「今年、中村俊輔が日本に戻ってくる」という話は未だに既定路線のようだ。
彼は自分のキャリアを日本サッカーのために少しでも役立てたいという思い
から、自身のピークが過ぎる前に戻ることを、以前から口にしているのだ。

私は俊輔の海外クラブでの生活が一区切りしようかという現在になって、
改めて、セルティックやセルティックパークに集う熱狂的なサポーターに
どのように捉えられているのか、という率直な疑問を感じていた。

本書の原題は「THE ZEN OF NAKAMURA」。イギリスのスポーツ記者が
彼のスコットランドリーグでの活躍から、日本からレッジョ・カラブリア
半島を経由してスコットランドにたどり着いたレフティの足跡と彼を囲む
人々たちについて、様々な視点を取り入れて、書き記している。

セルティックでの俊輔といえば、やはり世界中を震撼させたといわれる
06-07シーズンのCLのグループリーグ突破を決めたマンU戦のFKだろう。

本書の冒頭は、世界各地でこのFKを見て興奮したセルティックサポーター
の声を集めた内容から始まっている。私が不勉強で申し訳ないのだが、
こうして見るとセルティックというのは世界的に知名度のあるチームだと
感じずにはいられない。そんなビッグクラブの一員にいることは素晴らしい。

本書を読んでいて、中村の芸術的なFKだけでなく、献身的なプレイスタイル
にもつながる彼の人格もまた、多くの人に愛されていることが印象付けられた。

俊輔はどちらかといえば饒舌な方ではないし、引っ込みがちなところもある。
しかし、スコットランドのフットボールファンにはその彼の奥ゆかしくも、
誠実な性格やフットボールに対するひた向きな姿勢に非常に好感を抱いている。
そこが原題で言うところの「禅」に繋がっているのだろう。


俊輔がスコットランドの地を離れても、彼の名前はセルティックパーク
に集うサポーターたちの心の中に生き続けてくれると私は信じている。
今更だが、俊輔がいる時にセルティックパークに行ってみたかったなぁ。

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ようやく浦和戦の疲労から、立ち直りつつある。サポーターでこれだから
選手ならば、練習することさえ大変そうだ。やっぱプロ選手はスゴイなぁ。

と、思ったら寺田と村上が離脱。勝利の代償は大きすぎる。。。

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野 球

■ 巨人5―3横浜

私的なチーム完成度は30%くらいの感触。ただ、2番・松本は見続けたいとこ。
原監督は1、2番=出塁率を優先しているが、私的にはイヤらしさが欲しい。

亀井、タカヒロが早打ち傾向があるため粘りが足りず、先発投手への脅威度は
イマイチだと思う(これは現在の坂本しかり)。1番打者はもう少し流動性を
取り入れて、様々な選手を試してもらいたいところだ。


そして、カープの阪神への接待試合ぶりに今日も憤慨する。
どんだけ劇的敗戦だよ、頼むから巨人戦以外でも頑張ってくれ。

コメント

でこちん
でこちん
2009年5月12日23:32

まぁ巨人にもヤクルトっていう接待相手がいるんだから…

兄くん
兄くん
2009年5月12日23:51

おっと中日も忘れてもらったら困るぜ!>巨人の接待

やっぱ高橋が07年並で一番座ればイナフなんだが。最近まで2番脇谷とか自動アウトだったから松本が定着すれば脅威だね。

ダン・グラッデン
2009年5月13日20:41

>でこちん

ある意味、阪神広島ラインのような供給口みたいだけどね。
ゴンザレスはマグレだけど。

>兄くん

まぁ、中日様には昨年まで負け越していたので
今年はバーター関係でよろしくお願いします。

2番打者の育成というのは、一番難しいかもしれませんね。
私的に若手では寺内あたりも2番適正があると思うのですがね。
今、巨人で二塁は最激戦区ですので常時試合出場は難しいですが。

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