LIVE DIAMOND 2009 プレビュー:アオイホノウ
LIVE DIAMOND 2009 プレビュー:アオイホノウ
LIVE DIAMOND 2009 プレビュー:アオイホノウ
ダイアモンドの評価基準には、以下の4Cの基準があるらしい。

Cut(切り口)、Color(色)、Clarity(透明度)、Carat(重さ)

この4点で人の手が加えられるのがカットだ。他のCに対しても大きな影響を
及ぼすものだとか。カット一つで、色や透明度の印象も異なってくるらしい。

ダイアモンドカットの種類には、大きく分けて7種類(もしくは4種類)ある。
筆者もそうだが、ダイアモンドカットで最もメジャーなのは58種類の切り口
があるという「ブリリアント・カット」(右上図を参照)だろうか。

カットの原形そのものは、17世紀に開発されたそうだが、20世紀初頭になって
光学的、物理的な性質をもとにした、理想とするカット比率が計算されたとか。
この比率が今日のカット評価の基礎にもなっており、職人の腕の見せ所となる。

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さて、宝石には疎いがアイドル声優には造詣があった筆者が「水樹奈々」という
“原石”に導かれて8年が経過した。途上、大学受験と公務員試験の関係で、
行けなかった公演も何度かあったものの、継続して、ライブ等に足を運べている。

大きなムーブメントに継続して参加できてるのは、「縁」みたいなものだと
私は考えている。その点では、声をかけてくださる先輩方に改めて感謝したい。

こうした温かいお誘いがあって参加できる初のドーム公演、気持ちは高ぶる。
もちろん日本武道館、横浜アリーナ、新宿コマ劇場といった「初モノ」には
よくある高揚感だが、なかなかテレビ等で見かけるアーティストも到達する
ことが難しいドームという領域なだけに、その思いもひとしおである。

そこで、高まる気持ちを整理する上でもダイアモンドの「カット」のように
ライブの見所となる点をプレビューしてみたいと思う。筆者的には初の試み。

■ カット1・演出編:ドームをNANA色に染められるか?
流石に日程、アクセス面での不安もあり、動員ではやや苦戦気味のようだが、
「日本の野鳥の会」ではないので、良い意味でエゴイストになり、公演に集中だ。

とりあえず、かなりの良席を確保できたファンはともかく、多くの来場者にとって、
「よく見えるかどうか」が心配なとこ。筆者の場合、プロレスや野球の事例ながら、
ドームの後方座席でも“そこそこ”見えることは理解しているが、やはり気になる。

とはいえ、水樹奈々の過去の公演を振り返ってみると、幕張メッセやアリーナ会場で
大会場の奥行きに対しても、しっかりと演出プランで対応できている実績があるだけに
筆者も期待している。やっぱ、今回はドームですからブルペンカーじゃないすかね(笑)

今回の公演でスタッフがどのような演出を仕掛けてくるかは、本公演のポイントの一つ。
筆者的には06年の武道館でやったジェット風船とか。本場・甲子園でも解禁になったしね。
筆者も野球者なだけに、猛虎魂を持つ奈々姫様らしい、野球っぽい演出を期待してます。

■ カット2・楽曲編:公式戦か?オールスター戦か?
今回のライブの軸は、以前書いた「Ultimate Diamond」評でも書いたように
新アルバムになることは既定路線である。これは、ツアーと1dayの違いはあれ
Formula(07-08年)のさいたまSA公演でもそうだったわけだし、間違いはない。

そう考えると、諸般の事情とはいえ、本作で『DISCODEQUE』を欠いたのは大きい。
筆者も参加した大いに唄う(08年)およびFEVER(09年)で歌われた“チュルパヤ”
の強みは、いわゆるヲタ芸的アプローチとは、少々趣が異なるナチュラルな一体感を
生んでいたところ。Perfumeの名曲『チョコレート・ディスコ』がそうであるように
ディスコと名のつく楽曲とは、一体感を生んでこそ何ぼのものなのかもしれない。

