THE IDOLM@STER #3 「すべては一歩の勇気から」
2011年7月23日 アニメ・マンガ第3話のテーマは「イベントとアイドル」といったところか。
■ イベントこそ「今、会いに行ける」場所
一部界隈では「アイドル戦国時代」と呼ばれるくらいアイドルバブルだ。
80年代のバンドブーム、プロレスでの90~00年代初頭の団体設立ラッシュ
を彷彿とさせる。それなりに業界研究を続けていると自負している私だが
それでも知らないグループが次から次へと、世に出ている(とのこと)。
こうしたアイドルたちの活動はライブ活動もしくはイベント会場が主となる。
多くのエンタテイメント産業がテレビというメディア母体からイベント等の
興業を軸として活動されることと同じように、アイドルは今、現場にいる。。
イベントと言ってもホールやライブハウスではなく、ショッピングモールの
特設ステージやイトーヨーカドー等の一般スペースにあるステージ等でも、
頻繁に行われている。そういった意味で今回のテーマはアイドルを取り巻く
1つの現状を端的に表していたことから、何とも「ズレ」のない内容だった。
■ ももいろクローバーの原点=ETCアイドル
今回のエピソードを見てて、ももいろクローバー(現ももいろクローバーZ)の
ことを思い出した。5人組のアイドルグループ“週末ヒロイン”ももクロZは、
今でこそオサレサブカルの中軸(某QJ等)におかれつつあるが、初期活動では
ETC定額料金を利用して、全国のヤマダ電気を回ってイベントをしていたという
驚異の全国ツアー(当時はJAPANツアーと呼んでいた)を実施していた。
ここで磨かれた経験と技術は、後に都内のイベントスペースやテレビ番組で人々を
驚愕させるパフォーマンスと世界観を展開することになる。当時の週プレにある、
レポートでは車で移動し、誰も彼女たちを知らないような人たちの前で全力で歌や
ダンスを披露する彼女たちの姿があった。2年ほどたって、今では中野サンプラザや
日本青年館といったしっかりとした箱でも単独ライブが行えるようにまでなった。。
現場が彼女たちを強く逞しく、そして成長させていった。
第3話の雪歩のような成長は、現在のアイドル育成の1つの姿ともいえるだろう。
■ アイドルは地域活性化に貢献できるか?
私的な論点とすれば、院生時代に経験してきた地域活性化のことも触れておきたい。
バブル景気の頃は第三セクター等、開発事業による地域活性化が華やかではあった、
しかし、景気の悪化でもはや負の遺産になった事例も多くない(その代表的な事例
が夕張市だろう。これについては「夕張問題」(祥伝社新書)が非常にわかりやすく
紹介している)。筆者が自治体などに赴いた際も知恵とアイディアが要求された。。
この点においては既存の街の施設や風景を活かして知名度を高めていくといった
アニメ聖地のような手法は、持続性という点は気になるものの悪くない手段だ。。
個人的には例えばアイドルイベント等を街に誘致するという手法は面白いのでは、
と前から思ってはいる。アニメ声優系は既にフェス的な催しを郊外等で開催する
という試みは行われている。今回の765プロ総出ではないが、なんかこうした、
打ち上げ花火を実施して、集客に一躍買ってもらう、というのはどうだろうか。。
まぁ、いわゆるヲタ=可処分所得が高いってのは昨今のアイドルファンの若年化
の流れでは決して成立しない等式であり、社会人ヲタも実のところ休日出勤等の
都合で実は都市部開催の方が参加できる可能性を高めることになる、という事情
も触れねばならぬ。都市部のヲタを遠出させるための強いベクトルでもない限り、
そこは困難かもな。遠征好きの筆者としては、こういう方が二度おいしいのだが。
=======================
全然アニメの話をしてない気がする。まぁ、点ではなく線・面を見る意識で。
ちなみに、あずささんが包丁さばきを見て、以前私が提唱した「婚活アイドル」
というフレーズを思い出した。まぁリアルにいるからね。磯山さやかさんとか。。
