ナビスコカップ準決勝:川崎フロンターレ-ジュビロ磐田 ~原点回帰せよ~
昨日はナビスコカップ準決勝を見に等々力へ。
流石、10月10日(東京五輪開幕日、東京は統計的に晴れ多)。
何だかんだで最後はしっかり晴れてた。ポンチョいらんかった。
ナビスコカップ今季初観戦。1stレグは1-0と敵地で勝利ゲット。

H&A方式のトーナメントというのは難しい。個人的には負けてて
アウェイゴールゲットした状態(2-1)くらいが実は丁度いいと
思っている。その1戦における目的がシンプルになってくるから。
リードして折り返すと、リードを守るという選択肢がチラつくし。

前にガムさん達とCLの話をしてて、アウェイゴールを考えた人は
天才という話になったけど、本当にこの制度は駆け引きを生むな。

ちなみに画像はこの日、等々力にいらっしゃった特命PR部女子マネ
足立梨花さんのカレンダー。流石、ホリプロスカウトキャラバンの
グランプリだけあり素敵女子。ユッキーナの後任で部長になって(笑)

■ 試合概要:皆が猛省すべき試合

スタメンは以下のとおり。

GK:相澤
DF:小宮山、菊池、伊藤、森
MF:稲本、横山、田坂、ヴィトールJR
FW:黒津、ジュニーニョ


中村憲剛は日本代表に参加中のため、ボランチには横山が起用してきた。
横山・稲本は先日のガンバ戦の前半でもなかなかのコンビネーションを
披露していたのでさほど心配していなかった。磐田さんは前田・駒野の
代表選出に加えて、怪我人などで普段とはだいぶ異なる布陣で望んでいた。

前半から川崎有利と思われていたが、主導権は磐田に握られる。

応援ゾーンで流れをざっと見ていると、ポストプレイに加えてそのあとの
セカンドボールをとにかく拾えてなかった。また、ジュニや黒津をはじめ
川崎の前線に対するチェックが早く、かつ人数を多くかけてきて防がれた。

川崎側も両サイドバックの動きが重く、相手の不慣れな両サイドに対して
プレッシャーをかけることができず。攻撃もやや単調な印象を受けてしまう。

磐田ペースに進められた35分。コーナーキックから大井選手に決められ1-0。
これで1戦のリードは無くなった。流石にコレはヤバい流れを感じた。

しかし、2分後に川崎が追いつく。ヴィトールのクロスに黒津がつなぎ、
最後はジュニーニョが押し込んで1-1。不利な状況から何とか盛り返した。
このまま、スコアは1-1で前半は終了。勝負は後半にかかってきた。。

後半。川崎は攻め込むシーンは作り、惜しいシーンも決めれなかった。。
また、前半で危ないと思ったポスト+セカンドボールの対処も改善されて
おらず、磐田に中盤は支配されていた。それでも磐田もゴールまでには
結び付けられず、こう着状態のまま試合は進む。。

磐田は先にFWの選手を含めて攻撃陣を送り込み、活性化を図る。川崎は
稲本、田坂に代えて楠神・谷口を投入。同ポジションにおいたと思われる。
しかし、川崎の交代はあまり意図を感じなかった。動きから見ても逃げ切り
を狙うという意思もあまり感じず、単に元気な選手を投入したイメージだった。

後半31分、磐田に勝ち越しを許す。縦に放り込んだロングボールを山崎選手が
CBを振り切ってシュート⇒ゴール。あまりにもシンプルに決められ、やや唖然。

川崎は矢島を投入し、パワーのあるプレイを図るも上手く機能せず、前がかり
になったところを逆襲される。そして、後半40分ごろにサイドから崩されて、
成岡選手に決められて決定的となる3点目献上。試合はそのまま3-1で終了。
逆転で磐田が決勝進出、2年連続の国立進出とはならず。。

■ 感想:川崎は「まだまだ」のクラブであるということ

リードがありながらホームで逆転敗戦。しかもリーグ戦からホーム3連敗。
無敗神話とまで言えたホーム等々力で魔法が解けたように勝てなくなってきた。
最近、アウェイで勝ててるだけに、この逆転現象は辛いといえば辛いところだ、

この日の試合運びだが、ある程度前半は勝ちに行くという意識であれば頭から
谷口博之を使って、後半から試合をクローズする展開になったとこで横山投入
の方が良かった。あとは田坂、森、小宮山の動きがあまりにも悪かったことで
同一メンバーが回してきたツケがきた感じ。流動性が悪かったのも遠因かもな。

采配に関して素人なので批判したくはないが、この試合に関するマネジメント
や戦略が見えてこなかったのはたしかで、そこはやはり反省すべき点である。。

また、今シーズンの試合の中でもこの準決勝は結構な大一番であったと思う。
第1戦の水曜日夜に比べれば昼開催とはいえ、3連休の中日というのはかなり
好条件。それなのに13000人。しかもアウェイの磐田の動員力も良かったこと
を考えれば、ホームの客入りがあまりにも寂しかった。たしかに川崎は過去に
ナビスコの決勝戦には3度進出しているから、それほど珍しいことではない。

とはいえ、本当にタイトル取りたいと思うなら、この試合で圧倒をするための
雰囲気を作らなければならなかったはず。フロントもサポも含めて必死になる
必要があったはずだ。応援ゾーンだけ頑張っても絶対無理で、スタジアム全体
が一体となることで初めて「ホームアドバンテージ」になるのだと私は思う。。

8月の平日名古屋戦や少ないながらも熱の入ったナビスコ鹿島戦では、相手の
苦手意識があったとはいえ、最高の雰囲気を作って勝たせることができたのに、
このような失敗をしてしまった。選手だけでなく、僕らも反省すべき試合だ。。

たしかに近年の成績や順位だけ見れば、強豪と言われることだってあるだろう。
でも、それ以前に我々はタイトルを1つもとったことのない、再昇格から6年
の「まだまだ」のチームであること。それを忘れてはいけないのだと思わされた。

最高のムード作り、勝利に対して貪欲に。原点回帰して、再び闘う意識をもとう!
とりあえず、歩く広告として、次回からはユニを着て等々力まで自転車行軍します。

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