今、読んでいる映画批評の本で完全版を公開していた時の
感想が書いてあったので、℃-uteコンのDVDを買うついでに
購入(ちなみに、私はこの映画を大学で何週間かけて見た)。

物語の舞台は第一次世界大戦のアラビア半島。英国軍所属の
ロレンス中尉は、アラブ王族の王子の元に派遣され、各部族の
戦士を指揮。ドイツ軍と手を結ぶトルコ軍にゲリラ戦を展開する。
作戦の成功を続けるロレンスは、アラブの人々たちに英雄のように
崇められるのだが。。。

好きな映画10本をあげろと言われると、この作品の名前は出す。。
昔の名作らしい、壮大な音楽、映像美というのに圧倒されるだけで
なく、砂漠の中で展開される、ロレンスの情熱、孤独、希望、挫折
には感情移入せざるを得ない。見終わると、いつも様々な意味で
胸がいっぱいになる。トータル3時間オーバーの大作だがオススメ。

ロレンスという人物について、前後してヱヴァ破を見たせいかも
しれないが、今回、少しシンジ君的な一面を垣間見た気がした。。
(正確にいえば、シンジ君のロレンス的側面なのかもしれないが)

物語序盤のロレンスは軍人だが、どっちかといえば文系男子である
(歴史、哲学等を好み、あとカマっぽい(笑))。しかし、砂漠で
部族を率い戦果を納めると、そんな彼がマッチョイズムに目覚めてく。

しかし、ある出来事を通じて、その幻想は破壊され、心を閉ざしてく。
それでも最後の希望を託し、上層部の意思に逆らい、アラブの独立に
向けて強硬策に出るが、それもとん挫する。。

この流れが、やっぱりナヨっとしたシンジ君が使徒との戦いの中で
マッチョイズムに目覚めかけるが破綻。今度は自我に目覚めながら、
前へと進もうとするが、最後はとん挫するといった起伏に似ている、
と思ったり(後半は強引だが、前段は結構説得力あると自負してる)。


何回も見直すと、また発見があるってのが良い。

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