Shoko Nakagawa MAGICAl TOUR 2009
2009年3月28日 アイドル
しょこたんさんの2ndアルバム『MAGIC TIME』も素晴らしかったので、
フィールドワークとしても、是非とも行ってみたいと思っていたライブ。
運良く、平日の首都圏開催の公演に参加することができた。いざ、千葉へ。
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■ 開場前
駅からも離れた会場とあって、余裕を持って会場を目指すことに。
会場の千葉県文化会館には開場の約50分前に到着(ぶっちゃけ早すぎた)
一応、パンフだけ買おうと物販に向かうが、館内の異様さに筆者、戸惑う。
端的に言えば、何か磁場が違った。私の見解が甘かったことを思いしらされた。
『アウェーの洗礼』は過去の経験から見慣れ、許容してきたという自負がある。
女性客は多いのはともかく、コスプレイヤーの観客はたくさんいるわ、
小綺麗なカップル客は多いわ(笑)、一見サンの筆者の場違い感がマジマジ。。
さて、グッズ。久々に、この手のライブで応援ハッピの販売を見かけたり。
最近の声優・アニメ系はむしろ一般アーティスト風のグッズ展開が定石に
なりつつあるだけに、ハッピ+はちまきとかを着用する観客が逆に新鮮だった。
■ 公演雑感
そんなこんなで回りの装飾の異様さに圧倒されたわけですが、フタを開ければ、
大丈夫。飛んでいない人も多かったので、普通に飛んだ私が逆に目立ってしまった。
セットリストを参照にしながら、感想をば。
東京オンリーピックのテーマでもある『Shiny Gate』は筆者、結構お気に入り。
MC以後はプチ『るろ剣』メドレー。やはり器用なので、難なく歌ってしまうのが凄い。
このパートではアイドルポップ調の楽曲が中心となった。
筒美京平+松本隆コンビの『シャーベット色の時間』は素敵だった。
振り曲の時に観客の何人かがステージに。参加型ライブのイメージ。
『pretty-』は1stアルバムで筆者が一番好きな楽曲。しょこたんさんの振りも良い。
ここで落ち着いた楽曲が続いた。やっぱり『綺麗ア・ラ・モード』は最高だ。
バック演奏をピアノのみにした鬼太郎楽曲2つ。『君にメロロン』もグッド。
終盤は貪欲ロック(もしくはしょこロック)を固め打ち。ラストは今度のグレン劇場版
主題歌。観客のテンションも一気に高まり、マックスのところでアンコール前を締める。
アンコールは「翔子」コール。しょこたんとかで聴きなれると、逆に新鮮に聞こえる。
何かと『星間飛行』のカバー聞く機会に恵まれているようだ。
テレビで見たしょこたんのランカコスの再現度は結構高いため、
気がつくと関係者か何かと勘違いしてしまう。
公演時間は約2時間
■ 感想:中川翔子というハイブリットカー
テレビなどと比較すると、何となくライブでのしょこたんは「解き放たれた」という
印象を持った。彼女は「貪欲」という言葉を多用することでも有名だが、ライブにも
只管、貪欲に取り組んでいった。パフォーマンス云々の前に、気持ちで伝わってきた。
構成はコンセプト別にまとめ、一気に畳み込むような構成は。一見の私にとっても
良かった。「冬の観覧車」→「綺麗ア・ラ・モード」や「続く世界」→「空色デイズ」
といった繋ぎも非常に良かった。
また、公演の感想だが、観客層のバランスも偏っているようで、意外とバラバラなのが
良かったと思う。特に、女性ファンが多かったのはいいことだ。自分のことをさらけ出し、
様々なことに貪欲に取り組む姿勢は同姓にも好印象なのだろう。改めて、しょこたんさん
の良さを感じた。たぶん、現在よりも大規模のステージで歌う機会も出てきそうだ。
例えば、アイドルという存在を車で表すのならば、Perfumeは一般アイドルという
カローラのボディに最先端のテクノポップというフェラーリエンジンを積んでいる
