Jリーグ第28節: ヴァンフォーレ甲府-川崎フロンターレ -生存戦略-
2011年10月2日 スポーツ
最近、ドメサカ(国内サッカー)板のまとめを把握するためにアニメの
知識が必要とされている件(「生存戦略」ゲーフラはまだ見てない)。
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ええ、本ブログに試合の感想を書いたのは久々(7月の柏戦以来)。
御存じな方もいらっしゃるかと思いますが、川崎はその柏戦後から
怒涛のリーグ戦「8連敗」を喫した(先日の山形戦で連敗がストップ)。
プロ野球でも8連敗つうのは酷いものですが、サッカーにおいては
丸2か月も勝てないという状況。流石に7連敗を喫したアウェイでの
柏戦は日曜日夜+逆転負けということで、相当、応えましたわ。。
そして、流石に残留争いに片足を突っ込んでしまった。本日の相手、
甲府さんは16位と降格圏との境界線。ココで負けると差が一気に詰まる。
ということで、アウェイとか何とかではなく、絶対勝たねばならぬ試合。
ということで朝からバスツアーで行ってきました。。
■ スタメン:4-4-2
GK:杉山力裕
DF:實藤友紀、井川祐輔、伊藤宏樹、田中雄大
MF:柴崎晃誠、中村憲剛、山瀬功二、田坂佑介
FW:ジュニーニョ、小林悠
ディフェンスは累積出場停止で田中裕、菊池を欠くという苦しい展開。
1年目のサネとベテランの伊藤を起用。宏樹は今年こそ控えに回ってるが
10年近く川崎のディフェンスラインを支えてきた選手。頑張ってほしい。
■ 試合経過
前半。水曜のナビスコカップが「あった」川崎(中2日)と「なかった」甲府の
コンディション差もあるとはいえ、序盤から甲府さんがペースを握られる展開。
甲府は代表に定着してきたリアル「進撃の巨人」ハーフナー・マイクがゴール前
に圧倒的な存在感を見せる。ココを宏樹をはじめ、各選手が寄せて自由にさせず。
またスピードに乗ってサイドを切り込むパウリーニョの突破も怖く。序盤はサネ
の不安定さもあって厳しい時間帯が続いた。相手のシュートミスにも助けられた。
それでも25分、田坂と山瀬がサイドから素早く相手サイド深くに侵入してから
中央へ⇒「そこにいる」小林悠(not画伯だが愛称は画伯)が決めて先制ゲット。
試合後、改めて数少ないチャンスだったわけで、そこを決めたのは本当良かった。
リードで落ち着けた、とまでは言い難いが、守備陣の奮闘もあって前半はこのまま。
後半。実は前半以上に厳しい時間が多かった。得点を取りにくる甲府の猛攻に対し、
耐える時間帯が多かった。それでも、ようやっと怪我から復帰した小宮山が左SBに
入り、疲れが見えた山瀬から早々に楠神に入れる等運動量・集中力の低下を何とか
抑えつつ、明確な「ラインを下げて、しっかり守ってからのカウンター」を徹底。。
守備ブロックをしっかり作って対処し、攻められたところでは杉山のスーパーセーブ
連発に助けられる(川崎サポをしているエイジ(現リールセ)の頃から嫌というほど
スーパーセーブ集を見ているような光景にあう)。本当、リッキーには感謝×2の日。
必死の守備で最後まで耐え、何とか1-0で試合終了。この大一番を勝利で飾った。。
■ 感想:理想と現実の中での「生存戦略」、そして「今後」を垣間見る
私的に久々の観戦勝利、それだけで嬉しかった。杉山の大活躍、悠様の素敵ゴール。
また、甲府のアウェイゾーンを埋め尽くした川崎サポーターの一体感も良かった。
チーム一丸となって手繰り寄せた「勝ち点3」。やはり、重みのある数字である。
試合後のインタビュー等を拝見すると、やはり試合前からのゲームプランとして、
守備ブロックをしっかりと構築して、カウンターを狙っていくというイメージが
