュニーニョを投入し、勝ち越しを狙いにいく。しかしながら
後半40分過ぎ、CKから仙台の鎌田が見事なヘッドを決めて逆転を許す。
綺麗な弧を描き、ポストにぶつけて押し込む。まさに魂の一撃だった。。

もうこうなれば俄然、仙台さんの勢い。残りの時間も崩すことができず
敗戦。。これはまさに、見事なまでの「引き立て役」となってしまった。

■ 感想

負けたので色々とボヤキたいが、今日はとにかく、この試合にいたこと
に意味がある。長く使われた「Mind-1」の精神、クラブの合言葉たる
「Football Together」を活動を通じて体現することができたのだから。

私は改めて川崎というクラブのサポーターでいることを誇りに思うし、
クラブの理念を自分のできることから、サポートしていきたいと思う。

仙台さん、この熱を是非ともユアテックスタジアムに運んでください。。
復興支援債として勝ち点3を発行いたしましたので、復興支援特別税を
早急に成立させ、今年のユアテックで回収いたします(笑)行くぞ仙台。

さーて、次週は遅ればせながら今季初遠征。。こっからは、情け無用で。

ガリバー旅行記

2011年4月18日 映画
ガリバー旅行記
ガリバー旅行記
ガリバー旅行記
広島には大きな声で「ありがとウサギ」と言われても良いと思ってる
(ウイニングジャビット風にキリッ)。初モノに弱いのは我が軍の伝統。
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先週の金曜日の話。会社終えてからダッシュで新宿ピカデリーに
向かい、ジャック・ブラック主演の『ガリバー旅行記』を見てきた。
公開初日とあって、夜の遅い回にもかかわらず、結構人が多かった。

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物語。主人公・ガリバーは、新聞社でメール係を務めること10年の社員。
言うことは壮大だが、いかんせん行動の伴わない。片思いの旅行担当の
女性記者には思いを告げることができず、気がつくと配属2日目の新人に
部署のトップまで奪われる始末。そんな彼がふとしたことから旅行記事を
書くことになってしまう。窮地に追い込まれ、記事をコピペで書いて難を
逃れるが、それが評価されバミューダトライアングルに取材に行くことに。
島に向かう途中、嵐に巻き込まれ、目を覚ますとそこには小人たちが。。。
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ジャック・ブラックといえば『ナチョ・リブレ』も『スクール・オブ・ロック』も
結構好きなんですけど、今回の『ガリバー旅行記』もこうした作品の流れに
非常に似通ったものを感じる内容だったと思う。

ビッグマウスのダメ男が、口から出まかせで大物と勘違いされて活躍をするという
展開。本作におけるガリバーもまた、ウソが発端で取材に行き、小人たちの王国で
巨人として活躍をして、自分のことを「大統領」とまたウソをついてしまうのだ。。
実に彼らしい調子の乗ったおバカな感じが良い、卑怯といえば卑怯なんだけどね。

あと、無駄に『帝国の逆襲』ネタが。。最後に細かくて微妙に伝わらないネタを
入れてるんだけど、よーくみないとわからない。というか、本当にそうか怪しい。

内容としては期待通りでそれ以上でもそれ以下でもない、と思う。
2011セ・リーグ公式戦:東京ヤクルトスワローズ-横浜ベイスターズ
野球者としての感覚として、春のチームの快進撃がさほど参考に
ならないことはわかる。特に、近年は夏場の前に交流戦を設けて
いることから、夏場以降の内容や出来が今シーズンのチームの力
を図るうえで最も信頼できると個人的には考えてる。逆を言えば
この時期は大きく連敗しなければ「どうでもいい」と考えてる。

とはいえ、開幕4試合を終えて、猛威をふるってるスターダスト、
いやいや、ベイスターズの動向は目を見張るものを感じました。
ということで、天気の良さもあって神宮球場で試合を見てきた。。
epoさんも途中で合流して、まぁエキサイティングな試合を堪能。

以下、出来事等を取りまとめ。

・「外苑前」から神宮球場までの道のりで売られるつまみ類を物色。
・暑くなってきたのでプレイボールを待たずにビールにありつく。。。
・アサヒからのエビス(2杯)。アサヒのお姉ちゃんがかわいかった。。

・この日はバックスクリーン寄りで見ていたが新加入の森本がよく見えた。
(観客の声援にもこまめに応えてたり、投手交代の間ではボールをスタンドに
投げ込んだり、良い人すぎる。あとタッチアップで本塁にストライクの返球)

