Jリーグ第8節:名古屋グランパス-川崎フロンターレ  -カイゼン-
Jリーグ第8節:名古屋グランパス-川崎フロンターレ  -カイゼン-
Jリーグ第8節:名古屋グランパス-川崎フロンターレ  -カイゼン-
名古屋のホテルにて更新。最近のビジネスホテルはPCレンタル
とか無線LANが走ってたり、いい環境にある。。

浦和と新潟のアウェイが潰れたため、比較的コストをかけること
ができたので1泊アウェイ遠征敢行。相手は昨季王者の名古屋。
前日の新人歓迎会で遅くまで飲んで、帰ってきたらスーツのまま
寝ていた私。朝風呂決め、朝7時の新幹線に乗り込み、名古屋へ。

昼過ぎまでは時間があったので同期の歴女が話していた清洲城へ。
信長の居城のひとつであることはもちろん知っていたのですが、
まさか復元された城があるとは。非常に周辺部も含め、清洲は
のどかな場所でした。。ドラマ館を見たけど、大河見てない。。

あと、信長つながりということで熱田神宮も見てきたりする。
城はもちろんのこと、意外とこういう神社や仏閣を見るのも
好きだったりする。一応、お守りは仕事のものを買いました。

昨年度の遠征は栄に拘った挙句、監獄感丸出しのホテルで酷い
思いをしたのですが、今年は名古屋駅前ホテルで快適にすごす。
装備をある程度、整えたところでスタジアムのある、瑞穂へと
進路を向ける。昨年、豊田スタジアムは行ったが瑞穂は初だ。

■ スタメン:4-4-2

GK:杉山力裕
DF:田中裕介、井川祐輔、菊池光将、小宮山尊信
MF:稲本潤一、柴崎晃誠、中村憲剛、登里享平
FW:山瀬功二、矢島卓郎


CBに菊池。豪州代表でもあったケネディとの空中戦に備えての
対応と前節での横山の出来から交代されたと思う。名古屋さんは
玉田が復帰、玉田・ケネディ・永井の3トップを形成するとは。。

■ 試合概要:ポゼッションサッカーの魅力と幻想

毎年、ウチと名古屋さんの試合はいつも激しい展開になることが多い。
というのも双方が前線に強力な攻撃陣を擁しており、激しいカウンター、
ロングボールによる空中戦が繰り広げられるからである。

この日の試合は序盤から激しい競り合いが展開され、早い時間帯で
負傷退場者が出る始末。川崎も中盤の稲本が下がり田坂が入った。

名古屋さんはケネディの高さに加え、復帰した玉田選手とルーキーの
永井選手の速さが大きな脅威となって襲い掛かる、対ケネディ専用に
開発された(嘘)菊池やキャプテン・井川が体を張って止めにいくが、
かなり手こずっていることはよくわかった。。

結果的に先制点、そして追加点もケネディの粘り(タメ)に玉田選手の
早い寄せで反応したことで生まれたもの。ケネディがペナルティエリア
で張ると、流石に倒せないわけだし、彼に繋ぐ前にボールを奪うなり、
前を向かせないことが重要なのは、初登場時から変わらんが、本日は
上手く持っていかされたのと、玉ちゃんさんのキレが非常によかった。

対する川崎。中盤から連動性によって切り崩しにかかりたいところ
だが、上手くバイタルエリアに切り込むことができず相手のブロック
を突破できずにいる。。ゴール近くまで攻め込むプロセスはあるが、
得点を取るプロセスはわかってない。丁度、岡田ジャパンの低迷期に
似ているかもしれないね。

1点リードを許した川崎は後半頭にジュニーニョを入れ、山瀬を中盤
に配する超攻撃的布陣を組み、勝負に出た。実際、後半10分ごろまで
の川崎は相手陣内を幾度となく脅かしたが、決めきれずに逆襲にあい
前がかりになったところで追加点を献上する。いつもの負け方、と
いえばそうなのだが、少し攻めあぐねて、焦りすぎた感もなくはない。

■ 試合を見終えてぼやき:問われるカイゼン

私見だが、結局のところは縦の推進力がない。ケンゴとジュニーニョの
黄金ラインも不発、セカンドストライカーの山瀬はサイドに流れてて、
小宮山・田中の両サイドバックもエグるような攻めはなかった。前半の
登里はサイドから中央に切れ込んで、という流れが効果的だったわけで
前線からのいいプレスも含め、後半下がってしまったことがマイナスな
気がしなくもない。。

また、守備構築も昨年までに逆戻りの感覚もする。組織的な守備という
開幕戦で見られたメソッドが影を潜み、結局追いかけっこのような形で
相手に引っ張られる展開が多く見られた。タレント軍団たる名古屋さん
とはいえ、相馬監督が言われていたようなコンパクトな陣形作りを望む。

上手くいかないとこうなる、というのはポゼッションやショートパスを
主体としたチーム作りを目指す方向性が掲げられた時点で予測できた。
また、広島、柏、FC東京といったチームがそうした理念を実践を掲げ、
降格してきたという現実、もちろん岡田ジャパンがそうであったことも
記憶に新しい。

下位に低迷すれば、チーム経営は苦しみ、降格だってある厳しい世界だ。
監督は結果を残さねば駄目。理想だけを語ることが許されるのは一部の
ライターや解説者だけでよく、多くのサポーターも現実的な修正を望む。

私個人としては、超高速カウンターを駆使した最大級の結果が09年で、
駒が不足した際の弱さや脆さを昨年の夏場以降、ナビスコ杯の準決勝
で身をしみていた。それだけに、クラブのサッカーのスタイルを確立
することは大きな挑戦であるとともに、将来性も踏まえた取り組みと
思っているので支持する。フロンターレのスタイルを確立するために。

と、同時に相馬さんにとっては理念の中で修正を行い、結果の伴う形を
希望する。丁度、相手が相手なので有名な「トヨタ生産方式」の中核に
人が関わる自働化であり、工夫こと「カイゼン」を行っていくことで、
他社と差をつけたように、知恵を絞り、改善を行うことで重要だと思う。
監督経験2年目の相馬監督にとって、1つの大きな試練となることだろう。

次節は磐田。サックスブルー対決、苦手相手のひとつだけに等々力で
倒してやるぜ。そうなんだよね、下を向いてる場合ではないんだよ。。

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