バクマン。とジャンプゼミ
2009年1月8日 読書とりあえず、頭に思ったことをメモレベルでまとめておく。
■ 『バクマン。』
連載開始時、よく目を通す格闘技兼本読みのブロガー(筆者が書評を参考に買った本も多数)が
ポテンシャルの高さに注目していたのが印象に残る。単行本まで待って、初めて一読した。
『バクマン。』はいわゆる「マンガでマンガ(家)をテーマにしたマンガ」というメタ漫画から
(これはWiki風に表すると広義のメタ:【何か】を取り込んだ【何か】)、さらに踏み込んで
「ジャンプ漫画をテーマにしたジャンプ漫画」という構造からメタジャンプ漫画と言えるのか?
私の期待としては、ジャンプ漫画の作中で筆者たちが描くジャンプ漫画を通じて、読者に対して
「週刊少年ジャンプとは何か?」を考える契機を与える方向性を提示してくれれば、面白そう。
そうなれば、かつて多摩でミラージュとなったジャンプゼミのような存在が必要かもしれない。
他のアプローチとして、ジャンプ読者が語る「ジャンプ」の構造(アンケートシステム等)を
本作における「ゲームのルール」と捉えると、登場人物がそのゲームをいかにサヴァイヴする
のかという宇野(2008)が『デスノート』等の作品で定義した「サヴァイヴ系」の様相にも
見えるかもしれない。夜神月ほどではないが、ゲームのルールを登場人物は卓越している部分が
垣間見えることから作中でジャンプルールが如何に駆使されるのか、という展開も予想できる。
ただ、デスノートとの決定的な違いは、このゲームがル―ルとは別に漫画を書けるという能力
が必要とされる部分が挫折を描きやすい部分を残しているが、是非生かしてほしいところかと。
■ 『バクマン。』
連載開始時、よく目を通す格闘技兼本読みのブロガー(筆者が書評を参考に買った本も多数)が
ポテンシャルの高さに注目していたのが印象に残る。単行本まで待って、初めて一読した。
『バクマン。』はいわゆる「マンガでマンガ(家)をテーマにしたマンガ」というメタ漫画から
(これはWiki風に表すると広義のメタ:【何か】を取り込んだ【何か】)、さらに踏み込んで
「ジャンプ漫画をテーマにしたジャンプ漫画」という構造からメタジャンプ漫画と言えるのか?
私の期待としては、ジャンプ漫画の作中で筆者たちが描くジャンプ漫画を通じて、読者に対して
「週刊少年ジャンプとは何か?」を考える契機を与える方向性を提示してくれれば、面白そう。
そうなれば、かつて多摩でミラージュとなったジャンプゼミのような存在が必要かもしれない。
他のアプローチとして、ジャンプ読者が語る「ジャンプ」の構造(アンケートシステム等)を
本作における「ゲームのルール」と捉えると、登場人物がそのゲームをいかにサヴァイヴする
のかという宇野(2008)が『デスノート』等の作品で定義した「サヴァイヴ系」の様相にも
見えるかもしれない。夜神月ほどではないが、ゲームのルールを登場人物は卓越している部分が
垣間見えることから作中でジャンプルールが如何に駆使されるのか、という展開も予想できる。
ただ、デスノートとの決定的な違いは、このゲームがル―ルとは別に漫画を書けるという能力
が必要とされる部分が挫折を描きやすい部分を残しているが、是非生かしてほしいところかと。
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