・序盤の1・2回は連打や四球等でランナーを進めたベイがチャンスを潰す
・ヤクルトは四球・エラーのランナーを犠飛でかえしてノーヒットで2点(笑)
・村田が基本チャンスを潰しまくる。。負けてたら「犯人は村田」だったか。

・急に天候が崩れて屋内に退避。モニター前を街頭テレビ状態で見守る観客。
・一方、ヤクルトはヴァレンティンの超アッパースイングの本塁打等で加点。
・眞下は縦のカーブが綺麗だが、コントロールがまだまだ。高卒2年目だしな。
・一時的に日差しは見えるが、雨は降るという過酷な応援環境に。。

・「これくらい今のベイにはハンデにもry」の言葉が次第にハードル上がる。
・村田の2ランで2点差に追いついたのも束の間、大沼がガッツリ打たれ4点差。
・「流石にもう終戦か」とepoさんと意気消沈。しかし、ここから何かが。。

・8回に猛攻。連打と四球でランナーをためて、スレッジのタイムリーで2点差。
・村田は絶好のチャンスをゲッツーもランナー帰って1点差まで何とか詰め寄る。。

・9回のスワローズは今季初登板の林。下位からの攻撃で流石にもうダメかと思った。
・しかし、森本が出塁し、吉村が続く。バントを失敗、金城が外野フライでランナー3塁。
・2死ながら1、3塁となって石川。粘って粘って、見事にセンター前タイムリーで同点。

・9回裏は危なかったものの、最後は抑えの山口まで投入して何とか引き分けに。。
・周りで「勝ちに等しい引き分け」という声もチラホラ。たしかにそんな感じ。

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感想。流れは完全にヤクルトだったと思うが、チームのここまでの勢いの差が出たか
横浜の驚異的な追い上げでドローに持ち込まれた感じ。epoさんとも話してたんですが
双方ミスはあったのですが、土壇場でバントを送れないベイとバントで繋ぐスワローズ。
ここら辺を見るに、やっぱ普通にやったらヤクルトの方が上だと思わんでもないかと。

尾花さんの采配でやはり一番怪しいのが攻撃、点を取りに行く時のメソッドがないこと。
選手の調子任せという感じで、ここら辺のち密さがあれば、もっと良いと思うんだけど。
私はベイの最大の補強ポイントは攻撃面の参謀役だと思ってる。なかなかいないがね。。

ドラマチックタフガイっぷりを発揮したベイ、まさに銭を取れる面白い試合でした。
ただ、やはり上記のこともあって勢いが消え、打線が湿ってきたらアウトですね(笑)
やはり、今の「勢い」を選手たちのなかで「自信」に変えていくことが重要。成功体験
というか、例えばこの日のような終盤での追いつきを積み重ねて「俺たちはできる」と
思わせるような雰囲気や気持ちに動かせるかどうか、これもまた指揮官の技量だろうか。

結論。横浜の「勢い」は本物。どこまで引っ張れるかが、今後のカギになるでしょう。

3か月チェックでベストはライムスター『POP LIFE』と
思っていたのだが、この『レキツ』に全部持ってかれた。。

レキシというのは元SUPER BUTTER DOGの池田貴史氏のソロ
ユニットで本作は文字通りのセカンドアルバムとなっている。
音楽はド直球なPOPなのに、リリックが日本史ネタという素敵
すぎる組み合わせ。まぁ、以下のラインナップを見ればわかる。

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1. そうだレキシーランド行こう
2. きらきら武士
3. ペリーダンシング
4. どげんか遷都物語
5. ほととぎす
6. かくれキリシタンゴ ~Believe~
7. レキシ ト ア・ソ・ボ
8. 妹子なぅ
9. 狩りから稲作へ
10. 歴史と遊ぼう


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ツッコミどころ満載(笑)。参加アーティストがやたら豪華で熱い。
MC末裔・MC四天王は、川崎の英雄・スチャダラパーのANIさん・Boseさん。
Deyonnaは椎名林檎さん、名前が訳わかんないけど、実は揃ってるという。。

