蹴る群れ

2009年7月2日 読書
海外サッカーに対して、真面目に向き合うようになって約1年間が経過した。
川崎ラブのため、相変わらず贔屓チームは生まれないが面白いチームや試合
もたくさん見れるので、国内サッカーとは違った魅力に引き込まれていくのだ。

こうした試合レベル、ある意味ではミクロのレベルでの魅力とは別にして、
海外サッカーのマクロの魅力として「お国柄」というのがあると思っている。
事例があればあるほど、燃えてくるのは研究者の性分だ(場合によるけども)

本書は、そんな国際色豊かなノンフィクション。本ブログでも『オシムの言葉』
を筆頭に何冊か取り上げてきた木村元彦氏の著書。世界のサッカー人やチーム、、
Jのクラブを支える人々、そしてゴールを守るGKを取り上げた3章で構成される。

ストイコビッチ、オシムといった旧ユーゴスラビア分裂について、著書の中で
サッカーと並行して紹介してきた著者だけに、本書で取り上げられたセルビア
モンテネグロの分裂やルーマニア民主化のトピックは、木村氏らしいセレクトか。

また、イラク戦争の頃に必死に各国で戦っていたイラク代表選手たちとの
同行取材は『悪者参上』を彷彿とさせるバイタリティ。

J関係では、昨年のナビスコ優勝でメディアにも大きく取り上げられた大分の
横溝社長。元官僚の同氏が導いてきたトリニータは今、最大の苦境に立たされる。
逆境の中で、横溝社長はどう立ち向かうのかは、今季後半の一つの関心事である。

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試用期間を終えて、昨日から正式配属(らしい)。何も変わってないので。
今日は上司の先輩方と会社近くの「王将」へ。「王将」を飲み屋として利用
したら、何とリーズナブル。3時間ほどガンガン食べて、飲んでも3000円/人以下。
なかなか、大きな店舗ってないので、大人数で使いづらいのが難点ですけどね。

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本田さんが表紙の『Number』買おうとコンビニに立ち寄ったら、
『BRUTUS』の東京読売巨人軍の総力特集号にシビれて購入してしまった。

最近、読むようになった『BRUTUS』は、本・映画・インテリアのメインカルチャーを
しっかりと取り上げながらも、ラジオ番組・ギャル文化や今回の読売巨人軍といった
サブカルライクな特集を組んでくるというバランス感覚が良い。『Continue』『QJ』
が近年サブカルに特化しすぎて、逆にチープな感じがする(と両誌を収集する弟が言う)

例えば、アニメ雑誌も外部あるいはメインカルチャ―とのクロスオーバーがあれば、
現在の筆者でも食いつくのだが。今の時代、情報誌としての価値は皆無なだけに。


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