■ イベントこそ「今、会いに行ける」場所
一部界隈では「アイドル戦国時代」と呼ばれるくらいアイドルバブルだ。
80年代のバンドブーム、プロレスでの90~00年代初頭の団体設立ラッシュ
を彷彿とさせる。それなりに業界研究を続けていると自負している私だが
それでも知らないグループが次から次へと、世に出ている(とのこと)。
こうしたアイドルたちの活動はライブ活動もしくはイベント会場が主となる。
多くのエンタテイメント産業がテレビというメディア母体からイベント等の
興業を軸として活動されることと同じように、アイドルは今、現場にいる。。
イベントと言ってもホールやライブハウスではなく、ショッピングモールの
特設ステージやイトーヨーカドー等の一般スペースにあるステージ等でも、
頻繁に行われている。そういった意味で今回のテーマはアイドルを取り巻く
1つの現状を端的に表していたことから、何とも「ズレ」のない内容だった。
■ ももいろクローバーの原点=ETCアイドル
今回のエピソードを見てて、ももいろクローバー(現ももいろクローバーZ)の
ことを思い出した。5人組のアイドルグループ“週末ヒロイン”ももクロZは、
今でこそオサレサブカルの中軸(某QJ等)におかれつつあるが、初期活動では
ETC定額料金を利用して、全国のヤマダ電気を回ってイベントをしていたという
驚異の全国ツアー(当時はJAPANツアーと呼んでいた)を実施していた。
ここで磨かれた経験と技術は、後に都内のイベントスペースやテレビ番組で人々を
驚愕させるパフォーマンスと世界観を展開することになる。当時の週プレにある、
レポートでは車で移動し、誰も彼女たちを知らないような人たちの前で全力で歌や
ダンスを披露する彼女たちの姿があった。2年ほどたって、今では中野サンプラザや
日本青年館といったしっかりとした箱でも単独ライブが行えるようにまでなった。。
現場が彼女たちを強く逞しく、そして成長させていった。
第3話の雪歩のような成長は、現在のアイドル育成の1つの姿ともいえるだろう。
■ アイドルは地域活性化に貢献できるか?
私的な論点とすれば、院生時代に経験してきた地域活性化のことも触れておきたい。
バブル景気の頃は第三セクター等、開発事業による地域活性化が華やかではあった、
しかし、景気の悪化でもはや負の遺産になった事例も多くない(その代表的な事例
が夕張市だろう。これについては「夕張問題」(祥伝社新書)が非常にわかりやすく
紹介している)。筆者が自治体などに赴いた際も知恵とアイディアが要求された。。
この点においては既存の街の施設や風景を活かして知名度を高めていくといった
アニメ聖地のような手法は、持続性という点は気になるものの悪くない手段だ。。
個人的には例えばアイドルイベント等を街に誘致するという手法は面白いのでは、
と前から思ってはいる。アニメ声優系は既にフェス的な催しを郊外等で開催する
という試みは行われている。今回の765プロ総出ではないが、なんかこうした、
打ち上げ花火を実施して、集客に一躍買ってもらう、というのはどうだろうか。。
まぁ、いわゆるヲタ=可処分所得が高いってのは昨今のアイドルファンの若年化
の流れでは決して成立しない等式であり、社会人ヲタも実のところ休日出勤等の
都合で実は都市部開催の方が参加できる可能性を高めることになる、という事情
も触れねばならぬ。都市部のヲタを遠出させるための強いベクトルでもない限り、
そこは困難かもな。遠征好きの筆者としては、こういう方が二度おいしいのだが。
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全然アニメの話をしてない気がする。まぁ、点ではなく線・面を見る意識で。
ちなみに、あずささんが包丁さばきを見て、以前私が提唱した「婚活アイドル」
というフレーズを思い出した。まぁリアルにいるからね。磯山さやかさんとか。。
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