ちなみに私は「妹子なぅ」と「狩りから稲作へ」が結構気に入ってる。。。

■ 妹子なぅ feat.マウス小僧JIROKICHI (堂島孝平)
http://www.youtube.com/watch?v=hxv4TdIPTKw

そりゃ好きだ飯塚雅弓の楽曲たくさん書いてる堂島さんだもん。。
本当、サビの「小野妹子が~」のくだりがゲラゲラ笑ってしまった。。

■ 狩りから稲作へ feat.足軽先生・東インド貿易会社マン
http://www.youtube.com/watch?v=OTKQ_WCwMYw

名前が色々酷い(笑)歌詞がついてるバージョンの動画なので是非。
縄文土器 弥生土器 どっちもが好き どっちもドキ、でお茶吹いた。


いや、昔の3次会くらいのカラオケで人気者になれる曲ばかりだわ。。
歴史好きにはおススメです。聞いてて笑いをこらえるのが辛いですが。

クラシコ

2011年4月9日 映画
クラシコ
昨日は会社帰りにシネマロサ(池袋パセラ前)で映画「クラシコ」を見てきた。
レイトショーのみ、ということで見れるかどうかが危うかったのだが、何とか
時間を作れてみれた。

【予告編】:「クラシコ」
http://www.youtube.com/watch?v=lqIufrmVRGA

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J1をピラミッドの頂点とする日本のサッカークラブシーンは、JFLまでが
全国リーグ、その下に各地域のカテゴリーのリーグが存在する。JFLの下に
当たる地域リーグはJリーグ入りを目指すクラブがしのぎを削ってる。

長野県松本市を本拠地とする「松本山雅FC」、長野市をホームにする
「AC長野パルセイロ」もまた全国を目指して激戦区・北信越リーグを戦っている。。

両チームの「信州ダービー」は、松本市・長野市の両市の関係もあって大変に
盛り上がりを見せている。リーグ終盤に入り、全国大会の枠をかけた優勝争いを
繰り広げる両チームが松本のホームのダービーを迎える。。。
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■ 絶対に負けられない試合が「ダービー」

サッカーに限らず、特定のチームや団体を応援していると絶対に
負けたくない相手というのが出てくると思う。サッカーの場合、
クラブの規模やタイトルにおけるライバル関係はもちろんのこと、
双方のホームタウンを背景とする対立構造というのが存在する。

それが「ダービー」と言われるマッチアップだ。私が応援する
川崎フロンターレはJFL時代からの因縁のあるFC東京(調布市)と
多摩川を挟んだ「多摩川クラシコ」があり、横浜Fマリノスをはじめ
とした神奈川のクラブ盟主を決める「神奈川ダービー」が存在する。

■ おらが街のクラブ=地域に対するアイデンティティの拠り所

この映画の舞台はJ1から数えてみると4部にあたる地域リーグの1つ
「北信越リーグ」。激戦区ゆえに「地獄の北信越」として映画で紹介
されている。地域決勝の道は、普通に考えても枠が狭いにも関わらず、
北信越は長野・松本・金沢・フットボールカレッジという4チームが
拮抗する。。正直、サポーターとしたら大変だ(J1昇格以上かも)(注)。

映画の主役は選手ではなく、ピッチ外でクラブを支えるスタッフや
サポーターたちと言えるだろう。丁度、「おまかせ!ピース電気店」
の能田達規先生がバンチで連載してた「オーレ!」の視点に近いかも。

(正確な引用ではないが)大都市の人口の集中・情報の多元化の中で地域に
対するアイデンティティ・ロイヤリティ(忠誠)が失われつつあり、地域の
クラブはアイデンティティの拠り所になってるという指摘があったのだが、
両市の特別な関係性(注)を背景に、市長をはじめ、サポーターたちの
ライバル意識や思いがそうした色(=地域への思い)が良く伝わった。。

ああ、あとサポーターあるあるですな。チャントしながら、スタジアム前から
練り歩きとか。ダービー相手に負けるくらいなら他が勝った方が良いとか(笑)、
酒も入って試合後の内容をぼやいたりとか。。。リアリティというか日常です。

◇ 「勝利の街 (The Triumphal City)」
http://www.youtube.com/watch?v=lu5luIBhH-0

劇中ダービー前で歌っていた曲、リズムといい歌詞といい素晴らしい。
是非とも生で聞いてみたい。。

本当、ドキュメンタリーだから伝わってくる熱をよく抽出して描いてくれた作品。
自分の近くに住むクラブの試合に足を運びたくなる、そんな映画でした。おススメ!