できていたようだ。いわゆるポゼッションサッカーを標榜していた相馬監督の
当初のスタイルから大きく逸脱する(正確には昨年までのスタイル)ではあるが
こうしたチームの立ち位置やコンディションを考慮すれば「現実」的な選択だ。
その一方で、連敗もボールを保持しながらパスや敵陣のスペースを有効に
活用して攻撃的に攻めるという「理想」を突き詰め、崩壊した結果の産物。
頑なに、怯むことなく挑んだ結果の苦しさゆえに、ストップした今となれば
青年監督たる相馬さんには良い経験だったのではないかと思っていたりもする。
昨年、優勝を果たした名古屋は勝ち点を夏場に積み上げた時も今日みたいな
苦しい試合を何試合もギリギリのところでモノにしたから。内容は勝ったこと
だけが全てのようなものも少なく無かった。だが、タイトル争いするクラブは
ツマラナイ内容だろうがなんだろうが、勝ち続けなければならないのである。。
例えば、春先のメンバーが揃って体力的にも動ける時期はポゼッションを高める
サッカーを展開して、夏場の連戦やメンバー的に苦しいのであれば今日みたいな
運び方を選択する。例えば、相手チームの特性を考慮しながらでも良いのだろう。
選手が言ってたように「90分間の中で切り替えてく」ことも大切だろう。
その点で、課題は多いものの夏場にかけての躍進を支えた相馬スタイルの精度を
高めていくことも大切。そしてタンスにしまいかけたスタイル=高速カウンター
と着こなせるようなチームマネジメントを模索することが、わが国特有のリーグ
環境を考慮するうえでは、大切ではないだろうか。
今後の「生存戦略」としては、従来のスタイルをベースにしながら、時間帯の中で
今年のスタイルを出していくというのが良いだろう。次の新潟もスペース入るのが
上手な選手がたくさんいるので。。等々力でのリーグ戦久々の勝利を挑む。。
-----------------------
今シーズンは優勝争い、残留、昇格争いの3つともかなりの充実ぶりである。
優勝争いはある意味でどうでもいいけど(まぁ隣町が脱落しそうだしね)、
残留についてはさいたま2チームに目が。昇格は赤青の方の東京はともかく、
久々に初昇格組も予感。個人的には番長・兄貴とも言われる鳥栖に大期待だ。
=====================
まぁ、こういう考えをもってて、改めて落合監督の辞任理由は?気味になる。
おそらくはリリースされている言葉以外では、様々な要因があるのだろうが、
少なくとも監督に対して、観客動員やら赤字経営の話が出てくるのは変な話。
あと、監督人事サイクルもあるだろうし特にOB率の低さもあるんだろうね。
ならば、ノムさんの本にあったヤクルトの若松さんがそうであったように、
監督の近くなり、二軍なりに将来を見据えて監督候補者の経験を積ませる場
を頼んだりした方が良かったのではないか(落合さんが飲むかはわからんが)。
現場は「勝つため」に何をすべきかを突き詰めるわけだし、そうした意味で
落合監督はその役割を充分に果たしている。野手こそ途上であるが投手では
サイクルを超えて、しっかりと若返り等に成功してる。
動員・経営については、あくまでフロントやスタッフが頑張るところだ。
セは巨人含めて特に多いが、未だにそこらへんの汗をかくところがダメだ。
Jサポ視点だとパの各球団は本当頑張ってるし、そこがやはり大きいかも。
単純にダルがいるとかマー君がいるとかじゃなくて陰で汗かいている人が
多いのがパのチームに多くて、目立たないけどオリックスも営業の人が
相当小口含めて、会社回りしてるのがよくわかるほどの充実ぶりだった。
なんというか、プロってのは経営側や運営側も含めてプロじゃないとダメ。
個人的に、落合はパで勝負したら面白そうなんだよな。日本シリーズで
