昨日は早起きして新宿ピカデリーに映画を見に行ってきました。
3月からJが開幕するので、こうして行けるのではないことと、
とにかく見に行きたい作品がゴソっと出てきているので行く。
この映画のコピーではないが「この2時間は資産になる」と思う。
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物語はインサイダーで刑務所に収監されていた、かつての大物投資家の
ゴードン・ゲッコーがNYの刑務所から出所してきたところから物語は始まる。
月日は流れて、舞台は2008年の米国金融界の中心・ウォールストリート。
老舗投資会社に務めるジェイコブ・ムーア(シャイア・ラブーフ)は彼女、
仕事にも恵まれ充実した生活を過ごしていたが、急激な業績悪化と風説の
流布により窮地に追い込まれたことから、親同然だった会社の社長が自殺。
会社は吸収合併にあわれ、ジェイコブは失意のどん底に。そんなときに、
彼は婚約した彼女の父親でもあるゲッコーと出会う。。
■ 「金融」をテーマにするという難しさ
本作はオリバー・ストーン監督作品(tennbinnさんのほうが詳しいかと)。
近作は『ブッシュ』や『ミルク』といった社会派の作風に戻っているという
評論があるとおり米国社会をある視点から描いた作品に戻りつつあると思う。
仮にも金融業界に身を置いていることもあり、米国金融危機については
マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』やNHKスペシャルで放送された
『マネー資本主義』も結構よく見ていたので、関心の高いテーマでした。
面白い、というよりは見応えのある作品ですね。スルメ的な魅力が強い。
とはいえ「金融」という数字には表れるが躍動感が伝わりづらいジャンルを
映画で取り扱うことは難しいと改めて感じたが、脚本等で工夫を感じたし、
最終的に知識を要らずとも感情を読み取ることで作品のイメージは掴める。
そういった意味では、決して知識前提でなくても見れる作品でもあると思う。
■ 20年以上経過した第2作として
本作は1987年に同監督の『ウォール街』という作品の続編となっている。
私も本作を見るにあたって正月中に見たのですが、日本でいうところの
00年代序盤に堀江さんや村上ファンドが出てきた頃にちょっと似ていて、
ゲットーのような大物投資家が巨大なマネーを動かして、企業の買収や
合併を行って巨万の富を描いていたという模様を描いたとの作品であった。
ゲットーが『ウォール街』で語っていた「欲望は善である」という発言は
強烈なだけでなく簡単に是非を問えないような言葉の重みを感じたりする。
本作はそれを「欲望は合法となった」というかたちで言い表しているのが
80年代と00年代の大きな相違であり、現在を端的に表す言葉だったと思う。
■ 強烈なキャラクターであるゲッコー
ゲットーは本作でも野心のある主人公に寄り添う立場にあるが、存在感が
徐々に増していく様は見ていてゾクゾクした。終盤でゲットーがかつての
大物投資家の姿に様相を変えていく様は、正しい例えではないけれども、
エピソード3でアナキンがダースベーダーに姿を変えていくような感じ。。
また、本作のゲットー健在さを大きく感じたのは大学での講演の様子だ。
先日見た『ソーシャルネットワーク』でマーク・ザッカーバーグたちを
圧倒し、強烈なキャラクターを推し出したショーン・パーカーの存在も
そうであったように、プレゼンの描写がインパクトを与えるってのは
アクション等の派手さのない映画において、重要な表現の一つと思った。
マイケル・ダグラス、マジカッコいい。
見終わって、大きく「ふぅ」と言ってしまった。それくらいの見応えです。
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最近、立て続けに写真集を買ったり、人からもらったりしたので活字を
読みたくないときはペラペラと見てる。撮影場所が海外だと旅行気分で
行きたくなる(単純)。元・シンケンイエローでもある森田涼花さんの
写真集「natural 18」はパタヤビーチ(notへようこそ)だったのだが、
彼女の表情の豊かさもあり、いい雰囲気だった。
アイドルなんて最近は特にそうだけどハードワークで大変だな、と思う
ことはあるので、羽伸ばし含め撮影とかで海外に連れてってほしいなぁ。
余談。チャンピオンの今年のマスコットガールってどこかで見たことあると
思ったら品はちライブで見てるYGA(よしもとグラビアエージェンシー)の
春日さんだった。。現場が最初で、こういうのが後って何か不思議だよな。。