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注:現在、両チームはともにJFLに昇格(松本は10年、長野は11年)。
特に松本は元マリノスの松田直樹の移籍で注目を集め、戦力も充実してる。
スタジアムや入場者は、J基準を難なく突破できる規模を兼ねてるだけに、
その上のJ昇格も決して不可能ではない。。そうした意味で松本としては
1つのプロローグにもなるかもしれない。。

注:これはネフ君をはじめとした長野、いや信州人に聞く方が良いかも。
学部時代に何回か聞かせてもらった話を思い出して笑ってしまった(失敬)。

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フォフォフォさんが紹介してくださった「花のズボラ飯」。弟が持ってた
ので借りて読んだんですが、思いっきりど真ん中でした。生活の色が異様に
滲み出てる点が凄い好きですね。。あと、ダメさ加減は最近は好きですね。

個人的には、吉高由里子(トリスのハイボールの人)なんか自分の部屋が
散らかってて、飲んだくれてて土曜朝は二日酔いで床で寝てる感じぐらい
が最高だと思うくらいなので(笑)(「ホタルノヒカリ」の綾瀬はるか風)

マンガの話になると、青山景「よいこの黙示録」が単行本になったので、
結構、真剣に読んでます。これも作風がど真ん中(これは感想書きます)。
明和電機、私ぐらいの年代(20代後半)であれば聞いたことのある
名前ではないだろうか。数々のナンセンスな楽器を世に生みだし、
インパクト抜群のパフォーマンスを続けてきた。そんな明和電機の
土佐社長が初めて手掛けたアイドルユニットがNUT(ナット)だ。。

■ NUT「おめでトーン ♡ ありがトーン」(公式PV)
http://www.youtube.com/watch?v=dNaERgfAAB8

NUTの意味は「Nonsence,Uniformed,TemporaryStaff」の略称。

◇ Otamatone(オタマトーン)
http://www.maywadenki.com/otamatone/

これは明和電機が誇る電子楽器「オタマトーン」を100万個売るための
「ナンセンスな広報活動」「明和電機の制服姿」「派遣女子社員」
というコンセプトデザインによるところ。NUTの各メンバーは吉本興業に
所属するアイドルユニット・YGAの3人(まさに派遣)。土佐社長自らが
面接を行い採用。何でも、オタマトーンの持ち方が決め手だったとか。。

楽曲はまた独特のサウンドで、所々でオタマトーンは大活躍してる。。
私が見に行ったイベントでは実際に彼女たちが演奏するほど、飾りでない。
またオタマトーンがデカすぎで、これを抱えながらダンスするのは大変そう。

特に黄色の林さんはYGA内でもエース格の1人。正直なところ、実力レベルは
メジャー級のグループアイドルで普通に主力で戦えるほど。そんな彼女でも
苦労しているということで、ああ見えて結構大変なタスクのようである。。

リアルエレクトロニック路線というかガジェット的なアクセントも含めて、
なかなか尖った感じがスゴイ面白いので、是非とも続きを見たいところだ。

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※YGA=よしもとグラビアエージェンシー。品川プリンスホテルの
よしもとプリンスシアターをホームとしており、アイドリング!!!との
合同ライブ「品はちライブ」および同会場での単独公演を中心に活動中。
現在メンバーは9人。ちなみにチャンピオンマスコットガールの高校生
部門でグランプリに輝いた春日沙也加さんもYGAのメンバーの一人だ。。

Mind-1ニッポン復興支援マッチ:川崎フロンターレ-横浜FC
Mind-1ニッポン復興支援マッチ:川崎フロンターレ-横浜FC
Mind-1ニッポン復興支援マッチ:川崎フロンターレ-横浜FC
昨日は等々力陸上競技場にて、今般の震災に対する復興支援を目的とした
川崎と横浜FCの練習試合を見に行ってきた。観戦は実に1カ月ぶりだった。

朝、twitterのサポ関係フォロワーさんの反応も含め、正直混雑するか否か
わからない感触だったので統一地方選挙の期日前投票の開始時間にあわせて
家を出る。新ユニも開幕戦以来、袖を通す(そのピッタリ加減に頭を抱える)。

川崎の本拠地・等々力陸上競技場の周辺には多数の桜の木が植えられている。
例年、4月上旬のホームゲームとなると桜が満開となり、待ち時間を花見気分
で過す、という密かな楽しみがある。第2節以降の試合が開催されてなかった
Jリーグも再開が決まり、練習試合とはいえ、愛すべきクラブと喜怒哀楽を
ともにする時間が動きだすということで、やはり嬉しい。。開幕しきり直し。

■ 練習試合雑感:♪カズ カズ カズ カズゴール
東京電力管内でのチャリティマッチの開催は実施できないこととなっており、
45分×3本の練習試合となっている。1本目は3月5日の開幕戦と同じメンバー。

