Jリーグ第1節:川崎フロンターレ-モンテディオ山形 -挑-
2011年3月5日 スポーツ
ブログで試合レポを書きだして3年目。本当、誰得の長文と自己満足の
一途を辿っていたので今年はコンパクトかつ平易な表現を心がけたい。
チラシの裏ではなく「ブログ」を名乗っている以上、読みやすさを!
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昨日(3月5日)、Jリーグの2011年シーズンが開幕した(19年目)。
私が応援する川崎フロンターレは、本拠地である等々力陸上競技場に
山形さんを迎えた。毎年、本拠地で開幕を迎えられるのはありがたい。
■ TOPIC:相馬直樹新監督率いる新生フロンターレの船出
今シーズン、川崎は新監督に相馬直樹氏を迎えた。相馬監督といえば
私年代(20代後半)ではフランスW杯出場時の日本代表メンバーでの
印象、あるいは鹿島の最初の黄金期に活躍した選手の印象だろうか?
指導者のとしての経験は昨年、JFL(注1)の町田ゼルビアの監督のみ。
OBとはいえ、あまりに異例の抜擢。フロントの攻める姿勢に非常に驚きを
感じるも、このチャレンジ精神もまたフロンターレらしさ。
■ スタメン:4-4-2
GK:杉山力裕
DF:田中裕介、井川祐輔、横山知伸、小宮山尊信
MF:稲本潤一、柴崎晃誠、中村憲剛、登里享平
FW:楠神順平、矢島卓郎
引退選手や主力級選手が移籍・退団し、新規加入選手は新人含めて9人。
新戦力の最大の注目は元日本代表の山瀬功治は、この日ベンチスタート。
エースストライカーであるジュニーニョは負傷のため、ベンチに入らず。
また、杉山・登里・楠神といったクラブの生え抜き若手が初開幕スタメン。
移籍選手が注目されがちだがやはりこうした若者たちの台頭は嬉しい限り。
■ 試合雑感:新しいスタイルに「挑む」
昨年までの川崎の武器はカウンター攻撃に代表されるリアクションサッカー。
①前線に強力な攻撃陣を残し、②残りの選手がしっかり引いた守備で攻撃を耐え、
③ボールを奪えたところで中村憲剛等が長いボールやスルーパスを前線に送り込み
④前線の選手の個の力で得点を奪う、といったものである。
しかし、昨年が顕著であったのだが、こうしたサッカーの最大の欠点として
個人のパフォーマンスの質でチームに大きく左右されるというものがある。
「前後分断サッカー」とか「~頼みのサッカー」は良く言われてきたものだ。
相馬監督は、こうしたリアクションのサッカーから、自分たちから仕掛ける
サッカーへの転換を標榜している。つまり、自分たちからボールを保持した
状態から選手間の連動性において相手を崩し(あるいは敵からボールを奪う)
攻撃をしていくサッカー。よくオシム元日本代表監督がジェフ等で仰っていた
「人もボールも動くサッカー」とでもいうべきだろうか、大きな変化である。
この日の試合。序盤は動きが硬かったものの、これまでのインタビュー等で監督や
選手が述べていたとおり、次第にフリーの選手がボールを持つ選手を追い越すという
動きが目立ってきた。もちろん、これまでも試合では見られた動きだがより意識を
もって、チーム全体で取り組んでいることがよくわかった。
山形さんのシステムは4-3-3。昨年の経験からも感じられるがサイドの選手が
高い位置にいると中盤の底とサイドの部分にスペースが発生しやすくなる。川崎は
中央突破こそ屈強な山形ディフェンスに阻まれたものの、サイドの突破に成功する。
先制点もやはりサイドから矢島が突破⇒そのままゴール前まで持ち込んでゴール!
ほとんど角度のないところからGKの僅かな隙間を抜ける難しいゴール。スゲー!!