ようなものだと、ライムスター宇多丸氏は語っていた。
この考え方でいけば、中川翔子というアイドルはハイブリットカーだと筆者は考える。
つまり、彼女は二つの動力源を使い分けて、芸能界という公道を走っているのではないか。
1つはA系というエンジンだ。彼女といえばオタク文化に理解があるアイドルとして注目
を浴びてきた。今日のライブでもそうだが、A系文化へのリスペクトをヒシヒシと感じる。
(このエンジンは、公道を走っていないが中野森腐女子シスターズも高性能だろう。
残念ながら、スザンヌはエンジンを積み替えてしまったようだが、元々は中野製である)
もう1つの動力源、これが筆者が関心を持った理由にもあるのだがアイドル燃料である。
彼女は80年代のアイドルポップに対して理解が深く、松田聖子などを神として崇めている。
以前も書いたかもしれないが、中川翔子はアイドルであってアイドルを意識するメタ構造
を有している。さらに、筆者の中川さん評は『綺麗ア・ラ・モード』以降、急上昇している
ように、彼女は王道継承を行った。だからこそ、歌姫系アイドルの希望の星として、彼女を
今一度注目すべき存在である。是非とも、今後も定期的にこうした楽曲に挑戦して欲しい。
ある意味で今度のイーストウッドの映画ではないが、しょこたんはグラン・トリノかも
しれない。アイドル・カーオブザイイヤーの中川さんの今後にも大いに期待していきたい。
とりあえず、筆者的には『綺麗・ア・ラ・モード』が聴けただけでも今回は満足です。
フィールドワークとしても、是非とも行ってみたいと思っていたライブ。
運良く、平日の首都圏開催の公演に参加することができた。いざ、千葉へ。
============================
■ 開場前
駅からも離れた会場とあって、余裕を持って会場を目指すことに。
会場の千葉県文化会館には開場の約50分前に到着(ぶっちゃけ早すぎた)
一応、パンフだけ買おうと物販に向かうが、館内の異様さに筆者、戸惑う。
端的に言えば、何か磁場が違った。私の見解が甘かったことを思いしらされた。
『アウェーの洗礼』は過去の経験から見慣れ、許容してきたという自負がある。
女性客は多いのはともかく、コスプレイヤーの観客はたくさんいるわ、
小綺麗なカップル客は多いわ(笑)、一見サンの筆者の場違い感がマジマジ。。
さて、グッズ。久々に、この手のライブで応援ハッピの販売を見かけたり。
最近の声優・アニメ系はむしろ一般アーティスト風のグッズ展開が定石に
なりつつあるだけに、ハッピ+はちまきとかを着用する観客が逆に新鮮だった。
■ 公演雑感
そんなこんなで回りの装飾の異様さに圧倒されたわけですが、フタを開ければ、
大丈夫。飛んでいない人も多かったので、普通に飛んだ私が逆に目立ってしまった。
セットリストを参照にしながら、感想をば。
Spiral → Shiny Gate
[MC]
1/2 → そばかす
東京オンリーピックのテーマでもある『Shiny Gate』は筆者、結構お気に入り。
MC以後はプチ『るろ剣』メドレー。やはり器用なので、難なく歌ってしまうのが凄い。
ストロベリmelody
みつばちのささやき
through thelooking glass
シャーベット色の時間
このパートではアイドルポップ調の楽曲が中心となった。
筒美京平+松本隆コンビの『シャーベット色の時間』は素敵だった。
CAT Life【振り付け】
pretty please chocolate on top
振り曲の時に観客の何人かがステージに。参加型ライブのイメージ。
『pretty-』は1stアルバムで筆者が一番好きな楽曲。しょこたんさんの振りも良い。
冬の遊園地 → 綺麗ア・ラ・モード
[MC]
snow tears → 君にメロロン
ここで落ち着いた楽曲が続いた。やっぱり『綺麗ア・ラ・モード』は最高だ。
