第九地区

2010年5月30日 映画
第九地区
振替休日の金曜日。新宿ピカデリーにて「第九地区」を見てきた。
SF+フェイクドキュメンタリーという作風で結構、自分好みだった
のと、米国公開中に町山智浩さんが好意的な評価でもあったので。。

物語。南ア・ヨハネスブルクに飛来した宇宙船。宇宙船の中には
弱り果てたエイリアンの群れが。南ア政府はエイリアン達を地上に
降ろし、ヨハネスブルクにある第九地区に住まわせることにした。。
月日は流れ、政府は管理をNMUという多国籍企業に委託していたが、
市民との対立が激化し、NMUはエイリアンの立ち退きに着手する。。

感想。「パッと見ても面白いが、よくよく見れば深い」作りは、
非常に好感触。プロデューサーを務めたピーター・ジャクソンが
映画版「Halo」を企画し、本作の監督を抜擢していた(が、頓挫)
だけあって、数多くの戦闘シーンが展開されるは「Halo」を思い
起こされせた(とはいえ、私は人のプレイを見ていた程度だが)。

また、板野サーカスを連想させるようなミサイルの軌道があったの
だが、パンフレットによると監督が「マクロス」大好きらしい。。。
(ちなみにマクロスに出てきたバトルスーツみたいなのもあったり)
こうした戦闘シーンだけでも十分楽しめるし、見る価値はあると思う。

ただし、深いと思ったのは、エイリアンに対する差別描写について。

序盤からエイリアンの描写は徹底して、おぞましい、救いようのない
存在として描いており、エビに類似していることから「エビ」という
差別的な呼ばれかたもしている。主人公のNMU職員はエイリアンたちに
立ち退きに際して酷いことをしていくが、物語の展開につながる事件を
通じて、エイリアン(=差別される側)に近づいていくことになるのだ。

作中を通じて、差別に対する意識というのを、主人公の立場の変容から
考えることができるという点では、深さを覚える。本作の舞台もまた、
人種隔離政策が行われた南アフリカであったという点も興味深い。。

個人的な難点は人がバッサバッサ死んでいくところとか、グロい描写
が多いところ(見に行ったスクリーンにカップルがいなくて安心した)。
そういうのが苦手じゃない人ならば、普通にオススメです。

==========================

サッカー

本日、日英決戦。とりあえず3-0くらいで許してはくれまいか。

今更、新しい布陣とか初めての起用するとか、テスト2時間前に
ヤマ張って暗記モノしてるのと同じくらい酷すぎる。

今ちゃんと阿部ちゃんがかわいそう。所属クラブでもやっていない
ポジション、役割で使わされるとか無理だろ。。ワンボランチなら
稲本にすればいい(川崎ではアンカー)、左は長友で右は駒野で
いいじゃんか(不動の左サイド・長友に急に右でやれって酷いな)。

グラーツと言えば、オシム前監督がジェフの指揮を執る前に監督を
務めていたのがグラーツのチーム。爺のお膝元で酷い負けはできん。
本当、お爺ちゃんが評価してくれたケンゴも試合に出てほしいよ。

いや、こうなったら日本代表にイナズマイレブンの円堂守入れようぜ。
ゴッドハンドで0点に抑えてもらうしかないよ。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索