3月からJが開幕するので、こうして行けるのではないことと、
とにかく見に行きたい作品がゴソっと出てきているので行く。
この映画のコピーではないが「この2時間は資産になる」と思う。
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物語はインサイダーで刑務所に収監されていた、かつての大物投資家の
ゴードン・ゲッコーがNYの刑務所から出所してきたところから物語は始まる。
月日は流れて、舞台は2008年の米国金融界の中心・ウォールストリート。
老舗投資会社に務めるジェイコブ・ムーア(シャイア・ラブーフ)は彼女、
仕事にも恵まれ充実した生活を過ごしていたが、急激な業績悪化と風説の
流布により窮地に追い込まれたことから、親同然だった会社の社長が自殺。
会社は吸収合併にあわれ、ジェイコブは失意のどん底に。そんなときに、
彼は婚約した彼女の父親でもあるゲッコーと出会う。。
■ 「金融」をテーマにするという難しさ
本作はオリバー・ストーン監督作品(tennbinnさんのほうが詳しいかと)。
近作は『ブッシュ』や『ミルク』といった社会派の作風に戻っているという
評論があるとおり米国社会をある視点から描いた作品に戻りつつあると思う。
仮にも金融業界に身を置いていることもあり、米国金融危機については
マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』やNHKスペシャルで放送された
『マネー資本主義』も結構よく見ていたので、関心の高いテーマでした。
面白い、というよりは見応えのある作品ですね。スルメ的な魅力が強い。
とはいえ「金融」という数字には表れるが躍動感が伝わりづらいジャンルを
映画で取り扱うことは難しいと改めて感じたが、脚本等で工夫を感じたし、
最終的に知識を要らずとも感情を読み取ることで作品のイメージは掴める。
そういった意味では、決して知識前提でなくても見れる作品でもあると思う。
■ 20年以上経過した第2作として
本作は1987年に同監督の『ウォール街』という作品の続編となっている。
私も本作を見るにあたって正月中に見たのですが、日本でいうところの
00年代序盤に堀江さんや村上ファンドが出てきた頃にちょっと似ていて、
ゲットーのような大物投資家が巨大なマネーを動かして、企業の買収や
合併を行って巨万の富を描いていたという模様を描いたとの作品であった。
ゲットーが『ウォール街』で語っていた「欲望は善である」という発言は
強烈なだけでなく簡単に是非を問えないような言葉の重みを感じたりする。
本作はそれを「欲望は合法となった」というかたちで言い表しているのが
80年代と00年代の大きな相違であり、現在を端的に表す言葉だったと思う。
■ 強烈なキャラクターであるゲッコー
ゲットーは本作でも野心のある主人公に寄り添う立場にあるが、存在感が
徐々に増していく様は見ていてゾクゾクした。終盤でゲットーがかつての
大物投資家の姿に様相を変えていく様は、正しい例えではないけれども、
エピソード3でアナキンがダースベーダーに姿を変えていくような感じ。。
また、本作のゲットー健在さを大きく感じたのは大学での講演の様子だ。
先日見た『ソーシャルネットワーク』でマーク・ザッカーバーグたちを
圧倒し、強烈なキャラクターを推し出したショーン・パーカーの存在も
そうであったように、プレゼンの描写がインパクトを与えるってのは
アクション等の派手さのない映画において、重要な表現の一つと思った。
マイケル・ダグラス、マジカッコいい。
見終わって、大きく「ふぅ」と言ってしまった。それくらいの見応えです。
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最近、立て続けに写真集を買ったり、人からもらったりしたので活字を
読みたくないときはペラペラと見てる。撮影場所が海外だと旅行気分で
行きたくなる(単純)。元・シンケンイエローでもある森田涼花さんの
写真集「natural 18」はパタヤビーチ(notへようこそ)だったのだが、
彼女の表情の豊かさもあり、いい雰囲気だった。
アイドルなんて最近は特にそうだけどハードワークで大変だな、と思う
ことはあるので、羽伸ばし含め撮影とかで海外に連れてってほしいなぁ。
余談。チャンピオンの今年のマスコットガールってどこかで見たことあると
思ったら品はちライブで見てるYGA(よしもとグラビアエージェンシー)の
春日さんだった。。現場が最初で、こういうのが後って何か不思議だよな。。
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