前ライブの切り込み隊長にして、本公演でも中軸になりえた打者を欠いてしまった。
そこで『UD』を聞いていると、改めて、感想でも書いた「アップテンポで固め打ち」
が本ライブの羅針盤となりうるのではないか?そこで、本プレビューでは、設計図を
から新規曲の使いどころを考えてみることにした。その結果が、以下の予想となる。

【序盤:ツカミ】Maria&Joker、Gimmick Game

【中盤:楔専用】Brand New Top

【序盤・中盤:ギアダウン】Mr.Bunny!、PERFECT SMILE
【中盤・終盤:ギアアップ】蒼き光の果て、沈黙の果実

【終盤:勝負所】悦楽カメリア
【終盤:クローザー】夢の続き

【ユーテリティー】少年、ray of change


最後の二つはどの場面でも使えるし、打線の組み方ではスタメン落ちの可能性も。
勝負所=クリーンナップはM$Jと悩んだが、悦楽カメリア。筆者的にはこの路線を
割と継続してもらいたいだけに、主軸入りを期待したいところだ。

まぁ「あけてびっくり玉手箱」なところが良いので、楽しみですね。
既存曲は、dj.negireoさんが以前書いた統計等を是非確認していただければ。
筆者の希望としては、記念すべき日にデビュー曲「想い」(アカペラ)ですね。

■ カット3・観客編:「俺たち幻想」を背負って

そして、観客の立場も触れておかねば。筆者はコンディションはいい感じ。
ライブシーズンに向けてウェイトも5キロ絞れたし、ゴール裏を中心に足腰も
鈍らせないよう各地で14試合こなしてきた。前日までの準備としてはやりきった。

問題はBlUE/RED SIDE(08年)で陥ってしまった、当日の体調管理等の問題だ。

昨年のBLUE SIDEで筆者は就職活動で疲労困憊+ペットの水切れのアクシデント
に陥り、電池切れ状態になってしまった反省があった。ましてや、今回の会場は
ドームとはいっても、ほぼ屋外みたいなもん。やはり、無駄な体力消耗は避けよう。

ちなみにインタビュー等では「最長記録の更新」を強調されているので、
皆さまご覚悟を。ライブ前、ライブ中の体力のマネジメントには気をつけましょう。

また、FEVERで思ったのは「ウルトラオレンジ大杉」ということ。気持ちはわかる。
ここは改めてファンに「乾坤一擲」の精神を思い出してほしい。エタブレとガイ
ぐらいでいいだろう。せっかくのUOの神通力が薄れてしまうから、もったいない。

サイリウムの使いどころは、ナチュラル演出の部類なんだからな。ファンの熟練度
にかかっている。筆者は奈々ファンの熟練度にかけたい。こればっかりはわからん。

彼女を応援している多くのファンには「俺たち幻想」があると思う。メディアへの
露出が圧倒的に低い声優のジャンルから、ここまで到達したのは高みを目指す彼女、
彼女を支えてきたスタッフ、そこに足を運んだファンの「俺たち」の一体感の賜物。

以前、インディーシーンで活躍中のU田姐さんに聞いたらアーティストやバンドには
こういった「俺たち幻想」のようなムーブメントはあまりないらしい。こうした強み
を活かし、彼女のドームの晴れ舞台を支える「ツヨイキモチツヨイアイ」で望むべし!
(BGM:http://www.youtube.com/watch?v=OL0KHzkVS-w

こういう発想、信者というよりサポーターっぽいんだろうな。

■ 最後に:決戦前夜

毎年、確実な躍進を遂げてきた奈々さん。もしかしたら、今年の到達点によって
今後の明確なビジョンを描けなくなるかもしれない。そういった不安もあるが、
まずは明日だ。自分は信者というレベルではないが、それなりに頑張ってきた
つもりだ。

ドームでやれんのか? 「俺たち」はやる!!


(立憲声優会・神奈川・自由人魚派 ダン・グラッデン)

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