先制点を取ると体も気持ちもほぐれてくる。前半の終わりまで、川崎の動きは
非常に軽快になり、山形さんの陣内でプレイする時間帯が非常に長かったか。
2点目は相手キーパーのゴールキックから奪ったところで素早く反応し、奪った
柴崎?⇒憲剛⇒登里と上手く展開していき、そこから登里がドリブルで持ち込み
シュート⇒ゴール。選手の動きが上手く連動したゴール。相馬色の片鱗を見せた。
後半は山形さんに押し込まれる時間もあったが、全体としてはシュート3本に
抑えることができ、開幕戦で早くも無失点試合!!こんな早くに無失点試合を
達成するとか、何年振りだろうか。
また、途中交代で負傷明けの田坂と山瀬を使うことができたのは大きい。
特に山瀬はプレイ1つで湧かせ、最後のドリブル突破からのシュートは
軽い挨拶代わりといったところ。。今後へのスゴイ期待と夢を感じさせる。
試合は2-0で勝利。2年連続で開幕戦白星スタート。
■ 感想
課題も散見はされたものの、非常に良いスタートを切れたのではないか。
新戦力や登里は手にしたチャンスをしっかりと結果を残したことも含め、
相馬さんも初白星で安堵したのではないのだろうか。いや本当良かった。
次節は横浜Fマリノスの本拠地・日産スタジアムに乗り込み神奈川ダービー。
川崎には小宮山・田中・山瀬、横浜には谷口とサポーターの思い入れのある
選手がそれぞれ移籍しているため、例年以上に盛り上がることは必至である。
昨年は2敗した相手だけに今年はリベンジを期したいし、タニには負けない。
■ 余談
・行軍用セットリストを作成。スローガン繋がりでKREVA「挑む」がいい。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=KGXwgfixOjo)
・今季初の等々力。昼飯は定番の塩ちゃんこ、ブラジルソーセージ決めた!
・デジタル一眼を久々に持ち出す。足立梨花さんを撮影して以来だった件。
・イヤーブック、タオマフ等。開幕戦が一番買い物するかもしれないな。。
・売店周辺に颯爽と現れたスーツ姿、誰かと思ったら川崎の武田社長だ。。
・選手バスの入り待ち。ブルーフラッグで青一色。2回目だけどやっぱすごい。
・応援番組の新MC、早くもサポーターの心を鷲掴み。沖樹莉亜さんが素敵杉。
・始球式に小森純(川崎市川崎区出身)。「もってる」な、勝ったし。
・試合に勝利⇒帰宅後の一番風呂⇒風呂上り+勝利のビール、は最強コンボ。
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注1:Jリーグ準加盟チームとアマチュアの強豪チームが集うカテゴリー。
準加盟チームは一定の順位をあげることが成績面でのJ2加入の条件となる。
一途を辿っていたので今年はコンパクトかつ平易な表現を心がけたい。
チラシの裏ではなく「ブログ」を名乗っている以上、読みやすさを!
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昨日(3月5日)、Jリーグの2011年シーズンが開幕した(19年目)。
私が応援する川崎フロンターレは、本拠地である等々力陸上競技場に
山形さんを迎えた。毎年、本拠地で開幕を迎えられるのはありがたい。
■ TOPIC:相馬直樹新監督率いる新生フロンターレの船出
今シーズン、川崎は新監督に相馬直樹氏を迎えた。相馬監督といえば
私年代(20代後半)ではフランスW杯出場時の日本代表メンバーでの
印象、あるいは鹿島の最初の黄金期に活躍した選手の印象だろうか?
指導者のとしての経験は昨年、JFL(注1)の町田ゼルビアの監督のみ。
OBとはいえ、あまりに異例の抜擢。フロントの攻める姿勢に非常に驚きを
感じるも、このチャレンジ精神もまたフロンターレらしさ。
■ スタメン:4-4-2
GK:杉山力裕
DF:田中裕介、井川祐輔、横山知伸、小宮山尊信
MF:稲本潤一、柴崎晃誠、中村憲剛、登里享平
FW:楠神順平、矢島卓郎
引退選手や主力級選手が移籍・退団し、新規加入選手は新人含めて9人。
新戦力の最大の注目は元日本代表の山瀬功治は、この日ベンチスタート。
エースストライカーであるジュニーニョは負傷のため、ベンチに入らず。
また、杉山・登里・楠神といったクラブの生え抜き若手が初開幕スタメン。
移籍選手が注目されがちだがやはりこうした若者たちの台頭は嬉しい限り。
■ 試合雑感:新しいスタイルに「挑む」
昨年までの川崎の武器はカウンター攻撃に代表されるリアクションサッカー。