原巨人VS落合がみたいんだよな。。
知識が必要とされている件(「生存戦略」ゲーフラはまだ見てない)。
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ええ、本ブログに試合の感想を書いたのは久々(7月の柏戦以来)。
御存じな方もいらっしゃるかと思いますが、川崎はその柏戦後から
怒涛のリーグ戦「8連敗」を喫した(先日の山形戦で連敗がストップ)。
プロ野球でも8連敗つうのは酷いものですが、サッカーにおいては
丸2か月も勝てないという状況。流石に7連敗を喫したアウェイでの
柏戦は日曜日夜+逆転負けということで、相当、応えましたわ。。
そして、流石に残留争いに片足を突っ込んでしまった。本日の相手、
甲府さんは16位と降格圏との境界線。ココで負けると差が一気に詰まる。
ということで、アウェイとか何とかではなく、絶対勝たねばならぬ試合。
ということで朝からバスツアーで行ってきました。。
■ スタメン:4-4-2
GK:杉山力裕
DF:實藤友紀、井川祐輔、伊藤宏樹、田中雄大
MF:柴崎晃誠、中村憲剛、山瀬功二、田坂佑介
FW:ジュニーニョ、小林悠
ディフェンスは累積出場停止で田中裕、菊池を欠くという苦しい展開。
1年目のサネとベテランの伊藤を起用。宏樹は今年こそ控えに回ってるが
10年近く川崎のディフェンスラインを支えてきた選手。頑張ってほしい。
■ 試合経過
前半。水曜のナビスコカップが「あった」川崎(中2日)と「なかった」甲府の
コンディション差もあるとはいえ、序盤から甲府さんがペースを握られる展開。
甲府は代表に定着してきたリアル「進撃の巨人」ハーフナー・マイクがゴール前
に圧倒的な存在感を見せる。ココを宏樹をはじめ、各選手が寄せて自由にさせず。
またスピードに乗ってサイドを切り込むパウリーニョの突破も怖く。序盤はサネ
の不安定さもあって厳しい時間帯が続いた。相手のシュートミスにも助けられた。
それでも25分、田坂と山瀬がサイドから素早く相手サイド深くに侵入してから
中央へ⇒「そこにいる」小林悠(not画伯だが愛称は画伯)が決めて先制ゲット。
試合後、改めて数少ないチャンスだったわけで、そこを決めたのは本当良かった。
リードで落ち着けた、とまでは言い難いが、守備陣の奮闘もあって前半はこのまま。
後半。実は前半以上に厳しい時間が多かった。得点を取りにくる甲府の猛攻に対し、
耐える時間帯が多かった。それでも、ようやっと怪我から復帰した小宮山が左SBに
入り、疲れが見えた山瀬から早々に楠神に入れる等運動量・集中力の低下を何とか
抑えつつ、明確な「ラインを下げて、しっかり守ってからのカウンター」を徹底。。
守備ブロックをしっかり作って対処し、攻められたところでは杉山のスーパーセーブ
連発に助けられる(川崎サポをしているエイジ(現リールセ)の頃から嫌というほど
スーパーセーブ集を見ているような光景にあう)。本当、リッキーには感謝×2の日。
必死の守備で最後まで耐え、何とか1-0で試合終了。この大一番を勝利で飾った。。
■ 感想:理想と現実の中での「生存戦略」、そして「今後」を垣間見る
私的に久々の観戦勝利、それだけで嬉しかった。杉山の大活躍、悠様の素敵ゴール。
また、甲府のアウェイゾーンを埋め尽くした川崎サポーターの一体感も良かった。
チーム一丸となって手繰り寄せた「勝ち点3」。やはり、重みのある数字である。
試合後のインタビュー等を拝見すると、やはり試合前からのゲームプランとして、
守備ブロックをしっかりと構築して、カウンターを狙っていくというイメージが
できていたようだ。いわゆるポゼッションサッカーを標榜していた相馬監督の
当初のスタイルから大きく逸脱する(正確には昨年までのスタイル)ではあるが
