1日は湘南戦、4日はNHK-FMのサッカー三昧、2日~5日はこの番組。
文字通り、GWはサッカー三昧であった。特に4日連続BSで放送された
この番組は見ごたえがあって、見ているこっちの胸が熱くなっていた。

構成は①1960-1968、②1968-1993、③1994-1998、④1999-2010。
①はサッカー弱小国・日本が東京五輪に向けてドイツからコーチとして
デットマール・クラマー氏(日本サッカーの父といわれる)を招聘し、
強化を図り、指導を受けた釜本氏をはじめとしたチームがメキシコで
銅メダルを獲得するに至るまでの物語。

②はメキシコ五輪後の長きにわたる低迷期から「ドーハの悲劇」まで。
③は日本サッカー史の転換点となった「ジョホールバルの歓喜」。。
④は「黄金世代」の台頭、日韓W杯の手ごたえ、そしてドイツW杯での
挫折と現在に至るまで。最後がバッドエンドっぽいのが辛いところだ。

番組を見て、日本サッカーは「個人技の傾倒」と「組織プレイの強化」
という2つのベクトルを行ったり来たりしているように見えたりした。

クラマー氏は選手達に正確にパスを通す等といった基本を叩き込んだ。
アメリカ大会予選を指揮したオフト氏も組織的なサッカーを徹底指導。
そして、かのトルシエ氏もまたフラット3をはじめ組織をベースとした
サッカーを志向し、若い世代を引き上げ、チーム作りを進めていった。

一方、メキシコ五輪後の低迷期の日本ではブラジルサッカーの影響を
強く受け個人技に傾倒し、記憶に新しいジーコ監督時代のサッカーも
日本版「黄金の中盤」をはじめ、個の能力を生かすサッカーを標榜した。

第4回で中田さんが「積み上げてきた階段をさらに登っていたものだと
思ったら、実は全く別の異なる階段をかけていた」のようなことを述べて
いたのだが、全くその通りで、継続性というのが無さすぎる。

そうした意味で、50年を通じて「日本サッカーのスタイル」そのものは
未だに確立されていないと私は考えている。オシム前監督が「日本化」と
いう言葉を出したときに、皆が何を期待したのかといえば、このことでは
ないかと私は思う。まぁ、岡ちゃんになったら「世界を驚かせるサッカー」
というよくわからんことになってるのだが。。。

世界標準と向き合うためにも、何とかしないとヤバいよなぁ。

ワールドカップに対して「日本期待できないから、他の国が楽しみだ」という
好意的な解釈もできる。私自身、世界のサッカーを見るようになって初めての
ワールドカップなので、楽しみだ。でも、やっぱり一番好きなのは日本代表だ。
だって、キャプ翼やJリーグや代表があるからサッカーが好きになったんだし。

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サッカー音楽三昧は、水戸ホーリーホックの「走れ!ホーリーホック」大人気。
(何でも組織票ではなく全国からリクエストがきたらしい)。中毒性が高い証拠。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2073602

ケーズデンキスタジアム水戸は行ってみたい。

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