WBC東京ラウンド GAME4:日本-韓国
WBC東京ラウンド GAME4:日本-韓国
球場に足を運ぶようになって約10年。
こんなにも緊張し、高揚した試合があったか。
国際試合というのは、独特の雰囲気をもっている。
今日の試合は本当にそう感じたり。

試合前、相手チーム応援団から聞こえるコール。
日本の外野席応援団から響いてくるニッポンコール。
この独特の熱気に包まれた空気は味わえないかもしれない。

ラグビーのサントリーの監督である
清宮克幸氏が早稲田大学ラグビー部監督時に
「ULTIMATE CRUSH」
というスローガンを掲げた。相手を完膚なきまでに倒すチーム。

今日の試合を端的で表せば「ULTIMATE CRUSH」だった。
年何試合かの巨人戦にもある、原監督の采配がズバズバとはまる日。

私見では、選手起用の妙もさることながら、原構想の三段構えの打線配置が功を奏した。
1-3番は出塁、4-6番で得点、7-9番に意外性。打順におけるミッションが明確になった。

1人ではなく3人で役割を果たす分担で結果的に個々人の負担は低くなったと言える。
この流れが連動した結果、14安打14得点という奇跡的な効率性を発揮することができた。

「日本野球=スモールベースボール=複雑な野球」をすることだと取り違えがちだが、私は
得点力とは「シンプルな攻撃スタイル」「最低限のセオリーの徹底」これに尽きる。
これに加えて、本塁打を打てる力を持った選手がいれば最高。村田はその働きをしてくれた。

投手に関しては松坂は、相変わらずの松坂だったという。ある意味、想定内。
午前9時からメジャー中継を見てはいけないという、これもまたセオリー(笑)


最後に、たしかに勝利は喜んでもいいだろう。しかし、ここで喜びすぎてもいけない。
正直、浮かれ過ぎている。我々が狙うのはアジアか?否、世界である。韓国が世界の強豪
であることにはなんも変わりはなく、サムライジャパンはまだ何も成し遂げていなのである。

世界の頂を狙うのだ。韓国に大勝したからといって、まだ予選の1勝なのだ。
本当に喜ぶのは25日の決勝戦に勝利したときだ。日本はまだここで終われないのだ。
次のラウンドから上がってくるであろうキューバとメキシコ(メキシコは手ごわいと予想)
との巡りあわせを想定して、月曜日の試合も確実に取りに行くべきだ。目指せ、1位突破。

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