こうしたチームの立ち位置やコンディションを考慮すれば「現実」的な選択だ。
その一方で、連敗もボールを保持しながらパスや敵陣のスペースを有効に
活用して攻撃的に攻めるという「理想」を突き詰め、崩壊した結果の産物。
頑なに、怯むことなく挑んだ結果の苦しさゆえに、ストップした今となれば
青年監督たる相馬さんには良い経験だったのではないかと思っていたりもする。
昨年、優勝を果たした名古屋は勝ち点を夏場に積み上げた時も今日みたいな
苦しい試合を何試合もギリギリのところでモノにしたから。内容は勝ったこと
だけが全てのようなものも少なく無かった。だが、タイトル争いするクラブは
ツマラナイ内容だろうがなんだろうが、勝ち続けなければならないのである。。
例えば、春先のメンバーが揃って体力的にも動ける時期はポゼッションを高める
サッカーを展開して、夏場の連戦やメンバー的に苦しいのであれば今日みたいな
運び方を選択する。例えば、相手チームの特性を考慮しながらでも良いのだろう。
選手が言ってたように「90分間の中で切り替えてく」ことも大切だろう。
その点で、課題は多いものの夏場にかけての躍進を支えた相馬スタイルの精度を
高めていくことも大切。そしてタンスにしまいかけたスタイル=高速カウンター
と着こなせるようなチームマネジメントを模索することが、わが国特有のリーグ
環境を考慮するうえでは、大切ではないだろうか。
今後の「生存戦略」としては、従来のスタイルをベースにしながら、時間帯の中で
今年のスタイルを出していくというのが良いだろう。次の新潟もスペース入るのが
上手な選手がたくさんいるので。。等々力でのリーグ戦久々の勝利を挑む。。
-----------------------
今シーズンは優勝争い、残留、昇格争いの3つともかなりの充実ぶりである。
優勝争いはある意味でどうでもいいけど(まぁ隣町が脱落しそうだしね)、
残留についてはさいたま2チームに目が。昇格は赤青の方の東京はともかく、
久々に初昇格組も予感。個人的には番長・兄貴とも言われる鳥栖に大期待だ。
=====================
まぁ、こういう考えをもってて、改めて落合監督の辞任理由は?気味になる。
おそらくはリリースされている言葉以外では、様々な要因があるのだろうが、
少なくとも監督に対して、観客動員やら赤字経営の話が出てくるのは変な話。
あと、監督人事サイクルもあるだろうし特にOB率の低さもあるんだろうね。
ならば、ノムさんの本にあったヤクルトの若松さんがそうであったように、
監督の近くなり、二軍なりに将来を見据えて監督候補者の経験を積ませる場
を頼んだりした方が良かったのではないか(落合さんが飲むかはわからんが)。
現場は「勝つため」に何をすべきかを突き詰めるわけだし、そうした意味で
落合監督はその役割を充分に果たしている。野手こそ途上であるが投手では
サイクルを超えて、しっかりと若返り等に成功してる。
動員・経営については、あくまでフロントやスタッフが頑張るところだ。
セは巨人含めて特に多いが、未だにそこらへんの汗をかくところがダメだ。
Jサポ視点だとパの各球団は本当頑張ってるし、そこがやはり大きいかも。
単純にダルがいるとかマー君がいるとかじゃなくて陰で汗かいている人が
多いのがパのチームに多くて、目立たないけどオリックスも営業の人が
相当小口含めて、会社回りしてるのがよくわかるほどの充実ぶりだった。
なんというか、プロってのは経営側や運営側も含めてプロじゃないとダメ。
個人的に、落合はパで勝負したら面白そうなんだよな。日本シリーズで
原巨人VS落合がみたいんだよな。。
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