①前線に強力な攻撃陣を残し、②残りの選手がしっかり引いた守備で攻撃を耐え、
③ボールを奪えたところで中村憲剛等が長いボールやスルーパスを前線に送り込み
④前線の選手の個の力で得点を奪う、といったものである。
しかし、昨年が顕著であったのだが、こうしたサッカーの最大の欠点として
個人のパフォーマンスの質でチームに大きく左右されるというものがある。
「前後分断サッカー」とか「~頼みのサッカー」は良く言われてきたものだ。
相馬監督は、こうしたリアクションのサッカーから、自分たちから仕掛ける
サッカーへの転換を標榜している。つまり、自分たちからボールを保持した
状態から選手間の連動性において相手を崩し(あるいは敵からボールを奪う)
攻撃をしていくサッカー。よくオシム元日本代表監督がジェフ等で仰っていた
「人もボールも動くサッカー」とでもいうべきだろうか、大きな変化である。
この日の試合。序盤は動きが硬かったものの、これまでのインタビュー等で監督や
選手が述べていたとおり、次第にフリーの選手がボールを持つ選手を追い越すという
動きが目立ってきた。もちろん、これまでも試合では見られた動きだがより意識を
もって、チーム全体で取り組んでいることがよくわかった。
山形さんのシステムは4-3-3。昨年の経験からも感じられるがサイドの選手が
高い位置にいると中盤の底とサイドの部分にスペースが発生しやすくなる。川崎は
中央突破こそ屈強な山形ディフェンスに阻まれたものの、サイドの突破に成功する。
先制点もやはりサイドから矢島が突破⇒そのままゴール前まで持ち込んでゴール!
ほとんど角度のないところからGKの僅かな隙間を抜ける難しいゴール。スゲー!!
先制点を取ると体も気持ちもほぐれてくる。前半の終わりまで、川崎の動きは
非常に軽快になり、山形さんの陣内でプレイする時間帯が非常に長かったか。
2点目は相手キーパーのゴールキックから奪ったところで素早く反応し、奪った
柴崎?⇒憲剛⇒登里と上手く展開していき、そこから登里がドリブルで持ち込み
シュート⇒ゴール。選手の動きが上手く連動したゴール。相馬色の片鱗を見せた。
後半は山形さんに押し込まれる時間もあったが、全体としてはシュート3本に
抑えることができ、開幕戦で早くも無失点試合!!こんな早くに無失点試合を
達成するとか、何年振りだろうか。
また、途中交代で負傷明けの田坂と山瀬を使うことができたのは大きい。
特に山瀬はプレイ1つで湧かせ、最後のドリブル突破からのシュートは
軽い挨拶代わりといったところ。。今後へのスゴイ期待と夢を感じさせる。
試合は2-0で勝利。2年連続で開幕戦白星スタート。
■ 感想
課題も散見はされたものの、非常に良いスタートを切れたのではないか。
新戦力や登里は手にしたチャンスをしっかりと結果を残したことも含め、
相馬さんも初白星で安堵したのではないのだろうか。いや本当良かった。
次節は横浜Fマリノスの本拠地・日産スタジアムに乗り込み神奈川ダービー。
川崎には小宮山・田中・山瀬、横浜には谷口とサポーターの思い入れのある
選手がそれぞれ移籍しているため、例年以上に盛り上がることは必至である。
昨年は2敗した相手だけに今年はリベンジを期したいし、タニには負けない。
■ 余談
・行軍用セットリストを作成。スローガン繋がりでKREVA「挑む」がいい。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=KGXwgfixOjo)
・今季初の等々力。昼飯は定番の塩ちゃんこ、ブラジルソーセージ決めた!
・デジタル一眼を久々に持ち出す。足立梨花さんを撮影して以来だった件。
・イヤーブック、タオマフ等。開幕戦が一番買い物するかもしれないな。。
・売店周辺に颯爽と現れたスーツ姿、誰かと思ったら川崎の武田社長だ。。
・選手バスの入り待ち。ブルーフラッグで青一色。2回目だけどやっぱすごい。
・応援番組の新MC、早くもサポーターの心を鷲掴み。沖樹莉亜さんが素敵杉。
・始球式に小森純(川崎市川崎区出身)。「もってる」な、勝ったし。
・試合に勝利⇒帰宅後の一番風呂⇒風呂上り+勝利のビール、は最強コンボ。
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注1:Jリーグ準加盟チームとアマチュアの強豪チームが集うカテゴリー。
準加盟チームは一定の順位をあげることが成績面でのJ2加入の条件となる。
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