GK:杉山力裕
DF:田中裕介、井川祐輔、横山知伸、小宮山尊信
MF:稲本潤一、柴崎晃誠、中村憲剛、登里享平
FW:楠神順平、矢島卓郎


先日の親善試合でもそうだったが、実戦から長らく時間が経過しているだけに
特に長い距離のパス精度や選手個々の動きだしといった、今季の相馬監督下の
フロンターレが目指すサッカーの鍵となる部分が錆ついてないか不安だった。

実際のところは、各選手の動きがスムーズに進んでいて、効果的なパスも多く
見ることができたと思う。ビジョンがなく、詳しくはわからなかったが2点目
のPK獲得もまたノボリの動きだしからドリブル突破で相手陣内へと切り込む
ところから得たもの。非常に好調を維持しているようで、これは頼もしい限り。

また先制点となった中村憲剛のFK。年間1本あるかどうかのスゴイ綺麗な弾道。
川崎サポは知るところだが、ケンゴはスルーパスとミドルは上手いけどFKは・・
なので、あまりに綺麗に決まりすぎて、ビックリ。目が覚めるような一発だった。

2本目は開幕途中出場の山瀬等を含め1本目のメンバー+ベンチ組といった構成。
とはいえ、代わって入った選手もまた、昨年のレギュラーポジを確保していた
相澤・菊池・田坂が名を連ね、山瀬が中盤にいる以上は内容は問われるレベルだ。
川崎が山瀬のミドル弾で追加点奪う。年間1本あるかどうかのスゴイゴールだわ。

そして、この日一番の歓声ではないかと思ったのが、途中からのキングカズ登場。
何せ、歴史的なあの試合のゴールしてスグですからね。わかないわけがない。。もう
川崎サポーターも皆、大きなお声でカズの♪カズカズカズカズゴールって歌うほど。。
(カズさんのチャント参照:http://www.youtube.com/watch?v=4pl1e8O7kGY

カズさんはチームを超えてリスペクトされる存在であり、我々の世代にとっては上の
世代における王・長嶋のようなもので、どうあれ、子供の時から大好きなわけですよ。
相手サポーターからも熱烈な応援を受ける選手なんてそうそうない。。。

カズさんは、そのまま若手主体のメンバー同士の3本目も出場し、計60分ほどプレイ。
3本目は横浜FCが2得点したのですが、心ではカズさんにボールを集めろと思ったほど。
カズさんの気迫あふれるプレイ、体制を崩しながらもシュートを放ち、ピッチ外へと
倒れこむ姿に川崎サポーターからは迷うことなく拍手を。。

試合はこのまま3本目が2-1で敗れたものの、トータルスコアは4-2で川崎勝利。
試合後は選手が1周。フロンターレのサポーターゾーンでは、試合後、その日の
MOMがお立ち台の上に立って、トラメガで挨拶するというイベントがあるのだが、
この日は得点を決めた憲剛・山瀬ではなくカズさん!!カッコよすぎて痺れた。

◇等々力Gゾーンお立ち台にキングカズ降臨!
http://www.youtube.com/watch?v=5bosr0nwC_w

ということで、再び♪カズカズカズカズゴール。皆、カズさん好きすぎる。。
胸が熱くなりました、頑張ろう。そして、仙台戦はもっと頑張ろうと思う。

■ 試合を終えて
当初、震災後の川崎の動きがなくて不安に思っていたのだが、Mind-1ニッポン
プロジェクトは中長期の活動を見込んだものということで、動き出してからは
川崎らしいフットワークの良さが生きて、非常に良く進めていると思っている。
「支援はブームではない」という貼り紙が川崎の姿勢をよく表してると言える。

また川崎は全農福島様がスポンサーとして長年、ご協力いただいており、長く
ふくしまの米をスタジアムで販売している。福島の農産物の風評被害に対して、
心配な気持ちがでいっぱいだ。LOVE川崎、LOVE福島、そしてLOVE日本という
思いが一段と高まる試合。初めて♪オーニッポンを歌ったこの日を忘れない。
院生時代に「二郎はラーメンではない、二郎という食べ物だ」という
台詞を何度聞いてきたか。例外にもれず、高田馬場周辺もジロリアン
は多数生息し、私の研究科にもエンバジェスト(伝道師)がいたのだ。