バック演奏をピアノのみにした鬼太郎楽曲2つ。『君にメロロン』もグッド。
続く世界 →空色デイズ
→happily ever after → calling location
[MC]
涙の種、笑顔の花
終盤は貪欲ロック(もしくはしょこロック)を固め打ち。ラストは今度のグレン劇場版
主題歌。観客のテンションも一気に高まり、マックスのところでアンコール前を締める。
アンコールは「翔子」コール。しょこたんとかで聴きなれると、逆に新鮮に聞こえる。
【アニソンメドレー】
めざせポケモンマスター →プレパレード→ 創聖のアクエリオン
→ 残酷な天使のテーゼ → 魂のルフラン → DANZEN! ふたりはプリキュア
→ 星間飛行 → ライオン → もえよ ギザみみピチュー!(4月よりポケモンED)
[MC]
Ivy
何かと『星間飛行』のカバー聞く機会に恵まれているようだ。
テレビで見たしょこたんのランカコスの再現度は結構高いため、
気がつくと関係者か何かと勘違いしてしまう。
公演時間は約2時間
■ 感想:中川翔子というハイブリットカー
テレビなどと比較すると、何となくライブでのしょこたんは「解き放たれた」という
印象を持った。彼女は「貪欲」という言葉を多用することでも有名だが、ライブにも
只管、貪欲に取り組んでいった。パフォーマンス云々の前に、気持ちで伝わってきた。
構成はコンセプト別にまとめ、一気に畳み込むような構成は。一見の私にとっても
良かった。「冬の観覧車」→「綺麗ア・ラ・モード」や「続く世界」→「空色デイズ」
といった繋ぎも非常に良かった。
また、公演の感想だが、観客層のバランスも偏っているようで、意外とバラバラなのが
良かったと思う。特に、女性ファンが多かったのはいいことだ。自分のことをさらけ出し、
様々なことに貪欲に取り組む姿勢は同姓にも好印象なのだろう。改めて、しょこたんさん
の良さを感じた。たぶん、現在よりも大規模のステージで歌う機会も出てきそうだ。
例えば、アイドルという存在を車で表すのならば、Perfumeは一般アイドルという
カローラのボディに最先端のテクノポップというフェラーリエンジンを積んでいる
ようなものだと、ライムスター宇多丸氏は語っていた。
この考え方でいけば、中川翔子というアイドルはハイブリットカーだと筆者は考える。
つまり、彼女は二つの動力源を使い分けて、芸能界という公道を走っているのではないか。
1つはA系というエンジンだ。彼女といえばオタク文化に理解があるアイドルとして注目
を浴びてきた。今日のライブでもそうだが、A系文化へのリスペクトをヒシヒシと感じる。
(このエンジンは、公道を走っていないが中野森腐女子シスターズも高性能だろう。
残念ながら、スザンヌはエンジンを積み替えてしまったようだが、元々は中野製である)
もう1つの動力源、これが筆者が関心を持った理由にもあるのだがアイドル燃料である。
彼女は80年代のアイドルポップに対して理解が深く、松田聖子などを神として崇めている。
以前も書いたかもしれないが、中川翔子はアイドルであってアイドルを意識するメタ構造
を有している。さらに、筆者の中川さん評は『綺麗ア・ラ・モード』以降、急上昇している
ように、彼女は王道継承を行った。だからこそ、歌姫系アイドルの希望の星として、彼女を
今一度注目すべき存在である。是非とも、今後も定期的にこうした楽曲に挑戦して欲しい。
ある意味で今度のイーストウッドの映画ではないが、しょこたんはグラン・トリノかも
しれない。アイドル・カーオブザイイヤーの中川さんの今後にも大いに期待していきたい。
とりあえず、筆者的には『綺麗・ア・ラ・モード』が聴けただけでも今回は満足です。
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