まだケンゴが日本代表に入ったか、それくらいのころだったか。
海外サッカーファンか誰かに「中村憲剛って何がスゴイの?」と
聞かれたものの、割と上手く答えられらなかったということがある。

時は流れてワールドカップ最終予選、2月シリーズではベンチから
も外れたケンゴだったが、岡ちゃんの「憲剛システム」なる発明で
岡崎とのホットラインを形成し、やや世間でも知られる存在となった。

本書は、昨年からケンゴが制作に取り掛かっていたプレー解説本である。
序論はトラップやパうス等の基礎的なプレイに対する意識についての解説。
本論としては、ケンゴの試合(川崎、日本代表)でのワンプレイについて
の解説。J2時代の懐かしい試合から今年のキリンカップの試合まで収録。

中村憲剛の2つの武器。1つ目はスルーパス、2つ目は豪快ミドルシュート。

■ スルーパス:ACL ガンバ大阪戦3点目
http://www.youtube.com/watch?v=xh1dmflUYUE

本書でも語られているが、ケンゴのスルーパスはピンポイントというよりは
だいたいの「エリア」に向かって蹴るのだとか。これは何となく、わかる。
そのために、相手の特徴をしっかりとらえている(ジュニ、テセ、クロ等)

だから、スペース探しも含めて視野の広さはJ屈指だと信じている。
たしかオシム監督に目をつけられたのも、そういったところだと思う。

あと、ケンゴといえばミドル。隙あらばズドンと打ってくるから、頼もしい。
これを「決断力」とも評している。その姿勢は川崎の選手全体にあるかもな。

最近だと、去年の最終節で見せたミドル。時間がなかったのと、いきなりズドン
と決まったので感慨浸っている場合じゃなかったが、今思えば文句なしの1発だ。

中西哲生さんに続く2代目「ミスターフロンターレ」こと僕らのケンゴ。
チームの柱として、ゲームキャプテンとして、これからも頼りにしてます。。

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明日から週末まで、両親が香港へ旅立つそうで。
これで、当面はテレビ見放題だな(小学生ライクな発想で)

録画した『MUSIC JAPAN』のアニソンスペシャルをゆるりと見れそう。
しかし、西武ドーム公演の映像はほぼ最速じゃね。NHK様に感謝だ。


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少し前の話だが、山城新伍さんが亡くなられたのは残念でならない。

私にとって山城さんといえば「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」。
たしか、馬場さんの回答ボタンが壊れるのはスタッフの仕掛けだったという
エピソードは山城さんのこぼれ話から聞いた。まさに「新伍のここだけの話」。

吉田豪氏や水道橋博士氏が名著として推す『おこりんぼ さびしんぼ』は
今年になって読んだけれど、本当に面白かった。復刊させた豪さんに感謝。


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