本書で題材に扱っているのは、そんな熱狂的なファンを多数抱える
ラーメン二郎である。ジロリアンにして元コンサルタントの著者は、
この熱狂の源泉の分析について、経営学の視点から読み解いている。。

この手の構成は何気に昨今のトレンドにも合致。マイケル・サンデル
教授の名を広く知らしめた「ハーバード白熱授業」の面白さの1つは、
サンデル教授が哲学の理論を我々にも馴染みのある日常の出来ごとに
置きかえることで、学生たちを対話に引きずり込んでいる手法である。

また、ゆうすけ君が一向に感想を書いてくれない「もしドラ」でも、
ドラッガーのマネジメントの理論を高校の野球部の運営という形式に
置き換えて物語を展開したことが話題を呼んでいる。このように、
一見難しいと思われる理論・考え方を具体的な事例に落とし込む形が
身近に楽しめるということで、ビジネス書籍のコーナーで異彩を放つ。

ジロリアンにして経営学者の著者は、ラーメン二郎の魅力を分析すべく、
外食産業・ラーメン屋という市場レベルからスタートし、そこから具体的な
ラーメン二郎の事業展開・組織体制、そしてラーメンそのものの部分にまで
視点を降ろしている。二郎の解説を行いつつ、同様のモデルを展開している
具体的な事例を並行して紹介している。事例がバラエティ富んでいるので、
非常にイメージをつかみやすく、なおかつ難しい言葉もほぐしながら書いて
いるので、経営学やコンサルティング手法に馴染みのない人も読めるだろう。

■ ラーメン二郎の武器は「尖り」にあり。。
本書を読んで、ラーメン二郎の魅力として大きな強みはその比類なき
強烈な「尖り」であるということを改めて実感した。冒頭に私も書いた
「二郎は二郎という食べ物」という強烈な個性こそが最大の武器となる。

数あるラーメンの中において、部分的には似通ってくるかもしれないが、
二郎は特殊すぎてどこにも括ることができない=競合相手がいない状態だ。
本書の言葉を引用させてもらえば「唯一無二のポジショニング」を確保する。
この既存の競争ルールから離れる戦略=ブルーオーシャン戦略を展開できる
のが、二郎の強みであり、「二郎は~」とは最大の金看板なのだとわかる。。

独自路線はともかく、それに対して顧客がいなければ意味がない。二郎がもつ
もうひとつの武器こそ二郎をこよなく愛する「ジロリアン」を抱えていること。

著者による分析は、二郎の作りだす「世界観」と「価値観」がジロリアン発生
に大きな影響を与えているようだ。先述の「尖り」がそのコアにあることは、
言わずもがな。あの二郎なる食べ物は、店舗近くの大学に通う大学生たちの
ニーズを満たしてきたことで形成されており、その二郎という食べ物を食する
(=攻略する)というミッションに挑むことが忠誠心と一体感を生むと著者は
指摘している。なるほど、二郎とは1つの参加型ムーブメントなのかもしれん。

■ 日本に足りないのは二郎的な「尖り」なのか?

著者の指摘の中で非常に納得したのは、こうした「尖り」がグローバル経済下の
日本の映像作品・モノづくり・政治家等に足りない部分ではないか。最近10年が
特に顕著かもしれないが、マーケティング分析が広く利用されることになって、
何となくトレンドや流行に徹したもの、もしくは総合性を重視して万能なモノが
増えてきて、正直なところ色が薄まっている気がする。悪く言えば、媚びている。

だが、例えば、Appleは量販店に媚びることなく、自社製品に絶対的自信を持ち、
スティーブ・ジョブスという最強のセールスマンがそれを自ら伝道しているのだ。
また、メガマックを思い出してもらいたい。今よりメタボだ何だのという言葉が
大きく話題になっていたのに、突き抜けた結果、話題を呼んで成功を収めた。。

日本製品には品質の良さというブランドイメージはあるが、逆に色はみえてこない。
世界という幅広いフィールドでモノづくりが活路を見出すためには「尖り」を出す
ことが重要なのかもしれない。ガラパゴス化とは異なる良い意味での逸脱、脱却を。

よくアイドルを見ていて思うことが「突き抜ければ、それは個性となる」ではないが、
政治家も含めて「突き抜ける」勇気を持てるかどうかなのかもなぁ。それがブレのない
姿勢につながると思うだけに。


それ以外にも、本書では二郎の規模拡大や経営体制等についても書かれていることから
「二郎」を通じて、非常に様々な知識等を得ることが楽しめる。これは本当、おススメ。

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