4sky先輩の質問と疑問に対する、私的な考え。


自分に関してですが、大きく分けて三つの視点があります。

■ 私の視点:様々な事象・領域から「アイドル」ベクトルを探す、研究心
90年代の初頭に機能不全を起こし、前時代的なものとしても捉えられる「女性アイドル」.
事実、90年代末にリアリティーショーを展開していた「ASAYAN」がモーニング娘。のデビューで
奇跡的※1なヒットを収めるまで、90年代はは冬の時代が続いていたりする。(そして今も)

もっと、大きく言えば「アイドルとは何か?」ということを長い間、私は突き詰めていますね。
アイドル要素が形成されるときは、時代、社会、メディアの流れが絡んでいると考えています。
アイドルを考えることで、日本や社会というのを考えていこうというのが私の大きなテーマですね。

■ 私の視点:アニメーションを楽しむ、周辺領域の知識としての好奇心
私は声優ファンである前にアニメファンです。ヲタってほど、詳しくはないですが。
声優に対する知識を入れることで、作品を楽しむ幅が広がるということで学んできました。
「目的の手段化」はしないようにしようということで、気になっている声優がいる
というのは契機にはしますが、それだけではアニメを見続けてはいません※2。ネタ消費は好きじゃないんで。

■ 私の視点:「声優事務所」と「声優」の支持は「政党」と「政治家」の関連性に近い
アイドルへの支持は偶像崇拝の視点から、宗教性を帯びる※3というのは普段から感じております。
かつての自分はともかく、現在の支持姿勢は政党と政治家の関係性に近いですね。

事務所も含めた声優の活動スタンスは政党の政策姿勢のに近いもので、ここに私は注目します。
例えば、何だかんだで私は、アーツビジョンの大型新人声優のロードマップは支持しています。

そういった事務所というマクロから、声優個人というミクロから入るという方法があります。
逆の発想で、興味を持った声優というミクロから上位概念の事務所というマクロへという流れもあります。
このミクマクの視点移動は私の高校時はともかく、最近は声優の数が増えてきた昨今では使えないなぁ、と。

声優個人について知りたいのは本人を理解することで、演者としての魅力にひかれていくから。
これはシスプリの頃から追っている桑谷夏子が一番です。彼女は演者としての幅が非常に広いが、
今までにない役柄を演じていると、改めて、彼女がどういった経験や知識を持っていて、
役柄に対してどういったイメージを持っていたのかを知りたくなる。だから追っかけるのかと。

政党内でそれぞれのスタンスやパフォーマンスがある政治家と支持者の関係性に近いのだと考えてる。

■ 私の視点:飯塚雅弓と水樹奈々の声優としての視点の欠落とアーティストへの目線への萌芽
一方で、声優としての視点が欠落してきているのが長く見ている二人の声優さんです。
これはアーティストとして捉えるようになってきたからで、逆を言うと声優の仕事はノーチェック状態。
水樹さんに関しては、久々に珍しかったこともあって『イタズラなKiss』の台湾版は見ていましたけど。

願うことは結婚したいとかではなく、10年たっても二人の音楽は聴いていたい。
水樹さんはキングレコードで演歌歌ってくれたらな、なんて第二の長山洋子さんを考えてます。


走り書き程度ですが、こんなところですかね。

【注 釈】

※1:ライムスター宇多丸氏による『マブ論Classic』での考察を引用すれば、安倍なつみを除いたメンバーは
当初、アイドルデビューするにはベクトルが異なっており、そこのギャップが大きな面白みであったといえる。

大人気番組だった「ASAYAN」といえど、失敗例は少なくなかっただけに、自分が考えるに「売れてしかるべき」
ではなく「売れるかどうかがわからない」存在として当初のモー娘。を捉えており、奇跡的と私は考えている。

事実、同時期に90年代版おにゃんことして展開されたチェキっ娘メンバーのほうが明らかにアイドルだったと
いう見解は自分とにきゅ先輩も考えてる。しかし、チェキっ娘になくてこモー娘。にあったものは絶対的エース
(なっち)と番組の知名度であり、特にテレビの影響力が絶対的だった90年代後期においては
後者の差は大きかったと筆者は考えている。

※2:これはドラマだと、以外とそうはいってない(笑)
例えば『パパとムスメの7日間』はガッキー出演だけで全話見ていたりする。
また、今や北川景子、小池里奈を輩出したという意味で貴重な映像となった実写版
『美少女戦士セーラームーン』もまた、アニメファンの私の心をへし折りながらも沢井美優に
期待を込めて乗り切る。後にダーキュリーで奇跡の化学反応を起こたのは嬉しかった。

※3:その声優がもつ独特のレトリックや価値観が、日常世界とかい離した箱庭的世界観を提供し、
ステージ等を通じて、幻想を担保し続けるのであればそれはカルト宗教とカリスマ教祖の関係に近い。

ちなみに私見だが、アイマスの「ドームですよドーム」もまた宗教性に満ちたフレーズだと考えている。

コメント

ニシヌラ患部
2008年9月15日15:31

声優とかアイドル自体にも興味があって、その人自身のことも知りたいし、
ブレイクした背景とか情勢も気になるわけね

ダン氏の言葉を自分で消化するのは厨2脳の私には結構難しいのです
前者はともかく後者のことを考えてる人はあんまいないかもしれないね

ところで、声優に全く興味のない私がうたわれるものらじおは購入するくらいはまったんだけど、
あれにはなんかトリックがあったのかねぇ?

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